ホーストカップ 10.18 エディオンアリーナ大阪:内田雄大、岡崎章太にTKO勝ち。滉大、KING剛に判定勝ち。泰良拓也がフェザー級王者に
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アーネストホーストジムJAPAN主催「QP PRESENTS HOOST CUP KINGS OSAKA 5」
2020年10月18日(日)エディオンアリーナ大阪 第2競技場
記事提供:アーネストホーストジムJAPAN
※EXルールは肘有りの通常キックルール
【NIGHT FIGHT】
第7試合 メインイベント ヘビー級 3分3R(延長1R)
○内田雄大(ピーター・アーツ・ジム/HOOST CUP日本ヘビー級王者)
×岡崎章太(DOT/ACCELヘビー級王者)
2R TKO (3ダウン:右ローキック)
国内ヘビー級王者の団体を超えた対戦。普段オランダで師匠ピーター・アーツ会長のもとで修業をしていた内田は、コロナ禍により今回国内で調整をしていたという。対する岡崎は強豪ピーターソン・シャカルに勝利しアクセル王者となった強豪で、体格では若干岡崎が上回る。
ゴングと同時に軽快なフットワークから手数多く繰り出す岡崎に対し、内田はどっしりと構え重い攻撃をヒットさせる。積極的に攻撃を出す岡崎だが、1R中盤、入り際に内田の右クロスがクリーンヒット、ダウンコール。再開後、強いローキックからパンチで畳みかける内田、ラウンド終了直前に再び右クロスでダウンを奪うが岡崎が根性で立ち上がり、次のラウンドへ。
2R開始し前に出る内田にガードを固める岡崎だが、攻防の流れで再び左フックで内田がダウンを奪う。立ちあがる岡崎だがダメージが大きく、内田が畳みかけるようにローキックで2度ダウンを奪い、3度目のダウンでレフェリーストップ、内田のTKO勝利となる。MA王者、山下と、アクセル王者岡崎と多団体王者を撃破したピーター・アーツの愛弟子、内田の次に立ちはだかる強豪は誰か。
第6試合 ダブルセミファイナル HOOST CUP日本スーパーフライ級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○滉大(及川道場/王者)
×KING剛(ロイヤルキングス/挑戦者、MA日本バンタム級王者)ェリーストップ
判定3-0 (30-27/30-29/30-28)
※滉大が防衛
昨年大阪大会にて、現RISE王者、大﨑一貴とどちらに転んでもおかしくない激戦の上判定で惜敗した滉大が、1年ぶりにHOOST CUP日本Sフライ級タイトルマッチ防衛戦に登場。対するKING剛は、大﨑一貴とも延長に及ぶ激闘を繰り広げ、滉大と引き分けた実績のある國本真義も破りトップコンテンダーとして登場。
1RからプレッシャーをかけサウスポーのKING剛に対し、右ミドル、右ローを積極的に繰り出す王者滉大。KING剛はかわしながらステップインして左ストレートを当てようと試みる。大﨑戦と同じく打ち終わりの反撃を試みるKING剛だが、滉大のディフェンスが固い。KING剛が振りの大きい右フックをクリーンヒットさせるがすぐに立て直し、滉大が追随を許さない。
2R、積極的に前に出て攻撃をしかけるKING剛だが、滉大の攻撃の精度が高く打ち勝つ印象。ラウンド後半はタイミングと距離を読み始めた滉大がボディワークでかわし、テンカオを合わせ始める。
3R、後が無いKING剛が開始早々打ち合いを仕掛けるが、滉大は時々サウスポーにスイッチしながらボディワークでかわしカウンターを度々ヒットさせる。ボディ打ちを混ぜながらさらに前進を強め手数を増やすKING剛だが、滉大もクリーンヒットを許さずカウンターのパンチ、前蹴りでKING剛を崩す。
ゴングが鳴りフルマーク判定勝利で防衛に成功した滉大だが、試合後に減量苦を理由に階級を上げることを希望しており、返上となった場合、またこの階級に波乱の予感である。昨年の大﨑一貴戦の敗戦を糧にスケールアップした滉大への期待と、KING剛の次のチャンスへの期待が高まる。
第5試合 ダブルセミファイナル HOOST CUP日本フェザー級王座決定トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
×國枝悠太(二刃会/MA日本フェザー級3位)
○泰良拓也(PFP)
1R 2’50” TKO (レフェリーストップ:右ストレートでダウン後)
※泰良が王者に
DAY FIGHTで行われたHOOST CUP日本フェザー級王座決定戦1回戦にてヘンリー・セハスを破り進出した國枝と、泉丈成を破り進出した泰良拓也が決勝で激突。昨年大阪大会で両選手が対戦しており、泰良が判定勝利しており、決勝でのリベンジを熱望していた國枝の望むカードとなった。
お互い顔に傷が見られ1回戦の激闘を物語る。序盤ローの蹴り合いから探るように始まるが、國枝が打ち合いを仕掛け、泰良がカウンター気味に右をクリーンヒットすると、さらに國枝のパンチラッシュがヒートアップ。泰良のガードを縫うようにヒットする。ガードしながら冷静に返す泰良。ラスト30秒のコールで激しい打ち合いがはじまり、やや國枝が押し気味であったが、ラスト10秒の拍子木の合図に、泰良が左ミドル、テンカオを当て、國枝がやや体勢が流れたところに右クロスがクリーンヒットしダウン。立ちあがるも足がふらつき危険と判断したレフェリーがストップをかけ泰良の勝利。HOOST CUP日本フェザー級王者となる。今大会のトーナメントでの國枝の活躍も光る一戦であった。
第4試合 EXルール 60kg契約 3分3R(延長1R)
○マキ・ピンサヤーム(真樹ジムAICHI/元ルンピニー2冠王・元MA日本フェザー級王者)
×久井淳平(多田ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
判定2-0 (29-29/29-28/30-28)
“日本人キラー”元ムエタイ2冠王、マキ・ピンサヤームが復帰2戦目でINNOVATION王者の久井と対戦。リングで向かい合うと両者の身長差が歴然、サウスポーの長身王者・久井に対し、ムエタイテクニシャンがどう技術を見せるか。
1R開始早々、久井が試合前から予告していたように長身を利した前足の前蹴り、ジャブでけん制し、ピンサヤームは距離を測るようにじわじわ詰めてロー、ミドルでけん制する。久井はスイッチしながらカーフキックを多用しピンサヤームの足を殺そうとする。下がりながら攻撃をしかける久井に、入りにくいピンサヤームだが、蹴りに右ストレートをクリーンヒットしぐらつかせる。久井はなお警戒し下がりながらのジャブとカーフキックを徹底する。
2R、次第に距離を詰め始めるピンサヤームが、ローから左フック、くっつくと肘を叩き込み、崩しまでつなぎゲームプランを進める。ピンサヤームの攻撃の合間に久井もジャブ、カーフキック、前蹴りでふんばり決定打を逃れる。何度か右ストレートの強打をクリーンヒットし2R終了。
3R開始早々、久井も意を決したように打ち合いに応じ激しい攻防が続く。クリンチになると元ムエタイ王者に分があり、久井がこかされる。途中、膝の攻防の中でピンサヤームのヒザが久井の股間に入りタイムストップ。状態を見て再開。ピンサヤームが前に出ず距離をとりカウンターに徹する。単発のラリーは元ムエタイ王者に分があり、ポイントを重ねるようにしてタイムアップ。
2-0の判定によりピンサヤームの勝利。久井も下馬評を覆し大健闘し評価を上げる一戦となった。久井のカーフキックでピンサヤームの足が腫れていた。
第3試合 EXルール 52kg契約 3分3R(延長1R)
×タネ☆ヨシキ(直心会/INNOVATIONフライ級5位)
○則武知宏(テツジム/NKBバンタム級5位)
3R 0’28” TKO (レフェリーストップ:バックハンドブローでダウン後)
第2試合 59kg契約 3分3R
△Rai(888GYM)※来 改め
△上野コウキ(直心会)
判定1-0 (30-29/29-29/29-29)
第1試合 58kg契約 3分3R
○勝村翔平(Maynish Kick Boxing)
×西村聡一郎(888 GYM)
1R 2’02” KO
【DAY FIGHT】
第8試合 ダブルメインイベント 72kg契約 3分3R(延長1R)
○匡志YAMATO(大和ジム/HOOST CUP日本EXミドル級王者、NJKFスーパーウェルター王者)
×剛王(Raja bangsa/FIGHTLAB JAPAN TOP TEAM/元GLADIATOR武士道ミドル級王者)
1R 2’26” TKO (レフェリーストップ:右ミドルキックでダウン後)
昨年名古屋大会で難攻不落の王者、チューチャイを破り、NJKFタイトルに続き2冠王となった匡志YAMATOが、ベテラン選手・剛王と対戦。
1R開始早々、左ミドルを強打する匡志に対し、剛王は空手スタイルの構えで強打のストレートの機会をうかがう。匡志はロー、ミドルを放ち、頭を振って剛王の狙うワンツーをよける。途中、剛王のワンツーと匡志の蹴りが激しく交差するが、匡志のテンカオがクリーンヒットしダウンコール。再開するが匡志のワンツー左ミドルにまたも剛王がダウンしレフェリーストップ。匡志のTKO勝利となる。
匡志の安定感を感じさせる試合であった。剛王選手の試合前からのプロらしい言動も関心の高まる一戦であった。
第7試合 ダブルメインイベント NJKFウェルター級王座決定戦 3分5R
○洋輔YAMATO(大和ジム/NJKFウェルター級1位)
×佐野克海(拳之会/NJKFウェルター級2位)
判定3-0 (50-46/50-45/49-46)
※洋輔が王者に
※佐野は計量1.8kgオーバーにより減点1からスタート。グローブハンデあり
老舗団体NJKFの認定試合がHOOST CUPにて行われ話題となった、NJKFウェルター級王座決定戦。佐野克海が前日計量にて契約体重を超過しグローブハンデ、1点減点からスタートとなる。
長身サウスポーの佐野に対し、洋輔はしっかりガードしながら、右ロー、右ミドル、右ストレートを狙う。洋輔の左フックをかわし佐野がカウンターの右フックをクリーンヒットしぐらつかせるが、立て直し首相撲の展開になると洋輔のペース。スタミナをもぎとる。佐野も一発を狙い長身からのパンチを振るいヒヤッとするが、洋輔がうまくクリンチし首相撲でスタミナを奪う。
3R以降、スタミナの切れた感のある佐野を、洋輔のパンチからのローが襲うが、クリンチの展開で封じると、またも洋輔の首相撲が勝る展開が続く。
最終ラウンドに入ると洋輔の攻撃がヒートアップし、パンチの打ち合いでも勝りはじめる。構えているのがやっとという状態の佐野に、洋輔の攻撃が容赦なく続き、最終ゴング。フルマークの判定勝利で、洋輔YAMATOがNJKFウェルター級新王者となる。佐野も潜在能力の高さが光るだけに適正体重での再起に期待したい。
第6試合 HOOST CUP日本フェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R(延長1R)
×ヘンリー・セハス(ブラジル/ブラジリアンタイ・TEAM SAMURAI/HEATキック・ライト級王者)
○國枝悠太(二刃会/MA日本フェザー級3位)
3R 1’49” TKO (タオル投入)
HETA王者、ヘンリー・セハスとMAトップランカー國枝悠太とのHOOST CUP日本フェザー級王座決定戦1回戦。 開始早々、早く仕留めんばかりにヘンリーがプレッシャーをかけ強いアタックをしかける。國枝は足を使いながらジャブで応じる。ヘンリーの左フックで國枝がぐらつくが、気の強い國枝が打ち合いを仕掛け始める。フィジカルの強いヘンリーが押し気味だが、ラスト30秒になるとさらに打ち合いが激しくなり、國枝のフックがヘンリーのテンプルをとらえぐらつかせることに成功。体勢を立て直しながら両者激しい打ち合いが続く。
2R、やや疲れのみえたヘンリーが距離を保ち、冷静にコンビネーションを放ち、逆に國枝がアグレッシブに前に出る展開。一進一退の攻防が続く。ラウンド終盤、上段前蹴りを放ったヘンリーが着地時に足をひねり、負傷をセコンドに訴えるも、こらえながらラウンド終了。
3R、動きの落ちたヘンリーに國枝が襲い掛かるが、ヘンリーもねばり強打を返す。しかしクリンチ時に足をひねると、たまらずヘンリーが倒れダウンコール、セコンドからタオル投入し、國枝が勝利し決勝にコマを進めた。
第5試合 HOOST CUP日本フェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R(延長1R)
○泰良拓也(PFP)
×泉 丈成(誠至会/NJKFスーパーバンタム級5位)
判定3-0 (30-28/29-28/30-28)
※3R膝蹴りで泉に1ダウン
HOOST CUP日本フェザー級王座決定戦1回戦、RISEランカー泰良と、NJKF推薦のランカー泉の一戦。1R、ムエタイスタイルで構え、左右のロー、ミドルを放つ泉に、泰良もパンチを振ってロー、ミドルを放ちタイミングを計る単発のラリーが続く静かな展開。
2R、泰良がプレッシャーをかけ、ローを叩き込むと気の強い泉も前に出はじめ、飛びヒザに泰良がうまく左フックのカウンターを合わせる。前に出る泉に泰良がカウンターを合わせる展開。
3R開始早々、泰良が飛びヒザでダウンを奪う。立ちがり再開後気の強い泉がどんどん強打を振るうが、泰良は冷静にカウンターを合わせる展開。最終ゴングが鳴り判定勝利で泰良が決勝に駒を進めた。階級差、ルールの違いを超えて挑戦した泉の健闘も光る一戦だった。
第4試合 EXルール 62kg契約 3分3R(延長1R)
×元氣(楠誠会館/MA日本ライト級2位、元国際チャクリキ協会西日本ライト級王者)
○HIRO・YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級1位)
判定0-2 (29-29/29-30/27-30)
第3試合 85kg契約 3分3R
○小西雅仁(真正会)
×ルーカス・タニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
判定3-0 (29-27/29-28/29-28)
※1R右ストレートでルーカスに1ダウン
第2試合 70kg契約 3分3R
×慎太郎(Team BONDS/DEEP☆KICK 70kg 1位)
○RYOTARO(大原道場)
1R 2’00” TKO (レフェリーストップ:右ストレートでダウン後)
第1試合 64kg契約 3分3R
○櫻井祐斗(rich)
×芥川 空(フリー)
1R 2’58” KO (パンチ)