RISE 5.19 後楽園ホール:梅野源治インタビュー「7月のチャンヒョン戦でもパンチで勝っちゃうんじゃないの?と期待を持たせる試合を見せますよ」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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RISE 132(5月19日(日) 後楽園ホール)に出場する梅野源治と対戦相手のイ・ギュドン(韓国)のインタビュー記事がRISEクリエーションから届いた。試合順も決定。S席、A席が完売となりスタンディングチケット(前売り4,000円)がチケットぴあにて追加発売されている。
7・21「RISE WORLD SERIES2019 -61㎏ Tournament」準決勝で組まれたチャンヒョン・リー戦を前に、5・19「RISE 132」でIKMFフェザー級王者イ・ギュドン(韓国/Younsu Samsan Gym)と対戦することになった梅野源治(PHOENIX)。ギュドンを仮想チャンヒョンに見立てる日本ムエタイ界の至宝は「パンチができることをわからせる」と豪語する。
――7月の「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」準決勝でのチャンヒョン・リー戦の前に、イ・ギュドンとの試合が決まりました。
梅野 3月のRISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament一回戦が6年ぶりのRISEルール参戦だったのですが、ルールに戸惑ってしまい試合内容に響いた部分があったので、ルールに慣れるためにも7月の前に一戦を挟んでおきたいと思い、5月大会にも出させていただくことになりました。
――対戦する韓国のイ・ギュドンについてはどのぐらい情報を入手してますか?
梅野 一般的に韓国人のスタイルはパンチとローキックで攻めるものなんですが、試合映像を1試合だけ見たところ、パンチャータイプでした。パンチの打ち方はチャンヒョンに似てましたね。テクニックとしてはミドルをバンバン蹴るわけでもなく、前蹴りで距離を取るのがうまいわけでもなく、ただ近距離でパンチをガンガン打ってローを挟むというわかりやすいスタイルです。
――仮想チャンヒョンには持ってこいと?
梅野 そうですね。僕がどういう戦いをするのかをチャンヒョンがチェックしているはずなので、そういうことを考えて戦いたいと思います。前回の一回戦で僕はパンチをそんなに打たなかったじゃないですか。そこで僕がパンチのテクニックはないと思っている人も多いと思うので、それは違うよ、というのを今回の試合で見せるのもいいのかなと。パンチだけでも勝てる相手だし、蹴りだけでも勝てます。その都度、一番勝ちやすいスタイルを選択して僕は戦っているだけなんです。
――3月のル・ジュン戦では蹴り中心の試合を組み立てでした。
梅野 相手の中国人選手のパンチが強かったことと、伸びてくるパンチを打ってくるんです。僕が奥足へのローキックで攻めると、カウンターのストレートを合わせられたら嫌だなと。それならより勝ちやすいスタイルとしては、ミドルをばんばん蹴っていくことでした。あの中国人はタクシンレックというタイの二大殿堂スタジアムでフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級(現ラジャダムナン4位)の4階級でトップランカーだった選手に勝っているんです。ジムのタイ人トレーナーたちがみんなあいつには気を付けろ、絶対に舐めるなと事前に言っていて、映像を見るとパンチ、バックハンドブローでKO、ダウンを奪っていたので警戒してしまった部分もあり、遠い距離で蹴っていこうというのもありました。それで試合途中からミドルを受けていた腕にダメージを負ったことが相手の表情でわかりましたね。打ち合わずにこのまま腕を壊しにいこうと腕を蹴り続けました。
――6年ぶりのRISEルールはご自身的にどうでした?
梅野 RISEの選手はRISEルールだと近距離でも頭を下げて打ち合うことが出来ます。ムエタイでそういう距離でボディ打ちなどをするとカウンターでヒジを合わせられるので、むしろ打たずに組みに行くなど距離によって対応の仕方が変わってくるんです。自分の身体に染み付いたものがあるので、そういう近距離での戦いにやり辛さがありましたね。でも組むとブレイクになるじゃないですか。今はそういうのを直そうと練習しています。前回は反則にならない程度にうまくクリンチワークしていたと思うのですが、レフェリーの視点からはギリギリだったみたいで、今後は更に厳しくすると言われましたね。そういうこともあったので、準決勝の前に近距離でも打ち合えるように意識して練習するのもありなのかなと思います。
――次の試合に向けての練習ではパンチに比重を重くもしてるのですか?
梅野 もちろん蹴りもパンチもいっぱいやってますが、以前よりもパンチの練習は増えてますね。僕は打ち合って盛り上げようという意識は端からありません。ムエタイの試合の時、あまりガンガン打ってこない選手の時にはパンチでいきますし、逆にパンチャータイプの選手にパンチで打ち合いに行ったこともないのでそこのベースは変わりません。
――以前に打倒ムエタイ路線で実力を証明していく中、2012年10月14日にヒジなしの旧K-1のリングに参戦、チャンヒョン・リーと対戦し3Rに右フックでダウンを奪われて判定負けを喫しました。その苦い経験を思い出すことはなかったですか?
梅野 旧K-1に参戦した時は、ダウンを獲らなきゃ、いっぱい攻めなきゃという気持ちで戦ったことで自分の得意ではない距離感で攻撃を出してしまい、カウンターを合わせられてダウンを取られて負けました。今思えば、ムエタイルールでずっとやってたのに、戦い方をK-1スタイルにする必要もなかったのかなと。持っているものを活かしながら、そのルールに対応するのが一番勝ちにつながると思います。
――逆にその経験があったからこそ今対応できる部分もあります?
梅野 そうですね。経験してないことは何も言えないですし、負けて苦い想いをしたことでそれを繰り返さないようにするために考えて今のスタイルがあります。あの経験があって良かったかなと思います。
――その旧K-1でのイメージもあって、梅野選手はRISEルールでも対応出来ないのでは?という声もありました。
梅野 パンチでダウンを奪われましたといっても、7年前のことを何を言ってるんですか?と。それからパンチでダウンを奪う試合もありますし、スパーリングでパンチのうまい選手やボクサーにやられることはないですからね。パンチ主体でやっていないだけで、ジャンケンで相手がグーを出してグーを出すわけがありませんし、パーを出せばいいだけです。僕は何でも技は出来るので頭のいい戦い方をしてると思いますし、対戦相手は僕の対策をし辛いでしょう。チャンヒョンもそうですが、いつもパンチとローキックの試合をしていますが、ああいう戦い方だと次の試合でも読まれますからね。
――次の試合では一回戦とは違う姿を期待してます。
梅野 そうですね。見ている人が楽しめる試合になると思います、僕がパンチが出来るというのをわからせます。そして7月のチャンヒョン戦でも、もしかしたらパンチで勝っちゃうんじゃないの?という期待感を持たせるような試合を見せますよ。
◆イ・ギュドンからのコメント
「こんにちは、韓国のイ・ギュドンです。ウメノ選手と試合が出来て光栄です。しかし彼はRISEには向いていない感じがします。前回の試合を見ましたがパンチが見えないようです。キックだけだと私は止めることは出来ません、多くは語らず試合内容で見せます。私が勝利したらWORLD SEIRESに出して欲しいです!」
対戦カード
第9試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
田丸 辰(平井道場/王者)※初防衛戦
政所 仁(魁塾/2位、J-NETWORKスーパーフライ級王者)
第8試合 セミファイナル 58kg契約 3分3R(延長1R)
工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級王者)
タリック・トッツ(イタリア/B&Dジェノバ/WKUオリエンタルルール世界王者)
第7試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
イ・ギュドン(韓国/Younsu Samsan Gym/IKMFフェザー級王者)
~休憩~
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/2位)
原口健飛(Kick Lab/聖武会館/Road to RIZIN KICK Tournament(58kg)2018優勝、RISEスーパーフェザー級(60kg)10位)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/2位、元Krush&WPMF日本王者)
中島将志(新潟誠道館/ミドル級(70kg)5位、2017年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/5位)
竹内皇貴(チームドラゴン/8位)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐藤九里虎(PHOENIX/12位)
池田進人(トイカツ道場/2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
第2試合 58.5kg契約 3分3R
YUU(リアルディール/2017年RISIN ROOKIES CUPフェザー級優勝)※加藤 雄 改め
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/2位)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/5位)
オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
Delgermuru拳信王[デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
TAE KEUN[テクン](FIGHT CLUB 428/2017年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝)
オープニングファイト第1試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(60kg)一回戦 3分3R(延長1R)
仙一(チームドラゴン)
成尾拓輝(究道会館/JAPAN CUP 2018 -63kg優勝・大会MVP)
概要
大会名 RISE 132(ライズ ハンドレッドサーティツー)
日時 2019年5月19日(日) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後オープニングファイト予定
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円(完売) A席 5,000円(完売) スタンディング 4,000円(ぴあのみ発売) ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション(電話)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/