RISE+SB 12.25 両国国技館:対GLORY勢公開練習<RISE編>原口健飛「フィジカルでカバーできないところを狙って、一発で切る」、山田洸誓「負けると1ミリも思っていない」、白鳥大珠「倒してこそ華がある」、小林愛三「RISEが一番と証明する」
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RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022(12月25日(日) 両国国技館)ではRISEとGLORYの対抗戦6試合が行われる。RISE側の原口健飛、山田洸誓、白鳥大珠、小林愛三の4選手の公開練習の映像とインタビュー談話がRISEクリエーションから届いた。
また、試合順も記事末尾の対戦カード表のとおりに発表されている。
第17試合 メインイベント RIVALS RISE×GLORY RISEルール スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE 63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
セルゲイ・アダムチャック[Serhii Adamchuk](ウクライナ/マイクスジム/GLORYフェザー級(65kg)6位・元王者、元ISKA欧州ウェルター級王者)
第16試合 セミファイナル RIVALS RISE×GLORY RISEルール ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/RISEミドル級(70kg)1位、SB日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 65kgトーナメント2018優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/GLORYライト級(70kg)1位)
第15試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 山田洸誓 Final Match スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
ペットパノムルン・ギャットムーカオ(タイ/ギャットムーカオジム/RISE世界スーパーライト級(65kg)&GLORYフェザー級(65kg)王者)
山田洸誓[こうせい](正道会館KCIEL/RISEスーパーライト級(65kg)王者)
第14試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEライト級(63kg)1位・元王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
アブデラ・エズビリ(フランス/チーム・エズビリ/GLORY世界フェザー級(65kg)4位、元ISKA世界ウェルター級王者)
第13試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 63.5kg契約 3分3R(延長1R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/WMCインターナショナル・WKA豪州・WBCムエタイクイーンズランド州・スーパーライト級王者)
第12試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級(52kg)王者)
テッサ・デ・コム[Tessa De Kom](オランダ/ファイトチーム・フラールディンゲン/Enfusion女子ストロー級(52kg)王者)
原口健飛 『フィジカルでカバー出来ないところを狙って、一発で切るような試合』
―― 試合まで2週間ちょっとと迫ってきましたがコンディションはどうですか?
原口 コンディションは動きもキレてきてバッチリですね。
―― モチベーションの方はいかがですか?
原口 逆に上がってますね。対戦相手変わったけどアダムチャックの方が一応元GLORY王者っていう肩書きがあるんでモチベーションはさらに上がったって感じですね。
―― ザカリアからセルゲイに対戦相手が変更になったって聞いた時はどんな感じでした?
華口 別にどっちでもいいかなって。ただ練習内容ちょっと変えないといけないかなと思ったくらいで全然どっちでもおいしいので大丈夫ですね。
―― セルゲイですが原口選手も言ったように元GLORY世界王者ということでこの肩書きは魅力的ですか?
原口 やっぱり肩書きある方がモチベーションも上がるし、もちろんグレゴリアンにも勝ってるって聞いたんでかなり強いし、世界的に見ても強いファイターやなってのは誰が見てもわかると思うんで美味しいですね。
―― 試合映像はかなりご覧になりました?
原口 あんまり映像がないんでペットの時の試合と前回のバウトレビューさんが上げた動画見たくらいですかね。
(上動画はアダムチャックが前回昨年10月にアレクセイ・ユリアノフに判定負けした試合。青のサウスポーの選手がアダムチャック。下動画はペットパノムルンとの3度目の対戦)
―― 今ペットパノムルンの話も出ましたけどセルゲイ選手も原口選手以上にペットと3回も戦ってるんですね。
原口 僕もそれ最近知ったんですけど(笑)。全部判定で負けてるみたいなんで、かなり身体は強いんやろなっていうのは伝わってきますね。
―― お互いペットパノムルンが壁になってるって感じですけどどうですか?
原口 ゾウガリーもペットに負けてるしもうペット強すぎ(笑)。ただただあいつ強いなって感じです。
―― でしたら今回の一戦は次期挑戦者決定戦じゃないですけど、そういった意味合いもありますか?
原口 次期と言うか自分の中でもまだ早いなと思ってるんで、もう少し世界の強豪を倒してみんなと言うかファンの方も団体も含め、もう一回やってもいいんじゃないかって思われるぐらい自分が強くならなあかんから。でもとにかくここは勝っておかないといけないですね。
―― そのセルゲイ選手ですけど日本でも結構有名なマイクスジムでずっと練習してるみたいなんですけど、マイクスジムって何か印象はありますか?
原口 聞くだけですけど結構体重差関係なくスパーリングするみたいなのを聞いたことあって、だから身体はもうめちゃくちゃ強いよっていうのを聞いたことありますね。普通にヘビー級ともやったりするらしいんで。
―― もし機会があれば原口選手も行ってやってみたい気持ちはありますか?
原口 いや行きたくないですね(笑)。
―― 今回セルゲイの試合ですけど対抗戦の大将戦に選ばれてますけどこの部分はモチベーションが上がるきっかけの一つになりますか?
原口 上がるし結構恐れ多いっていうか自分でもびっくりはしてるんですけど、任されたからにはしっかりと勝たなあかんっすね。モチベーションは上がってますね。
―― ちなみに今日の早朝というか深夜にワールドカップの試合がありましたけど何か影響を受けるものはありましたか?
原口 初めてその負けた試合だけ見て影響というか凄いなぁと思いましたね。こんなに全世界が盛り上がってるって。影響というか格闘技ももう少し盛り上がってくれたらいいなとは思ってますね。
―― では今回両国を原口選手を筆頭に盛り上げていただけたら非常に面白い展開になってくるんじゃないかと思いますが。
原口 結構盛り上げてるつもりあるんすけどね、毎試合。なかなか格闘技は難しいですね。
―― では今まで以上に盛り上げてください。
原口 クリスマスなんでバッチリと盛り上げます。
―― 今までサンドバックとかシャドーだったのが今日の公開練習はミット打ちを見せたのは何か意味があったんですか?
原口 いつも同じことばっかしてるんでたまには違うことしようかなって感じですね。
―― パンチだけだったのは今回パンチを磨いてるってことなんですか?
原口 今年はもうテーマはパンチで磨いてるんで。蹴りは磨かなくても自然に出るんでパンチを磨いてますね今。
―― 何かパンチを磨くことでやってることってありますか?
原口 ゾウガリーにしてもアダムチャックにしても結構ガツガツ前に来るファイターなんで、短いショートの打ち合いを結構今練習してますね。
―― 短いショートの打ち合いだとフルコンの経験も活きるんじゃないですか?
原口 また違うんであれですけど、やっと理想のショートの打ち合いができるようになってきたかなっていうとこまでは来てますね。ショートでも結構当て勘っていうかしっかりナックル当てるようになってきたんで、当たれば倒せるんちゃうかなと思ってますね。
―― かなり拳に手応えがあると?
原口 ペットの時ぐらいから拳の強化していて、硬いパンチを磨いてる途中ですね。
―― パンチを磨こうというきっかけが何かあったんですか?
原口 きっかけは山崎選手の時ぐらいですね。打ち合ってくる人に打ち合って勝ったらかっこいいかなと思ってたので、その辺からしっかりと磨き始めた感じですね。
―― どちらかというとヨーロッパ系の選手はパンチの方が多い感じなんですけど、そこでもあえて打ち合って勝てるようになりたいと?
原口 打ち合いが全てじゃないと思うけど外国人相手に打ち合える場面で打ち合って打ち勝てたら結構自信にもなるんで、だから打ち合いの挑戦はしていきたいかなって感じですね。
―― 原口選手は外国人選手特有のフィジカルに関してはどのように対抗しようと考えてますか?
原口 フィジカルに関しては今回の試合は勝てないと思うんで、だからこそ当て勘ですよね。フィジカルでカバー出来ないところを狙って、一発で切るような感じの試合になればいいかなと思ってますね。
―― かっこいいですね。侍みたいな感じですね。
原口 山崎選手の時もその作戦が見事にハマったんで。
―― フィジカルにフィジカルで対抗するというよりはやっぱり技の精度で勝ちたいと?
原口 精度に関しては絶対に負けてないんで、外国人ってフィジカルがあるからこそ雑と言うかゴリ押しで効かないところも殴りつつぶん殴ってくるイメージあるんで、日本人って結構賢いっていうイメージがあるから嫌なとこ突いてって感じですね。
―― 対戦相手を変更されてから急ピッチで作戦を練ったり対人練習をしたりって感じなんですか?
原口 急ピッチというかサウスポーに関してはペットの時からもうやっているので、また延長戦って感じですね。なので全然問題はなかったですね。
―― ちなみにペットパノムルンとアダムチャックの試合はご覧になったんですか?
原口 それは見ましたね。あんまり参考にならなかったですね。俺あんなペットみたいにミドルキック蹴れないんで。
―― ちなみにその試合と自分の試合を比べたらどっちの方が善戦してました?
原口 それは2回目の僕ですね。1回目はまぁ無理でしたけど(笑)。
―― そう考えるとアダムチャック恐るに足らずと?
原口 僕は多分ペットとやって唯一腕とか背中とか赤くならんかったと思いますね。
―― 相手のアダムチャック選手は確かKO負けがほぼないくらい頑丈だと思うんですけど、KOは狙いますか?
原口 KO狙っていかないですよ。KO狙いに行った試合ってロンペットくらいしかなくて正直。あとは基本的に倒してるって感じなんで。倒れない奴に倒しに行っても倒れないんで。
―― 倒れそうですか?
原口 当たれば倒れますね。
―― 原口選手はペットパノムルン戦を1戦目を踏まえてもっと強気で行こうと言ってた時期があったと思いますが今回はどう行きますか?
原口 試合前はしっかり強気で行くけど、強気がファイトスタイルに出るかって言われたらそうでもないと思うんで、気持ちは熱くやけど動きは冷静にって感じですね。
―― 今回の試合のテーマがあるとしたらどんなテーマですか?
原口 vs世界に勝ったことがないんで、とりあえずはvs世界をしっかりと撃破しないといけないと思ってますね。そっからですね。
―― この前のペットパノムルン戦の後でちょっと燃えたじゃないですか。あれはこたえました?
原口 僕は燃えたんが悪いと思ってないしあの時はあの時でほんまに思ってたことやから、ただ言い方とかそういうのは気を付けないといけない思ったんですけど、言ったことに関しては本心やったわけだから後悔はしてないですね。あれはあれでいい経験にはなったんで、あれをもう1回やるかって言われたらしないですけど、あれはあれで自分の成長には繋がったんで結果的には良かったのかなと思ってますね。
―― 最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
原口 今回はクリスマスってこともあるのでしっかりと6vs6、日本人が全員勝てるように頑張って練習するんで皆さん応援よろしくお願いします。そしてしっかり大将として面白い試合してバッチリ締めるんで、皆さん期待して下さい。お願いします!
山田洸誓『負けるかもしれないとかは1ミリも思ってない』
―― 練習で型を披露していただきましたけどこれはやっぱり最後に空手家としてのマインドを披露したいという気持ちが強かったんですか?
山田 もちろんですね。その思いは強いですね。
―― ラストマッチも空手家として挑むっていう気持ちですか?
山田 空手家としてもそうやしキックボクサー山田洸誓としてもそうやし、どちらでも良い動きが出来るようにって考えてます。
―― 心境の変化はありますか?
山田 いや、全然ないっすね。もう平常心でっていう感じです。
―― いつも平常心なんですか? それとも試合が近づくと気持ちが上がっていくタイプなんですか?
山田 ホントに上がる時っていうのが試合の会場入ったぐらいの時かな。本当に直前ぐらいじゃないとあんまりグーッと上がりははしないですね。ただモチベーションはちょっとずつちょっとずつ「これも出来る、あれも出来る」みたいな対策を立てつつやってるんで、そこの違いはありますけどグーッと上がっていくっていうか緊張感とかはもうほんと直前ですね。
―― 今回ラストマッチということで特別な感情って芽生えて来てますか?
山田 それは多少なりともあったりとかもしつつ、でもそこをちょっと自分の中で押し殺しながらっていうのはあるんですけど。実際今日こういう風に公開練習とかインタビューを地元の自分とこのジムで正道会館KCIELで撮ってくれるっていうのも初めてなんすよね(笑)。最後やし、今回の一戦は特別な一戦だと思うんでそんなのもあって今回こういう風に皆さん足運んでくれて撮っていただいてるんで、こういうところからちょっとした違いってのは感じますけど。
―― 山田選手の中で対戦相手のペットパノムルン選手はどういう存在になってますか?
山田 強いのは当然のことながら、でも自分の中で最後の相手がペット選手なんで、特別な感情っていうか今までやってきた相手よりは当然強いんですけど、ただでもそんな特別な感情っていうのはないですね。今まで通りっていうのは自分の中でそこはブラさずっていう感じですね。
―― そこで最終的な調整と戦略を大阪の正道会館総本部で練り上げるって感じになりますか?
山田 そういった形になりますし、後は対人練習がこっちの地元じゃ少ないんでそれの自分の調整も兼ねてっていう感じかな。後は湊谷先生とのお話もあまり出来てないんで、向こう行ってちょっと詰めてどういう風な感じで行くかっていうのは大阪の方で話し合いはしたいと思ってます。
―― 湊谷トレーナーもタイ人の世界チャンピオンということで物凄く張り切ってるんじゃないですか?
山田 もう「やれるよ、絶対勝てるよ」っていうのは常々ずっと言っていただいてますし、自分もそのつもりで今回迎えるんで、負けるかもしれないとかは1ミリも思ってないですね。言葉ではちょっとおもしろおかしく言いますけど、でも心の奥底ではそんなこと1ミリも思ってないですね。
―― すごく失礼な質問になるかもしれませんが、今の発言を受けてペットパノムルンに勝ったら現役続行っていうのはないんですか?
山田 ないです、それはないです。
―― 勝っても負けてもラストマッチということですね。
山田 そうです。男に二言はないんで。ブレてたら格好悪いでしょ。
―― 今回のラストマッチに関して地元の周りの方の反響はいかがですか?
山田 すごいですよ本当に、めちゃくちゃ反響すごいですね。THE MATCHぐらいからやっぱり見てくれる方が多くなったって前にも言ったように、それぐらいからやっぱり周りの見方っていうか、よりちょっと変わってきたなっていうのはありますね。あと最後がペッチ選手なんで、その点もありますね。
―― 今回THE MATCHで戦った安保瑠輝也選手からはアドバイスとか言葉ってあります?
山田 「こうしたらいいんじゃないすか?」みたいなアドバイスっていうか「僕だったらこうします」みたいな感じで言ってましたけど、この前もちょっと食事に行く機会があったんでちょっとお話しさせてもらって会場の方も来てくれるって言ってたんで、多分会場で次は会うのかな。
―― じゃあその言葉は試合に活かせる感じですね?
山田 まぁそうですね、もうポジティブで自分はいきます。
―― 先ほどの最初の型なんですけど、正道会館の実戦の型っていうんでしたっけ?
山田 そうです。実戦型1っていうのが名前なんですよね。
―― ペットパノムル選手なんですがファイターとしてどのような評価をしていますか?
山田 簡単な言葉になってしまうかもしれないですけど確実に今世界一ですね。今ナウで世界一だと思います。
―― 例えば原口選手の試合を見て技術的にどの辺が一番強いと思いますか?
山田 頑丈さタフさもありますしあと左のミドルキックが多分彼の強いポイントだと思うんですけど、左のミドルキックが届かない距離から届いてくる感じと、近距離になってもちょっと足をスライドさせながら後ろに下がりながら蹴ったりとか、ああいうちょっと細かい技術はすごいなっていう思いはありますね。
―― 原口選手が2回目の対戦の時は本当にあと一歩の接戦だったと思うんですが、山田選手からしてペットパノムルンは超えられない壁じゃないと感じたりはしましたか?
山田 結構それも例えで言われるんですけど「(原口)健飛くんはこうやったから山田はこういけるんちゃうか」みたいな、逆に無理やろみたいないろんな声があるんですけど、健飛くんは健飛くんやし、僕は僕なんで。だからそこはやってみないと分からないし、相性とかもありますしね。ペット選手と対峙してみないとそこは分かんないですね。
―― ちょっと言い方悪いんですけど例えば原口選手と比べてvsペットパノムルンにおいて山田選手が有利だと自分で思う部分ってどこになりますか?
山田 根性。気持ち。そこしかないですね。
―― ちなみにその根性ってどこで磨いたんですか?
山田 空手家なんで、小さい時から培ってきた物っていうのはあると思うんで、忍耐というか我慢強さというかそういった部分が今に活きてるかなと思いますね。
―― 押忍の精神ですね。
山田 押忍。
―― 特にvsムエタイってことで参考にしてる試合とかはないんですか?
山田 ないですね。自分を照らし合わせるって言うかいつも、その人だから出来ることと自分やから出来る事っていうのはあると思うんで、人それぞれですよね。やっぱ違うと思うんで。
―― ちなみに最後の試合ということで、最後自分がどうなっていたいっていうのはありますか?
山田 笑顔で終わりたいですよね。自分が笑顔でいたいですね、間違いなく。
―― vsムエタイの組みに対して正道会館の型の捌きを使って制圧する技術が役に立ったりとかはありますか?
山田 そうですね、捌きを使いながらペッチの顔面に膝をぶち込みたいですね。ジョークです(笑)。でもそういった技術というか捌きの技術とかも出来ればお見せしたいかなっていうのはありますけど。
―― 空手家として何かこれは見せておきたいっていう技とか勝ち方はありますか?
山田 前に前に出たいっていうのはありますよね。下がるんじゃなくて。技とかじゃないかもしれないけど、さっき言った根性に繋がるかもしれないですけど、前に行くっていうことはちょっと頑張ってやっていきたいかなっていうのはありますね。
―― ラストマッチになるんですがどういった人たちに向けてどんな物を見せたい、残したい、伝えたいってところがあれば教えてください。
山田 さっきもちらっと言ったんですけどRISEの今のファイターの中で自分は年長者だと思うんですよね。だいぶ歳が上の方だと思うんですけど、なので本当に天才的な原口健飛くんだったり那須川天心くんだったりとか、今強いファイター、若手のファイターいっぱいいてるんですけど、そういう人たちに年上としての意地っていうかそこは見せたいですね。そこの思いはめちゃ強くありますね。
―― これから残るファイターたちに対してですね。
山田 格闘家としてはめちゃくちゃリスペクトしてますし皆それぞれのカラーがあって、凄さもあって魅力的な部分はいっぱいあるんですけど、自分は自分のカラーがあって、でもその格闘技歴の部分というか年上としての意地を今回は見せたいなと思ってるんで。
―― 引退したら完全に指導に専念されるということですか?
山田 そうですね、指導者としてやっていきます。
白鳥大珠『モヤモヤした部分は吹っ切れた。向上心を持ってやり続けていけばもっと上に行ける』
―― 前戦のYA-MAN戦からそんなに時間経ってませんがやっぱりYA-MAN戦で完全にリセットされたっていうのはありますか?
白鳥 自分の中でも気持ちよく戦えたし、ここ2年ぐらいの何かモヤモヤした気持ちっていうのはあの試合で晴れたなって気持ちはあるんで、確かにリセットっていう意味ではそうなのかなと思います。
―― 今このインタビューの表情を見ていてもちょっと前と顔つきが全然違う気がするんですけど。
白鳥 ようやくというか格闘技ってやっぱ楽しいなって久々に思えてきたなっていう感じです。
―― この2年間何に悩んでたと思います?
白鳥 もう全てですよね。格闘技の中でどう戦っていけばいいのかとかずっと迷いはあったかなっていう感じで。ただ前回の試合でYA-MANの良さもあったと思うし自分の良さも光った試合になったと思うんで、すごいすっきりしましたね。本当負けられない戦いだったんで、負けたら本当あとがない試合でそこをどうにか乗り切って、ここ最近の中でも一番やっぱりプレッシャーは感じてましたね。そこを一応勝ちという形で終えれたので今すごいすっきりしてて、ようやく次の試合で自分の良さをもっと出せたらなと思ってます。
―― その次の試合ですがアブデラ・エズビリとの大一番になりましたけど試合映像は結構ご覧になりましたか?
白鳥 もう10年前ぐらいに日本でやってたじゃないですか。その映像は全く見てないんですけど、GLORYでYouTubeとかに出てる試合は全部チェックしました。
―― 何気に白鳥選手今まで国際戦はありますけどvsヨーロッパ、vsフランスっていうのは初めてですよね。
白鳥 ないんですよね。タイ人とあとブラジル人とかですねやったのは。ヨーロッパ勢は一回もないんで。だから今までにない強さを自分も感じることになるとは思うんですけど、すごい楽しみだなっていうのはあります。
―― ヨーロッパのキックボクシングって全体的に見てどんなイメージなんですか?
白鳥 基本的にコンビネーションが上手いイメージはあるんですけど、あとやっぱ階級が上がっていくにつれて強いなっていうイメージもあるし、目立ってくるとなると65kg以上とかになると思うんで、身体の強さは感じるだろうなと思ってます。そこはもう覚悟して今回の試合に臨むんですけどでも楽しみがありますね。
―― イメージとしてフランスのキックボクサーってのはどうですか?
白鳥 フランスは正直分かんないっすね。フランスっていうかもう僕の中でヨーロッパといえばオランダとかのイメージは強いんですけど、フランスのイメージっていうのはそんなにないですね。
―― 確かにエズビリ選手国籍はフランスだと思うんですけど、血筋的には完全にアフリカのモロッコ系だと思うんですよ。今まで過去に90年代とか2000年代はモロッコ系の選手が結構日本に上がってきてると思うんですけど、何かイメージは湧きますか?
白鳥 バダ・ハリとかですか? モロッコ系っていうと。やっぱヘビー級のイメージが凄い強いですけどね。でも身体能力は相当良いと思うし手足も長いし、スタイル的には形がないなって自分の中で思っててちょっとぐちゃぐちゃしてるなというか、バランスいいのか悪いのかよくわからないスタイルっていうか。ただしっかりバランスよく攻撃してくるなっていうイメージはあるんで。手数多いですよね。
―― 昔はモロッコ系の選手と戦った日本人選手の皆さん総じて「骨が硬い」って言ってたんですけど。
白鳥 でもそこはやってみないと分かんないんであれですけど、タイ人選手とかもスネ硬いって言うじゃないですか。そんな僕今まで別にスネの硬さとか試合中感じたことないんで。そこもやっぱ試合を通して感じる部分だと思うんで楽しみです。
―― じゃあ今戦略・作戦立てながらわくわくしてるって感じですか?
白鳥 やっぱりわくわくはしてるんですけどここでつまずいたら本当前回の勝ちも全く意味がなくなってしまうんで。そこは自分にプレッシャーをかけつつ、やっぱり自分もどうしても勝ち続けていきたいんで。楽しみながらもう一度世界の頂点に立つためにやるべきことをやってってるんで今。
―― じゃあ今回エズビリに勝って来年白鳥選手がvs世界っていう部分で海外に行って試合やるって可能性も出てきますかね?
白鳥 それは自分の中でもう勝手に決めてます。今回勝って来年の一発目とかもどこで戦うとかもまだわかんないですけど、来年絶対海外に渡って試合したいです。
―― 先日RISEの實方拓海選手がブルガリアで試合やって残念ながら判定で負けてしまいまして、これでRISEの選手がヨーロッパ行って試合やるのが2連敗になってしまったんですけど、その辺で自分が一矢報いるっていうのはありますか?
白鳥 それはもうもちろん。今回国内でやるんですけどvs世界となっても勝てるっていうのをしっかり見せつけて、もっと期待を膨らませて海外に乗り込みたいなと思って。そこでもうしっかり勝てば向こうでも話題になれるようにしっかり自分の実力つけて、そこは全て上手く流れ作っていきたいですね。
―― 今回決戦の日が12月25日のクリスマスじゃないですか。勝つことを大前提に聞きたいんですけど勝った後の残り少ないクリスマスをどうやって過ごすってもう決めてますか?
白鳥 まったく決めてはないんですけど、自分に対してのクリスマスって正直どうでもいいというか今回に関してですけどあまり関心がなくて。観に来てくれる人とか観てる人に対して良いクリスマスだったなっていうのを与えたいんで、試合で勝つことはもちろん大前提なんですけど、ちょっとクリスマスプレゼントも用意したいなと思ってます。
―― プロとして最高の心がけですね。
白鳥 やっぱりもうこれはもう自分の中で仕事なんで。日にちもクリスマスというイベントのある日なんで。もちろん一番は勝利がそのファンとかにとってのプレゼントになるのかなと思うんですけど、来て良かったなっていう満足してもらいたいですね。
―― 今のミット打ち見てても思ったんですけど白鳥選手ってリーチが長いのに近い距離で戦うじゃないですか。何か理由があるんですか?
白鳥 もうずっとこういう感じで戦ってきたんで「遠い距離で戦え」とは言われるんですけど、自分の好きな戦い方なんだと思いますね。その距離で戦うっていうかちょっと危ない距離で戦いとか試合でもちょっと危険な打ち合いだったりとかもすごいあったと思うんですけど、自分がやりたいようにやってるんで。だから「もっと離れてやれば楽に勝てるのに」とかそういうの言われるんですけど、少しでも自分の良さを見せるっていう部分では今のミット打ちとかもそうですけど、そういう距離でやったほうが自分は活きると思っているんで。
―― その距離だとやっぱりヨーロッパの選手って回転力もありますし接近戦が強いと思うんですよね。そうなるとフィジカル勝負っていうのはすごい重要になってくるかと思うんですけど。
白鳥 でも今回はフィジカルでは正直もう勝てないと思ってるんで、だからより正面に立たないっていう意識は持ってますね。
―― 逆にテクニックで補う感じですか?
白鳥 テクニックでというかしっかり倒せる距離を意識して正面に立たないっていう。フィジカル勝負にならないようにテクニックだったり距離感だったりとかを気を付けてやりたいなと思ってますけど。ただ離れてても離れればいいってもんじゃなくて、しっかり倒せる距離での打ち込みだったりを磨いてる感じです。
―― とは言いつつもやっぱり白鳥選手の手足の長さであったり身長っていうのはvs世界においては有利だと思うんですけど。
白鳥 どうすかね?本当今回初めてなんで、身長差とかはあると思うんですけどヨーロッパとかの選手ってすごい伸びてくるイメージはあるんですよね。今回の相手に関してはですけどサウスポーの距離というか外側に回るとよりやりやすくなるのかなって思ってるんで。結構今までオーソドックス相手にしても自分が内側に入って戦う、前回もそうですけど内側に入って戦っていくっていうのが多かったんで、今回外側とっていきたいなっていう。そうすればそれが近くても遠くても向こうにとってもやりづらい距離になるのかなと思ってます。
―― やっぱりそろそろKO勝ちしたいですか?
白鳥 KOしたいですね。前回も本当にKOはしたかったですけど本当に負けられないっていうのは意識はずっと持ってたんで、ただもうやっぱり倒したいですね。倒してこそやっぱり試合において華があるなって思うんで、しっかりKOで勝って今年を締めくくりたいですね。
―― 記者会見ですごいイケメンなセリフを言ってましたけどこれからもああいうキャラで行くんですか?
白鳥 キャラっていうのかクリスマスなんで(笑)。こないだ僕個人でファンイベントを開いたんですけど、本当初めてで自分で周りに相談しながらとかもそうですけど、募集かけてやっぱ女性が多かったんで。もう予想以上に応募してもらったんで、自分のことを好きでいてくれる女性ファンのためにも喜んでもらえるようにしていきたいなと思ってます。でも男性ファンっていうのは格闘技ファンでやっぱ試合で強い姿を見せていけばついてくると思うんで、そうでない部分はしっかり女性ファンに見せていきたいですね。
―― じゃあちょっと男から見ると「何キザなこと言ってるんだ」ぐらいの感じの?
白鳥 それはしょうがないですよ。人それぞれ思う事もあると思うんですけど(笑)、僕は関係ないんでそこは。かっこいい姿見ててよって思ってます。
―― 倒し切るっていうところについて今の練習でこう考えてる事とか工夫していることがあれば教えていただけますか?
白鳥 倒しきる面では前回の試合とかも結構攻撃を入れたんですけど、結構重心が後ろになってのパンチだったりとかになってたんで、ちょっと攻撃自体は軽い打ち方になってたんで、今回しっかり体重乗せたパンチだったり蹴りで倒しにいく姿をみせ見て欲しいなと思っててそれを意識してやってはいます。
―― 白鳥選手のパンチってどちらかというと連打で巻き込んで倒すというよりは切れるパンチで一撃で効かせるようなイメージがあるんですけど、そういったところも今考えて練習をされてますか?
白鳥 もともとパワーファイターではないのでどちらかというとキレだったりスピードだったりが持ち味だったんで、そこに今よりも少しでも体重を乗せればより倒せると思うし、結構スパーだったり試合だったりでパンチが堅いって言われるんですけど。だから痛いと思うんですよね殴られてる方って。ドシーンって重いパンチではないと思うんですけど痛いパンチを多分打ってると思うんで、そこにより体重が乗っかれば絶対倒せると思ってるんでそこは意識して取り組んでます。
―― 那須川会長とかから打ち方とか重心の乗せ方とかのアドバイスをいただいてるんですか?
白鳥 今試合に向けて会長とのパーソナルトレーニングとかもやってってるんで。やっぱり判定勝ちって別に狙ってないんで。やっぱりどうしたら倒せるかっていうのを日々模索しながらやってるんで、そこは残り3週間切ったぐらいですけど詰めていきたいなと思ってます。
―― ここ数年ワールドシリーズで61kg獲ってからちょっと負けもあって悔しい時期も続いたと思うんですけど、それも踏まえて今現状どういった気持ちになっていますか?
白鳥 上手くいかないなっていうのもあるし自分のメンタル状態も乗ってないなっていうのもあって勝ったり負けたりを2年ぐらい繰り返したんですけど、ただそういうモヤモヤした部分っていうのは本当吹っ切れたんで自分の中で。自分では思ってないんですけど多分どこかで連勝をいってた時に自分の中で満足してたのかなっていうのは、今やって感じる部分ではあるんでより向上心を持ってやり続けていけばもっと絶対上に行けると思ってるんで、その気持ちを忘れないまま勝ち続けていきたいですよね。
―― 今回で良い勝ち方をすれば来年に向けてvs世界っていうことになると思うんですけど海外のファンとかも獲得していきたいですか?
白鳥 獲得していきたいからこそ海外に僕が乗り込んで行きたいなと来年思ってるんで。海外ファンってどうつくかとかも全く分からないんで。果たしてこの階級が実際に海外に人気あるのかとかも全くわからないし、だから実際に自分が行くしかないと思ってるんで、そこは絶対狙っていきたいです。
―― 最後にファンの皆様にメッセージのをお願いします。
白鳥 12月25日会場に来てくれる方もABEMAで観てくれる方も、これからvs世界に向けての第一戦としてしっかり自分の強さを見せつけて、本当この日来て良かったと思えるクリスマスに、自分自身もしたいと思ってるんで是非応援してください。今回はそういうイベントの日ってのもあって今回は入場から注目してください。楽しみにしててください。
小林愛三『RISE女子としてRISEが一番だっていうところを証明していきたい』
―― 寒くなってきましたが調整の方はどうですか?
小林 調整はもう今日であと数キロくらいなんで、ちょっと食べて温存してる感じです。
―― 今回で3試合連続国際戦になりましたけどその辺は意識しますか?
小林 そうですね、自分がこれから目指してるのがベルギーの時に負けたティファニー選手にリベンジする第1戦目ってなってるので、ちょっと今までとは違った国際戦になると思います。
―― 今回の舞台は両国国技館というかなり大きな大相撲の伝統ですけどそこら辺は意識することありますか?
小林 1回両国大会に出させてもらってるので、ちょっとこう懐かしい気持ちになります。
―― ベルギーの試合とか東京ドームでの自己紹介で大会場から見る風景を小林選手はかなり見てると思うんですが、やっぱり違うものがありますか?
小林 THE MATCHはもう確実に今までにない体験だったのであの景色は多分忘れることはないだろうなとは思うんですけど、またちょっと違ったRISEでの大きい舞台は初めてなのでそういう部分では気合が特に入るし、ちゃんと結果出さないとっていう部分では少し緊張もあるんですけど、そこは全てひっくるめて楽しんでやりたいと思います。
―― 対戦相手のテッサ・デ・コム選手の試合映像は結構見ましたか?
小林 結構見ました。
―― 選手としてはどうですか?
小林 やっぱり団体のチャンピオンですし体格もしっかりしててとにかく一言で言うと強い選手だと思います。
―― かなり対策は練られましたか?
小林 結構たくさん映像見ていろんな方の意見も聞いて、自分でこういう風に戦いたいっていうのは全部決めてます。
―― テッサ・デ・コム選手はオランダの選手ですが、オランダ独自のオランダならではの戦い方って意識しますか?
小林 やっぱりヨーロッパとアジアは全然違うので、特に蹴りからパンチ・パンチから蹴りがすごい繋がる選手で映像でも手足の長い対戦相手にしっかり踏み込んで距離詰めて戦って勝ってたので、これは相当強くないとできないことだから相当気合いの入ってる強い選手だなと思います。
―― そのテッサ選手がオランダならではの対角線のコンビネーションを駆使して愛三選手に襲いかかってきたらどういう風に対応します?
小林 それは試合でどう捌くかを見て欲しいですけど、その圧じゃ私は倒せないぞっていうのは思ってるんでそこくらいですかね。あとはこのカードを組んでもらったっていうのも結構意味があると思ってて、やっぱりすごい強い選手だからこそこの選手にはしっかり勝って次に繋げて欲しいっていうメッセージもあると思うので、そこはしっかり汲んで絶対にやり遂げなきゃいけないことだと思ってます。
―― でしたら勝って2023年に愛三選手の世界路線というのがまだまだ続く感じになりますね。
小林 もちろんです。ここからがスタートです。
―― この試合が終わったらまだギリギリクリスマスが残ってますけど何かする予定ありますか?
小林 やっぱりクリスマスで聖なる日というか大事な人とみんなが過ごす大切な日だと思うんで、質素に楽しむホホホ~みたいな微笑ましいクリスマスよりかは、今回の試合はみんなの試合を見て自分の試合を見て、もうみんながめっちゃハグしたくなったりとかめっちゃキスしたくなったりとか、すごい情熱的なクリスマスにしてほしいって思ってます。
―― 前の会見時から対戦相手を蹴りからパンチ・パンチから蹴りが繋がる選手って言ってましたが、先ほどの公開練習を見ると愛三選手もその辺を意識しているように見えたんですけどその辺はいかがですか?
小林 基本は自分も蹴り打ったらパンチに繋いで、パンチに繋いだら蹴れるっていつでもどんな攻撃でも出せるようにって言うのは基本として考えてるので、その基本をやりつつ今回はしっかり倒せるように散らしたりとかちょっと用意してる技とかもあったりするのでちょっと当日を楽しみにしててほしいです。
―― ティファニー選手と戦ったことで自分が一番変わったなと思う部分ってどこですか?
小林 一番変わったのは格闘技愛ですかね。自分は体を動かすのが好きって思ってたんですけど、今回フルボッコにされて格闘技ってこういうものだっていうのを体感して「格闘技とかキックボクシング本当に大好きだな」って心から思えた試合でした。
―― ティファニー選手へのリベンジを考えると体格差があると思うんですが、フィジカルのアップとか身体をもっと大きくしていこうって作業もやっていくんですか?
小林 今は身体を大きくして筋肉つけてってのはやってなくて、まずは最低限の自重で筋トレってのもそうなんですけど、攻撃をしっかり受けられるっていう部分もちょっと強化してます。
―― ティファニー選手以外にもヨーロッパ系の選手と戦うことがありますけど、自分の中で当たり負けとかフィジカルで負けてると思ったことはありますか?
小林 あります。やっぱり一発の重みは全然違ったしティファニー選手の時は特に今までに受けたことない攻撃の重さだったんで、正直ちょっとビビったってところはあります。
―― じゃあ打たれ強さもつけてるんですか?
小林 シンプルにそのまま攻撃貰ってそれに耐えられる身体を今は作ってる状態です。
―― 外国人相手だとフィジカルの差が一番大きいと思うんですけど、それに愛三選手は何で対抗しようと思ってますか?
小林 身体作りもそうなんですけど、どう戦うかで試合の組み立てだったりとか展開ってのはすごく変わってくるので、気持ち一本だけだったらダメだったっていうのはもう体感したのでそれを今持ってる技術をどう使うかってところは特に力を入れてます。
―― テクニックとか戦略的なものでそれを克服しようと?
小林 そうですね、今できることはそれだと思います。
―― 自分の中でテクニック革命みたいなことは起きましたか?
小林 ジムにどんどん強くなってる若手の女子選手が増えてるんですけど、そういう自分が体感したことない動きだったりとか考え方とか聞いてこういう風に当ててるんだとかそういうところはすごい刺激的になってますし、違うジムに出稽古に行って学んだりとか、今ある現状プラスで色んな経験をすることでそこは得てますね。
―― 会見の時にMISAKI選手に怒っていましたがあの怒りはまだありますか?
小林 もちろんです(笑)。だって他団体の選手、特にベルトを持って結果を出してる強い選手にRISE喧嘩売られたらそれはもうちょっと黙ってらんないですし、次の試合見てろって感じです。
―― そういう風に思ってる選手に自分の試合を見せてRISEの女子のレベルはこれだけ違うんだぞというのを見せたい?
小林 RISEが一番強い団体ですし、これからもどんどん大きくなってく団体だと思うのでそれを証明できるのは、今自分がチャンピオンっていう座にいる以上やらなきゃいけないことだと思います。
―― 最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
小林 自分の目標に一歩繋がる一戦だと思ってます。この試合は絶対勝たなきゃいけないし、しっかり仕留めてリングを降りたいと思ってます。結構身近な方からの熱い応援だったりとかサポートがすごく力になってるので、近くの方達や支えてくれてる人にしっかり恩返しできるような一戦にしたいと思ってます。RISE女子としてRISEが一番だっていうところを証明していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
対戦カード
第17試合 メインイベント RIVALS RISE×GLORY RISEルール スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE 63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
セルゲイ・アダムチャック[Serhii Adamchuk](ウクライナ/マイクスジム/GLORYフェザー級(65kg)6位・元王者、元ISKA欧州ウェルター級王者)
第16試合 セミファイナル RIVALS RISE×GLORY RISEルール ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/RISEミドル級(70kg)1位、SB日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 65kgトーナメント2018優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/GLORYライト級(70kg)1位)
第15試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 山田洸誓 Final Match スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
ペットパノムルン・ギャットムーカオ(タイ/ギャットムーカオジム/RISE世界スーパーライト級(65kg)&GLORYフェザー級(65kg)王者)
山田洸誓[こうせい](正道会館KCIEL/RISEスーパーライト級(65kg)王者)
第14試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEライト級(63kg)1位・元王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
アブデラ・エズビリ(フランス/チーム・エズビリ/GLORY世界フェザー級(65kg)4位、元ISKA世界ウェルター級王者)
第13試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 63.5kg契約 3分3R(延長1R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/WMCインターナショナル・WKA豪州・WBCムエタイクイーンズランド州・スーパーライト級王者)
第12試合 RIVALS RISE×GLORY RISEルール 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級(52kg)王者)
テッサ・デ・コム[Tessa De Kom](オランダ/ファイトチーム・フラールディンゲン/Enfusion女子ストロー級(52kg)王者)
第11試合 RISEルール バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISEバンタム級1位、RISE -55kgトーナメント2020優勝、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
第10試合 RISEルール 61kg契約 3分3R(延長1R)
石月祐作(KAGAYAKI/RISEスーパーフェザー級(60kg)3位)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元フェザー級(57.5kg)王者)
第9試合 RISEルール 女子アトム級(46kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級王者)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
第8試合 SBルール スーパーバンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者、RISEバンタム級(55kg)3位)
大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEバンタム級(55kg)2位、BOMバンタム級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
第7試合 SBルール フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
川上 叶[きょう](龍生塾/SB日本フェザー級王者・元バンタム級王者)
安本晴翔[はると](橋本道場/RISEフェザー級(57.5kg)6位、WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
第6試合 SBルール フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級2位)
門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級王者)
第5試合 SBルール 95kg契約 3分3R(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位、元SB日本スーパーウェルター級王者)
南原健太(極真会館/RISEヘビー級3位、極真会館・真正会共催全日本体重別2022男子軽重量級(90kg)優勝)
第4試合 SBルール 53kg契約 3分3R(無制限延長R)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本バンタム級(52.5kg)王者、MAX FCフライ級王者)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
第3試合 RISEルール バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
有井渚海[しょあ](ARROWS GYM/RISEバンタム級12位、CKC 2021 -54kgトーナメント準優勝)
山田虎矢太[こやた](シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)1位)
第2試合 RISEルール ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
憂也(魁塾/RISE 5位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
T-98[たくや](フリー/元ラジャダムナン・WBCムエタイ日本・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者、元WPMF世界・ルンピニー日本ミドル級王者、元WBCムエタイ日本・WPMF日本・INNOVATIONウェルター級王者)
第1試合 RISEルール フライ級(51.5kg) 3分3R
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN)
KOUJIRO(ジムファイターズ/RKS&ジャパンカップキック・フライ級王者)
オープニングファイト.3 RISEルール Stand Up King of Rookie 2022 -65kg決勝 3分3R(延長1R)
陽勇[ひゅう](TEAM 3K/JFKO全日本空手道選手権2022一般男子軽中量級優勝)※全真会館から所属変更
野口紘志(橋本プレボ)
オープニングファイト.2 RISEルール ライト級(63kg) 3分3R
塩川琉斗(TOP STAR GYM/Stand Up King of Rookie 2022 -60kg優勝)
東 蒼馬(K-PLACE)
オープニングファイト.1 SBルール 53kg契約 3分3R(最大延長2R)
笠原直希(シーザージム)
星 拓海(IDEAL GYM)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022
日時 2022年12月25日(日) 開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:00(予定)
会場 両国国技館
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 VIP 100,000円 SRS 40,000円 RS 25,000円 マスS 15,000円 マスA 10,000円 2階S 10,000円 2階A 8,000円 ※当日500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※マス席は1桝2人掛け(1人につき1枚のチケットが必要。相席になる場合がございます)
チケット販売 チケットぴあ、イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/ / シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/