HEAT 5.7 名古屋国際会議場(レポ):皇治、ダウサコンに延長判定負け(※後日、皇治の本戦判定勝ちに裁定変更)
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2022年5月7日(土)名古屋国際会議場イベントホール
レポート:井原芳徳
第12試合 メインイベント キック(肘無し・つかんでからの攻撃は禁止) 61kg契約 3分3R(延長1R)
×皇治(TEAM ONE/元HEATキック・ライト級王者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者)
○ダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパーバンタム級王者)
4R 判定0-3 (杉村9-10/和田9-10/大成9-10)
3R 判定1-1 (杉村30-29/和田29-30/大成29-29)
※大会1週間後の14日、HEAT事務局は皇治の本戦判定勝ちに裁定を訂正した。訂正後の採点は「判定2-1 (杉村30-29/和田29-30/大成○29-29)」。詳しくはこちらの記事参照。
皇治はK-1でブレイクする前、HEATキックルールおよびISKA K-1ルール世界のライト級タイトルをHEATの試合で獲得しており、HEAT 50回を祝っての恩返し的な参戦となる。相手選びが難航し、相手が発表されたのは大会1週間前。今回は初めてタイのムエタイ選手と戦うことになった。
ダウサコンはタイで活躍後、日本では55kg近辺で戦ってきた選手。18年にREBELSで小笠原瑛作にKO負けし、20年にはジャパンキックで馬渡亮太と引き分け、REBELSでは栗秋祥梧に判定勝ち。昨年3月のK-1日本武道館大会では2R KO負けしている。今回は2~3階級上での過酷な戦いとなったが、持前のテクニックと打たれ強さで皇治を翻弄することに。
皇治は強さんの生歌による入場テーマ「スーパースター」で登場。試合前にはRIZINの榊原信行CEOから花束が贈呈される。
1R、皇治が圧をかけ、次第にパンチを増やし、ダウサコンは回って距離を取る構図。試合場はケージのため、リングの試合よりも距離を詰めにくい。皇治はパンチの空振りが続いたが、終盤に左ジャブをヒット。そこから勢いを強めるが、ダウサコンもそれまで当てていた右ミドルのヒットを増やし、追撃を許さない。記者採点はイーブン。
2R、皇治は変らず圧を掛け、左ボディ、右アッパーを当てる場面もあるが、ダウサコンはひるまず、ステップとジャブで距離を撮り続け、随所で右ミドルをヒットし応戦する。強打で目立つのは皇治だが、ダウサコンはしっかりブロックし、自身の細かい手数では上回る。最後、ダウサコンはパンチの連打から左ミドルのコンビネーションで印象良く終える。記者採点はイーブン。
3Rも同様の構図。ダウサコンの右ミドルをもらい続けた皇治の左脇腹が内出血で赤くなっている。皇治はやや疲れが見えながらも、前に出続けてパンチを振るい、左ミドルや右膝を絡める。だがダウサコンは変わらず左ジャブ、左右のミドルを随所で返し、ほぼ五分で試合を終える。記者採点はイーブン。合計30-30でイーブン。ジャッジの採点は三者三様で延長となる。
すると延長R、疲れの溜まった皇治は圧力が落ち、ダウサコンはステップで回ることなく、ケージ中央付近で頭を近づけての攻防に。K-1ルール経験者のダウサコンはクリンチで休むことも少なく、両手で突き放しながら、細かくパンチ、左右のミドル、左膝を当てる。皇治はパンチも蹴りも大振りで粗くなりがちでヒットが減ってしまう。終盤はダウサコンが圧をかける場面が目立つ形となる。判定はマストシステム。記者採点はダウサコン。ジャッジ3者も同様で、ダウサコンが判定勝ちした。敗れた皇治はマイクを持たず退場した。
第11試合 MMA 65kg契約 5分3R
△春日井“寒天”たけし(志村道場/HEAT MMAバンタム級王者・元フライ級王者)
△笹 晋久[くにひさ](パラエストラ柏/修斗バンタム級新人王2017)
判定0-1 (28-29/29-29/29-29)
第10試合 キック ミドル級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R
○アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキック・ミドル級王者)
×ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界ウェルター級王者)
1R 2’54” KO
第9試合 HEAT MMA ライト級タイトルマッチ 5分5R
×草MAX(TEAM CLIMB/王者)※初防衛戦
○岡野裕城(マッハ道場/挑戦者)
2R 4’45” 裸絞め
※岡野が王者に
第8試合 キック 62kg契約 3分3R
○安川侑己(志村道場/HEATキック・ライト級王者)
×モンダム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
3R KO
第7試合 MMA ミドル級 5分3R
―桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者、元GRANDウェルター級王者)
―アンディ・コング(99 RANGER GYM)
中止 (コングの計量オーバー)
第6試合 キック 女子53kg契約 3分3R
○鈴木万李弥(志村道場)
×小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 (30-29/30-28/30-27)
第5試合 キック 57.5kg契約 3分3R
○内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/元DEEP☆KICK -55kg級王者)
×ノラシン・スペチアーレジム(タイ/OISHI GYM/元ラジャダムナン&ルンピニー認定ライトフライ級王者、元ルンピニー認定フライ級王者)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
第4試合 MMA フェザー級 5分3R
○倉本拓也(志村道場)
×秋山怜冬(clash)
1R 1’32” 三角絞め
第3試合 MMA フライ級 5分2R
△ユン・テスン(韓国/志村道場)
△廣瀬裕斗(Hida Training Lab team 阿修羅)
判定1-0 (20-18/19-19/19-19)
第2試合 キック 63kg契約 3分3R
○伊藤勇大(OISHI GYM)
×SOUL(IMPACT)
判定3-0 (30-27/30-2730-28)
第1試合 MMA バンタム級 5分3R
○小川隼也(ボンサイ柔術)
×徳弘拓馬(スタートジャパン)
1R 4’34” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
オープニングファイト第3試合 PROGRESSフォークスタイル・グラップリング 85kg契約 5分2R
×濱岸正幸(カルペディエム三田)
○レアンドロ草野(草野柔術)
6-9
オープニングファイト第2試合 PROGRESSフォークスタイル・グラップリング 70.3kg契約 5分2R
○竹浦正起(カルペディエム三田)
×椿 飛鳥(トライデントジム)
1R 3’03” ヒールフック
オープニングファイト第1試合 PROGRESSコンバット柔術 66kg契約 5分2R
×生田 誠(トラスト柔術アカデミー)
○江木伸成(藤田柔術)
判定