INNOVATION 12.4 品川インターシティホール(レポ):バンタム級王者・神助、山田航暉との接戦制す。馬木樹里がスーパーウェルター級王者に
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JAPAN KICKBOXING INNOVATION「Z RACING PARTS presents RESISTANCE-10」
2022年12月4日(日)東京・品川インターシティホール
記事提供:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 広報部
第7試合 ダブルメインイベント2 WBCムエタイ日本バンタム級ランキング査定マッチ 3分3R
○神助(エムトーンジム/INNOVATIONバンタム級王者)
×山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)
判定2-0(29-29/29-28/29-28)
1ラウンド、神助のワンツーを中心としたパンチ連打の積極性が光るが、これを山田はガッチリとしたガードで受け止め左ミドルキックと右ローキックでリターンする。スピーディーな神助に対し堅実で慎重な山田の印象。
2ラウンド、首相撲の展開になるとムエタイキャリアの長い山田が圧倒するかと思われたが、神助が山田をキャッチしつつ放り投げ、関係者が唸る一幕あり。山田は多彩なローキックで神助の脚を集中砲火。特に左奥脚にクリーンヒットを集める。そんな中、神助は左ハイキックや飛びヒザ蹴りを織り交ぜ手数は増す一方。
3ラウンド、神助の勢いを増すばかりのパンチ連打が火を噴く中、山田は右ローキックを強振しヒットするだに効いていたと思われるが、それを神助はおくびも出さずにコンビネーションブローを止めることがない。大きな差はなくともハイレベルな好勝負。
結果は、判定2-0のマジョリティデシジョンで神助。WBCムエタイ日本バンタム級王者を狙う神助が強豪の山田から値千金の金星を奪った。
第6試合 ダブルメインイベント1 INNOVATIONスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R(延長1R)
×風間大輝(橋本道場/8位)
○馬木樹里(岡山ジム/6位)
判定0-3(48-49/47-49/48-49)
※馬木が王者に
1ラウンドと2ラウンド、パンチで前進しようとする風間に馬木が左ミドルキックや左三日月蹴りを合わせる。
3ラウンド、勝負に出た風間のパンチが山田に当たりだす。しかし、馬木のムエタイテクニックは「そうはさせじ」と敵を遠ざけるロングリーチを活かした攻撃を主とする。
4ラウンド、全力をかけて自分を鼓舞する風間は、正確な動きの馬木にパンチをヒットさせがち。そんな中、手数を積極的に出し続ける風間の左こめかみに右フックをねじ込んでダウンを奪取する。
5ラウンド、ダウンを奪われたことで勝負にでなくてはならない風間はパンチで猛追。馬木はこれらを受け止め倍返しとばかりにヒジ打ちを交えて応戦し、時として打ち勝ってみせる。特に縦ヒジ打ちは強烈。焦る風間はパンチと左ローキックなどを反撃の武器とするが、馬木に別段と疲弊したりする様子はなく、そのまま押し込んでユナニマス判定をものにした。
第4試合の翔貴が無念の中、岡山ジムの底力を見せつけ、新たなチャンピオンが生まれた。
第5試合 セミファイナル INNOVATIONスーパーフェザー級王座挑戦者決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
○紀州のマルちゃん(武勇会/3位)
×RISING大輝(RISING己道会/6位)
判定3-0(29-28/29-28/29-28)
第4試合 スーパーフェザー級(首相撲、肘無し) 3分3R
×翔貴(岡山ジム/元ルンピニージャパンフェザー級王者)
○藍之輔[らんのすけ](STRIFE)
判定0-3(27-30/28-30/28-30)
※藍之輔が計量3.18kgオーバーながら翔貴がグローブハンデと減点を拒否
第3試合 51.5kg契約(肘無し) 2分3R
○亜々斗[ああと](井上道場)
×石井識規[さとき](STRIFE)
1R 0’49” TKO
第2試合 62.5kg契約 2分3R
○切詰大貴(武勇会)
×大山 完(STRIFE)
1R 0’54” TKO
第1試合 女子52kg契約(顔面膝無し、肘無し) 2分3R
○Melty輝[きら](TEAM AKATSUKI)
×山本知美(FAITH)
判定3-0(29-25/29-25/30-25)
※※山本が計量1.45kgオーバーで減点2、グローブハンデあり