ONE Championship 5.3 ジャカルタ:ONEデビューの岡見勇信「最短でベルトを獲る」、「ONEは日本の武道精神を大切にしている」
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5月3日、インドネシアのジャカルタで開催されるONE Championship(以下:ONE)の大会「ONE:FOR HONOR」で、岡見勇信(EXFIGHT)がONEデビュー戦に挑む。総合格闘技界の潮流が北米に流れ始めた当初から日本を代表するトップ選手として、世界の強豪勢と凌ぎを削ってきた岡見。今年2月にONEとの契約を発表し、今回のデビュー戦でキャムラン・アバソフ(キルギス)と対戦する。世界の格闘技界においてアジアから拡大成長するグローバル・ステージのONEで、日本のレジェンドは何をみせるのか?(記事提供:ONE Championship日本支社 収録場所:EXFIGHT)
最短距離でベルトを獲る
――対戦相手の印象は?
「対戦相手(アバソフ)の試合を観た。とてもアグレッシブな選手。警戒すべき点は荒々しいパンチ。軌道が読みにくく、パワーがあって拳が堅そう。小さいパンチでも効かされる可能性があるので、そこは細心の注意を払いたい」
――理想の試合展開は?
「まずは最初の打撃で主導権を奪う。そこから、投げて、倒して、極める。まさに「打・倒・極」。前回の試合からこれまで作り込んできた“岡見勇信の総合格闘技”をみせる。どの展開でも逃げずに対峙する。今まで経験してきたことをこの初陣で出す。必ず勝つ。覚悟を持って全てをぶつける」
――ベルトへの想い
「ベルトはこれまで縁がなかった。ONEで一つ目を獲りたい。最短距離で獲りにいく。だから、今回のデビュー戦は大切。タイトル戦のタイミングは主催者が決めるので、自分がそれに相応しい選手であることを証明したい。いつでもタイトル戦が出来る準備をしているし、10月の日本大会でベルトを巻いた姿をファンにみせたい」
――37歳の年齢について、衰えは?
「余り気にしたことはない。大切なことは試合当日に自分のピークを持っていくことができるか。5月3日、最高のコンディションに持っていくことに集中している。37歳、成長している自分を感じるが、一方で時間は刻々と進んでいる。いつ死ぬか分からないし、悠長に構える気はない。最短距離でベルトを獲る」
ONEは日本の武道精神を大切にしている
――ONEのイメージは?
「ONEのイメージは、急成長しているアジアの団体。アジア人選手が活躍している。北米を中心に戦ってきた自分が参戦できることは本当に嬉しい」
――ONEの特徴について
「ONEは日本の武道精神を大切にしている。北米の世界観と違いを感じる。日本人=(イクオール)武道であって、ONEはそれを具現化している。家族で見に行けるような場所で、子供がマーシャルアーツを見て成長できる。自分には息子がいるが、会場に連れていきたい。格闘技は野蛮だとのイメージを払しょくするONEの方向性に共感できる」
――3月の日本大会の印象は?
「日本のイベントの面白さにONEの色が混ざり合い、独自の空間が生まれていた。輝きがあり、素晴らしかった。海外からのトップ選手が参戦し、どの試合も素晴らしかった。演出も素晴らしく、会場が大きく盛り上がったのを肌で感じた」
ONEが産み出したスーパースター、アウンラ・ンサンに興味
――ONEで印象ある選手は?
「アウンラ・ンサンに興味がある。彼はONEで長いキャリアがあり、ONEで育った。彼の試合を観たが、成長している。そして、王者になってさらに貫禄がでてきた。ONEが生み出したスーパースターで、自国のミャンマーでも英雄になった。彼はONEの世界観から生まれた存在で、その様な選手はあまり見たことがない」
――日本を代表する選手として
「日本の代表としてONEで戦う。それは北米で戦っていた時と同じ。日本人の代表として戦う以上、不甲斐ない戦いは出来ない。日本人の強さを証明したい」
『勇気』と『慈悲』は格闘技で追い求めているもの
(岡見選手とジム・トレーナーを務める石田光洋氏)
――ONEが大切にする価値観(誠実、謙虚、名誉、敬意、勇気、規律、慈悲)について、どう思う?
「『勇気』と『慈悲』は自分が格闘技で追い求めているもの。勝敗があって、そこには勝者や敗者が必ずいる。その世界の中でこの価値観を大切にしている」
――最後に、何のために戦う?
「世界一になるため。そして、これまで自分がやってきたことを、経験してきたことが正しいということを証明したい。結果が全ての世界であるからこそ、そこをみせたい。それは僕次第。これまでの経験すべてをONEの初陣で出す。皆、絶対に見て欲しい」