KNOCK OUT 2.11 大田区総合体育館 一夜明け会見:無法島GP優勝の西岡蓮太、テレ・マーカー ベストファイト賞の1位と2位も獲得
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テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1 2月11日 大田区総合体育館大会の一夜明け記者会見が12日、東京・中野坂上のブシロードで行われた。無法島GP優勝者の西岡蓮太(龍生塾)、ワンマッチで勝利した安本晴翔(橋本道場)と栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)の3選手が出席した。会見のレポートがブシロードファイトから届いている。
西岡蓮太「自分の気持ちが折れている場合ではありませんでした」
無法島 GRAND PRIXを制覇しKNOCK OUT 初代 64kg BLACK CHAMPIONに輝いた西岡。まずはトーナメント3試合を振り返った。
1回戦の小川翔戦については「延長戦で1つ2つの攻撃の差ぐらいだったと思います。最後に自分が攻撃を出して終わろうという気持ちでいたので、何とか競り勝てた試合でした」と接戦での勝利だったという。
準決勝の鈴木千裕戦については「大会前は小川選手以外の動画はフルで見ていません。KNOCK OUTのSNSに上がっていた鈴木選手のKOシーンだけを見ている限りでは、パワーと回転力、身体の強さは危ない選手だとわかっていました。(鈴木は)1回戦の与座戦のダメージもあってか、バッと最初から来なかったので自分のペースで戦えたと思いますけど、凄くやりにくさを感じ、噛み合わない試合になりました」という。
決勝戦のバズーカ巧樹戦に関しては「殺気が凄くて、その殺気を感じたことで余計に燃えました。あそこまで殺気立って来てくれなかったら、僕はあそこまで踏み込んで打ち合えていませんでした」と振り返った。
セコンドには、出稽古先であるチーム吉鷹の吉鷹弘氏(元SB日本スーパーミドル級王者)が付き、SBの創始者・シーザー武志会長が最前列で応援したことで「そのお二人がいるだけでも負けられない気持ちが上がりました。準決勝、決勝戦でしんどい時は、シーザー会長の声が一番聞こえるんです。僕は目が悪いので試合中は客席の方はほぼ真っ暗にしか見えないのですが、会長がどこにいるのかがわかりましたし、僕がしんどい時も声を出してくれていて、自分の気持ちが折れている場合ではありませんでした」と、二人の存在が最後まで戦う力になったと話す。
1日3試合の過酷なワンデートーナメントとなったが、「ケガは自分の拳の色が変わったことと、小川選手のカーフキックが一番痛かったぐらい。各試合で軽いフラッシュが何発かあったぐらいで効いたものはありませんでした」と負傷箇所はあまりなかったことを明かし、会見場にいた関係者らを驚かせた。
会見には、今回の『無法島 GRAND PRIX』にスポンサーとして協賛している漫画家・森恒二先生が同席し「敗者なき素晴らしいトーナメントで評価を下げた選手はいなかったのでは。8人とも見ている人に魅力の伝わったトーナメントでした。優勝した西岡選手の完成度、精神力が素晴らしく、感動させてもらいました」と感想を語る。
なお、今大会の全20試合の中で闘志溢れ、会場のファン、生配信視聴者に感動を与えた5試合に大会冠協賛である株式会社テレ・マーカーより「テレ・マーカー ベストファイト賞」として賞金(第1位が50万円、第2位が40万円、第3位が30万円、第4位が20万円、第5位が10万円)が送られることとなり、第1位はGP決勝戦、第2位はGP一回戦の小川vs西岡が選ばれたことで、西岡はダブル受賞。優勝賞金200万円プラスベストファイト賞45万の計245万円を一夜にして獲得した。使い道を聞かれた西岡は「親にいい思いをしてもらいたい。あとお世話になった人に使って、余ったら自分にご褒美をしたい」という。それを聞いた森先生は「いい人に賞金が渡ったと思います。凄くできたチャンピオンですね」と西岡の人柄を称賛していた。
次回、KNOCK OUTは7月12日にREBELSとの合同興行を後楽園ホールで行い、9月12日に大田区総合体育館でトーナメント(階級は未定)と各タイトルの防衛戦を予定しており、西岡の初防衛戦も行われる予定だ。
◆テレ・マーカー ベストファイト賞
第1位:第2部・第15試合「 無法島 GRAND PRIX 」64kg初代王座決定トーナメント決勝戦 西岡蓮太vsバズーカ巧樹
第2位:第2部・第3試合 同トーナメント1回戦 小川翔vs西岡蓮太
第3位:第2部・第4試合 同トーナメント1回戦 鈴木千裕vs与座優貴
第4位:第2部・第8試合 駿太vs栗秋祥梧
第5位:第1部・第4試合 浦林幹vs龍聖
安本晴翔「昨日のような優勝賞金は欲しいですね」
第2部・第12試合でダウサヤーム・ノーナクシンに判定勝ちした安本。所属する橋本道場からは与座優貴、橋本悟が出場しており、「仲間が試合していく中、最後の自分が勝たないといけない気持ちだったのでKOしたかったですね。昨日は勝つことができましたが、自分的にはもっと頑張って、もっといい試合ができたと思います。次はもっといい試合をしたい」と試合内容は満足できるものではなかったために、次戦に向けて気持ちを切り替えていきたいという。
対戦したダウサヤームについては「蹴りが最初に来た時に、強いなと思いました。中に入り辛い選手で全然自分のペースで試合ができず、三日月蹴りを蹴ってきたりもしてやりにくい相手でした」といい、「パンチを入れても倒れなかったので今後は打ち分けられるようにしたい」と多くの反省点があったようだ。
今後については「自分の階級でトーナメントのお話があればいつでも出る準備をしておきます。昨日のような優勝賞金は欲しいですね。もし200万円が手に入れば車を買いたい」とした。
栗秋祥梧「ヒジありのトーナメントなら出てみたい」
第2部・第8試合で駿太と対戦し、2Rにヒジ打ちによるカットでTKO勝ちした栗秋。「戦前通り1Rか2Rにヒジで斬って勝つと言っていたことが有言実行できて良かったと思います」と試合を振り返り、「飛びヒザでKOしたかったのですが、相手は倒れませんでした。もっとインパクトを残す試合をしたいので技を増やしていきたい」という。
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「大会前には深夜に同じジムのUMA君と一緒に走ってスタミナを付けてきたので、5Rも戦かうつもりでした。3~5Rも戦うつもりだったので本調子は出ていない感じもしました」と、練習嫌いとして有名な栗秋だが、スタミナ面では問題がなかったようだ。
今回、初の大田区総合体育館での試合となり、「ずっと立ちたかった舞台でした。いつもの後楽園ホールとは違ういい緊張感を持てました」とも話す。
今後については「ヒジありのトーナメントなら出てみたい。打ち合いも盛り上がりますが、最後に斬って終わらせると見ている人にもわかりやすい」と自分の階級でヒジありのワンデートーナメントが開催されれば出たいと意欲を見せていた。