KNOCK OUT 4.4 常葉アリーナ(レポ):ジム対抗3vs3トーナメントは和術慧舟會HEARTSが優勝し賞金100万円獲得。好勝負続きに山口元気代表「新しい格闘技の可能性を見た」

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
センチャイムエタイジム中野
本場のムエタイ、教えます。初心者、ダイエット目的の方も大歓迎!まずは見学・体験を!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
センチャイムエタイジム蒲田
3号店25年7月オープン!入会キャンペーン実施中!初心者の方、女性の方、大歓迎!
U-NEXT presents THE KNOCK OUT FIGHTER.7
2026年4月4日(土)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
レポート:井原芳徳 中継:U-NEXT(2,189円/月)
UNLIMITED最強ジムはどこだ!ジム対抗3vs3トーナメント(スーパーフェザー級(60kg))
KNOCK OUTが所有する福島県田村市常葉(ときわ)の山中にあるトレーニング施設「KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉」内の常設会場「KNOCK OUT常葉アリーナ」では、配信特化型大会を2024年秋から開催している。雪が降る冬の休業期間を終え、3月22日の大会から26年の常葉での大会がスタートした。
3月の大会では肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール「BLACKルール」、オープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール「REDルール」でワンマッチ9試合が行われた。
4月の今大会はREDルールのスタイルに倒してからの打撃も可能になる「UNLIMITEDルール」で全ての試合が行われた。UNLIMITEDルールはキック・ムエタイの選手だけでなく、MMAの選手も多数挑戦しており、スーパーフェザー級(60kg)は倉本一真、フェザー級(57.5kg)はカルロス・モタが王座に君臨している。
UNLIMITEDルールを採用したトライアウト企画「THE KNOCK OUT FIGHTER」も昨年から行われ、常葉アリーナではプロデビュー間もない選手やデビューを控えた8選手によるワンデートーナメントが度々行われてきた。今年初の「THE KNOCK OUT FIGHTER」では、ジム対抗3vs3トーナメントが初めて行われた。1月に東京都内で一回戦が行われ、今回、常葉での準決勝・決勝で、優勝賞金100万円の行方が決まる。
第1試合 準決勝 各試合3分1R
×KNOCK OUT クロスポイント(コーチ:渡慶次幸平/石原海星、古仲丈太、藁谷兼介)
○Battle-Box(コーチ:木村“フィリップ”ミノル/下田蓮、輝龍、清水村健人)
0-3
第1戦 ×石原vs下田○ 判定1-2
石原がサウスポー、下田がオーソドックスで構え、お互いパンチを当てる。中盤、下田が右テンカオで襲い掛かると、石原はタックルで捕まえて倒すが、下田は片手をマットにつけるだけで、すぐに立ち上がり離れる。石原は再びタックルを仕掛けて倒し、がぶりの状態から一発頭に膝を入れるが、ここでもすぐに下田は立って突き放す。終盤、下田が腰投げで倒し、袈裟固めに近い状態で押さえるが、その先に持ち込めず、ブレイクがかかる。スタンドに戻ると時間切れに。お互い決め手が無く終わり、ジャッジは割れ、2者が若干打撃のヒットで上回った下田を支持した。
第2戦 ×古仲vs下田○ 判定1-2
今回のトーナメントでは1試合ごとに勝者のドクターチェックと連戦の意思確認が行われ、下田は問題なく2戦目へ。伝統派空手出身の古仲が、右の前蹴りを放つが、下田は右ストレートをドンピシャで合わせてダウンさせ、下田が上から襲い掛かるが、古仲はすぐ立ってブレイクがかかる。古仲は右ストレート、カーフを当て、タックルで倒すが、下田はすぐ立つ。終盤、古仲は右ストレートを当て、蹴り足をつかんで倒してパウンドを当て、巻き返して終わる。この試合もジャッジが割れ、序盤にダウンを奪った下田が2者に支持され判定勝ちした。
第3戦 ×藁谷vs下田○ 判定1-2
藁谷はサウスポーで構え、オーソドックスの下田に左のインロー、ミドルを当ててから、ハイを当て、下田はフラつく。中盤、藁谷はタックルで倒し、パウンドを当ててから、下田の立ち際のボディに左膝蹴りを当てる。終盤、下田が右ストレートを当て返すが、藁谷はすぐにタックルで倒し、またも立ち際に顔面に膝を連打し、主導権を維持する。ところが離れると、下田が右フックを連打し、藁谷をひるませる。最後も動きの落ちた藁谷に、下田が右ストレート、飛び膝蹴りを当てて、インパクトを作って終了する。この試合もジャッジが割れたが、最後に猛反撃した下田が2者に支持され判定勝ち。下田が3試合とも接戦を制して3人抜きを果たし、一人でBattle-Boxを準決勝に導いた。
第2試合 準決勝 スーパーフェザー級(60kg) 各試合3分1R
○和術慧舟會HEARTS(コーチ:大沢ケンジ/高木逞、高梨玲次郎、市尾宗太郎)
×THE BLACKBELT JAPAN(コーチ:鶴屋浩/武井大将、小林桜大、横山桔平)
3-2
第1戦 ×高木vs武井○ 判定0-3
高木はスイッチを繰り返し、武井はオーソドックスで構え、お互いパンチ主体の攻防が続く。なかなか均衡が崩れなかったが、終盤、高木の入り際に、武井が左ストレートを当ててスリップさせ、好印象を作る。最後も武井が高木をロープ際に詰め、ノーガードから後ろ上段廻し蹴りを放って、攻勢を印象付けて終え、ジャッジ3者から支持され判定勝ちした。
第2戦 ○高梨vs武井× 判定3-0
長身の武井がプレッシャーをかけ、高梨が八角形リングの中をステップで回り続ける。お互い攻撃が少ない状態で迎えた終盤、2戦目で疲れ気味の武井に対し、高梨が右ストレート、ハイを当てて、僅差ながらも印象を作り判定勝ちした。
第3戦 ○高梨vs小林× 判定3-0
サウスポーで構える16歳の小林に対し、高梨はこの試合でも距離を取りつつ、右ハイを当てる。中盤、小林が詰めて来たところで、高梨はワンツーのストレートを連続で当て、小林はスリップする。小林はすぐ立つが、高梨の右ストレートで再びスリップする。小林はダメージは小さい様子だが、体格差があるためパワーで押されている感がある。終盤はお互い攻撃が減り終了。高梨が判定勝ちした。
第4戦 ×高梨vs横山○ 1’45” TKO
4戦目は一進一退の死闘に。レスリングベースの横山は、3戦目でやや疲れ気味の高梨に対し、開始すぐから両脇を差して倒し、ハーフで押さえると、マウントに移行し、パウンドを連打する。高梨は耐えると、ブリッジで崩して脱出し、スタンドに戻す。横山は左の膝蹴りで襲い掛かるが、高梨は蹴り足をつかみながら右フックを当てて倒し、パウンドを当てて反撃する。だが高梨がサッカーボールキックを空振りすると、横山は高梨の逆の足をつかんで立ち上がり、胴タックルで再び倒す。膠着するとすぐブレイクがかかり、スタンドに戻る。横山はまたも組み付くと、背後から抱え上げ、ジャーマンスープレックスで高梨をマットに叩きつける。横山はサイドで押さえながら膝蹴りを横山に当て続け、豊永レフェリーがストップした。
第5戦 ○市尾vs横山× 2’30” TKO
HEARTSとTBJの争いは大将戦にもつれ込む。長身のストライカー・市尾に対し、横山はタックルからのテイクダウンとパウンドで仕留めにかかる。だがこれを繰り返すうちに横山は口が開き、疲れが見え始めると、横山のタックルの入り際に、市尾が左膝蹴りを頭に当ててひるませる。それでも横山はタックルを繰り返し、終盤には水車落としで倒し、見せ場を作る。だがこの投げで力を使い過ぎたようで、膠着ブレイクがかかると、疲労困憊の横山は座ったままなかなか立てず、豊永レフェリーがストップ。市尾の勝利となり、HEARTSの決勝進出が決まった。
第7試合 メインイベント 決勝 各試合3分1R
×Battle-Box(コーチ:木村“フィリップ”ミノル/輝龍、清水村健人、下田蓮)
○和術慧舟會HEARTS(コーチ:大沢ケンジ/岩田虎之輔、高木逞、市尾宗太郎)
1-3
第1戦 ×輝龍vs岩田○ 1’43” KO
Battle-Boxは準決勝で下田が3タテを果たしたため、輝龍は決勝でこの日の初戦を迎えた。HEARTSの高梨玲次郎は準決勝でTKO負けしたため決勝は出られず、リザーバーの岩田が決勝から登場した。
先鋒戦は岩田の圧勝に。パンチとクリンチが繰り返され、中盤、岩田が脇を抱えて倒すと、サイドを取り、マウントに移行する。輝龍はグラウンドに対応できず、岩田がマウントをキープしてパウンドを当て続け、長瀬レフェリーがストップした。
第2戦 ○清水村vs岩田× 判定3-0
お互いタックルでテイクダウンを奪い、パンチを打ち合う削り合いが続くが、2戦目で少し疲れて来た岩田に対し、中盤過ぎに清水村がタックルで倒して上から押さえ、パウンドをまとめて好印象を作る。膠着ブレイクがかかりスタンドに戻ると、お互い疲労の影響で攻め込めず終了。攻撃の山を作った清水村が判定勝ちした。
第3戦 ×清水村vs高木○ 0″37″ KO
第3戦は両チームとも次鋒同士の戦い。高木は準決勝の先鋒戦で判定負けしたが、決勝ではチームに貢献する。HEARTSの大沢ケンジ代表が開始前「すぐ終わらせろ」と指示すると、高木は開始すぐ、清水村を反り投げで倒す。これはすぐ立たれたが、高木はサウスポーから右のパンチを当ててから、再び反り投げで倒す。今度はすぐさまマウント、バックマウントと移行し、パウンドをまとめたところで、長瀬レフェリーがストップした。
第4戦 ×下田vs高木○ 判定0-3
後の無いBattle-Boxは、準決勝で3人抜きを果たした下田が決勝の最後の砦となるが、初戦を短時間で終え余力のある高木が崩すことに。高木はサウスポーで構え、開始すぐからプレッシャーをかけ、左ストレートを当て、左飛び膝やハイでも襲い掛かる。下田もパンチを振うが、高木は目が良く、かわして防御を続け、主導権を維持したまま終了する。ジャッジ3者とも高木を支持し、高木が判定勝ちでHEARTSに優勝をもたらした。
新企画のジム対抗トーナメントはアグレッシブで一進一退の好勝負が続き、3人抜きのBattle-Box下田蓮、レスリングを駆使したTBJ横山桔平、決勝で2連勝しHEARTSに優勝をもたらした高木逞といった個人の活躍も光った。
賞金100万円のパネルをHEARTSに授与したKNOCK OUTの山口元気代表は「団体戦はチームで勝つ感じで、新しい格闘技の可能性を見たと思いました。悔しい思いをしたチームもあると思うんで、リベンジしましょう。勝ったチームもまたチャンピオンとして参加してください」と話し、早くも第2弾実施に意欲を示した。
HEARTSの大沢ケンジ代表は「団体戦ならではの戦い方というか、今まで僕は『前に出ろ』としか言わなかった人間なんですけど『引け引け』『ちょっと待て』といった指示を出しました。チームとしてみんなが良くやってくれました。熱くなる大会でした。またこういう大会があったら参加したいと思います」と話し、最後はトーナメント出場の4選手、ワンマッチで勝利した平川蓮斗、セコンドの新井丈らと共に記念撮影した。
ワンマッチ
第6試合 セミファイナル UNLIMITED スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)
×瑠夏(フリー)
1R 0’41” KO
キックボクシング出身の瑠夏を、平川がタックルで倒すと、ロープ際でパウンドと膝を連打し、瑠夏が防戦一方になると、福田レフェリーがストップし、わずか41秒で決着した。平川はUNLIMITED 3戦2勝(1KO)1敗となった。
第5試合 UNLIMITED スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○松本飛雅[ひゅうが](パラエストラ広島)
×ホクト(FAMILIA/CANDY GYM)
2R 0’31” KO
第4試合 UNLIMITED 63kg契約 3分3R
○ふくやーまん(FIGHTER’S FLOW)
×福井達郎(BRAVE FIGHT CLUB)
1R 2’23” KO
第3試合 UNLIMITED(アマチュア) スーパーフェザー級(60kg) 2分3R
○石渡寛崇[ひろたか](Fired Up Gym/天水空手)
×ハルキカイ(FAMILIA/CANDY GYM)
1R 1’30” KO

