K-1 11.3 福岡国際センター:K-Jee「カリミアン選手の武器を削って攻略します」|朝久裕貴「弟とは違う朝久空手の強さを見せたい」
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K-1 11月3日(火/祝)福岡国際センター大会でK-1クルーザー級王者シナ・カリミアンと対戦するK-Jee、スーパー・フェザー級で大岩龍矢と対戦する朝久裕貴が公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(公開練習写真: (C)K-1)
K-Jee、シナ・カリミアン攻略に自信あり!「今までカリミアン選手と戦った選手たちは勝負の仕方が下手。カリミアン選手の武器を削って、しっかりカリミアン選手を攻略します」
3月のKrush後楽園大会でK-JeeはKrushクルーザー級王者として防衛戦に臨み、加藤久輝を強烈なボディブローでKO。昨年12月K-1名古屋大会でのリベンジを果たすと共にベルトを死守した。
地元・九州初上陸となる今大会ではK-1クルーザー級王者カリミアンとスーパーファイトで激突する。籍を置くK-1ジム福岡で公開練習を行ったK-Jeeは「自分の悪い癖を改善するための練習をしつつ、あとは相手によって戦略が変わるので、それに基づいて練習をしています」。
K-1ジム福岡ではK-Jee本人とジムの前田代表で話し合いながら練習メニューを決め、九州在住の重量級ファイターたちとスパーリングを重ねている。
「東京にいた頃もそんなに対人練習ができていたわけではないし、ずっとお世話になっている九州の先輩ファイターたちと練習させてもらっているので、練習環境は福岡にいてもそんなに変わらないかなと思います。会見に行くのが大変になりましたが(笑)、生活する分には福岡の方がいいですね」と福岡でも充実した日々を過ごしている。
対戦相手のカリミアンとは2018年9月の初代K-1クルーザー級王座決定トーナメント準決勝で対戦し、判定で敗れている。この2年間でのお互いの変化を聞かれたK-Jeeは「僕は大きい選手に勝つための知識が増えた。カリミアン選手が変わったところは日本での知名度くらい」とバッサリ切り捨て、K-Jee流のカリミアン攻略法を語った。
「お互いスピード、パワー、キャリア…全て変わっていると思うんですけど、特にカリミアン選手は大きく変わったとは思わないです。彼の変わったところと言ったら日本での知名度くらいじゃないですかね。逆に自分としては重量級と戦うことに慣れてきたし、大きい選手に勝つための知識は増えています。
(カリミアンは2年前と変わっていない?)そうですね。愛鷹亮選手とやった2試合を見ても、トーナメントに出ていた頃と大きく変わったところはないと思いますね。ただカリミアン選手は自分の強みを分かっていて、それを生かす戦い方がうまいんですよ。で、誰もそれを攻略できていない。カリミアン選手が強く見えるのはそういうところだと思います。
カリミアン選手がやりづらいファイトスタイルなのは分かっているわけだから、それを攻略すればいいじゃないですか。カリミアン選手に勝てなかった選手は自分の武器だけで攻略しようとするから、自分の武器vsカリミアン選手の武器で負けちゃうんですよ。そうじゃなくてカリミアン選手の武器を削って勝負すればいい。勝負の仕方がみんな上手くないなと思います。逆に自分はそういうところが得意なので、しっかりカリミアン選手を攻略します」
スーパーファイトでカリミアンを倒せば、タイトルマッチでの再戦は必至だ。K-Jeeは王座奪取とともにカリミアン時代にピリオドを打つと宣言した。
「今回はスーパーファイトになりましたけど、ここで僕が勝てばカリミアン選手もタイトルマッチをやることに納得するでしょう。僕がチャンピオンになったら色んな選手とタイトルマッチをやりたいし、カリミアン選手はチャンピオンになって満足しているように見えるんですよね。もし僕がチャンピオンになったら、そこがゴールじゃなくて、どんどんクルーザー級を盛り上げていきたいです」
最後にK-Jeeは「少しずつ福岡でのK-1の認知度も上がっているし、今大会が盛り上がることが大前提ですが、K-1を九州に根付かせたいですね。九州には格闘技が好きな人が多いので、そういう人たちにもっとK-1の魅力を伝えていきたいです」とファンにメッセージ。K-Jeeは地元・九州で大きな輝きを放つことができるか?
朝久裕貴、K-1福岡大会のリングで衝撃を残す!「僕の攻撃が一発でも当たれば倒せると思う。弟とは違う朝久空手の強さを見せたい」
日本と中国を股にかけて活躍し、中国・武林風WLF -60kg級王座を保持している朝久。日本での試合は2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメント以来、約2年5カ月ぶりとなる。
久々の日本での試合を前に、朝久は「僕が前回K-1に出たときとはお客さんの層も変わっていると思います。僕の試合を見るのが久しぶりという人がいれば、初めて見る人もいると思うので、見ている人の印象に残る試合をしたいと思います」。
日本での試合から遠ざかっている間、中国で武林風WLF-60kg級王座の防衛戦とノンタイトル戦を戦った朝久。防衛戦ではベルトを死守したものの、その試合で負った怪我を引きずったまま、ノンタイトル戦に出場し、そこでは敗北を喫してしまった。
怪我の状況が気になるところだが「ノンタイトル戦で負けたあと、しっかり怪我も治したので、今回の試合には来てほしい」と準備万端。「日本に外国人選手を呼んで試合をするのと、自分から海外に行って外国人選手と試合をすることは全く違う。海外で試合をしたことは大きな成長になる。戦績では僕より試合をしている選手も多いと思いますが、経験値としては僕の方が上」と中国での戦いが朝久を成長させた。
対戦相手の大岩龍矢とは2016年1月に対戦し、判定勝利を収めている。「5年ほど前に試合をして勝っているんですけど、その時と印象は変わらないですね。今も腕相撲が強いんだろうなって感じです」という朝久からは「僕の攻撃が一発でも当たれば倒せると思っているし、朝久=蹴りというイメージかもしれませんが、パンチだけで打ち合っても勝てると思ってます」とKO宣言。
今年に入って実弟の朝久泰央がK-1のリングで大暴れしているが、朝久も「僕は子供の頃から朝久空手をやってきて、僕が怪我で試合ができなかった期間は弟(朝久泰央)が朝久空手の強さを見せてきました。今回の試合では弟とは違う朝久空手の強さを見せたいです」と弟に続くつもりだ。
今回の試合は朝久にとって地元・九州での試合でもある。福岡出身・在住の朝久は「同じ福岡・九州出身の中村拓己プロデューサーからオファーをいただいて、これは出るしかないなと思って、即OKしました。僕が持っている武林風WLFのベルトは、全階級を通して日本人で持っているのは僕だけです。それと同じように九州発のK-1チャンピオンになりたいですし、九州にK-1のベルトを持ってくることも大事だと思っています」と福岡大会にかける想いも強い。
ファンへのメッセージを求めると「はじめましての方もいると思いますが、全力で戦って印象に残る面白い試合をするので楽しみにしてください。今の世の中、良い事と悪い事を数えたら、悪い事の方が多いかもしれませんが、僕の試合を少しでも楽しんでもらって、良い気持ちになってくれたらいいなと思います」と朝久。K-1福岡のリングでどんな衝撃とインパクトを残すか注目だ。
対戦カード
クルーザー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/Krush王者)
女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP王者)
壽美[ことみ](NEXT LEVEL渋谷)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
壬生狼一輝(力道場静岡/大和バンタム級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風WLF -60kg級王者)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本真弘(N.F.T.T./元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級(60kg)GP 2009優勝、元全日本フェザー級王者)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
水町 浩(士魂村上塾/元RISEライト級王者、元WMAF世界ウェルター級王者)
竜樹[たつき](ウィラサクレック・フェアテックス九州)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
優(北斗会館押上道場)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム五反田チームキングス)
ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
小鉄(K-1ジム琉球チーム琉神)
絢太[けんた](CUC)
【プレリミナリーファイト】
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
紫苑(KIZUNA田川本部道場)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
勇治(K-1ジム総本部チームペガサス)
志樹(シルスジム)
53kg契約 3分3R
大石和希(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)
59kg契約 3分3R
寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
貞松宏隆(Mataharigym)
概要
大会名 ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN
日時 2020年11月3日(火/祝) 開場・13:00 開始・15:00
会場 福岡国際センター
中継 ABEMA(生中継) GAORA(11月10日(火) 17:30~23:30)
チケット料金 ロイヤルシート100,000円 アリーナSRS席60,000円(前売完売) アリーナRS席35,000円(前売完売) アリーナS席18,000円(前売完売) スタンドS席18,000円(前売完売) スタンドA席10,000円(前売完売) ※当日500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) BEA K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/