シュートボクシング協会、MIOのK-1参戦表明に「遺憾」の意も「なるべく選手の意思を尊重」
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元シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級(48kg)王者・MIOが8月24日のK-1 WORLD GPエディオンアリーナ大阪大会のリング上で、K-1参戦を表明したことについて、SB協会が28日に声明を発表した。SB協会はMIOと契約期間中とし、MIOおよびK-1側から「何ら事前確認も説明もなく」発表されたことに「遺憾」の意を示している。既に弁護士を通じMIOおよびK-1側と協議を進めていると明かし、SB協会は「なるべく選手の意思を尊重し格闘技界のイメージを損なうことなく無益な軋轢を避けた話し合いが出来ればと思う所存です」としている。
◆8.24K-1大阪大会のMIO参戦発表について
報道関係各位
拝啓
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度はシュートボクシング協会所属選手であるMIO(津村澪)の突然の発表により、日頃からご支援下さっているスポンサー各社をはじめ関係各位、そして何よりファンの皆さまにご心配をおかけして誠に申し訳ございません。本件につきまして2019年8月24日(日)エディオンアリーナ大阪にて開催された『K-1 WORLD GP JAPAN 2019 ~ 日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪』のリングにMIOが登壇し大々的に参戦発表がなされておりましたが、シュートボクシング協会とMIOは昨年あらたに書面による専属契約を交わしており現在契約期間中であるにも関わらず主催者であるK-1関係者はもとより本人から何ら事前確認も説明もなく件のセレモニーが執り行われた事実はプロのエンタテインメントの世界に従事する我々としては嘆息を禁じ得ず誠に遺憾であると言わざるを得ません。
シュートボクシング協会と致しましては今回の経緯と事実確認および今後の対応について顧問弁護士を通じて先方との協議を進めておりますが、なるべく選手の意思を尊重し格闘技界のイメージを損なうことなく無益な軋轢を避けた話し合いが出来ればと思う所存です。
今後の経緯や結果につきましてはまた鋭意ご報告させていただきますので何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
敬具
シュートボクシング協会 事務局