Stand up 10.24 大森ゴールドジム:新人王トーナメント「King of Rookie」開幕。12月26日の決勝は松本天志×彪司、伊東龍也×福井萌矢、松井大樹×松永隆、仙一×藤井重綺、田中佑樹×有馬伶弐に
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Stand up vol.4 & vol.5
2021年10月24日(日) ゴールドジムサウス東京アネックス
記事提供:Stand up実行委員会(全日本新空手道連盟)
『Stand up』はISKA世界バンタム級王座をはじめ5冠を手にした寺戸伸近がGMを務め、新空手運営のもとアマチュア選手や若手プロ選手の育成の場として開催され、有井渚海、寺山遼冴、松谷綺といった若手注目株が出場している。
今回、昼夜二部興行『Stand up vol.4』『Stand up vol.5』が開催され、“King of Rookie 2021”と題し、Stand up新人王決定トーナメントを53kg、55kg、57.5kg、60kg、63kgの5階級の一回戦を実施(戦績は4勝以内の選手がエントリー)。決勝戦は12月26日(日)同所での「Stand up vol.6」で行われる。
vol.5(夜開催)
第6試合 King of Rookie 1回戦 -53kg級 3分3R(延長1R)
×星 憂雅(IDEAL GYM/RISE Nova 全日本大会 -55kg級 優勝)
○松本天志(HAWK GYM/JAPAN CUP 2021 -55kg級 準優勝)
判定0-3 (27-29/28-30/27-30)
RISE Nova 全日本大会-55kg級 優勝の星(2戦2分)と、JAPAN CUP2021-55kg級 準優勝の実績を持ち8月の『RISE EVOL.8』でKOデビューした松本の一戦。
1R、バチバチの打ち合いを見せる両者。オーソドックスの星は右ミドル、右ストレート。松本も左ストレートを返し互角の展開。2R、星をコーナーに追い込んだ松本は一気にラッシュを見せる。偶発性のバッティングで星は苦痛の表情。再開後、爆発的な攻撃力を見せる松本が再び星をコーナーに詰めてテンカオでダウンを奪う。3R、右ストレート、右ミドルと攻撃を散らす星が巻き返しを狙うも、松本はコーナーに追い込んでからの連打を見せ一歩も譲らない。
判定勝ちした松本は「プロ2戦目ですが、強い相手とやって自分の弱いところが分かったのでこれを修正して12月に向けて調整したいと思います。石川県から応援に来てくれた皆さん、ありがとうございました。今後もまた活躍するので応援よろしくお願いします」とあいさつした。
第5試合 King of Rookie 1回戦 -55kg級 3分3R(延長1R)
×猪股晃平(チームドラゴン)
○伊東龍也(HAYATO GYM/Stand up アマチュア A クラス−55kg級 優勝)
判定0-2 (29-29/28-29/28-30)
2戦1勝1敗の戦績を持つ猪股と、Stand upアマチュアAクラス−55kg級優勝の実績を持ち8月大会に秒殺プロデビューした伊東の一戦。
1R、様子見の伊東はほぼ左ローのみ。猪股は左右ロー、ミドルを返す展開。2R、左ローをこつこつ狙う伊東は一気に左ストレート、右フックの連打で猪股を脅かす。3R、手数の多い伊東は時折、ラッシュを仕掛けて猪股を追い込む。猪股は左右ローから攻撃をつないでいきたいが、伊東はペースを握らせず判定勝ち。マイクを握った伊東は「12月も勝つので応援よろしくお願いします」とあいさつした。
第4試合 King of Rookie 1回戦 -57.5kg級 3分3R(延長1R)
×周葉(TARGET SHIBUYA)
○松井大樹(MEIBUKAI/ISKAアマチュア全日本大会-60kg級 優勝)
2R 2’38” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
4戦2勝(2KO)2敗の周葉と、ISKAアマチュア全日本大会-60kg級優勝の松井の一戦。松井は9月の『RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』でプロデビューし、河津伸太郎に判定勝ち。今回がプロ2戦目となった。
1R、松井は序盤から右ロー、右ストレートの力強い攻撃。周葉も攻撃を返していくが、右ローが効いてきたかバランスを崩す場面も。松井は手数でペースを握る。2R、松井は右ローでダウンを奪うと、パンチ連打で2度のダウンを追加したところでレフェリーがストップ。TKO勝ちした松井は「今日は最初からKO狙いで行っていたので、KOできてホッとしています。12月は僕が絶対に優勝するので来て下さい」とあいさつ。なお、今大会のMVPを受賞した。
第3試合 King of Rookie 1回戦 -60kg級 3分3R(延長1R)
○仙一(チームドラゴン)
×KATSUHIKO(KAGAYAKI)
2R 2’22” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
6戦2勝4敗の戦績を持つ仙一と、45歳でプロデビュー戦を迎えたKATSUHIKOの一戦。
1R、仙一が左ミドルで前進。さらに左フック、ボディブロー、テンカオでKATSUHIKOを追い込む。2R、カーフキックを効かせて仙一がダウンを奪うと、その後もパンチ連打で2度のダウンを追加したところでレフェリーがストップ。TKO勝ちした仙一は「僕はそんなにルーキーと言われるほど……ありがとうございました!」と謎のマイクアピールをしてリングを降りた。
第2試合 King of Rookie 1回戦 -63kg級 3分3R(延長1R)
×塩川琉斗(TOP STAR GYM)
○田中佑樹(HAWK GYM/JAPAN CUP 2021 -65kg級 準優勝)
判定1-2 (28-29/29-28/28-30)
2戦2敗の塩川と、JAPAN CUP 2021 -65kg級 準優勝の実績を持ち、6月大会のプロデビュー戦で細野登弘に勝利した田中の一戦。
1R、サウスポーの塩川は左ロー、左ミドル。オーソドックスの田中はローに合わせて右ストレートを合わせる。2R、ロー、ミドルを散らす塩川は掛け蹴りをヒット。田中はパンチでプレッシャーをかけ、塩川はテンポよく蹴りを返す。3R、プレッシャーをかける田中は、ガードの上からでも塩川に強打を当て追い込む。多彩な蹴りで塩川は対抗していくが時間切れ。僅差の判定で勝利した田中は「12月に決勝戦がありますが、このままの実力では全然優勝できないので、12月までに仕上げて圧勝して勝ちます」とマイクアピールした。
第1試合 -53kg級 3分3R
○金塚聖矢(チームドラゴン)
×速水堅太(HAYATO GYM)
判定3-0 (29-26/30-26/30-27)
1戦1敗の金塚と、今回がデビュー戦の速水の一戦。1Rから右ロー、ミドルでペースを握る金塚。2R、倒れた金塚に速水は追撃してしまい警告を受ける。再開後も金塚がペースを握り、3Rには速水の左ミドルに右ストレートを合わせて2度のダウンを奪う。速水は左ハイで逆襲するが、金塚が判定勝ちした。
vol.4(昼開催)
第5試合 King of Rookie 1回戦 -53kg級 3分3R(延長1R)
○彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/JAPAN CUP 2019 -55kg級 優勝)
×湯本和真(トイカツ道場)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
彪司は二冠王・高橋幸光の甥っ子。JAPAN CUP 2019 55kg級優勝の実績を持ち、6月大会で及川道場の新鋭・数島大陸と引き分けた。戦績は3戦1勝1敗1分の18歳。対する湯本はアマチュアボクシングをベースとし、戦績は2戦2敗の25歳。
1R、右カーフ中心の攻めの湯本に対し、彪司は接近戦を仕掛けてパンチ連打。テンカオも交ぜて削っていく。2R、湯本は前に出るが、彪司は左ボディブロー、テンカオから連打につないで手数で圧倒。3R、湯本も攻撃を返すものの、左フック、右ローと有効打を当てる彪司は最後まで攻め続け、フルマークの判定勝ち。12月の決勝戦に駒を進めた彪司は「次の決勝に向けて練習を頑張るので応援よろしくお願いします」とあいさつした。
第4試合 King of Rookie 1回戦 -55kg級 3分3R(延長1R)
○福井萌矢(建武館/JAPAN CUP 2019 -55kg級 準優勝)
×松山和弘(Reborn 経堂/ISKA アマチュア全日本大会-65kg級 準優勝)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
福井はJAPAN CUP 2019 -55kg級準優勝、3戦2勝(1KO)1敗の戦績を持つ19歳。対する松山はISKAアマチュア全日本大会-65kg級 準優勝。戦績は4戦3勝(1KO)1敗。
1R、序盤からパンチ連打から強烈な右ボディブロー、飛びヒザを当てる福井。後手に回ってしまう松山だが、攻撃を返す。2R、福井は右ハイを当てダウン奪取。さらに右ロー、右ストレートをヒットさせて手数でも松山を圧倒していく。3R、逆襲に出る松山が前に出てパンチ主体の攻め。福井はしっかりディフェンスし、左ミドルを返す。松山の追い上げを許さず、福井が大差を付けて判定勝ち。今大会のMVPに選ばれた福井は「自分の中では満足行ってない結果なので、12月までにはもっと仕上げてKOで新人王を獲れるように頑張ります」とマイクアピールした。
第3試合 King of Rookie 1回戦 -57.5kg級 3分3R(延長1R)
○松永 隆(新宿レフティージム)
×藤井海人(EXARES GYM/JAPAN CUP2021-60kg級 優勝)
判定3-0 (29-27/30-27/30-27
8月大会のプロデビュー戦で和真に勝利した松永は今回プロ2戦目となる。対する藤井はJAPAN CUP2021-60kg級優勝、戦績は1戦1敗。
1R、連打を仕掛ける藤井は上段後ろ廻し。松永は左ストレート、左ミドルの強打を当てる。2R、松永は左インロー、左ハイ、左ミドルと蹴り分けて前進。藤井も負けじとパンチ連打からバックブローと対抗していく。後半には松永のテンカオが何度も藤井のボディを捕えた。3R、疲れの見える藤井はバックブローも、松永はパンチ連打からヒザ蹴りを当てて遂にダウンを奪う。最後まで追い込みを見せた松永が判定勝ち。勝利者マイクでは「次は決勝戦なので、絶対に勝って新人王を獲って、レフティーの先輩に続けるように頑張ります」とあいさつした。
第2試合 King of Rookie 1回戦 -60kg級 3分3R(延長1R)
○藤井重綺(トイカツ道場/アマチュアボクシング・インターハイ出場)
×和真(キックボクシングジム3K)
不戦勝 (和真の負傷欠場)
アマチュアボクシング・インターハイ出場の藤井は3戦2勝1敗の戦績。8月大会のプロデビュー戦で松永隆に敗れた和真は今回2戦目だったが、練習中のケガにより欠場となった。
不戦勝で12月の決勝戦に進んだ藤井は「今回戦わずして勝ったのですが、めちゃくちゃ進化した姿をお見せしたかったです。試合を楽しみにしていた方には申し訳ございません。12月を楽しみにして下さい。和真選手は僕に勝つためにめちゃくちゃ練習して頑張った結果、ケガになって一番悔しい想いをしていると思いますが、今回やらなくて良かったと思われる試合を12月にするので安心してください」とアピールした。
第1試合 King of Rookie 1回戦 -63kg級 3分3R(延長1R)
×細野登弘(新潟誠道館/JAPAN CUP2021 -65kg級 第三位)
○有馬伶弐(team Vertigo/第38回正道会館全日本空手道選手権大会 準優勝)
判定0-3 (28-29/29-30/29-30)
JAPAN CUP2021 -65kg級 第三位の細野(2戦1勝1敗)と第38回正道会館全日本空手道選手権大会準優勝の有馬(3戦2勝1敗)の対決。
1R、プレッシャーをかける細野に、有馬は左ミドル、左ストレート。2R、さらに圧力を強める細野に対し、有馬は組み付いて攻撃を寸断し、左ストレートをヒット。3R、パンチ主体の細野に、有馬は前蹴りで距離を取り、左ミドル、左ストレートを的確に入れていき判定勝ち。「次の決勝戦ではもっと仕上げてきます」と有馬は意気込んだ。
12月26日 King of Rookie 決勝組合せ
-53kg級
松本天志(HAWK GYM/JAPAN CUP 2021 -55kg級 準優勝)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/JAPAN CUP 2019 -55kg級 優勝)
−55kg級
伊東龍也(HAYATO GYM/Stand up アマチュア A クラス−55kg級 優勝)
福井萌矢(建武館/JAPAN CUP 2019 -55kg級 準優勝)
-57.5kg級
松井大樹(MEIBUKAI/ISKAアマチュア全日本大会-60kg級 優勝)
松永 隆(新宿レフティージム)
-60kg級
仙一(チームドラゴン)
藤井重綺(トイカツ道場/アマチュアボクシング・インターハイ出場)
-63kg級
田中佑樹(HAWK GYM/JAPAN CUP 2021 -65kg級 準優勝)
有馬伶弐(team Vertigo/第38回正道会館全日本空手道選手権大会 準優勝)