K-1 5.23 大田区総合体育館:椿原龍矢、王座獲得後初戦は玖村修平と。林健太、65kgに上げトファネリ戦。MOMOTARO、西元也史とK-1初戦
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K-1 5月23日(日) 東京都大田区総合体育館大会の第2弾決定カード発表記者会見が4月19日に東京都内で行われた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1フェザー級王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/K-1スーパー・バンタム級(55kg)世界最強決定トーナメント2019 3位、元NJKFバンタム級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg級王者)
75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
ブハリ亜輝留(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル、同日本統一、NJKFフェザー級王者)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
ラット・エイワスポーツジム[Rat Eiwasportsgym](タイ/エイワスポーツジム)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
MOE(若獅子会館)
優(NEXT LEVEL渋谷)※北斗会館押上道場から所属変更
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2020 -65kg準優勝)
椿原龍矢が王者としての初陣で玖村修平を迎え撃つ!「倒せるアウトボクシング・椿原流の戦い方を見せる」(椿原)vs「中途半端な勝ち方じゃダメ。僕がKOで勝ってフェザー級をかきまわす」(玖村)
新K-1フェザー級王者の椿原龍矢がチャンピオンとして早くも初陣。K-1フェザー級スーパーファイトで玖村修平と対戦することが発表された。
椿原は昨年の9.22K-1大阪大会で当時K-1フェザー級王者だった江川優生をノンタイトル戦で倒して、タイトルへの挑戦権をゲット。先日の3.21「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会でタイトルを懸けて再戦し、見事に勝利して新王者となった。しかし、江川とのタイトルマッチは接戦となり、負けた江川も判定に不満を漏らすなど、内容的にも様々な見方をされる試合だった。
そのため、中村拓己K-1プロデューサーからも「チャンピオンになってどういった試合をしていくのかという勝負になるし、チャンピオンとしての初陣は大事な試合となった思います」と、今回の修平との試合は内容面でもハードルが課される試合となった。
その椿原はチャンピオンとしての初陣に「『よっしゃー! また出番が来たな』というふうに思いました」と嬉しそうにコメント。内容面が求められることについても、「いろんな意見があるのが当たり前だと思っているし、その人たちを全員納得させていけばいいだけなんで、あとは僕が期待に応えるだけです」と力強く語った。
「倒せるアウトボクシング。椿原流の戦い方を作っていけたらと思っているんで、まず倒せるようにしっかり行こうと思っています」と、自身のスタイルであるアウトボクシングにさらに磨きをかけて、チャンピオンとして進化した姿をファンに見せる希望も持っている。
「他の選手が『椿原、ヤバッ!』って引くぐらい、誰も近寄って来れんぐらいの選手になろうと思っています」と、チャンピオンになってもあぐらをかくことなく、さらに強さを追い求めていくことを誓っていた。
対する修平は網膜剥離による長期欠場後、フェザー級に階級を上げて、昨年復帰。Krushフェザー級王座決定トーナメントでは準決勝で新美貴士に敗れて王座獲りはならなかったものの、3.28「K’FESTA.4 Day.2」で鷹大をアグレッシブに攻め立てて、ノンタイトル戦ながら今回の王者との対戦のチャンスを掴んだ。
「K-1のフェザー級には凄いいろんな選手がいてる中で僕が選ばれた理由はわかっているんで、しっかり倒してフェザー級のトップ戦線をかき回したいなと思っています」と千載一遇の機会に燃えている玖村。椿原とは対照的にガムシャラなファイトスタイルが持ち味で、「K-1は倒し合う競技だし、椿原選手もチャンピオンになって、気が気じゃないというか倒しに来ると思うんで、倒しに来たら僕も倒しに行く。凄い試合にしたいと思います。倒し合いたいですね」と、打ち合いを希望している。
ノンタイトル戦とは言え、チャンピオンに勝てばタイトルマッチへの道筋も見えてくる。「いろんな選手がいる中で、中途半端な勝ち方じゃダメだと思うんで、僕がKOで倒して、タイトルマッチっていうのをやりたいです」と、文句なしの勝利を飾り、希望するタイトルマッチへとつなげる腹積もりのようだ。
林健太、打倒・山崎秀晃を掲げてスーパー・ライト級転向!ヴィトー・トファネリと激突!「俺が日本人で唯一、ヒデさんを倒せる男だということを証明する」(林)vs「林に勝つことで自分の価値を高めたい」(トファネリ)
元ライト級王者・林健太がスーパー・ライト級に転向。ヴィトー・トファネリとのスーパーファイトが決まった。
攻撃的なファイトスタイルが持ち味の林は、昨年12月のK-1ライト級タイトルマッチでゴンナパー・ウィラサクレックに敗れてライト級王座から陥落。今大会からは心機一転、スーパー・ライト級に階級を上げて戦うことに。その見据える先として、現K-1スーパー・ライト級王者であり、兄貴分でもある山崎秀晃との対戦を目標に掲げる。
ブラジル出身の空手家・トファネリは2020年11月のK-1福岡大会で、ウェルター級としてK-1デビュー。野杁正明に敗れたものの、粘り強いファイトで爪跡を残すと、今年の3月21日「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会に参戦。スーパー・ライト級に転向し、元Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人を相手にK-1初勝利を収めている。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見所について「林選手はゴツゴツしたパンチを武器とし、トファネリ選手は強靭な身体と空手仕込みの蹴り技が武器。K-1らしい真っ向勝負になると思う。山崎選手への挑戦を狙っていく者同士の試合という部分でも、ぜひ注目してほしい」と期待を寄せた。
今年に入りフィジカルトレーニングを徹底し、スーパー・ライト仕様の身体を作り上げたという林は、「ヒデさんが65kgで独走してるので、俺が日本人で唯一倒せる男だというのを、トファネリ選手をしっかりKOで倒して証明したい」と意気込みを見せる。さらにトファネリが過去にKO負けしていないことを踏まえ、「KOされたことのない選手をKOできれば一番アピールできる」とキッパリ。対するトファネリは「すばらしい選手に勝つことで、自分の価値を高めていきたい」と静かなる闘志を見せた。
山崎戦に向けて前進するのは果たしてどちらだ?
神保克哉とブハリ亜輝留が-75kgで激突!「会場を爆発させる試合をしたい」(神保)「パワー・スピードの違いを見せて、楽しい殴り合いをしたい」(ブハリ)
“目黒の特攻隊長”神保克哉が3月「K’FESTA.4 Day.1」に続き連続出場。K-1本戦初出場のブハリ亜輝留と対戦する。
新階級創設(70kg~80kg)を熱望する神保は、3月の「K’FESTA.4 Day.1」では-75kg契約でジュリオ・セザール・モリに勝利。しかしダウンシーン無き勝利はインパクトを生めず。今回改めて新階級創設へのアピールを目指す。
対するブハリは日本とパキスタンのハーフで、アメリカで2つのガソリンスタンドを経営するビジネスマンとしても活躍。今年2月13日の「Krush-EX 2021 vol.1」で夜叉猿をKOし、K-1 JAPAN GROUP初勝利。今回晴れてK-1本戦デビューを迎える。
真っ赤な特攻服で会見場に姿を現した神保は「(3月21日と28日)2週連続とはいきませんでしたけど、すぐに試合を組んでいただいてありがとうございます。最近試合で勝った感じがしません。このままでは地味に強い選手で終わっちゃいそう」と危機感をあらわにする。
新階級の設立にはインパクトが必要と自覚する神保は「判定が続いていてK-1らしさを伝えられていないので、会場を爆発させる試合をしたいです」と5月大会での爆発を約束した。
対するブハリは大きな体をゆったりと見せながら会見場に登場。「K-1は70kgより上が90kgしか無く、どうがんばっても70kgには落とせない体格なので、今回75kgで試合を組んでいただけることで、やっと自分が戦える場所ができました」と満を持しての参戦と喜びの表情。
神保の印象を「世界中の強豪と戦ってきているので、尊敬に値します。逆に言うと神保選手が勝っているところは経験しかない」と評価。「パワーとスピードの違いを見せたい」と圧倒的な勝利を宣言した。
K-1初参戦MOMOTAROの対戦相手は“KO勝率100%の男”西元也史!「勝つのは当たり前。格の違いを見せる」(MOMOTARO)vs「今までMOMOTARO選手が積み上げてきたものを全て奪う」(西元)
3.28「K’FESTA.4 Day.2」の前日記者会見において、K-1 JAPAN GROUPとの契約が発表されたMOMOTAROが早くも今大会で試合を行なうことが決定。対戦相手は西元也史で、K-1スーパー・フェザー級のスーパーファイトで激突する。
MOMOTAROはNJKFとWBCムエタイのタイトルを獲得したり、近年ではONE Championshipなどでも実績を残してきた。今回、満を持してのK-1初参戦となるが、「勝つのは当たり前で勝ち方を求められている試合なのかなと思っていますので、しっかり倒して勝ちたいと思っています」と意気込みをコメント。相手の西元に対しても、「10勝10KOというのは凄いことだと思いますけど、今まで戦ってきた選手と一緒にしてもらっては困るので、格の違いを見せたいと思います」と、自信たっぷりに語った。
「本当は結構打ち合いも好きなので、そういうところを見せられるように近い距離での打ち合いだったり、パンチの一発一発を当てるためにも、ジムの会長と一緒に取り組んでいます」と、K-1ルール用の練習も取り組んでいるという。
また、先日の「K’FESTA.4」で行なわれた武尊vsレオナ・ペタスのK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチも見たそうで、「レオナ選手とは数年前ですけども、何度か練習したことがあったので、彼のストレートの伸びの速さだったり、その凄さは知っていたので、もしかしたらレオナ選手が倒すんじゃないかって思ってたんですけど、そこで豪快な倒し方をする武尊選手は凄いなと思いました」と感想をコメント。しかし、「自分みたいなスタイルの選手と戦ったことはないと思いますし、自分みたいな変則的なタイプは苦手だと思います」と、武尊攻略には自信あり。
今回の西元戦を皮切りに、武尊が王者として君臨するK-1スーパー・フェザー級戦線に殴り込みをかけることになるが、「自分もやっぱりトップにいる武尊選手に挑みたい気持ちはあるので、一つ一つしっかりと勝ってトップまで辿り着きたいと思います」と、新天地・K-1での頂点を目指す。
一方、西元は同じジムの先輩である山崎秀晃と同様に伝統派空手出身。Krushのリングでは連敗が続いていたが、先日の3.27「Krush.123」ではSATORU成合との打ち合いを制して1年4カ月ぶりにKO勝ち。先述の通り、これまでの生涯戦績10勝全てがKO勝利と、高いKO率を誇ることでも知られている。
MOMOTAROという外敵を迎え撃つことになった西元だが、「こういった大きい舞台で一格闘家としてリスペクトできる選手と、ちゃんと試合できるのが素直に嬉しいですね。興奮しかないです」と興奮気味に意気込みをコメント。MOMOTAROからは格の違いを強調されたが、「知らなくて当然だと思うんで、この試合で印象づけるために、わかりやすい勝ち方をしようと思います」と、臆するところはない。先輩の山崎から「人生は奪い合いだぞ」という言葉をもらったこともあり、「今まで積み上げてきたものを僕が全部奪ってやろうと思っています」と番狂わせを誓う。
また、西元も同じジムの先輩である武尊とレオナの試合は間近で見ていた。「あの試合に前日のKrushとかも全部持っていかれた」と、同じ階級の選手として悔しさを感じたという西元。「今度のK-1では僕が全部持っていきたいですね。階級関係なく、僕が全部持っていきたいです」と、大物食いを果たしてK-1スーパー・フェザー級のトップ戦線への浮上を狙う。
“剛腕”島野浩太朗と“天才肌” 佐野天馬が初対戦!「天才はこうして破るというのを結果として見せたい」(島野)vs「島野選手の気持ちに飲まれないように自分も気持ちでいく」(佐野)
島野浩太朗が3月28日の「K’FESTA.4 Day.2」に続き連続出場。K-1本戦初参戦となる若きテクニシャン・佐野天馬と激突する。
島野はK-1やKrushのスーパー・フェザー級戦線で長く活躍するファイターで、誰が相手でも真っ向勝負を挑む激闘派としてその名を轟かせる。昨年12月13日のK-1両国大会では芦澤竜誠の復帰戦の相手を務め、KO負けを喫するも会場を沸かせる名勝負を披露。3月28日「K’FESTA.4 Day.2」では三輪裕樹を撃破し、40戦目の節目を勝利で飾った。
一方の佐野は新生K-1旗揚げ年である2014年のK-1甲子園で準優勝。プロ転向後は元K-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹撃破を含む9連勝をマークした。長らくKrushを主戦場としてきた中、このK-1大田区体育館大会で満を持してのK-1本戦初出場を果たす。
昨年12月の両国大会、前回3月K’FESTA.4 Day.2に続く3連続出場となった島野。「実力者との一戦が決まりました。必ず破って一歩先をつかみたいと思います」とシンプルな言葉で勝利を誓う。本戦初出場となる佐野を「技術の高い天才肌」と評価。さらには「自分は不器用」と自己分析をするが、その上で「天才はこうして破るというのを結果として見せたい」と、勝利を譲るつもりはない。
前回の「K’FESTA.4 Day.2」において、節目となる40戦目を迎えた島野。「あの一戦で自分が伝えられた気持ちの価値を絶対に落としたくない。あの一戦が大切だったとこれから胸を張っていくためにも、絶対に落とせない戦いだと思います」と、鋭い眼光を見せながら負けられない理由を語った。
対する佐野は今回のK-1本戦初参戦に対し「戦うところはどこでもよかった」と、こだわりは見せない。その一方で「応援してくれる人や友だちから『K-1いつ出るの?』と言われていたので(今回の参戦は)素直にうれしかったです」と喜びの表情を見せた。
島野の印象を問われた佐野は「元Krushチャンピオンで、気持ちで戦ってくる選手」と回答。島野最大の武器である精神力に対し「飲まれないように僕も気持ちで向かいたいと思います」と、こちらも真っ向からぶつかる姿勢を見せた。
スーパー・フェザー級においては、3月の「K’FESTA.4 Day.2」において武尊vsレオナ・ペタス戦が歴史的な名勝負となった。この一戦に対する感想を聞かれた両者。島野は「一番は試合に対する覚悟がずば抜けていた」と、武尊とレオナの覚悟に感銘を受けたとのこと。「一選手として、そこを準備することから逃げずにこの一戦に臨みたい」と、自らも決死の覚悟で戦う姿勢を見せた。対する佐野もまた「僕も選手ですけど、あんな試合が出来たらいいなと思う」と、島野との一戦への覚悟を垣間見せた。
斗麗vs亀本勇翔は再起懸けるサバイバルマッチ!「K-1ファイターは倒しに行ってナンボ。最初から最後まで仕留めにいく」(斗麗)vs「格闘家としての誇りを守るために今までやってきたことを壊す」(亀本)
新王者・椿原龍矢が誕生したK-1フェザー級における注目カードが決定。”西の超新星”と称される斗麗と、第5代Bigbangスーパー・バンタム級王者の亀本勇翔が対戦する。
斗麗は京都のWIZARDキックボクシングジムに所属しながらオランダの名門・Mike’s Gymで腕を磨く異色のファイター。2018年12月のデビュー戦で山浦力也から勝利を収めると、破竹の6連勝を積み重ねた。今年2月27日の「Krush.122」で、かつて勝利を収めた新美貴士が持つKrushフェザー級王座に挑戦。しかし経験を積んだ新美にリベンジを許し連勝をストップした。
対する亀本は2014年7月以来、コンスタントにKrushに参戦。2019年から主戦場としたBigbangではスーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制し、ベルトを腰に巻いた。2020年9月に同王座を返上し、12月にK-1両国大会へ参戦。しかし元Krushバンタム級王者・軍司泰斗にKO負けを喫した。
連勝ストップからの再起戦に臨む斗麗は「前回Krushのタイトルマッチを落としてしまい、死人に口なしだと思っています。どの大会でも相手が誰でも受けようと思っていました」と、戦いを選ばない構え。亀本の印象は「これからチームで研究します」と現時点では情報が無いとしながらも「K-1ファイターとして求められている戦いをするのが大事な仕事。上手いこと戦って勝つつもりはないので、最初から最後までK-1ファイターらしく亀本選手を仕留めます」と、淡々としながらも力強い言葉でKOを宣言した。
一方の亀本も「去年K-1両国大会でぶっ倒されちゃいました。負けちゃったのも悔しかったですけど、何も残せなかったのが悔しい」と、前戦の悔しさをにじませる。一度は他団体でベルトを巻いた実力者である亀本。さらなる高みを目指すべく「これまでやってきた格闘家としての誇りを守るために、今までやってきたことを壊そうと思います」と大胆な変化を匂わせた。
この階級では、3月21日の「K’FESTA.4 Day.1」において、椿原龍矢が江川優生を下し第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者に輝いたばかりだ。
椿原の勝利、そして現在のフェザー級戦線について意見を求められた斗麗は「人それぞれ戦い方があって、勝ったやつが強いし負けたやつが弱い」と現在の結果を受け入れたように見えた。しかし「僕は世界一を決めるK-1であの戦い方はできない。K-1ファイターは倒しにいってなんぼ。誰に文句を言われないような勝ち方をして世界一の座を奪いに行きます」と、椿原に宣戦布告してみせた。
亀本にも同じ質問が飛ぶが、こちらは「自分はそこに口を出すほどの結果を出していないので、今は目の前の試合に集中したい」と斗麗へ集中の構え。椿原の持つベルトに対し、両者対象的な姿勢を見せる会見となった。
ボクシングvsムエタイ!元プロボクサー・佐々木洵樹が“ゴンナパーに勝ったムエタイ戦士”と対戦「パンチと蹴りの交錯がどうなっていくのか。楽しみにしていてもらいたい」(佐々木)
-56kg契約のスーパーファイトとして佐々木洵樹vsラット・エイワスポーツジムの一戦が決定した。
佐々木はプロボクシングで実績を残したのち、2019年2月にKrushデビューを果たすと、同年11月、Krush3戦目でバンタム級王座戴冠。その後、20年7月にベルトを返上し、スーパー・バンタム級に転向。そして同年12月のK-1両国大会でK-1デビューを果たすと、璃明武を下し無敗記録を5に伸ばした。
K-1初参戦となるラットはムエタイで170戦以上のキャリアを誇り、日本でもさまざまなムエタイの大会で活躍した猛者。2011年には現K-1ライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックからも勝利を収めている。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見所について「K-1にはいろんなバックボーンを持った選手がいるが、ボクシングの佐々木選手とムエタイのラット選手。こういった違う競技をやってきた選手が戦うのも、K-1ならではのおもしろさ」と分析。
K-1 JAPAN GROUPで初の国際戦に臨む佐々木は「それこそゴンナパー選手とやった映像を観て、最初は『マジか』ってけっこうビビった」と心境を吐露するも、「パンチと蹴り、その交錯がどうなっていくのか、楽しみにしてもらいたい」と意気込みを見せる。さらに元・同門の武居由樹が返上し、現在空位のスーパー・バンタム級のベルトに話が及ぶと「アピールしたい。佐々木、やっぱ強いなって思わせたい」と、無敗のまま王座戴冠を目指すことを宣言した。
一方のラットは会見欠席のため、「ムエタイで170戦以上戦ってきた経験と技術を使って佐々木に勝ちたい」と貫禄のコメント。異なるバックボーンを持つ両者の激突は、一瞬も目が離せない攻防が繰り広げられそうだ。
K-1初参戦・MOEと優が女子アトム級で激突!「MIOvs菅原美優より自分たちの方が面白い試合ができる」(MOE)vs「試合は噛み合うと思うので、楽しみにしてほしい」(優)
今大会では既にMIOvs菅原美優のK-1女子アトム級の試合が組まれているが、もう一つ注目の女子の試合が追加された。それがこのMOEvs優のK-1女子アトム級スーパーファイトだ。
MOEは昨年開催されたKrush女子アトム級王座決定トーナメントに出場。決勝戦まで駒を進めたが、菅原に敗れて王座獲りを逃した。現役高校生での王座戴冠の快挙はならなかったものの、今春高校を卒業し、気持ちも新たにK-1の初舞台を踏む。
「K-1デビュー戦ということで最初からしっかり思いっきり行けたらと思います。頑張ります」と意気込みを語ったMOE。現在は「やっぱりスタミナがないのと、行くところで行かれへんというのがあるんで、そういうのをしっかり頑張っています」と前回の菅原戦で露呈した弱点の克服にも取り組んでいるという。同日に行なわれる同じ階級のMIOvs菅原も意識しており、「自分らのほうが面白い試合ができると思うし、優選手もパワーでガンガン来てくれると思うんで、しっかり目立てるように頑張りたいと思います」と、試合内容で上回ることを誓っていた。
このMOEと対戦する優は美容室のオーナー兼アイメイクアーティストという異色の肩書きを持つファイターで、試合時に迎える年齢もMOEの2倍の36歳だ。昨年の11.3K-1福岡大会でMOEより一足先にK-1の舞台を踏んでいるが、現在は黒星先行状態。また、MOE同様、昨年のKrush女子アトム級王座決定トーナメントでは、準決勝で菅原に敗れており、捲土重来を期しての2度目のK-1参戦となる。
「11月の福岡大会で初めてK-1参戦させていただいたんですけど、凄い楽しくて最高の舞台だったので、また機会があれば呼んでいただければなと思ったんですけど、こうやってまた機会をいただいて凄い楽しみです」と優。所属ジムも北斗会館押上道場からNEXT LEVEL渋谷に移籍。新しい環境で、「一から自分のスタイルと、自分に何が合うのか、自分が得意な技をちょっとずつ磨いて、苦手なことも克服して、自分と見つめ合う期間というのを意識してやっていました」と、精力的に練習に取り組んでいるという。そのため、「新しいリニューアルした優を見せられたらなと思っています」と成長した姿を見せたいようだ。
MOEと違い、MIOvs菅原はそこまで意識してないという優。しかし、今回のMOEをはじめ、過去に戦ってきた選手は自分と違い幼少期から格闘技に馴染んできた選手に対する意識はあるようで、「自分は30から始めて遅咲きもいいとこなんですけど、私が呼ばれている理由もその中ではあるのかなと思っているので、自分が呼ばれている理由も含め、ちゃんと結果を出したいなと思います」と、勝利への闘志を燃やしていた。
対戦カード
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)
野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス/2020 DREAM KHAOSバンタム級トーナメント優勝)
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント 決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元シュートボクシング日本女子ミニマム級(48kg)王者)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子アトム級王者)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1フェザー級王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/K-1スーパー・バンタム級(55kg)世界最強決定トーナメント2019 3位、元NJKFバンタム級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg級王者)
75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
ブハリ亜輝留(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル、同日本統一、NJKFフェザー級王者)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
ラット・エイワスポーツジム[Rat Eiwasportsgym](タイ/エイワスポーツジム)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
MOE(若獅子会館)
優(NEXT LEVEL渋谷)※北斗会館押上道場から所属変更
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2020 -65kg準優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN
日時 2021年5月23日(日) 開場・14:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 東京都大田区総合体育館
中継 ABEMA(生放送)、GAORA
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 スタンドS 15,000円 スタンドA 10,000円 ※当日500円増し
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ M-1スポーツメディア 03-6450-5073 https://www.k-1.co.jp/contact/