K-1 KRUSH 8.31 後楽園ホール:鈴木勇人、左右田泰臣戦は「普通に勝つ自信があります」。RUI、必殺の膝蹴りでK-Jeeを破壊予告
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K-1 KRUSH FIGHT.104(8月31日(土)後楽園ホール)の「K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級タイトルマッチで」挑戦者・左右田泰臣と対戦する王者・鈴木勇人、「初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメント・決勝戦」でK-Jeeと対戦するRUIが19日、K-1ジム五反田で公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真: (C)M-1 Sports Media)
第9試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/挑戦者、元RISE王者)
第8試合 初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/RISE RISING ROOKIES CUP 2013ミドル級(70kg)優勝)
RUI(K-1ジム蒲田チームキングス/RIS RISING ROOKIES CUP 2014ミドル級(70kg)優勝)
王者・鈴木勇人、過去最強の挑戦者・左右田泰臣を倒して更なる飛躍につなげる!「みんなは僕が左右田選手にどこまで通用するのか?を楽しみにしてると思う。でも自分は普通に勝つ自信があります」
この日の公開練習ではパンチのコンビネーションと前蹴りのみのミット打ちを行い、得意の左ミドルは封印した鈴木。左右田に手の内を見せない作戦かと思いきや「別にそういうわけじゃなくて、最近追い込みでめちゃめちゃ蹴ってて疲労がやばかったんでちょっと1回休みたいま、と。試合までには最高に仕上げます」とハードな追い込みによって疲労がかなり溜まっている様子。「追い込みはかなり充実してますね。2カ月前ぐらいからずっと追い込んでるんで、本当にいつ試合しても大丈夫ってぐらい良い感じです」と過去最高の自分を作りあげている。
今年1月の「Krush.97」で松下大紀を左ミドルでKOしてベルトを手に入れた鈴木だが、その試合で眼窩底骨折の怪我を負い、今回の試合まで半年以上のブランクを作ってしまった。
「今まで3カ月~4カ月以上、試合が空いたことがなかったと思うんで、半年以上も試合から離れるのは初めてです。やっぱりこれだけ試合が空いちゃうと、この期間はもどかしさがあって。選手は試合をしないと価値が生まれないと思ってるんで。そういう意味では焦りだったり、色々フラストレーションが溜まったところもありました」
鈴木がリングを離れている間にK-1では不可思の参戦や王者交代などスーパー・ライト級で大きな動きがあった。それについては「僕もそのクラスの選手たちに挑戦したいと前から思っていました。KRUSHのベルトを獲ったんで、そのクラスの選手に挑戦する権利じゃないですけど、自分にはそれがあると思うので、これからはトップ戦線戦に食い込んでいきたいと思ってます」と防衛戦をクリアして、K-1のトップ戦線に食い込んでいきたいと話す。
その初防衛戦の相手はK-1旗揚げ戦からトップ戦線で戦い続けている左右田で、鈴木にとっては燃える相手が用意された。
「防衛戦で左右田選手を迎え撃つ立場になるのは意外でした。今のK-1が旗揚げした当初、自分は映像を見られる環境にいなくて、雑誌でしか試合を見ることが出来なかったんですね。だからあの頃から戦っているファイターは特別というか、あまり現実的じゃないというか…。その時は芸能人みたいな感覚で見てたんですけど、今はそれも変わって同じ土俵に立てるようになって、今は特別に大きく見てることもありません。自分自身でも全然やっていける実力がついてると思うんで、今は当時とは心境が変わりましたね。
この試合は自分がトップ戦線に食い込めるかどうかの指標になると思うんで、自分自身でも楽しみではあります。自分は与えられた相手と戦ってしっかりクリアしていくのが大事だと思っていて、格上の選手を当てられたということは、自分はそこにも通用すると思われているということ。そういう期待にしっかり応えたいですね」
左右田のファイターとして印象については「率直に強いと思いますね。ただ『自分とやったらどうなるんだろう?』と前から思っていて、やってみないと分からないところが大きいと思うんですけど、全然自分は通用すると思っています。それをリングで証明したいです」と気後れは一切ない。
またタフ・打たれ強さでも知られる左右田に対して「すごく丈夫な身体だなという印象があるんですけど、言っちゃえば自分も丈夫な身体をしてるんで。そういう意味ではあまりフィジカル負けない自信があるし、不安に思ってないですね」とフィジカル勝負になっても自信を見せる鈴木。
「ただ相手のペースに飲まれてしまったら状況は変わると思うんで、いかに自分のペースを崩さずに貫けるかが鍵だと思ってます。それを今は意識してます」と経験豊富な挑戦者にペースを乱されないことが勝負のキーポイントだと見ている。
「どういう距離で戦ってくるか。色々と自分も想定しながら練習してるんですけど、もし距離を潰されたとしても、その距離でも自分は戦える自信があるんで。どの展開・距離になっても自分は負けない自信があるし、戦えると思ってます。(左右田はヒザ蹴りも上手いが?)確かに左右田選手はヒザ蹴りが上手いですけど、結局ヒザ蹴りが何で効いちゃうかというと、もらい方とだと思うんで。その辺は日頃から練習していて、ヒザ蹴りで効かされることは自分はあんまりないです。だからそこも問題ないし、逆に自分がヒザ蹴りで効かせられたらなと思ってますね」
会見では「本当にトップの選手と試合をするのが自分は初めて」と語っていた鈴木だが、その難敵を相手にすることで自分自身のリミッターを外せるという予感もある。
「(自分の限界を超えられるようなワクワク感がある?)ありますね。正直今まで自分が戦ってきた選手とは訳が違うと思うんで。今までは勝って当たり前みたいなスタンスを自分の中で貫いていたので、別に勝って特別な感情生まれませんでした。でもここからが自分は本当にスタートだと思ってるんで。このクラスに自分が通用するのか、通用しないで普通に負けてしまうのか。そこもすごく楽しみですね」
さらに鈴木は「自分にとってこの試合はゴールというよりスタート。もちろん挑戦ではあるんですけど、自分の目指しているところは全然もっと上」と言い切る。
「自分にとってこの試合はゴールというよりスタート。もちろん挑戦ではあるんですけど、自分の目指しているところは全然もっと上でう。ここで負けてたら見ている人も『結局、鈴木はこの程度の選手だったんだな』で終っちゃうと思う。自分もこれからトップ選手に通用するかの勝負だと思ってるんで、そういう意味では挑戦でもありますけどスタートだと思ってます。
(勝ちに拘る? それともKOに拘る?)毎試合そうなんですけど一番は試合を楽しむことっすね。やってきたことを出せれば全然自分は勝てると思ってるんで、やっぱり試合を楽しむことが自分の中の一番のテーマですね。試合を楽しめれば結果もついてくると思っています。今までKOした試合は倒そうと倒そうと思って倒したことは1度もなくて、気づいたら結果的に相手が倒れてたという戦い方です。勝ちにこだわるや倒そうではなくて、試合を楽しむ、自分の試合をすることが自分の中でのいつもテーマですね」
最後に「みんなは自分が左右田選手にどこまで通用するのかを楽しみにしてると思うんですけど、自分は全然勝つ自信があります。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った鈴木。過去最強と認めるチャンレジャーからベルトを守り、更なる頂点へ向けてスタートすることができるか?
RUI、必殺のヒザ蹴りでK-Jeeを破壊予告!「ヒザ蹴りは警戒されていると思うけど、そのヒザ蹴りで倒してナンボ。チームキングスとして4人目のKRUSH王者になります」
今年1月の「Krush.97」から開幕した初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメントもいよいよ決勝戦。RUIは一回戦で愛鷹亮をヒザ蹴りでKOし、準決勝ではこのトーナメントで話題を集めた植村真弥から判定勝ちを収めて決勝に進出。福岡時代の元同門でありRUI自身が「兄貴分のような存在」だと語るK-Jeeとの九州対決が実現した。
RUIは蹴りを中心とした2分間のシャドーと1Rのサンドバッグ打ちと軽めの公開練習を終えると「試合まで2週間も切って疲れが溜まってますね。絶賛夏バテ中って感じです」と苦笑いを浮かべながら、追い込み真っ最中の現在のコンディションを語る。
「トーナメントはけっこう早かったですね。勝ち上がっていくにつれてコンスタントに試合が組まれてるんで、そのおかげで良い集中を保った状態で気を抜くこともなく調整できてるんじゃないですかね」とトーナメントまでの道程を振り返るRUI。
試合の合い間には「1回オフにする意味でも地元の北九州に帰って、応援してくれた人たちに挨拶に行きました。その分、次戦に向けてのモチベーションを常に上げていきましたね」とオフの期間に帰省&リフレッシュしてモチベーションも高く保ってきた。
かつては苦楽を共にしてきた先輩のK-Jeeだが、現在のファイターとしての彼はRUIの目にはどう映っているのか?
「正直決まった当初は『おお、ついに来たか!』って感じだったんですけど、今は普通にやっても問題ない。そういうところまで自分は来ていると思います。ファイトスタイルは対極的ですよね。パンチと蹴りの対決になると思いますけどバシバシ蹴っていこうかなって思いますよ」
この試合に向けて、RUIは同門の久保優太、木村“フィリップ”ミノルらも指導を仰いでいるFighting Kairosの矢口トレーナーの元でもトレーニングを積んでいる。
「指導を受けるようになったのは5月の植村真弥戦が終ってからですね。その時に控え室がちょうど一緒で、僕に足りないものというか、それを矢口先生なりに見てもらってコメントも頂いて。その時に何か『この人にお願いしよう』と素直に思いました。だから試合が終わった直後に控え室で直談判して頭を下げて『練習を見てください』とお願いしました。今はチームキングスとFighting Kairosで内容の濃い練習ができていて、それが今回の試合でも出るんじゃないですかね」
このトーナメントに臨むにあたって練習環境だけでなくトレーニング内容も大きく変えたという。
「去年のK-1に出てた時は、身体の大きな選手が集まるところに行ってスパーリングや出稽古もしてましたけど、今はスパーリングは一切してないですね。ライトヘビー級の選手にお願いしてマススパーをするぐらいで、ここまでの3試合は倒し合いのガチガチのスパーリングは一切しないです。チームキングスは基本そんなにスパーリングをしないんですよ。マススパーを多めにやって、どれだけ自分のイメージに実際の動きを近づけて、それを試合に出せるか。自分にはそういう練習が合ってますね」
パンチとK-Jeeとヒザ蹴りのRUI。共に相手をKOする武器を持っているが、そこに拘りはあるのか?
「キャッチコピーが『進撃のヒザ蹴り』なんですけど、ベルトを獲ったら変わるんですかね(笑)。まあヒザ蹴りは向こうも相当警戒していると思いますが、そこをあえてヒザ蹴りで倒してナンボですよね。腹をしっかり鍛えとってください。(ヒザ蹴りで天を衝く?)煽るなぁ(笑)。まあ腹を押さえたら必然的に顔は空くんでね。そこでもいいし、こめかみをスパッと切って勝ってもいいし。あの人は鼻血が出やすいんで、そこは狙い目だと思いますよ。自分なりにイメージしてます」
記者から「勝利するイメージとしてはTKO勝ち?」と問われると、RUIは「あの人は倒れても絶対立ってくると思うんで、一発じゃ倒れないでしょうね。だから僕はそこに追い撃ちをかけるようにガンガン流れを作って持って行きます。そこでTKO勝ちが一番理想じゃないですかね」と勝利のイメージを膨らませ「自分の武器をいかに信じられるか。相手に対して合わせる戦い方は僕はしないです。ここ数戦でそれを実感しました。相手がどうだからそれに合わせた戦い方をするのではなく、自分の長所を伸ばしてRUIにしかできない戦い方をして勝つ。これから重量級といえばRUIと言われる存在にならなきゃいけないと思います」と重量級で唯一無二の存在になりたいと話す。
会見では福岡時代の古巣への想いも語っていたRUIは「リアルディールは僕等の故郷と言ったら変ですけど、古巣なんで。同じ場所でアマチュアの選手になる前からずっと『チャンピオンになりたいね』と話をしてたんで」と語る一方で「最近は何かK-Jee選手だからとか、そういう想いはないって言ったら嘘になりますけど、正直リングにそういう私情を持ち込むことはないと思います。それよりもどうやって勝つか。彼が目的じゃないし、その先を見るとやっぱりこのレベルじゃ負けていられない」と、その視線はさらに先を見据えている。
RUIが王者となればチームキングスとして4人目のKRUSH王者誕生となる。そのことについてRUIは「チームキングスはチャンピオンもいて、チャンピオンに近い人間もめちゃくちゃいて、こんなに恵まれた環境はない。それこそキングスなんで自分もキングでありたいな、と。ここにベルトを持って帰ってくる想いは強いです。トーナメントが始まった時も『このベルトに対する想いは僕が一番強い』と言い続けてきたんで、その想いの差が出るんじゃないですか」と必ずベルトを持ち帰ると語った。
最後に「8月31日まで後2週間を切りました。まだまだたくさんやれることがあるんで、気を抜かずしっかり調整して最高の状態でリングに上がります。当日は皆さん応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送ったRUI。K-Jeeとの九州対決を制し、チームキングスに新たなベルトを持ち帰ることができるか?
対戦カード
第9試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/挑戦者、元RISE王者)
第8試合 初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/RISE RISING ROOKIES CUP 2013ミドル級(70kg)優勝)
RUI(K-1ジム蒲田チームキングス/RIS RISING ROOKIES CUP 2014ミドル級(70kg)優勝)
第7試合 女子-52kg契約 3分3R(延長1R)
ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/オールスターズ・トレーニングセンター/IFMA世界女子フライ級王者)
壽美[ことみ](NEXT LEVEL渋谷)
~休憩~
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元K-1 KRUSH FIGHTバンタム級(53kg)王者)
林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
横山朋哉(リーブルロア)
第4試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity)
松岡翔大(ISHITSUNA MMA)
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbang王者)
森坂 陸(エスジム)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
優谷(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)
中島千博(POWER OF DREAM/極真会館2017全日本軽重量級(90kg)優勝)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
晃弘(K-1 GYM横浜infinity)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田 晶(チーム・タイガーホーク/拳聖空手)
吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
プレリミナリーファイト第1試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
寧仁太・アリ[Ayinta Ali](K-1ジム総本部チームペガサス/第25回K-1アマチュアAクラス -70kg優勝)
概要
大会名 K-1 KRUSH FIGHT.104
日時 2019年8月31日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:10 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(8月31日(土)22:30~深夜3:00)
チケット料金 SRS席18,000円(前売り完売) RS席10,000円(前売り完売) S席8,000円(前売り完売) A席6,000円(前売り完売) ※当日座席券は各500円アップ。当日券は各券種若干枚数販売予定。 ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約) K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/