Krush 1.23 後楽園ホール:山際和希「若くて勢いのある強い選手が来てきてくれたことに凄く燃えています」、加藤虎於奈「必死にやっている兄ちゃんを見て刺激を受けている」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
葛西 キックボクシング ストライブジム
最安4,378円~!通い放題でも7,700円!選手志願者兼インストラクターも募集中!
Krush.121(1月23日(土) 後楽園ホール)のメインイベント、Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチで対戦する山際和希(谷山ジム/王者)と加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/挑戦者)が公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真 (C)K-1)
ウェルター級王者・山際和希、試合を支配して加藤虎於奈をKOする!「若くて勢いのある選手が来てくれて凄く燃えている。強い選手とどんどんやっていきたい」
神奈川・谷川ジムにて、1月23日(土)後楽園ホール「Krush.121」の[Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・加藤虎於奈と対戦する王者・山際和希が公開練習を行った。
公開練習ではサンドバッグ打ちとタイ人トレーナーを相手にミット打ちを披露した山際。得意としている左右のミドルキックだけでなく、破壊力に満ちたパンチも見せ「今はパンチ中心の練習という部分は変わらないのですが、前回よりも蹴りも練習するようにして、攻撃とディフェンスをバランスが取れるように気を付けています。明日にでも試合が出られるぐらい身体も仕上がっています」と、仕上がりの良さをアピールした。
山際は今年8月に行われた第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントの決勝戦で近藤魁成にTKO勝ちし(近藤が右手首を負傷しレフェリーがストップ)、悲願のKrush王者のベルトを巻き、今回が初防衛戦。しかし、王者になっての初戦となった11月8日、Bigbangの10周年記念興行・谷山ジム35周年記念興行ではワンマッチでFUMIYAに2RKO負けの不覚を取ってしまった。
インタビューでFUMIYA戦に触れた山際は「今年始めから僕の課題である接近戦でのパンチを強化してきたのですが、相手に近づく分、相手のパンチや普段もわらない攻撃をもらうようになり、どうしたらいいんだろうという迷いがあったんです。それが試合でも悪い方に出てしまい、試合自体も雑になってしまった」と敗因を語る。
「主戦場のリングのメインイベントに選ばれて色んな人が期待してくれていた中で負けてしまったので凄く落ち込んだ」という山際だが、「自分の中でも良かった点もありました。今までのような蹴ってポイントを取って逃げ回るような試合をやりたくはなかったし、自分が一番盛り上げる試合をしようと思ってバチバチに打ち合おうと。結果はダメでしたが、盛り上げる内容になったことは良かった」と敗戦を引きずることはない。
今回の初防衛戦の相手、加藤虎於奈については「デビュー戦を見た時に『この選手は上まで上がってくるな』と思っていたので、いつか対戦することを想定していました。非常にポテンシャルが高くてパンチも蹴りもうまく、バランスのいい選手。物凄く攻撃力があるので序盤にガッと出てきたところに気を付けたい」と警戒心を強める。
その一方「若くて勢いのある強い選手が来てきてくれたことに凄く燃えています。僕は強い選手とやりたい、強くなりたくてK-1 JAPAN GROUPの試合に出ていて、強い選手とやれることは自分の本望なので凄く燃えています」と試合に向けてのモチベーションは高いという。
理想の勝ち方を問われると「相手の攻撃をもらわない、相手のペースにさせないようにすること。経験値は自分の方が上なのベテランらしくずるさ・テクニックを使って勝負したい。完全に自分がペースを握った上でKrushらしい派手なKOで締めたい」とKO宣言する。
タイトル防衛戦後のプランを聞かれると「近藤選手とはタイトルマッチでああいう終わり方だったのでもう一回しっかりと決着を付けないですし、安保瑠輝也選手もウェルター級に上げてきたので興味はあります。野杁正明選手といった強い選手とどんどんやっていきたい」と強豪たちとの対戦に欲を見せる。 Bigbangで敗れているFUMIYAが山際のタイトルを狙ってスーパー・ライト級(65kg)からウェルター級(67.5kg)に階級を上げてくることについても「挑戦者として勝ち上がってきたら次はしっかりKOで勝ちたい」と再戦も臨むところだ。
さらに山際はK-1参戦にも意欲を示し「前回最後にK-1に出たのは木村選手とやった時(2018年6月17日)。あの時は木村選手の名前で出られただけなので、これからしっかり結果を残していき『山際和希ならK-1に出てもおかしくない』と周りを納得させた上で出たい。木村選手はずっと連続KOで勝っていて、心配しなくてもそのまま勝ち続けると思いますが、もし木村選手とやれるなら最高の状態で再戦したいですね」と現在はスーパー・ウェルター級でK-1王者となった木村との再戦にも興味を示す。山際の野望は叶うのか。まずは2021年初戦に注目が集まる。
挑戦者・加藤虎於奈、兄レオナ・ペタスに続いてKrushのベルトを巻く!「必死にやっている兄ちゃんを見て刺激を受けている。どの局面で戦っても負ける要素がない」
都内・LARA TOKYO江古田にて、1月23日(土)後楽園ホール「Krush.121」の[Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・山際和希と対戦する挑戦者・加藤虎於奈が公開練習を行った。
今大会で山際が持つKrushウェルター級王座に挑む加藤は、本来ならば8.29「Krush.116」で行なわれた同王座の決定トーナメントに出場予定だった。しかし、怪我のために欠場。11.27「Krush.119」の松岡力戦で復帰し、この試合に勝利を収めたことで、満を持して山際の持つKrushウェルター級王座に挑戦することになった。
公開練習では2分1Rのミット打ちを披露した加藤は「体調も減量も全部うまくいってる」とコンディション調整は順調に進んでいる様子。試合まで残り一週間で「今の時点では気持ちがまだ乗ってないので、試合当日までにしっかり乗るようにして、勝ちたいと思います」と、ここからは試合に向けてモチベーションを徐々に高めていく段階だ。
前回の松岡戦では「初めて強くなった実感があった」と実力向上の手応えもつかめた。「『ここで行かなきゃダメ』とか『ここで行っちゃダメ』とか線引きができるようになったこととか、あとはボクシング技術も上がってて、本当に今回の試合はどの局面で戦っても、負ける要素がないかなって思ってますね」と、日々の練習の中で自信を深めている。
当初の予定では、23日に虎於奈がKrushのタイトルマッチ、翌日の「K’FESTA.4」で兄のレオナ・ペタスが武尊の持つK-1スーパー・フェザー級王座への挑戦が決まっており、兄弟で連日タイトルマッチに挑むというシチュエーションだった。「K’FESTA.4」が延期となり、レオナの試合は流れてしまったものの、大一番を控えた兄と練習を共にすることにより、刺激も受けてきた。
「兄ちゃんは毎日毎日必死にやってたんで、その姿を見て『俺もやらないと』って刺激を受けました。前回の試合が終わって休む暇もなく、すぐ練習を再開して、体重も気にし始めたんで、調子はいいですね」と、絶好調の背景には兄の影響もあるようだ。
王者の山際については、「バランスが凄くいい選手」と評した加藤。しかし「最近は体力が落ちてきているのかなと思います。だから体力勝負になっても負けないし、パワー勝負でも負けないし、蹴り合いでも負けないと思う」と、その攻略には自信を見せる。そもそも、山際が王座決定トーナメントに出場したのは加藤の怪我による欠場を受けての代打出場だった。決勝戦でも相手の近藤魁成の負傷もあっての勝利と、ラッキーな部分が重なっての王座戴冠という事実は否めない。
これに関して虎於奈は「俺は運も実力の内に入ると思うんで、実力がなかったら運もないと思ってる」と気にすることなく、逆に「どっちの運が強いのかの勝負だと思っていますね。あそこで全部の運を持っていったのは山際選手なんで、今回は俺が全部運を使い切って、しっかりベルトを獲れたらなと思います」と、強運の王者に対し、運でも真っ向から勝負を挑む。
昨年は最愛の母を亡くすという不幸もあったが、相変わらず家族への思いも強い。「お父さんにしっかりベルトを見せられたらなと思っています」と加藤。家族や友人など、応援してくれる人たちに、「もう悲しい姿は見せたくない。俺は笑っていたいんで、ずっと勝ち続けるだけです」と勝利を誓う。
また加藤がチャンピオンになれば、Krushスーパー・フェザー級王者のレオナと共に初めて兄弟でKrush王座を同時期に戴冠することになる。
「そうなったらもちろん凄くうれしいんですけど、その前に自分の試合にしっかり勝たないといけない。チャンピオンになったことを考えると、足元をすくわれると思います。今は毎日不安と戦っていて、その不安を試合の日までに絶対に勝てるという気持ちに持っていきたい」と今は山際戦にすべてを注ぐ。
そのうえで「K-1のウェルター級はチャンピオンがいないんで、王座決定トーナメントをやってもらったらいいなと思っています。そうしたらKrushのチャンピオンは選ばれると思うので、ここはしっかり勝ちたいなと思ってます」と、Krushのベルトを獲ったその先も見据えている加藤。「ベルト使って、自粛が明けたら女の子と遊びたいなと思ってます」と茶目っ気を見せながらも、本気モードで新年一発目のタイトルマッチに挑む。
対戦カード
第7試合 メインイベント Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/王者、Bigbang王者)※初防衛戦
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
第6試合 セミファイナル バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
壬生狼一輝(力道場静岡)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大月晴明(NEXT LEVEL渋谷/元Krushスーパー・フェザー級王者、元ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元WPKC世界ムエタイ&元全日本ライト級王者)※マスクマンズから所属変更
明戸仁志(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第4試合 第5代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷)
芳美(OGUNI GYM)
第3試合 第5代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
真優(月心会チーム侍)
NA☆NA(エスジム)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
國枝悠太(二刃会)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
AIKO(FREEDOM@OZ)
紗依茄[らいか](月心会チーム侍/第9回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジBクラス 女子-50kg優勝)※長崎紗依茄 改め
概要
大会名 Krush.121
日時 2021年1月23日(土) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)、GAORA(1月25日(月) 18:30~22:30)
チケット料金 SRS席 20,000円(前売り完売) RS席 15,000円 S席 10,000円 ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/