RISE 5.19 後楽園ホール:工藤政英「いつまでもジャブとボディフックとローだけだったら通用しない。令和に変わったから僕も変わらないと」
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RISE 132(5月19日(日) 後楽園ホール)でタリック・トッツ(イタリア)と対戦する工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級王者)の直前インタビューがRISEクリエーションから届いた。2.22 ONEシンガポール大会ではペッダム・ガイヤンハーダオ(タイ)の膝蹴りでスタミナを削られ、最後は左ストレートでKO負けを喫した工藤。この黒星で3連敗と苦しい立場に立たされたが、工藤は「守りに入るつもりはない」と言い切る。(聞き手・布施鋼治)
――2月22日にONEシンガポール大会で実現したペッダム・ガイヤンハーダオ(タイ)戦以来、3カ月ぶりの一戦です。
工藤 準備期間がいっぱいあったので、いろいろな練習ができました。
――最後は左ストレートで2RKO負けに終わったペッダム戦を振り返ってみると?
工藤 振り返りたいけど、試合の記憶が吹っ飛んでしまっているんです。強い選手だったので、「いい経験になった」と言われるけど、覚えていないんだからどうしようもない。試合映像を見返したけど、記憶は戻ってきませんでした。なんかペッダム選手と対峙したことをなんとなく思い出せる程度です。
――それだけ強い衝撃を受けた、と。
工藤 2Rが始まってすぐに試合は終わっているんですけど、ダメージはハンパじゃなかった。相手の左ミドルを受けて右腕はパンパンに腫れ上がっていたし、内臓も痛めました。
――もっと実力をつけたらリベンジしたい?
工藤 もちろん。タイのONEでシントンノーイ選手と闘った時もそうだけど、今はタイ人に連敗中。RISEのチャンピオンとして越えなければいけない壁なのかなと思いますね。
――改めて世界の壁を感じた?
工藤 感じましたね。タイプ的にタイ人選手とは噛み合わないけど、そこを何とかしないといけないですよね。いつまでもジャブとボディフックとローだけだったら通用しないです。
――三種の神器だけではダメだと?
工藤 ハイ。三種の神器として使っていたけど、元号も平成から令和に変わったじゃないですか。僕も変わらないといけないですよね。
――いつから気持ちは上向きに?
工藤 この間、RISEで津田さんと梓(金子) が試合だったじゃないですか(4月26日 RISE EVOL.3)。その時セコンドとしてサポートしていたけど、仲間が頑張っている姿を見て「俺ももう一回やらないと」という気持ちになりました。
――タリック・トッツ選手との一戦は、3月23日のRISE131で一度は対戦が発表されながらペッダム選手にKO負けをした工藤選手のダメージを考慮して延期となった、いわくつきの国際戦です。
工藤 僕の中で欠場と減量失敗はありえないことなので、関係者の方々には非常に申し訳ないことをしたと思っています。盛り上がる試合をして恩返しをしたいです。
――トッツ選手の印象は?
工藤 アグレッシブですよね。ただ、ネットに上がっている試合映像は最近のだと那須川天心戦しかないんです。それ以前のイタリアで闘った映像もあるけど、天心選手と闘った時と比べるとなんかちょっと違う。だからあまり参考にしていないですね。
――欧米の選手との対戦経験は?
工藤 今回が初めてです。僕、外国人選手と闘ったのはONEでタイ人と2回闘っただけなんですよ。ウチだと秀樹が外国人選手との対戦経験が豊富なので、「やっぱりフィジカルはすごい」という話は聞きます。今回鍛え直したフィジカルを武器に、前に出てトッツ選手を消耗させたい。ただ、それが通用しなかった時のことも考えて調整しています。
――現在、工藤選手は3連敗と苦しい立場に立たされています。
工藤 はい。ことごとくチャンスを潰しているので、RISEのチャンピオンとして申し訳ない。ただ、それで守りに入るつもりはないです。相手の攻撃力もヤバそうだけど、自分の攻撃力も結構増していると思います。三種の神器以外の引き出しも増えました。問題はそれが実戦で出せるかどうか。リングに上がるとどうしても得意技に頼ってしまうんです。
――相手の攻撃で警戒するのは?
工藤 モーションは大きいけど、フックの破壊力はハンパじゃない。そして長い足から繰り出すミドルキックは綺麗で重そうで、惚れ惚れします。自分でも、あんなミドルを打ってみたいです。
――ミドルをカットする自信は?
工藤 スウェー以外だったら、結構自信があります。ただ、ブロックだけだと腕が潰れてしまうので、ちゃんと対策は練っています。
――ところで、この日の第1試合では因縁浅からぬ森本“狂犬”義久選手と篠塚辰樹選手が対戦します。
工藤 二人とも直近で闘った選手なので気になりますね。他人事では済まされない。いずれどちらとも再戦する可能性はあるでしょう。個人的には、その前に志朗選手にリベンジしたいですけどね。
◆タリック・トッツから届いたコメント
「久しぶりに日本で試合が出来て嬉しいよ、コンディションは順調です。前回の56kgでの試合はきつかったけど、今回はベストの58kgなので最高の試合を見せることが出来る!ワイルドに攻めてクドウをノックアウトする。58~61kgであれば誰にも負けない!日本の皆さん応援よろしく!」
◆YoutubeにてRISE132事前映像『RISE BORN TO BE HEROES』を公開
RISEオフィシャルYoutubeにてRISE132の事前番組として『RISE BORN TO BE HEROES』を公開しました。大会を楽しむ前に是非ともご覧ください。
対戦カード
第9試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
田丸 辰(平井道場/王者)※初防衛戦
政所 仁(魁塾/2位、J-NETWORKスーパーフライ級王者)
第8試合 セミファイナル 58kg契約 3分3R(延長1R)
工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級王者)
タリック・トッツ(イタリア/B&Dジェノバ/WKUオリエンタルルール世界王者)
第7試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
イ・ギュドン(韓国/Younsu Samsan Gym/IKMFフェザー級王者)
~休憩~
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/2位)
原口健飛(Kick Lab/聖武会館/Road to RIZIN KICK Tournament(58kg)2018優勝、RISEスーパーフェザー級(60kg)10位)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/2位、元Krush&WPMF日本王者)
中島将志(新潟誠道館/ミドル級(70kg)5位、2017年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/5位)
竹内皇貴(チームドラゴン/8位)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐藤九里虎(PHOENIX/12位)
池田進人(トイカツ道場/2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
第2試合 58.5kg契約 3分3R
YUU(リアルディール/2017年RISIN ROOKIES CUPフェザー級優勝)※加藤 雄 改め
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/2位)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/5位)
オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
Delgermuru拳信王[デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
TAE KEUN[テクン](FIGHT CLUB 428/2017年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝)
オープニングファイト第1試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(60kg)一回戦 3分3R(延長1R)
仙一(チームドラゴン)
成尾拓輝(究道会館/JAPAN CUP 2018 -63kg優勝・大会MVP)
概要
大会名 RISE 132(ライズ ハンドレッドサーティツー)
日時 2019年5月19日(日) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後オープニングファイト予定
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円(完売) A席 5,000円(完売) スタンディング 4,000円(ぴあのみ発売) ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション(電話)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/