NJKF 12.2 後楽園ホール:YETI達朗、匡志YAMATOに1R TKO勝ちしWBCムエタイ日本王座防衛。松谷桐、判定勝ちでNJKF王座防衛
NJKF 2018 4th
2018年12月2日(日)後楽園ホール
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム
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レポート&写真:井原芳徳
第11試合 WメインイベントII WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○YETI達朗(キングジム/王者)
×匡志YAMATO(大和ジム/挑戦者、NJKF王者)
1R 2’13” TKO (レフェリーストップ:右フック)
※YETIが初防衛
YETI(イエティ)が開始すぐから右フック主体のパンチラッシュで積極的に攻める。匡志(まさし)は持ちこたえ、YETIのラッシュがいったん休止し、離れて蹴り主体の攻防に戻るが、YETIは息を整えると、再び圧力を強め、右フックを匡志の左腕にクロスさせる形でクリーンヒットしダウンを奪う。匡志は立ち上がるがダメージが大きく、YETIがパンチラッシュで再びダウンを奪ったところで竹村レフェリーがストップ。YETIが圧勝で初防衛に成功した。
第10試合 WメインイベントI 58kg契約 3分3R
△新人(E.S.G/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
△NOWAY(NEXT LEVEL渋谷/MuayThaiOpenフェザー級王者)
判定1-1 (竹村30-29/神谷29-30/和田29-29)
1R、新人がオーソドックス、NOWAYがサウスポーに構え、お互いにミドル、膝を当てるが、まだ大差は無い。NOWAYは肘も多用する。2R、お互いパンチの比重が上がり、NOWAYは左のインローも増やす。NOWAYはパンチのモーションが大きいものの、独特の動きをするため、少し新人は戦いにくそうだ。3R、お互いガムシャラにパンチを振り合う展開で、新人は膝のヒットも増やして、やや優位に試合を運ぶ。ジャッジは三者三様でドローに終わった。
第9試合 セミファイナルII 56.5kg契約 3分3R
○波賀宙也(立川KBA/WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
×ペットワット・ヤバチョウベース(タイ/元タイ国北部王者)
判定2-0 (和田29-29/宮本29-28/竹村29-28)
ペットワットは26歳。1R、サウスポーの波賀に対し、タイミング良く右ミドルを当て、首相撲でも膝を当てるが、まだ攻撃は多くない。2R、ペットワットは首相撲からの膝のヒットを増やし、右ミドルも当て、やや優勢。波賀は捕まる時間が長くなってしまう。3Rも首相撲の主体の攻防だが、波賀も膝と肘のヒットを増やして巻き返してポイントを取り、僅差ながらも判定勝ちを果たした。波賀は勝利者インタビューで「タイ人との試合が続いているので、来年は日本人のトップ選手とやりたいです」とアピールした。
第8試合 セミファイナルI NJKFフライ級タイトルマッチ 3分5R
○松谷 桐(VALLELY/王者)
×池上侑季(岩崎道場/4位)
判定3-0 (竹村49-48/多賀谷49-47/宮本49-47)
※松谷が初防衛
松谷はプロ7戦全勝の17歳。池上も5勝3敗の18歳と、フレッシュな顔合わせとなる。1R、松谷がサウスポー、池上がオーソドックに構え、お互いミドル主体の攻防。やや松谷の蹴り数が多いが、まだ大差は無い。
2R、松谷が左ハイ、右前蹴り、膝蹴り、右フック等のヒットを増やす。それぞれ単発だが、的確性が高く、やや好印象を残すラウンドに。
3R、池上が右ミドルのヒットを増やし、少し巻き返す。ジャッジの中間集計は29-29/29-29/30-29だ。
4R、点差を縮められた松谷は、手数を上げ、左ボディを効かせると、左右のストレートのヒットを増やし、終盤にはバック肘も当て、池上を追い詰める。
5R、松谷が左ストレート、左ボディストレート、膝蹴り等を度々当てて、池上を圧倒。点差を広げ判定勝ちし初防衛を果たした。
第7試合 64.5kg契約 3分3R
×宮島教晋(誠至会/ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・ライトウェルター級王者)
○畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級王者)
判定0-2 (28-30/29-29/28-30)
第6試合 57kg契約 3分3R
×HIRO YAMATO(大和ジム/元MAX MUAYTHAI Global Fight 62kg級王者)
○大田原友亮(B-FAMILY NEO/UKF世界スーパーバンタム級王者)※ヨードワンチャイ・ウォーワンチャイ 改め
2R 2’31” TKO (レフェリーストップ:左肘打ちによる額のカット)
第5試合 ミネルヴァスーパーフライ級タイトルマッチ 2分3R
○伊織(T-KIX/王者)
×芳美(OGUNI GYM/1位)
1R 1’44” TKO (レフェリーストップ:膝蹴り連打)
※伊織が防衛
第4試合 バンタム級 3分3R
×鰤鰤左衛門(CORE/NJKF 5位)
○清志(新興ムエタイジム/NJKF 7位)
3R 1’02” TKO
第3試合 61kg契約 3分3R
×野津良太(E.S.G/NJKFライト級6位)
○梅沢武彦(東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級4位)
判定0-3 (27-29/28-30/27-30)
第2試合 スーパーライト級 3分3R
×木村弘志(OGUNI GYM/NJKF 6位)
○増井侑輝(真樹ジムAICHI/MA日本4位)
判定0-3 (28-29/29-30/28-30)
第1試合 バンタム級(肘無し) 3分3R
×雨宮洸太(キングジム)
○翔YAMATO(大和ジム)
2R 2’21” TKO