DEEP☆KICK 7.5 大阪 176BOX(レポ):-65kgは近藤大晟と加古稟虎、-53kgは鉢田歩揮と大輝、QUEEN -46kgは山﨑愛琉と奥村幸美が王座決定戦進出。OISHI GYM 我妻怜晟、-51kgフレッシュマンT優勝

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DEEP☆KICK ZERO 30 & 31
2026年7月5日(日)大阪・176BOX
記事提供:DEEP☆KICK実行委員会(文・布施鋼治/写真・石本文子)
DEEP☆KICK ZERO 31
前日計量前、メインに出場予定だったゆいらは体調不良となり緊急搬送されドクターストップに。そこでメインでゆいらとDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメント準決勝を争う予定だった大輝は不戦勝となり決勝に進出することになった。
もう一方のブロックの準決勝は鉢田歩揮と瀧の間で争われた。主要試合が飛んだ大会は大いに荒れる。ほかにも-70kg挑戦者決定トーナメント準決勝や初実施のDEEP☆KICK MASTERSもマッチメークされた大会の行方を追う。
DEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメント準決勝
メインイベント DEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
―大輝(DK9)
―ゆいら(健心塾)
試合中止(ゆいらの体調不良による計量不可のため)
セミファイナル DEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○鉢田歩揮(team Bonds)
×瀧(魁塾)
3R 2’29” TKO(レフェリーストップ)
午前の部のZERO30で同門の加古稟虎がDEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント決勝に進出するなど勢いに乗るteam Bonds。午後の部のZERO31でもメインに出場する予定だったゆいらのドクターストップで急きょメインへの繰り上がり出場を果たした鉢田歩揮(team Bonds)が瀧(魁塾)を3RTKOに追い込み、トーナメント決勝進出を果たした。
鉢田と瀧はともにソップ型。1R、瀧は得意とするノーモーションから繰り出す左ミドルでプレッシャーをかける。鉢田のセコンドからは「自信を持て」「もう一歩、入れ」というシビアな指示が飛ぶ。
1Rは瀧優勢の流れだったが、続く2Rになると、鉢田は右ストレートで反撃の狼煙をあげる。さらにボディフックを打ち込むと、瀧は思い切り効いた素振りを見せてしまう。その後も鉢田はボディ攻撃を中心に攻撃を仕掛け、瀧を窮地に追い込む。
試合後、瀧は闘っている最中に腰を痛めたという話を耳にしたが、そんなことを鉢田は知る由もない。3Rになると、強烈なワンツーやボディフックでさらに追い込む。最後は立て続けに二度のダウンを奪ったが、決まり手はいずれも右ローだった。
試合後はゆいらと闘わずして決勝進出を決めた大輝がリングイン。普段は鉢田と一緒に練習することも多いという23歳は「(前から)歩揮と決勝をやると約束していた。こういう試合を見せられ最高の刺激をもらったので、タイトルマッチでは最高のケンカをします」は宣言した。
鉢田も「次の決勝はタイトルマッチ(王座決定戦)なのでボコボコにして、僕がベルトをとります」と言い返した。
普段は練習仲間ながら、試合となれば話は別。王座決定戦までふたりは別々に練習をするつもりだ。昨年実現した初対決では大輝が勝利を収めている。仲がいい者同士が真剣に闘うときほど怖いものはない。
第9試合 DEEP☆KICK-70kg挑戦者決定戦準決勝 3分3R(延長1R)
×財津大樹(TEAM BEYOND/ONE LINK)
○狂介(道化倶楽部)
1R 3’00” KO(10カウント)
今年3月に王座初防衛に成功したDEEP☆KICK-70kg第5代王者・本野有哉(照道会)への挑戦権をかけた挑戦者決定戦準決勝、同級5位の財津大樹(TEAM BEYOND/ONE LINK)と道化倶楽部の狂介(道化倶楽部)が決勝進出をかけて拳を交わした。
財津は北九州を拠点に活動しながら東京のONE LINKへの出稽古を欠かさない隠れた努力家。これまでDEEP☆KICKには3回出場する機会があったが、いまだ白星をゲットするまでにはいたっていない。
ゆえに「今度こそ」と意気込んだが、ガードが下がったところに狂介の日本拳法仕込みの左フックを思い切り食らいダウン。そのまま立ち上がるもファイティングポーズをとるに至らず10カウント。
4月12日のRISE EVOL OSAKA2では札幌からやってきた愛翔に1RKO負けを食らったが、今度は逆に1RKO勝ちを飾った格好だ。勝っても負けてもインパクトがある勝ち方ができるのは、いかにも道化倶楽部所属の選手らしい。試合後はセコンドに就いた山口兄弟らと大喜びしていた。
これで狂介は10月18日のDEEP☆KICK ZEROで同級1位のKING弥百希[やおき](ROYAL KINGS)と挑戦者決定戦を行うことが決定した。
リング上に招かれた弥百希は「狂介選手には一発があるのかなとは動画を見ても思っていた。まあ狂介選手が勝つとは予想していたけど、どちらが来ても負ける気はない。年内に本野選手にやり返すためにも(挑戦者決定戦となる)10月の試合は楽しみにしておいてください」と必勝を宣言した。
対する狂介は「しゃあ~、勝ったで。ハイ、ここから今日トーナメント2試合目をやります。いいですか?」と早くも戦闘モードを見せたが、客の反応がいまいちとわかるや、「あっ、滑った」と笑いに変え、弥百希に「この名前、なんて読むの?」と突っ込んでいた。性格は水と油ながら、それでも化学反応を起こすのが格闘技の醍醐味。挑戦権を掴むのはどっちだ?
第8試合 53kg契約 3分3R
×吉田亮汰朗(BK GYM)
○佐々木昊生(B.F.A-SEED)
判定0-3(27-30/28-30/27-30)
今年1月、約1年ぶりの試合で勝利を収め再起を飾った吉田亮汰朗(BK GYM)。復帰2戦目の相手は佐々木昊生(B.F.A-SEED)。4月の-51kg王座決定トーナメントでその後王者となる泰生に延長で判定負けを宣せられプロ初黒星を喫してしまった。今回は階級を上げての復帰戦となる。
試合が動いたのは2R終盤。佐々木は蹴りの連打で吉田を相手コーナーに追い込み、右を一閃。これがズドンと決まって、吉田はダウンを喫してしまう。このダウンでリズムを掴んだ佐々木は3Rになっても、右のミドルやテンカオでさらに追撃。結局、3-0でDEEP☆KICK初勝利を飾った。この階級では171cmと身長が高く、倒せる一撃を兼ね備えたタレント性は魅力的。やたらと長い(これも作戦?)セコンドの指示もキックファンなら一度は耳にするべきだろう。-53kgのタイトル戦線に食い込んでくるか。
第7試合 55kg契約 3分3R
○川本勝一郎(ESPERANZA)
×ブラックキャット大和(心将塾)
3R 1’07” TKO(レフェリーストップ)
プロ2戦全勝の川本勝一郎(ESPERANZA)とデビュー戦を迎えたブラックキャット大和(心将塾)というフレッシュな一騎討ち。1Rから積極的に前に出る川本だったが、逆に被弾する場面もあり、甲乙つけ難い状況に。しかしながら2Rになると、川本は右ヒザをボディに食い込ませると、ワンツーで追い打ちをかけ、コーナーでスタンディングダウンを奪う。その後も連打を放ち、2度目のダウンをとる。こうなると、完全に川本のペース。3R、ワンツーで大和をグラつかせたところでレフェリーが試合を止めた。懸命な判断だろう。これで川本は3戦全勝(DEEP☆KICKでは2戦全勝)。次戦はランカーとの対戦となるか。
第6試合 51kg契約 3分3R
×由知(TeamFreeStyle)
○根本日向(TEAM LIGHT)
判定0-3(29-30/29-30/29-30)
第5試合 64kg契約 3分3R
○寺坂哲伸(TEAM TEPPEN)
×イ・ヒョンテ(TEAM Solid)
2R 1’46” 判定3-0(20-17/20-18/20-17)※偶発的なバッティングによる負傷判定
第4試合 DEEP☆KICK MASTERS -63kg王座決定トーナメント準決勝 1分30秒3R(延長1分1R)
○豊原一行(TeamFreeStyle)
×中谷巌(心将塾)
1R 1’03” TKO(レフェリーストップ)
第3試合 DEEP☆KICK MASTERS -63kg王座決定トーナメント準決勝 1分30秒3R(延長1分1R)
○高尾昌宏(ENCOUNTER)
×中谷貴巳(HAWK GYM)
1R 1’04” TKO(レフェリーストップ)
今大会からDEEP☆KICKでは初となるアマチュアベルトを新設。50歳以上のアマチュアキックボクサーを対象に「DEEP☆KICK MASTERS」-63kg王座決定トーナメントをスタートさせた。組まれたのは54歳の高尾昌宏(ENCOUNTER)と53歳の中谷貴巳(HAWK GYM)、50歳の豊原一行(TeamFreeStyle)と54歳の中谷巌(心将塾)。
高尾VS中谷は試合開始早々、中谷が鋭い右を繰り出し高尾をグラつかせたが、攻め急いだ中谷がガードをあけたタイミングで高尾はカウンターの左をクリーンヒットさせ痛烈なダウンを奪う。その後追撃となる右で中谷にさらにダメージを与えると、再び左で2度目のダウンを奪い勝負を決めた。
一方、豊原VS中谷は1R開始早々豊原が右のローやミドルで攻め込む。その後打ち合いになる中、豊原は右クロスを一閃。先制のダウンを奪う。その後中谷をロープを詰め、パンチを連打してとどめを刺した。決勝は9月20日開催予定のDEEP☆KICK79で行われる予定。マスターズの称号を手にするのはどっちだ!?
第2試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -60kg契約 1分30秒2R
○山脇仁汰(PSKムエタイ大阪)
×金子大虎(BILLION.WIN.GYM)
判定3-0(20-18/20-17/20-18)
第1試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -46kg契約 1分30秒2R
○山口浬(ESPERANZA)
×岸田龍成(月心会チーム侍)
判定2-0(20-19/19-19/20-19)
DEEP☆KICK ZERO 30
7月5日、大阪府豊中市・176BOXで行われた『DEEP☆KICK ZERO 30』は3年ぶりに開催の期待のフレッシュマン4名による1DAYトーナメント、-65kg王座決定トーナメント準決勝2試合、 空位の-46kg王座決定トーナメント準決勝2試合と好カードがあまた組まれた。案の定、熱戦が続出。試合開始11時から超満員の場内は大歓声に包み込まれた。
DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント準決勝
セミファイナル DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×山本裕規(teamYAMATO)
○近藤大晟(及川道場)
判定0-3(28-30/28-29/27-30)
DEEP☆KICK-65kg第6代王者TETSU(月心会チーム侍)の王座返上により空位の第7代王者を決める王座決定トーナメント準決勝が実施された。セミファイナルで激突したのは同級8位の山本裕規(teamYAMATO)とDEEP☆KICK初参戦となる近藤大晟(及川道場)。
山本はもう一方のブロックから出場する加古稟虎を相手に1勝1分と勝ち越している大和のスラッガー。対する近藤はRISEやStand upでキャリアを重ね、過去に原口アンドレイから2勝するなどTEAM TEPPEN勢から5勝を収めているTEPPENキラーだ。
1R、山本はハイやローなど、左の蹴りを軸に攻め込もうとする。近藤は蹴りの動作を読むように、すぐワンツーやボディフックを合わせていく。中盤になると、右のテンカオをボディに突き刺し、さらにボディアッパーで追撃し山本の体力を削っていく。
2Rになっても、近藤の攻勢は止まらない。再びボディに照準を合わせ集中砲火。終盤近藤のパンチにカウンターを合わせる山本だが、劣勢は否めない。
続く3R、山本は必死に左の返しや左ハイで反撃を試みようとするが、リズムに乗った近藤の手数は止まらず、最後まで自分のペースで戦い続けた。案の定、判定は3-0で近藤。現在DEEP☆KICKのベルトを巻く及川道場勢としては-63kg王者・吉岡龍輝に続く王座獲りに王手をかけた。
メインイベント DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×竹市一樹(MA二刃会)
○加古稟虎(team Bonds)
1R 1’55” TKO(レフェリーストップ)
-65kg戦線では恵まれた身長(190cm)とリーチで新人時代から将来を嘱望されていた加古稟虎(team Bonds)。まさかの3連敗を喫するなど足踏みをする時期もあったが、それも試練と捉えたらもっと強くなれる。
今回は王座決定トーナメント準決勝という大切を試合をマッチメークされ、しかも試合順はメインイベント。いやがうえにもKO勝利への期待が高まるが、準決勝を争う相手は一筋縄ではいかないベテランだった。
過去に2本のチャンピオンベルトを巻いた経験を持つ竹市一樹(MA二刃会)。上半身のタトゥーから抱くいかついイメージとは裏腹に、日々練習を欠かさない中年の星だ。
しかし竹市とて16cmという身長差を攻略することはできなかった。加古の蹴りをキャッチしてどうにかしようとするが、2階から打ち下ろされるような右ストレートを食い止めることはでない。1R開始早々、右ハイでグラつかせられると、右ストレートで追撃され、再び食らった右ハイで先制のダウンを奪われる。
なんとか立ち上がってきたものの、ダメージが残っているのは明らか。このチャンスを加古が逃すはずはない。右ストレートを畳みかけ2度目のダウンを奪って勝負を決めた。
試合後、9月20日の決勝戦で拳を交わす近藤がリングインすると、「次の対戦相手である加古選手がいまKOで勝ったけど、僕との試合はそんなにうまくいかない。僕はこの65kgに挑戦しにきているので、次はしっかり倒して勝つ」と宣言した。
一方の加古は「2週間前に愛犬が亡くなってしまって、一緒に今日戦って勝ててうれしい。9月のタイトルマッチ(王座決定トーナメント決勝)では強い近藤選手をしっかり倒して、僕が65kgのベルトを巻きます」と涙ながらに心優しき一面をみせた。加古と近藤の間にも11cmの身長差がある。近藤はこのハンディを攻略できるのか。楽しみな大一番だ。
DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント
第2試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R
○我妻怜晟(OISHI GYM)
×長谷川心(TEAM TEPPEN)
判定3-0(29-28/○29-29/29-28)
第1試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R
×琥太朗(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
○KING琉(ROYAL KINGS)
判定0-3(27-30/28-29/27-30)
第9試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント決勝 2分3R
×KING琉(ROYAL KINGS)
○我妻怜晟(OISHI GYM)
判定0-3(28-29/27-30/28-29)
出場する4選手が全てデビュー戦というDEEP☆KICK-51kgフレッシュマン1DAYトーナメントは初戦となる準決勝から好勝負となり、決勝では我妻怜晟[わがつま れんせい](OISHI GYM)がKING琉(ROYAL KINGS)を3-0の判定で破り優勝し、-51kgへのランキング入りを果たした。
我妻は高校生で、この日同じ大会に出場した同門の奥村幸美とは同い年だ。まだ17歳とはいえ、先日RISE世界王者とともにラジャダムナン認定王者となった大﨑孔稀やRISE世界王者・大﨑一貴ら強豪をあまた輩出するOISHI GYMで揉まれている実力はホンモノだった。
長谷川心(TEAM TEPPEN)との準決勝では1Rから激しいシーソーゲーム。我妻がタイミングのいい左ミドルでムチのような破壊音を響かせれば、長谷川はTEPPEN仕込みの右フックで場内をどよめかせる。
そうした中、時間が経つにつれ我妻は左ミドルのピッチを上げ試合の主導権を握る。それでも2R終了時点のオープンスコアでは長谷川のパンチを評価するジャッジもあったので3R我妻はさらに左ミドルで猛攻をかけ、粘る空いての前進を拒んだ。判定は3-0で我妻。
もう一方のブロックの準決勝はKING琉と琥太朗(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)が激突。琉は1Rこそ動きが硬かったものの、中盤以降は硬さもとれ、チャンスと見るや飛びヒザ蹴りを見舞っていくなど旺盛な闘争本能を魅せる。琥太朗もスピーディーなパンチの連打を軸に対抗したので、琉の一発の破壊力VS琥太朗の手数のような対立図式になった。
与えたダメージを評価して2R終了時点のオープンスコアは2-0で琉。それでも琉はポイントを守ることなく、3Rも琥太朗をコーナーに詰めパンチの連打をヒットさせるなど、最後まで攻める姿勢を崩さず3-0の判定勝ちを収めた。
そして迎えた決勝。翌6日は18歳の誕生日という我妻は琉がサウスポーのため、今度は力強くタイミングのいい右ミドルを見舞っていく。踏み込んでのワンツーにも破壊力が感じられた。
一方、琉の方はなかなか距離感を掴むことができなかったが、2R中盤以降は攻めのタイミングも合ってくる。それでも爆発力すら感じさせる我妻の右ミドルの攻勢を崩すことはできず、試合終了のゴングを聞いた。
ジャッジのスコアは29-28(×2)、30-27と三者とも我妻。その刹那、3割の不安を7割の自信で包み込むようなキリリとした少年っぽい面構えが魅力的な17歳は破顔した。
その後、初めてヒーローインタビューを受けた高校生は「大石会長には感謝してもしきれない。ちょっとずつでも恩を返していきたい」と涙ながらに声を絞り出すと、リングエプロンにいた大石会長から抱擁された。
熱き師弟愛。大石会長と我妻の間には祖父と孫くらいの年齢差があるが、これがOISHI GYMの躍進の秘密なのか。
-51kgにニューヒーローが現れたと言いたいが、決勝で敗れた琉、あるいは初戦で姿を消した長谷川や琥太朗もポテンシャルを感じさせる逸材だった。
3年ぶりの開催となったルーキーによるワンデートーナメントは大成功を収めた。選手層が拡充の一途の-51kg級戦線がますます楽しみになってきた。
DEEP☆KICK QUEEN -46kg王座決定トーナメント準決勝
第7試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg王座決定トーナメント準決勝 2分3R(延長1R)
×ミツダマン(ナックルズGYM)
○山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)
判定0-3(29-30/29-30/29-30)
DEEP☆KICK QUEEN-46kg初代王者となった桃花・シンデレラの王座返上により、空位となった王座を争う王座決定トーナメントがスタート。この日は準決勝2試合が行われた。
6月7日のDEEP☆KICK 78でのチャ・ミンジュ戦から1カ月という短いスパンでの出場となった山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)はプロ戦績4戦全勝と波に乗るミツダマン(ナックルズGYM)との対戦になった。
1Rから接近戦になると打ち合いも辞さない山﨑とミツダマン。お互いしっかりと対策は練ってきたようで、セコンドから「練習通りいけ」といった指示が飛ぶ。
そうした中、山﨑はミツダマンの動きをよく見て、入ってくるところに前蹴りを決め、ワンツーで追撃するなど、成長の跡を見せる。続く2R、ミツダマンは果敢に攻め込もうとするが、タイミングを外されなかなか連打を打ち込めない。セコンドから「少ないぞ、手数」という厳しい声を浴びせられていた。
オープンスコアは三者とも20-19で山﨑。続く3Rもワンツーからヒザ蹴りを見舞うなど山﨑は作戦を忠実に遂行する。ラウンド終了間際、ミツダマンは痛烈な右をクリーンヒットさせるが、時すでに遅し。ジャッジは三者とも山﨑の勝利を支持した。山﨑は9月20日実施の決勝へと駒を進めた。
第8試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg王座決定トーナメント準決勝 2分3R(延長1R)
○奥村幸美(OISHI GYM)
×ののか(BLACK☆Jr)
判定2-0(30-29/30-29/29-29)
もう一方のブロックではDEEP☆KICKではともに1戦1勝の奥村幸美(OISHI GYM)とののか(BLACK☆Jr)が拳を交わした。
奥村はHOOST CUPでプロデビュー。黒星スタートとなったが、その後は連勝中。昨年11月15日にはDEEP☆KICKに初登場し、山﨑愛琉から勝利を収めている。
一方、ののかは今年4月5日開催の「DEEP☆KICK ZERO 29」に出場し、牧野騎士の妹・牧野天音に勝利した試合内容を評価され、今回の抜擢となった。ふたりともキックボクサーとして活動する前には空手でキャリアを積んでいるので、格闘技のキャリアは長い。
1Rから奥村が強いプレスをかけていくと、ののかは反時計回りにステップしながらチャンスをうかがう。ワンツーも強烈だ。しかし奥村のフィジカルは高校生離れしており、ののかをロープにつめヒザ蹴りを打ち込む。
2Rになっても、奥村のプレスは弱まらない。ワンツーからのヒザでののかのスタミナを削りにかかる。ラウンド終了間際、ののかは鮮やかなバックハンドを見せるも試合の流れを変えるまでには至らさない。案の定、オープンスコアは三者とも20-19で奥村。
続く3R、ののかは奥村の打ち終わりに反撃を試みるが、決定打とはならず試合終了のゴングを聞いた。判定は2Rの猛攻が効き、2-0で奥村。試合後、カメラマンからポーズを要求されると、奥村は左手を斜め上に伸ばす独特のポーズで応えた。
試合後インタビューで奥村は「今日の内容はいいとはいえなくて、まだまだの試合をしてしまった。決勝戦は山﨑選手と2回目の対戦になるけど、ずっと目標だった高校生チャンピオンになる最後のチャンスなので絶対勝ってヒーローになります」と宣言した。
対する山﨑も現役高校生なので、「今回高校生で獲れる最後のチャンスだと思うので、しっかり自分が勝ってチャンピオンになります」と結んだ。9月20日はどちらが勝っても高校生チャンピオンの誕生だ。
第6試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -60kg契約 1分30秒2R
×長島一汰(K-1ジム心斎橋)
○元島悠聖(TEPPEN GYM 大阪)
判定0-3(18-20/19-20/18-20)
第5試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -52kg契約 1分30秒2R
×土橋海凛(一心会)
○柏原璃空(LoTgym)
判定0-2(19-20/19-19/19-20)
第4試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -57kg契約 1分2R
×藤野将臣(藤野塾)
○柏木隆之介(HAMA・GYM)
判定0-3(18-20/19-20/18-20)
第3試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -55kg契約 1分2R
×平田晴弥(TEAM LEA)
○竹内虎大(A.M.E.STARS)
判定0-3(18-20/17-20/18-20)














