BOM 7.3 横浜大さん橋ホール:タイ人との2冠戦直前、吉成名高「向こうのムエタイの技術、リズムで勝ちたい」「石井一成君が巻いていたベルト。獲らないといけない」「THE MATCHのような注目度の高い大会にも出たい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム
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BOM 36(7月3日(日) 横浜大さん橋ホール)に出場する吉成名高のインタビューが主催のBOMプロモーション(エイワスポーツジム)から届いた。
第14試合 メインイベント タイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチ&WPMF世界同級王者決定戦 3分5R
ペットニポン・サックチョロボー[Petniphon Suk.Chorobo](タイ/プロムエタイ協会王者)
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/挑戦者、BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界ミニフライ級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者)
この試合は4月24日のBOM大分大会で組まれていたが、ペットニポンが空港での新型コロナウイルスの検査で陽性と判明したため中止となっていた。吉成は同大会で内藤啓人と対戦し2R TKO勝ちしている。
タイ国プロムエタイ協会のタイトルは、タイではラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアムのタイトルに匹敵する高い権威がある。吉成はこれまでの実績が認められ挑戦が決まった。もし獲得すれば、タイ人でも成し遂げていない、世界初のラジャ・ルンピニー・プロムエタイ3冠達成者になるという。また、吉成の兄貴分でもある石井一成が返上したWPMF世界フライ級タイトルも懸けて行われることも先週発表されていた。
王者のペットニポンは戦績75戦60勝13敗2分。身長は167cmで吉成とほぼ同じ
――今回はどういうことをテーマに練習していますか?
名高 本場でバリバリトップ戦線でやっているようなタイ人選手と試合をするのが多分3年ぶりになります。久しぶりなので、首相撲など、向こうのリズムで戦うことに少し不安があります。首相撲に合わせる攻撃だったり、組まれない練習だったりと、相手の映像を見てトレーナー陣といろいろと研究して対策しています。今の時代、便利なことにYouTubeでだいたいの選手の試合映像が見られるので、相手の癖を見抜いてそれに対してこういう動きをしようとかも考えています。
――対戦相手のペットニポンについてはどのような印象がありますか?
名高 基本的にオールラウンダーなのですが、組んでのヒザはうないなと。近づいてきてロックしてヒザを打つタイプというよりも、手が伸び切った位置で刺すようなヒザを出してくるような選手なので、そこはしっかり対策をしないといけないなと思います。あと、ミドルキックが上手く、今まで通りパンチでKO狙いにいくとミドルを合わせられると思うので、そこは警戒しています。
――日本人選手との対戦が続いたことで、ムエタイのリズムにはない戦い方で戦うプランはありますか?
名高 パンチの技術などは日本の選手の方が分があるのでもちろんそういう部分も出したい気持ちはありますが、僕はあえて向こうの技術、リズムで勝ちたい気持ちはあります。内藤啓人選手との試合前ぐらいから週1~2回、横浜光ボクシングジムの赤穂亮選手(日本バンタム級王者)のパーソナル指導を受けているので、そのパンチの技術はもちろん使いますが、変にステップを使って翻弄したりとかはなく、いつも通りのムエタイスタイルで挑もうと思います。やはり向こうの技術で勝つことがカッコイイなと。ペットニポン選手はタイで名前のある選手で、もしかしたらタイの現地の方々も映像を見るかもしれないので、ムエタイのリズムでしっかり勝った方が向こうの人にも認められると思います。
――ボクシングジムで練習することでパンチはどのように変わりました?
名高 僕は蹴り主体でしたが、自然に出せるというか、パンチもしっかり混ぜながら攻められるようになって攻撃の幅が凄く広がった感覚があるので、ボクシングジムでやっていて良かったと思います。
――内藤戦前の白幡裕星戦(2022年3月6日)では見事なカウンターの左でKO勝ちでしたが、さらに凄いパンチの技術が身に付いているわけですね。
名高 ボクサーとスパーをさせてもらって、近い距離からの細かいパンチが出せるようになりました。ヒジに加えてパンチも使えるようになれば、対戦相手にとっては凄く嫌なことかなと思います。
――当初はタイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチとして行われる予定ですたが、急遽、石井一成選手が返上したWPMF世界フライ級タイトルも懸けてダブルタイトルマッチとして行われることが決定しました。
名高 僕のお兄ちゃん的存在の一成君が巻いていたベルトですし、日本人が連続でWPMF世界タイトルを巻くことは凄いことだと思うので、さらに獲らないといけないという気持ちが強くなりました。僕の勝利を期待してくれていると思うので、しっかりいい試合を見せたいと思います。
――その先に見えているプランはありますか?
名高 今は目の前の試合に集中しているのですが、タイで試合ができるようになればもちろん現地で試合をしたいですし、タイで試合をやりつつ、19日に開催されたTHE MATCH 2022のような注目度の高い大会にもどんどん出たいです。今回はフライ級契約で減量はきついのですが、自分ではフライ級ラストマッチの気持ちでいきます。これからはまた52~53kgあたりでしっかり戦っていきたいと思います。
――53kgだと国内でも凄く盛り上がっている階級ですね。
名高 僕は特にやりたい選手はいないのですが、誰が相手でも試合が組まれれば僕がやることは同じなので、自分がTHE MATCH のような大きな舞台のメインを張れるような大きな存在になって、みんなが注目してくれる試合をやっていきたいです。
――ちなみにTHE MATCHの勝敗予想はあたりました?
名高 イチ格闘技ファンとして会場で観ていたのですが、オープニングファイトを除いて15試合中11試合分の予想は当たりました(笑)。
――では最後に、会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
名高 今回、タイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチということで本場の選手と試合をするのは3年ぶりです。僕のKO勝ちを期待している方は多いと思うので、その期待以上のKO勝ちを見せて『やっぱり名高は凄い』と思ってもらえる試合をしたいと思います!
対戦カード
第14試合 メインイベント タイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチ&WPMF世界同級王者決定戦 3分5R
ペットニポン・サックチョロボー[Petniphon Suk.Chorobo](タイ/プロムエタイ協会王者)
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/挑戦者、BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界ミニフライ級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者)
第13試合 セミファイナル ムエサイアム・スーパーミドル級(76.2kg)王者決定戦 3分5R
柿沼 慶(ポゴナクラブジム/BOM&WMCインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者、元WMC日本ウェルター級王者)
パンペット・パドゥンチャイウィタヤ(タイ)
第12試合 BOMスーパーフェザー級王者決定戦 3分5R
ボム・ピンサヤーム(タイ/BOMスポーツジム大分/元ルンピニー認定バンタム&スーパーバンタム級王者、元HOOST CUP日本ライト級王者、元MA日本フェザー級王者)
梅沢武彦(東京町田金子ジム/WMCインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者、元NJKF同級王者)
第11試合 WPMFインターナショナル・ミドル級王者決定戦 3分5R(延長1R)
MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、Bigbangスーパーウェルター級王者)
喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム/元新日本&BOMミドル級王者)
第10試合 WMC日本スーバーバンタム級王座決定戦 3分5R
上野賢志(薩摩ジム/KPKB&KOSスーパーバンタム級王者)
TAKAYOSHI(東京町田金子ジム)
第9試合 WMC日本フェザー級王座統一戦 3分5R
佐野貴信(創心会/王者)※2度目の防衛戦
大翔(ウィラサクレック・フェアテックス荒川/暫定王者)
第8試合 WMC日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
KAZU(蒼天塾/GTジム/王者)
与儀竜也(真樹ジム沖縄/挑戦者)
第7試合 67kg契約 3分3R(延長1R)
引藤伸哉(ONE’S GOAL/WMC日本・WPMF日本・ムエサイアムイサーン・ウェルター級王者)
森木一吉(K-Fit-Lab/元KOSウェルター級王者)
第6試合 スーパーミドル級(76.2kg) 5分3R
バス・レンジャージム(タイ/レンジャージム)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者、M-1 JAPANライトヘビー級王者)
第5試合 WMC日本フライ級王座次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
優心(京都野口ジム/NJKF王者)
シンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイ・プロモーション)
第4試合 スーパーフェザー級 3分3R
パルコ・レンジャージム(RANGER GYM)
渋谷昂治(東京町田金子ジム)
第3試合 61kg契約 3分3R
虎二郎・FLYSKY GYM(FLYSKY GYM)
力也(ウィラサクレック・フェアテックス湖北)
第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
向井貫太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
しょーい(湘南格闘クラブ)
第1試合 女子スーバーバンタム級 2分3R
NANA☆SE(MSJキックボクシングジム)
北川 柚(京都野口ジム/ミネルヴァ5位)
オープニングファイト3 55kg契約 3分3R
タクト・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイ・プロモーション)
渋江健司(Y’ZD GYM)
オープニングファイト2 61kg契約 3分3R
拳太(MSJキックボクシングジム)
仲地宏治(Y’ZD GYM)
オープニングファイト1 女子48kg契約 2分2R(延長1R)
押川香菜(ウォーワンチャイ・プロモーション)
岩﨑美穂(YSSジム)
概要
大会名 Shimizu presents BOM 36
日時 2022年7月3日(日) 開場・15:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・15:30
会場 横浜大さん橋ホール
中継 mahocast 3,500円(ほか手数料)
チケット料金 VIP¥25,000/SRS¥18,000/RS¥13,000/A¥8,500/B¥6,500
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/