XSTREAM 1 10.12 大森ゴールドジム(レポ):「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」に藤原乃愛と實方拓海が挑戦。

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【XSTREAM 1からのプレスリリース】
◆過去最高270名が参加、熱狂の全148試合! 立ち技総合格闘技 第9回「XSTREAM 1」 大会レポート
RISE實方拓海、ムエタイ伊藤紗弥&藤原乃愛の プロ魂が交錯した「1分間ミドル連打チャレンジ」
王者が集結──新チャンピオン誕生と防衛戦が 織りなす熱戦
2025年(令和7年)10月12日(日)、ゴールドジムサウス東京アネックスにて、第9回「立ち技総合格闘技 XSTREAM 1 アマチュア大会」を開催しました。今回は過去最多となる270名が参加し、全148試合が行われました。 年度末恒例の各部門チャンピオン決定戦では、昨年から王座を守った防衛王者に加え、新階級による新たな王者も誕 生し、一年の集大成にふさわしい熱戦が繰り広げられました。
目玉イベント「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には、RISEウェルター級1位・實方拓海選手(TSK Japan) が登場。出場予定だったムエタイ“四冠”王者・伊藤紗弥選手(尚武会)がケガにより欠場し、急遽、同門のWBCミニフライ級世界チャンピオン・藤原乃愛選手(尚武会)の参戦となり、会場は熱気と歓声に包まれました。 また、『DEEP☆KICK』との共同開催による6階級の東西対抗戦では、3勝3敗の引き分けとなり、両陣営が互いの健闘 を称え合う激闘となりました。
さらに注目を集めた「マーシャルアーツ無差別級オープントーナメント」決勝では、テコンドーの実力者・山ノ内蓮 選手(T.K.KING鎌ヶ谷)が圧巻の勝利を収め、新王者に輝きました。新たな挑戦者たちの台頭とともに、XSTREAM 1 は立ち技格闘技の進化と可能性を示す大会となり、2026年へのさらなる飛躍を予感させる一日となりました。
◆プロの意地と笑顔が交錯!「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」 實方拓海&藤原乃愛が圧巻パフォーマンス
豪華ゲストによる「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」で、まずリングに登場したのは、ムエタイ“四冠”王者 の伊藤紗弥選手(尚武会)。
今回はケガのため出場が叶いませんでしたが、コスチューム姿で登壇し「代わりに乃愛ちゃんがムエタイ選手のすご さを見せてくれます」とコメント。
続いてWBCムエタイミニフライ級世界チャンピオンの藤原乃愛選手(尚武会)が登場。急遽の参戦にもかかわらず、 「目標は100回。紗弥ちゃんに負けないマシンガンミドルをお見せします!」と堂々宣言しました。 ゴングと同時に放たれたミドルキックは体幹がぶれず、リズミカルかつ力強いフォームで会場を魅了。終盤を迎えて もスピードが落ちることなく蹴り抜きました。しかし、結果の「85回」と告げられ藤原選手も会場も戸惑いの表情。 回数が伸びなかった理由は規定のラインに届かない蹴りが24回もあり、全てカウントされていれば109回の大記録。 以前、辻井和花選手(BRINGITONパラエストラAKK)が叩き出した歴代最高記録の104回を上回る結果となるはず だった見事なパフォーマンスでした。
藤原選手は「悔しい。またリベンジしたいです」と笑顔で語り、伊藤選手は「今回、乃愛ちゃんのチャレンジを見て コツをつかんだので、次は私が挑戦して乃愛ちゃんの分もリベンジしたいです」と再戦を誓いました。
そしてトリを飾ったのは、RISEウェルター級1位の實方拓海選手(TSK Japan)。
白鳥の人形を頭と腰に飾り付けたユーモラスなコスチュームで入場すると、会場からはどよめきと笑いが起こりました。
實方選手は「こんな格好をしていますが、100回を目指して頑張ります」と宣言し、チャレンジスタート。實方選手 の蹴りと連動する白鳥の人形に注目が集まりましたが、キックは本物。迫力ある重厚感のミドルキックをリズミカル に放ち、観客の大声援を受けながら、後半も加速。結果は99回と重量級として好記録をマークしました。 實方選手は「キッズが120回も蹴っていると聞いていたのでどんなものかと思いましたが、本当にきつかったです。 白鳥は皆さんが笑顔になってくれたらと思って着けました。アマチュア選手の帯同でXSTREAM 1に来ることが多い のですが、いつもポジティブなパワーを感じています」と語り、「来年はケガをしっかり治して(試合で)完全復活 します」と力強く宣言しました。
前田憲作総合プロデューサーは、「プロの二人はそれぞれの個性で大会を盛り上げてくれました。實方選手の普段の 真面目な姿を知っているだけに白鳥の姿には爆笑してしまいましたが、観客を楽しませようという気持ちが伝わって 嬉しかったです。藤原選手は、あと数センチ上を蹴っていれば、109回と言う最高記録だったので、あまりに惜しく 見ている我々も残念な思いです。近くリベンジしてくれるとおっしゃっていたので楽しみです」と総評しました。
◆ 誰もが輝ける舞台!「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」、チームバトルX-1名物「高速ミドルキック鬼3連」
キッズから一般、ジェントルマン・クラスまで、幅広い年齢層が挑む「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」 では、挑戦し続ける選手たちの姿に、会場全体が拍手で包まれました。
また、チームを組んで挑戦する「高速ミドルキック鬼3連」には3チームが参戦。中でも、親子でチームを組んだ 「チーム小川ファミリー」は、家族ならではの連携プレーを発揮。軽量級150kg以下の部で285回という最高記録を 樹立しました。キックボクシングの練習以外で特別な模擬練習は行っていなかったそうですが、「さらに高みを目 指して、もう一度挑戦したい」と意欲を語りました。
「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」や「高速ミドルキック鬼3連」は、年齢やキャリアを問わず、すべて の参加者が同じ条件で挑戦できる、XSTREAM 1ならではの競技です。
プロ選手と同じリングに立ち、観客の前で全力を出し切る。その体験が、次の挑戦への原動力となっています。
◆王者誕生と防衛戦が織りなす白熱のチャンピオンカーニバル!
今大会は、年間を通じてランキング上位に名を連ねた選手たちが集結し、各種目・各階級の今年度チャンピオンを 決定する「チャンピオンカーニバル」が開催されました。
全試合が王座を懸けた真剣勝負となり、選手たちの気迫、そして応援する観客の熱量がいつにも増して会場全体を 包み込みました。
会場は立ち見が出るほどの満員となり、リングサイドには緊張感と期待が漂いました。
本大会からは階級を2.5キロ刻みに細分化したことで、より公平なマッチメイクが実現。 新チャンピオンの誕生や昨年王者による防衛戦など、全試合で手に汗握る展開が続出しました。
数ある熱戦の中でも、観客の注目を集めたのが今回MVPに選出された67.5kg級のタイトルマッチに挑んだ村松寛昌 選手(TSK japan)の試合です。村松選手は昨年70kg王者に輝き、今回は1階級落としての挑戦となります。 相手は強打が持ち味の守屋凱琉選手(RAUSUジム)。村松選手は序盤からリーチを活かした距離感と冷静な試合運 び,、そして打撃戦で的確に膝蹴りを織り交ぜ、判定勝利で見事王座を獲得しました。また、その活躍が評価され、 今大会のMVPに選出されました。
村松選手は「18歳から27歳までアマチュアで約140戦をしてきて、ずっとMVPを取りたいと思っていました。緊張 しましたが、ようやく取ることができて本当に嬉しいです。来年はプロデビューも決まっているので、格闘技界全 体、そしてXSTREAM 1をもっと盛り上げていきたいです」と語りました。
前田憲作総合プロデューサーは選出理由について「試合前からSNSなどで大会を盛り上げてくれた姿勢が印象的で した」と述べ、「実は試合前に拳を骨折していたのですが、それでも諦めずにサウスポースタイルへ切り替えて出 場し、見事に勝利を収めた。そうした挑戦と精神力が素晴らしかったため、今大会のMVPに選びました」とコメン トしました。
また、65kg級王者の志賀野真人選手(TSK japan)は見事にベルトを防衛。「来年高校を卒業するタイミングでプロ デビューを目指しています。これから格闘技をさらに盛り上げていきたいです」と意気込みを語りました。若き王 者の言葉には、次世代を担う覚悟がにじんでいました。
・一般 各階級・各部門 XSTREAM 1チャンピオン
55kg級王者・加藤 虎之慎 選手(ReBORN経堂)
60kg級王者・吉岡 洸希選手 (TSK japan )
65kg級王者・志賀野 真人選手 (TSK japan)
67.5kg級王者・村松 寛昌選手 (TSK japan )
マーシャルアーツ無差別級王者 山ノ内 蓮選手 (T.K.KING鎌ヶ谷)
ムエタイ60kg級王者 三橋 暖希 選手 (士道館ひばりヶ丘道場)
◆「DEEP☆KICK」東西対決──意地と誇りがぶつかった最終戦 結果は3勝3敗の激闘ドロー!
「DEEP☆KICK」との共同開催による東西対抗シリーズ最終戦。本シリーズは、東日本の育成を担う「XSTREAM 1」 と、西日本を拠点とする「DEEP☆KICK」が連携し、年間を通して実施してきた選手育成・技術交流の場です。 今年4月に大阪で行われた前半戦では、東代表が3連勝を飾り、西代表は背水の陣で今大会を迎えました。
初戦、プレッシャーのかかる場面で見事に結果を出したのが、西代表の朴竜佑選手(VALIENTE)。東京代表の吉岡 洸希選手(TSK japan)を相手に、渾身のミドルキックを叩き込み勝利を収めました。
続く第2試合では、西代表の川端大心選手(team Bonds)が冷静な試合運びで、東代表の相沢空音選手(健成會) に対し、的確なストレートを何度もヒット。再び西軍が勝利を重ねます。
迎えた最終第3試合は、65kg級の山田真也選手(パラエストラ森ノ宮)とNico Tso選手(LAILAPS東京北星ジム)によ る一進一退の打撃戦。山田選手の勢いと手数が最後まで勝り、会場を沸かせる判定勝利を手にしました。 これにより、今年の東西対決シリーズは、東京3勝・大阪3勝の引き分け決着。
序盤戦を圧倒した東代表に対し、西代表が意地を見せて最終戦を全勝で締めくくり、年間を通じて行われた交流戦 は互いの健闘を称え合う形で幕を閉じました。
団体の垣根を越えた交流と切磋琢磨が生んだ今回の対決は、「XSTREAM 1」が掲げる“挑戦と成長”の理念を体現す る一戦となりました。
◆マーシャルアーツ無差別級オープントーナメント 山ノ内蓮が堂々の王座奪取、テコンドーの魅力を存分に発揮
異種格闘技「第2回マーシャルアーツ無差別級オープントーナメント」では、前回王者・三留空也選手(岡澤道 場)がケガによって欠場となり、頂点を懸けて山ノ内蓮選手(T.K.KING鎌ヶ谷)と、杉浦 よしひろ選手(チームド ラゴン)による一戦が行われました。
“無差別級対決”らしく、両者の体格差は歴然。しかし山ノ内選手はプレッシャーをものともせず、試合開始直後か ら主導権を握りました。得意とするテコンドーの華麗な足技を次々と繰り出し、回転技を織り交ぜた連続攻撃で観 客を沸かせます。さらに接近戦では、オーバーフックをヒットさせるなど近距離の攻防にも対応。多彩な攻撃で試 合を完全に支配。見事マーシャルアーツ無差別級王者に輝きました。山内選手は「勝つことができましたが、次回 は以前負けている三留選手との再戦で勝ちたいです」とコメントしました。
◆拳で語り、敬意で結ぶ 夜の部「ジェントルマンファイト」熱戦の数々
夜の部のリングを彩るのは、年齢や職業を超え、それぞれの人生経験を背負ってリングに上がる選手たちが、互い の闘志と敬意をぶつけ合う「ジェントルマンファイト」。
勝敗はもちろんですが、“挑戦する姿勢”が称えられるXSTREAM 1ならではの舞台です。また、各階級の王者が決定するとあって、今回はいつも以上の盛り上がりを見せました。
65kg級タイトルマッチで、見事チャンピオンに輝いた田中志幸選手(心成塾)は「人に支えてもらっての勝利だと 思っています。普段はSEをしていますが、夜7時半から週4日練習を続けてきました」と喜びを語りました。
また、50歳以上の選手による60kg特別階級の戦いでは梶山正明選手(心成塾)は、元Mキックボクシング王者・飛 鳥信也師範(目黒ジムAS-K丈夫JV)との一戦を制しました。「相手の飛鳥師範、本当に強かったです。60歳を超 えているとは思えないです」と試合後に相手選手への敬意を示しました。
メインを飾った80kg超級のタイトルマッチ、長里清選手(サンライズジム)と片岡良輔選手(戦ジム)の対戦は迫 力の大打撃戦となりました。
両者とも一歩も引かず、激しいパンチの応酬から長里選手の膝蹴りが片岡選手をとらえます。しかし、片岡選手が 反撃に転じ、強烈なパンチで長里選手をダウン。
その後も激しい攻防が続き、最後は片岡選手がもう一度ダウンを奪い、勝利を収めました。試合後、両選手は互い の健闘を称え合いました。
・ジェントルマンファイト XSTREAM 1チャンピオン
ジェントルマン60kg級王者 杉井智博選手 (Team Immortal )
ジェントルマン65kg級王者 田中 志幸選手 (心成塾)
ジェントルマン75kg級王者 土居 海 選手 (Tri.H studio大山 )
ジェントルマン80kg超級王者 片岡 良輔 (戦ジム)
ジェントルマンオーバー50 特別王座 60kg級王者 梶山 正明選手 (心成塾)
ジェントルマンオーバー50 特別王座 75kg級王者 小島 達也選手 (龍拳會青葉台支部)
ジェントルマンオーバー50 特別ムエタイ王座 60kg級王者 幸島 秀之 選手(サンライズジム)
ジェントルマン マーシャルアーツ重量級王者 澤本 龍太郎 選手 (チームドラゴン)
●「XSTREAM 1」総合プロデューサー前田憲作より大会総評
大会のテーマは「挑戦することに挑戦する」。その言葉どおり、出場した選手一人ひとりが、自分自身の限界に挑 み、その姿を通して多くの感動を与えてくれました。
XSTREAM 1 は、「誰もが輝ける場所」「誰もが挑戦できる場所」でありたいと願っています。 そのために、私自身も主催者として、これまで以上に多くの人が挑戦できる舞台をつくることに挑戦し続けます。
格闘技の新しい形を生み出し、挑戦する人を増やし、挑戦する姿を応援できる場を広げていくこと。それこそが、 私にとっての“挑戦”でもあります。
これからも進化するアマチュア大会として、そして将来的にはプロ化も視野に入れながら、格闘技界をさらに盛り 上げていきます。
選手の皆さん、スタッフ関係者の皆さん、そして応援してくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。 また次の挑戦の場でお会いしましょう。来年は3月1日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスからスタートします。ぜひご期待をお寄せください。
XSTREAM 1ウェブサイト https://xstream-1.com/xstream1/
〒194-0022 東京都町田市森野2-27-13 東昭ビル1階
XSTREAM 1(エクストリームワン)事務局
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