KODO 12.19 別府ビーコンプラザ(レポ):スアレック&リカルド・ブラボ、地元BRAVELY勢退けM-1世界王座獲得。ケイト・ウィラサクレックがMARIに判定勝ち
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BRAVELY GYM主催「KODO 7 BEAT」
2021年12月19日(日)大分・別府ビーコンプラザ
記事提供:BRAVELY GYM
2部
第9試合 メインイベント M-1世界スーパーライト級初代王座決定戦 3分5R
×NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM/BOM&KOS同級王者、元WPMF世界同級暫定王者、元WPMF日本同級王者)
○スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿/元KNOCK OUT-REDライト級王者、元REBELSーREDスーパーライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)
判定0-3
※スアレックが王者に
1Rから鋭いコンビネーション、右のミドルと倒す姿勢十分のスアレック。NOBUも負けじと前に出てミドルキック。前に出てスアレックにロープを背負わせる。双方ミドル蹴りあい両者とも1Rから腹が赤く染まる。
2Rもスアレックのコンビネーションが冴える。スアレックが戦場の兵士の如く鋭い眼差しでNOBUを見据える。NOBUもコンビネーションを繰り出すがスアレックの鉄壁ガードに阻まれる。ロープ際でパンチラッシュを仕掛けるがこれもやり返すスアレック。
3Rで試合が動く。スアレックの肘が火を噴いてNOBUが出血。
4R、3Rを取られたNOBUの猛攻、ボディの集中攻撃にスアレック耐え抜く。
5R、逃げ切りを狙うかのスアレックの首相撲に苦しめられるNOBU。NOBUはボディを集中狙いで攻めるがスアレックが耐えて凌ぎ切った。判定の結果3-0でスアレックが勝ってM-1世界スーパーライト級初代王者に輝いた。
第8試合 セミファイナル M-1 JAPAN ライト級初代王座決定戦 3分3R(延長1R)
○REITO BRAVELY(BRAVELY GYM/KOSスーパーフェザー級王者)
×田中陸登(拳狼会)
判定3-0
1R、サウスポーのREITOとオーソドックスの田中、RETOがラッシュを仕掛ける。田中がリーチの差に苦戦、出るに出られず距離を詰め切れない。
2Rに入って、田中が鋭いパンチを繰り出すが、REITOの肘を警戒し前に入ることが出来ない。
3R、スタミナの消耗を狙ってキックを当ててきた両者。あとがない田中が蹴りあいから接近戦に出る。REITOのミドルキックが田中にヒット。田中もフットワーク駆使しREITOをコーナーへと追い込む。被弾覚悟で前に出た田中大健闘。
判定3-0で未冠の大器REITOが勝って、M-1JAPAN初代ライト級王者に輝いた。
第7試合 M-1 JAPAN ライトヘビー級初代王座決定戦 3分3R(延長1R)
×YUJI BRAVELY(BRAVELY GYM)
○植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
判定0-3
※植村が王者に
1Rから荒技バックブローを放って攻撃を仕掛ける植村。惜しげなく手数を出す。YUJIは自衛官ならではの打たれ強さを発揮し冷静に狙ってパンチを入れるが、植村意外にもリズミカルにこれをかわす。
2R激しく仕掛ける植村がコーナーにYUJIを詰めパンチラッシュ。防戦一方のYUJI。コーナーに詰めて腕をぶんまわしながら重いパンチを当てていく植村はガードも固く、YUJIはやり返せない。
3Rでもまったくペースの落ちない植村。ほとんどキックは出さずパンチの手数だけでYUJIを追い詰める。無尽蔵のスタミナでフットワーク軽くマットを縦横無尽に動き回りパンチを叩き込み続けた植村の判定圧勝で、戴冠。
第6試合 M-1 JAPAN 女子ライトフライ級王座決定戦 2分5R
×MARI(ナックルズGYM/元ミネルヴァ・ピン級王者)
○ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
判定0-3
※ケイトが王者に
1R攻撃を仕掛けるのはMARIだがケイトもすかさずやり返す。MARIはロー攻撃でケイトのダメージを狙う。ジャッジは互角。
2R、MARIはフットワークを駆使してポジションを的確に取りコンビネーション、バックブローと的確に攻める。
3Rで双方激しい打ち合いに。
4Rでケイトのリーチを生かした蹴りが炸裂。前に出てくるMARIを首相撲でとらえるケイト。ここでも身長差を生かして膝を入れる。MARIもひるまず前に出続けるが、ケイトは首相撲を駆使。空手バックボーンの前蹴りが鋭い。
5Rに入ってMARIのステップワークが冴える。しかしニュートラルでの首相撲に苦戦。ケイトの前蹴りがヒット、MARIがキックを出す余裕を失ったか手数パンチのみに。
お互い決め手を出せぬまま勝負は判定にゆだねられ、MARIを破りケイト・ウィサレックが初戴冠、初代M-1女子ライトフライ級王座に輝いた。
第5試合 M-1 JAPAN フェザー級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×河野直次郎(CLIMB GYM/元大和フェザー級王者)
○大翔(ウィラサクレック・フェアテックス荒川)
3R 2’00” KO (左肘打ち)
※大翔が王者
純ムエタイを鍛えあげているGYM対決となった第5試合タイトルマッチ。
1R、ムエタイらしい華やかな蹴りあいに。河野は軽妙なステップワークでローキック、大翔は左のミドルを返す。大翔は左ミドルを連打しつつハイキック、ガードを解いて誘うようなそぶりも見せる余裕見せる。対する河野は軽快なフットワークで前に出てプレッシャーを掛ける。
2R、大翔は巧みにこかし河野のスタミナの消耗を狙う。手が良く出るのは河野だが、双方にこれといったクリーンヒット出ぬまま3Rへ。
3Rで試合が動く。ハイキックで攻めて大翔にロープを背負わせる河野を大翔がこかし、鋭い前蹴りの3連打を正面から受けた河野がよろける。焦りから前に出た河野。わずかの隙を見逃さなかった大翔が左肘を打ち込んで河野をKO。こかす技術が光った大翔がM-1JAPANフェザー級王座を掴んだ。ダウンした河野は意識はあったがドクターの判断で担架で運ばれた。
第4試合 ヘビー級 3分3R
○LO MAX(米国/BRAVELY GYM)
×森 謙太(秀心塾)
判定3-0
九州プロキックボクシングヘビー級2位の森が117.25kgの英語教師兼ラッパーのLO MAXを迎えうった見ごたえの第4試合。
1R、いきなりLO MAXの大振り右左フックが森を直撃。重戦車の如く積極的に攻めかかり森からダウンを奪う。さらには巨漢からハイキックを畳みかける。
2Rもフットワークの軽さ変わらず森に圧をかけていくLO MAX。森はパンチを警戒してか距離を詰めることが出来ず、辛くもローでスタミナの消耗を狙う。プロデビュー戦とは思えない堂々たる戦いぶりで攻めるLO MAX。攻めあぐねる森。攻撃は最大の防御とばかりに動いて攻め続けるLO MAX。森がガードも固いLO MAXに勝負に出ることができないまま3R終了。これといった決め手こそなかったが、LO MAXが判定で森に圧勝、デビュー戦を白星で飾った。
第3試合 バンタム級 3分3R(延長1R)
○IBUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)
×フジモン魂(ナックルズGYM)
2R 0’06” TKO (ドクターストップ:肘打ちによるカット)
1R互いに激しく首相撲で膝を当てあう。ニュートラルでIBUKIがフジモンに強烈な肘攻撃。IBUKIが接近戦を仕掛け、肘の連打から攻勢緩めずフジモンにパンチ、膝の猛攻。出血しながらも1Rはなんとかしのぎ切ったフジモンだったが、2R開始と同時にレフリーストップ、IBUKIのTKO勝ちとなった。
第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
×YUZUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)
○颯大(米子ジム)
判定0-2
1R、早々から前にプレッシャーを掛けて出ていったのはYUZUKIだが、颯太はコンビネーションを打ち込み右のロングフックでYUZUKIからスタンディングダウンを奪う。更にロングフックを畳みかけてきた颯太、YUZUKIはゴングに救われる。
2Rも勢いよく左右のフックを振り回しYUZUKIを追い込む颯太だが、後半攻め疲れが見え始めたところにYUZUKIがじわじわと圧をかける。
3R、颯太がロープを背負うシーンが目立つ。YUZUKIがダメージを感じさせず前に出続ける。首相撲で肘を狙うが思うように決めることが出来ないまま3R終了。後半のYUZUKIの反撃を振り切って颯太判定勝ち。プロ初勝利の颯太嬉し泣き。
第1試合 63kg契約 3分3R
×梅田光一郎(CLIMB GYM)
○齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
1R 1’20” KO (右フック)
※齋藤が計量オーバーで減点2
計量オーバー減点2でスタミナが危ぶまれた斎藤だったが、試合開始から荒々しい攻撃で梅田を圧倒、斎藤の閃光のような飛び膝蹴りが梅田を貫き、立ち上がったところにとどめの右フックで1RTKO勝利。
1部
第8試合 メインイベント M-1世界スーパーウェルター級初代王座決定戦 3分5R
×MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
○リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)
2R 1’59” KO (3ダウン:右ストレート)
※ブラボが王者に
戦う医大生MASATO BRAVELYのファイナルマッチの対戦相手は、17歳の時から日本在住、ムエタイファイターのトップを狙う外国人選手のひとりで、今年4KOのリカルド・ブラボ。
1R リカルドの猛攻をしのぎつつ肘を狙うMASATOを、前蹴りで距離を詰めさせないリカルド。
2R リカルドがMASATOの動きを捉えパンチを的確に叩き込む。飛び膝蹴りからの強烈な肘にMASATOダウンも起き上がる。パンチを軽く打ち合ったあと再び飛び膝蹴りでMSATO 2度目のダウン。最後は右ストレートが決まって3度目のダウンでレフリーストップ、TKO。リカルドは6連勝目となった。
試合後のリカルドのマイク。「MASATO選手、お疲れ様でした。きょうはラストマッチですがこれからも頑張ってください。M-1の世界チャンピオンになりました。まだ21歳だから、これから世界で70キロで一番強い選手になります。」
第7試合 セミファイナル バンタム級 3分3R
○MASA BRAVELY(BRAVELY GYM/M-1 JAPANバンタム級王者、WPMFインターナショナル&スック・ワンキントーン・スーパーフライ級王者、元WMC日本同級王者)
×MASAKING(岡山ジム/INNOVATIONスーパーバンタム級8位)
判定3-0
岡山の若武者MASAKINGと、大分BRAVELY GYMの華、M-1バンタム級チャンピオンのMASAの対決。
1R、リーチに分があるMASAKINGUが積極的に手数を駆使して前に出る。MASAのハイキック、ミドルキックがMASAKINGの腕を強打。
2R MASAKINGのコンビネーションでMASA後退も首相撲などで距離を詰め肘をMASAKINGの顎にヒットさせる。さらに肘を打ち込むがMASAKINGはひるまず。MASAがインサイドワークでMASAKINGを捉え強烈な左ストレートを顔面に打ち込むがMASAKING倒れず。
3R、MASAがみぞおちに肘を打ち込み、MASAKINGたまらず腹を抑えてダウン。MASAの腹への集中攻撃にMASAKINGの腹は真っ赤に。両者流血壮絶な試合は3Rでダウンを取ったMASAが判定勝ちをおさめたが、岡山ジムのMASAKINGの強烈なダメージを喰らいながら最後まで持ち堪えた根性も賞賛に値する。
第6試合 ヘビー級 3分3R
△森孝太郎(NEXT STEP GYM/M-1 JAPANヘビー級王者、元J-NETWORKライトヘビー級暫定王者)
△丸山公豊(宮田ジム/KPKBヘビー級王者)
判定
九州ヘビー最強との呼び声高い森と丸山は、双方ローで距離を取る慎重なファイトで1Rを終える。
2Rでも森が前に出て仕掛けるシーンはあったが、両者慎重な試合運びでクリーンヒットが出ないまま3Rへ。
100キロ越えの両者力を尽くし張り詰めた緊張感を維持するなかで、丸山がラッシュに入り、それぞれに有効打もあったが今一歩の詰めがなく判定は痛み分けドロー試合となった。
第5試合 ライト級 3分3R(延長1R)
○コウヘイ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイ・プロモーション)
×津田 翔(NEXT STEP GYM)
判定3-0
1R、純ムエタイのコウヘイの日本人離れした美しいミドルキックが、津田の右肩にダメージを蓄積させていく。
2R、津田がコウヘイの懐へ入ろうとするがコウヘイこれを許さず。ジリジリとした距離の取り合いの均衡を破って首相撲を仕掛けるコウヘイ。
3R、コウヘイが間合いのコントロールの妙で津田を翻弄し懐に入れさせない。間合いを取りつつ右のハイキックを連打。最後まで津田をしたたかにいなして逃げ切ったコウヘイの判定勝ち。
第4試合 ライト級 3分3R
×TAKE BRAVELY(BRAVELY GYM)
○提島知久(米子ジム)
判定0-3
音楽に乗ってリズミカルに手数を繰り出す提島とは対照的に荒々しいパワーで圧を掛けるTAKE。
2Rに入ると堤島はクリンチから膝の連打に加えリーチを生かしてロングフック、ジャンピングニーを放っていくが決め手には至らず。攻めあぐね防戦一方のTAKE。
3Rも堤島が試合をコントロール。TAKEもパンチラッシュを仕掛けるが堤島はクリンチでペースを死守。最終ラウンドでTAKEが変則技やパンチラッシュで巻き返しに掛かるが追い上げ及ばず堤島の判定勝ち。
第3試合 フライ級 3分3R
○イオリ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイ・プロモーション)
×風太(岡山ジム)
3R 1’48” TKO (レフェリーストップ::肘打ちによるカット)
フライ級らしいスピーディな試合運びの第3試合。
1R、タイのアユタヤでプロデビューしたイオリの本場仕込みの首相撲に苦戦を強いられる風太。イオリが下がりながら巧みに攻撃を返すのに対して、風太はひたすら前に出てプレッシャーを掛ける。
2R、いなして距離を取りながらの攻撃で風太にダメージを蓄積させていくイオリ。イオリの左ミドル、ハイキックが風太にヒット。ひるまず前に出た風太の顔面にイオリの肘が直撃し風太が出血。
3Rでもイオリが前蹴り、体重を乗せた肘が決まり風太に決まり、レフェリーストップ。
第2試合 ヘビー級 3分3R
○YASU BRAVELY(BRAVELY GYM)
×翁長将健(真樹ジムオキナワ)
判定3-0
ムエタイは人生最後の大勝負と語る41歳のYASU。対するはプロデビュー戦の翁長、若干17歳の現役高校生。
1Rこれがデビュー戦とは思えぬ堂々たる姿勢でローキックでしっかりと距離を取る翁長だが、YASUも右フックを当て、カウンターで応戦。
単発の技が多い翁長が2Rでようやくコンビネーションを見せる。両者決め手に欠けるまま最終ラウンドへ。
3Rの折り返し、当たるとダメージがきつそうな翁長の右フックをかわしたYASUが首相撲を仕掛け膝を入れスタミナを奪う。YASUはクリンチから翁長の腹に膝を連打。スタミナ切れが目立ちふらつく翁長をニュートラルに押し込んだところでゴング。試合コントロールに長け着実にポイントを重ねたYASUの判定勝利。
第1試合 スーパーフライ級 3分3R
△YUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)
△村松一樹(ウィラサクレック・フェアテックス九州)
判定
1R、パンチ主体でキックが出ない両者。一進一退の攻防が続く。
2R中盤減量に苦しんだ村松に疲れが見られる。YUKIが前に出てニュートラルコーナーに村松を追い込むが決め手出せず。蹴り技がないままパンチの打ち合いに終始。積極的に前に出てプレッシャーかけるYUKIに対して村松の疲れぶりが目立つ。
3R村松の肘が入りYUKIが出血。あとがない村松が積極的に前に出て接近戦に。残り時間30秒でYUKIのコンビネーションが村松に入るが倒れず。判定が割れてドローとなったが解説席のマーク・パンサーは、YUKIの急成長ぶりを高く評価した。