ONE Championship 5.20 シンガポール:現地入りの内藤大樹「このGPを優勝しないと今まで勝ってきたのも無駄になる」。青木真也「ルオトロが有利。まあ、試合はやってみないとわからない」
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ONE 157: Petcmorakot vs Vienot(5月20日(金)シンガポール・インドアスタジアム)で対戦するスーパーレック vs. 内藤大樹(フライ級ムエタイGP一回戦)、青木真也 vs. ケイド・ルオトロ(グラップリング)の4選手が、現地でのマスコミ向けの共同インタビューに応じ、そのレポートがONE Championshipから届いた。新型コロナウイルス感染予防のため、対戦する2選手が別室からインタビューに参加する形式となっている。大会の模様はABEMA格闘チャンネルで5月20日(金)18:00から放送される。(写真:(C) ONE Championship)
スーパーレック vs. 内藤大樹
――前回の試合から1年以上が経ちました。またこのグローバルステージに戻ってきましたが今の気持ちは。
スーパーレック「とても嬉しいですし、幸せな気分です。特にこの大きなトーナメントでまた試合を再開できることは、余計に気持ちが昂ります。」
――ONEでは7戦6勝、波に乗っています。ファンが見ている内藤選手は、今まででベストな状態でしょうか。
内藤「そうですね。ベストな状態というか、日々進化し成長しています。」
――内藤選手の印象は。
スーパーレック「彼は強い相手ですし、ONEで6勝しているっていうのは感銘を受けましたし、彼はスピードがあるし良い蹴りを持っていますよね。」
――スーパーレック選手の戦績やこれまでの戦いについてどう見ていますか。
内藤「ONEに参戦する前からスーパーレック選手のことをずっと知っていますし、戦績を見ても強い選手だってことは分かります。この戦いが決まって、この選手に勝つためにやってきたので金曜日が楽しみです。」
――もしもハガティー選手と内藤選手がが初戦を勝ち抜いた場合、次戦で当たることになります。ハガティー選手との再戦はどれだけ望んでいますか。
内藤「今はスーパーレック選手との試合のことしか考えていないですけど、ハガティー選手には負けているので必ずこのトーナメントでリベンジしたいですね。」
――スーパーレック選手は、これまで日本のムエタイ選手とも戦ってきましたよね。タイと日本のムエタイスタイルの違いは何だと思いますか。
スーパーレック「大きな違いは、攻撃の仕方と、攻撃がどう相手に到達するか。日本のムエタイスタイルは、スピードがあってコンディションがいつも良いこと。そして強い心を持っていますね。」
――内藤選手はこれまで世界の強豪たちと戦ってきましたが、スーパーレック選手のレベルについてはどう評価していますか。
内藤「今までの中でもトップレベルの相手だと思いますね。」
――逆にスーパーレック選手は内藤選手のことをどう評価していますか。
スーパーレック「彼は日本でも最高レベルのファイターの一人ですね。でもこの試合では僕が優勢だと信じていますよ。」
――このトーナメントを勝ち抜くことはどれだけ重要ですか。
内藤「このグランプリを優勝しないと今まで勝ってきたのも無駄になると思いますし、それくらい大事なトーナメントだと思っています。必ずベルトを取ります。」
――ペットモラコット曰く、このトーナメントの優勝候補はスーパーレックだと。それを聞いてどう思いますか。
スーパーレック「それは嬉しいですね。でもこのトーナメントに出る選手について、誰一人甘く見て良い選手はいないです。しっかり集中して自分の力を出し切って、最後まで上り詰めたいです。」
――このトーナメントでの勝利は、自分のキャリアにどんな意味をもたらしますか。
スーパーレック「とても大きな意味があります。本当に。もしこのトーナメントでベルトを取れれば、それは自分のためだけでなく家族の将来にとっても意味のあることです。」
青木真也 vs. ケイド・ルオトロ
――青木選手、この試合に向けてメンタル面、フィジカル面での調子はいかがでしょうか。
青木「準備は問題なく、元気です。」
――いよいよONEデビューとなりますが、この試合までの道のりはいかがでしたか。
ルオトロ「素晴らしいですね。デビューということで気持ちが高まっています。」
――ONEの中でも最高峰のグラップラーとの対戦でデビューとなりますが、試合に向けての準備はどう過ごしてきましたか。
ルオトロ「準備は万端ですね。いつも通り兄弟で練習してきました。これまでと違う点で言えば、ケージでの試合になることですね。ケージでの局面については慣れていかないといけないです。でも調子は良いですよ。」
――秋山選手との試合では残念ながら負けてしまいました。今回の試合で活かせるような学びというは何かありましたか。
青木「何もない。変わらずやるよ!」
――相手のルオトロ選手についてどんな印象を持っていますか。
青木「若いですからね。20歳下のこと試合をするっていうのは、ちょっとドキドキするくらいですかね。」
――青木選手との試合契約書にサインした時の気持ちを覚えていますか。
ルオトロ「それは興奮しましたよ。だって彼はこの競技で長く戦ってきたベテランで、レジェンドですから。試合をできるってことで興奮していました。」
――今回のルオトロ選手との対戦で、試合中意識すること、警戒することは何かありますか。
青木「全部驚異でしょ。強いと思うから、全部脅威だと思いますよ。」
――この試合で優勢なのはどちらだと思いますか。
ルオトロ「シンヤは柔術のベテランですし、いつも素晴らしいパフォーマンスを見せていますよね。でも柔術で言えば自分が優勢だと僕は信じています。」
――柔術が強い総合格闘家との試合は、ご自身の好奇心をそそるものですか。
ルオトロ「もちろんですよ。小さい頃からシンヤの試合を見て育ったし、彼のファンでした。彼はいつもMMAの試合で素晴らしい柔術を見せてくれますから。僕も近い将来MMAの試合でケージに入るのが楽しみです。」
――それは興味深いですね。MMAへの挑戦はどのタイミングを見据えていますか。
ルオトロ「柔術とMMAの両方で成功することが僕の中で見据えていることです。今年中に集中したいことがいくつかあって、ADCCの試合で数試合して、今年の終わりか来年の初めにMMAに挑戦に向けて動き出せればと思います。」
――ルオトロ選手は、自分が優勢だと先ほどコメントしていましたが、青木選手はどう思いますか。
青木「いや~、ケイド・ルオトロが有利なんじゃない。彼が有利だと思うよ。まあ、試合はやってみないと分からないからね。」
――過去にONEで何度かグラップリングの試合に出場していますが、ONEではこのグラップリング部門にも力を入れています。青木選手はこのグラップリングの試合についても興味を持っている部分でしょうか。
青木「まあ、好きですからね。好きだし、楽しいことだから良いことだと思いますよ。」
――この試合はどのような展開になると思いますか。
ルオトロ「お互い守りに入らず、テイクダウンを取りに行くと思う。最初の5分でシンヤの弱点を見つけて、頭を取るかバックを取ってチョークしてフィニッシュ。そう予想します。」
青木「やってみないと分からないけど、まあ厳しい試合になると思いますよ。お互いにとって。」
ONE Championship Japan公式YouTube 関連映像
秋元皓貴と内藤大樹が合同トレーニング&スペシャル対談
青木真也の162秒フィニッシュ|VS ジェームズ・ナカシマ
内藤大樹が元ONE世界王者を下す|VS ペッダム
対戦カード
【メインカード】21:30開始予定
第14試合 メインイベント ONEムエタイ・フェザー級タイトルマッチ 3分5R
ペットモラコット・ペッティンディー(タイ/王者)
ジミー・ビエノ(フランス/挑戦者)
第13試合 コー・メインイベント ONEムエタイ・ストロー級タイトルマッチ 3分5R
プラジャンチャイ・PKセンチャイ(タイ/王者)
ジョセフ・ラシリ(イタリア/モロッコ/1位)
第12試合 ムエタイ フライ級GP準々決勝 3分3R
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
ジェイコブ・スミス(イギリス)
第11試合 グラップリング ライト級
ゲイリー・トノン(米国)
タイ・ルオトロ(米国)
第10試合 グラップリング ライト級
青木真也(日本)
ケイド・ルオトロ(米国)
第9試合 ムエタイ フライ級GP準々決勝 3分3R
ジョナサン・ハガティー(イギリス)
ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)
【リードカード】18:00開始予定
第8試合 ムエタイ フライ級GP準々決勝 3分3R
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
内藤大樹(日本)
第7試合 ムエタイ フライ級GP準々決勝 3分3R
サバス・マイケル(キプロス)
アミール・ナセリ(イラン/マレーシア)
第6試合 MMA 女子アトム級 5分3R
アシャ・ロカ(インド/ネパール)
アリース・アンダーソン(米国)
第5試合 キックボクシング フェザー級 3分3R
ダビッド・キリア(グルジア)
モハメド・ブタザ(モロッコ)
第4試合 MMA 女子ストロー級 5分3R
ナット・ジャルーンサック(タイ)
ゼバ・バーノ(インド)
第3試合 ムエタイ フライ級GP交替試合 3分3R
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ホスエ・クルス(メキシコ)
第2試合 ムエタイ フライ級GP交替試合 3分3R
シャーゾット・カブトフ(キルギス)
デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)
第1試合 MMA ストロー級 5分3R
エリピツア・シレガー(インドネシア)
ロビン・カタラン(フィリピン)