RISE 11.17 両国国技館:TEPPEN勢インタビュー 結城将人「ジムにいると気持ちが和む」、篠塚辰樹「キックボクサーらしい感じで倒せたら」、白鳥大珠「大晦日に出てパッと盛り上げたい」
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Cygames presents RISE 129(11月17日(土)両国国技館)に出場するTEAM TEPPENの3選手、結城将人、篠塚辰樹、白鳥大珠のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
結城将人『全体的に鈴木有利と出ていることはわかっているけど、お客さんを沸かせたうえで倒して勝つ』
――以前と比べると、口数が多くなった印象があります。
結城 たぶん丸くなったんですよ(ニヤリ)。周囲が和やかというか、ジムにいると気持ちが和むからじゃないですか(微笑)。
――最近TEPPEN GYMのチームワークが注目を集めています。それは中にいても感じる?
結城 そうですね。みんな同じ練習をするし、時には那須川(弘幸・天心の父でTEPPEN GYMの会長)さんがみんなを引き連れて飯に行ったりする。そういう面でもチームワークは高まるんじゃないですかね。最初はみんな若いんで、話が合うかどうか心配だったんですけど(苦笑)。
――TEPPENの中では渡部太基選手や工藤“Red”玲央選手と並び最年長組です。
結城 もうオッサンですね。回復も前より遅いけど、そうした中でもやらないといけない。その分、メンテナンスはしっかりやっています。
――TEPPENに移籍してから本当に変わった感じがしますね。
結城 そうですね。ただ、言われたことでできない部分もあるので難しいなというところもあります。
――いまはTEPPENでインストラクターをしているという話も聞きました。
結城 ハイ、週に何回か教えています。人にアウトプットすることで変わりますね。
――そのせいでギラギラしたところがなくなったんじゃないですか。
結城 最近周囲からよくそう言われます。
――トーナメント一回戦で行われた有松朝戦、準決勝の山川賢誠戦を振り返っていただけますか。
結城 一回戦は試合を組み立てるのにちょっと時間がかかりましたね(左フックでKO勝ち)。続く2回戦は距離も全然合わなかったし、試合の作り方がまだまだと思いました(3R判定勝ち)。
――決勝進出は果たしたけど、反省点も多々ある、と。
結城 反省点しかないんじゃないですか。
――期待と不安の割合は?
結城 う~ん、楽しみといえば、楽しみですね。
――決勝を争う鈴木真彦選手の印象は?
結城 そうですね。結構回転が速く、攻撃力もある選手ですよね。
――試合のシミュレーションは?
結城 ハイ。那須川さんから指示は受けています。あと天心とかチームのみんながいろいろ教えてくれています。
――巷では、やや鈴木有利と出ていると思いますが…。
結城 いや、ややではなく、全体的に鈴木選手が有利ですよ。
――でも、それを勝敗予想を覆す自信もあるでしょう?
結城 そうですね。お客さんを楽しませる自信もあります。最低限沸かす試合をしなければならないという気持ちもある。
――旧友の渡部太基選手がTEPPENに加入したことは大きな刺激になっている?
結城 なりますね。追い込み方も結構激しいので。渡部とは学校は違うけど、地元が一緒。減量期間になったら、一緒に風呂に行ったりする仲なんですよ。格闘技でいうと向こうの方が先輩なので、いろいろためになることを教えてくれます。
――どんな試合をしたい?
結城 僕にとってはひとつ目のベルトなので、ここはしっかり獲りたい。鈴木選手は強いけど、打ち合うところはしっかり打ち合って観客席を沸かせたうえで倒します。そして僕にとってはお姉ちゃんみたいな存在だった、いまは亡き親戚の叔母に見せたいですね。
篠塚辰樹『僕はまだ蹴りで倒したことがない。今回はキックボクサーらしく蹴りで倒せたら』
――まずは9.16 RISE127で行われたVS八神剣太戦左アッパーで秒殺KO勝利を収めました。
篠塚 以前、八神選手をよく知る選手から「すげぇ、強い」と聞いていたので、ちょっとビビっていました(苦笑)。
――八神選手といえば、トリッキーなファイトスタイルが有名です。
篠塚 僕は苦手ではないですね。むしろ正当派の方が好きではない。そこは良かったといえば良かった。
――結構冷静に八神選手を分析したりした?篠塚 そうですね。向こうの方が経験もあるので、2R以降になったら厳しくなるだろうと予想していたので、1Rが始まったらすぐ行くしかないと腹を決めていました。
――その決断がハマったと。
篠塚 そうですね。
――それはやっぱり工藤政英選手との一戦がトラウマとして残っていたから?
篠塚 ハイ。向こうが慣れる前に倒しておかなければいけないと思っていました。
――その決意が吉と出たわけですね。今回は早くも5戦目ということになりました。
篠塚 僕はまだ蹴りで相手を倒したことがないので、今回こそしっかりキックボクサーらしい感じで倒せたらいいなと思っています。
――篠塚選手はプロボクシング出身ですが、今回はあえてパンチに頼らずキックの方を際立たせたい?
篠塚「キックも出さないと」という意識はあるけど、そこを考えすぎてしまうと自分のリズムが狂ってきてしまう。ほどよくブレンドできたらいいんじゃないですかね。
――まだプロボクサーとしての気分が残っている?
篠塚 7-3くらいで、まだだいぶ残っています。ボクサーの重心に戻ってしまったら、そのつどキックボクサーのそれに戻す感じです。
――それはそうと、八神戦後にリング上で「次は森本“狂犬”義久選手と闘いたい」とマイクアピーした願いが叶い、一度は狂犬との一戦が決定しました。しかし、狂犬は左前腕部骨折で欠場することになったため、急きょイ・ジン選手(韓国)と対戦することになりました。
篠塚 SNSで狂犬は俺のことを「蹴り殺す」と宣言していたので、欠場という話を聞いた時には「ふざけるな!」と思いました。蹴り殺すというくらいなら、「腕が折れたくらいなら出ろよ」とも思いました。まあしょうがないといえばしょうがないですけど。
――イ・ジン選手の情報は?
篠塚 試合映像は見ました。ムエタイスタイルの選手で、意外とスピードも速い。でも、問題はないかなと思います。あと韓国の選手は総じてフィジカルや気持ちが強いので、そこには気をつけたいです。
――直前の対戦相手変更になったけど、気持ちはうまく切り替わった?
篠塚 切り替え中です(微笑 ※取材は11月9日)。数日以内にはイ・ジン選手に向けて集中力をしっかりと高めたい。
――11.17両国決戦にはTEPPEN GYMから多数の選手が出場します。大勢のジムメイトが同じ日に試合というのはどんな感じ?
篠塚 みんなで頑張ろうという感じで気持ちを高め合っているので調整しやすい。周囲の選手が頑張っていたら、「俺も頑張らなきゃ」という気持ちになるじゃないですか。
――だったら間違っても自分を甘やかそうとする自分が出てきたりはしない?
篠塚 そうですね。おかげで毎日死んでいます(苦笑)。
――最近のTEPPENは渡部太基選手など新加入の選手も多いですね。
篠塚 みんな強くて、教えてもらっている感じです。いい刺激をもらっています。盗めるものは盗もうと思っているので。
――決戦当日はどんなところに注目してほしい?
篠塚 出場メンバーは豪華なので、普通に勝つだけでは何も印象に残らない。普通にKOするくらいではお客さんの心に何も残らないと思うので、インパクトのあるKOを見せたいですね。
白鳥大珠『北井選手は今まで闘ったことがないタイプだけど、問題ない』
――キックボクサーとして再デビューして3戦目。ようやく慣れてきた?
白鳥 ハイ。違和感は感じない。
――プロボクサーからキックボクサーにシフトチェンジできた感じ? いや、正確にいうと高校卒業まではキックボクサーとしてWPMF日本王者にもなっているのだから、元に戻ったという方が正しいですかね。
白鳥 そうですね。完全に戻っている感覚はあります。
――2戦目の嶋田将典戦は目の覚めるようなハイキックでKOしました。あの一戦は最初から蹴りで決めたかった?
白鳥 そうですね。初戦ではあまり蹴りを見せることができなかったので、両方できるというところを見せたかった。「蹴りで倒すんだったら、やっぱりハイキックかな」とイメージしていました。
――現時点でスタイル的にボクサーとキックボクサーと対比はどれくらい?
白鳥 相手によってですかね。「この相手にはこういこうか」という感じです。両方できるので、どんなタイプと当たっても問題ないかなと思っています。
――復帰以来、2試合連続1RKOと絶好調です。
白鳥 結果としてはすごくいいけど、どっちとも1ラウンドで終わっているので、もう少し試合を通して経験を積みたかったですね。
――ぜいたくな悩みですね。だったら3戦目は2R以降もある戦いを臨む?
白鳥 理想はそうですけど、チャンスがあれば、1Rから倒しに行きます。
――白鳥選手にとって理想のキックボクサーとは?
白鳥 やっぱり僕は攻撃をもらいたくないので、打たせずに打つスタイル。それでもまわりが沸くような試合が理想です。いまのところ2戦とも短時間で終わっている。そういうのも好きだけど、沸く試合も好きなので。(相手の攻撃を)もらわないことを考えながら、つまらなくないスタイルで闘いたい。
――専門誌では「RISEのベルトをとってからがスタート」という発言をしていました。その真意は?
白鳥 単にベルトにこだわっているわけではない。まずキックボクサーとしての証がほしい。ベルトをもっていたら、箔がつくし。ベルトを持っていえば、キック界だけではなくほかにも目を向けられると思ったんですよ。持っているか否かで世間の見方も変わってきますし。
――今夏、天心選手と一緒にシンガポールのメガジム『Evolve MMA』で練習したと聞きました。刺激になった?
白鳥 そうですね。タイみたいに1日2回練習するけど、タイとはまた違う。タイと違うのはフィジカルトレーニングですかね。あとはマンツーマンでやってもらったり、現地のプロの選手に交じってやったり。ノンオーとも一緒にマスをやったり…。たいさくの収穫がありました。
――実際に対峙したルンピニースタジアムで4階級を制覇し、未だONEで現役のノンオーは?
白鳥 怖かったです。プレッシャーがハンパじゃない。これはすごいと思いました。世界は広いと改めて思いました。強くないタイ人もいっぱいいるけど、上には上がいると感じました。現地では練習しかしていなかったので、本当に毎日が充実していました。とくにコンビネーションと蹴りの技術に関しては、聞いたことを携帯のメモに結構書き込んでいましたね。
――今回の相手はチームドラゴンの北井智大選手です。選手としての印象は?
白鳥 試合が決まるまでとくに意識したことがなかったので、知りませんでした。決まってから1試合だけ見たんですけど、頑丈で気持ちが強そうですね。スタミナも結構ありそう。僕が見た試合ではしつこく前に出ていた。今までにないタイプだと思います。
――試合のイメージは?
白鳥 正直、問題ないかなと思っています。こうやって倒すというイメージはなんとなく作っています。相手のペースはハマったらドロドロの展開になると思うので、それだけは避けたい。1RKOにはこだわっていないけど、どこかでしっかりと倒したい。
――北井戦も含め、年内にあと2戦と宣言しています。大晦日も狙う?
白鳥 それはキックに戻ってきてからずっと言ってきたことなので。せっかくなら大晦日に出てパッと盛り上げたい。
――ボクサー時代、格闘技の大晦日イベントは眩しく映った?
白鳥 やっぱり大晦日は違うなと感じるので。見る人も違うじゃないですか。
――確かに一般大衆が最も格闘技を見る日かもしれません。
白鳥 まず自分を知ってもらわないという気持ちが大きい。
――やるんだったら、RISEライト級王者の不可思選手との対戦を希望していると聞きました。
白鳥 キックボクサーと闘うなら、そこしかないのかなと思っています。いま一番実績があって、出てきている選手だと思うので。ただ、すでに不可思選手に勝つシミュレーションはできています。
対戦カード
第13試合 メインイベント RISE World Series 57kg契約 3分3R(延長1R)
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(55kg)王者)
内藤大樹(ストライキングジムAres/RISE DoA -57kgトーナメント2017優勝、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
第12試合 セミファイナル RISE World Series 59kg契約 3分3R(延長1R)
裕樹(ANCHOR GYM/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位、元同級・ライト級・スーパーライト級王者)
ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ルンピニー認定スーパーフェザー級1位、ラジャダムナン同級1位)
第11試合 清水賢吾 Final Match ヘビー級 3分3R(延長1R)
清水賢吾(極真会館/RISE&シュートボクシング日本ヘビー級王者)
マイティ・モー(米国/エリートMMAアカデミー/ROAD FC無差別級王者、K-1 WORLD GP 2007 in HAWAII 優勝)
第10試合 RISE World Series 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級(57.5kg)王者)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者)※KICK REVOLUTIONから所属表記変更
第9試合 体重調整中 3分3R(延長1R)
イ・ジン(韓国/2018 IKMFジュニアフェザー級王者)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級(57.5kg)4位)
~休憩~
第8試合 第7代RISEバンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
鈴木真彦(山口道場/RISE 1位、WBCムエタイ日本バンタム級王者&ホーストカップ日本バンタム級(55kg)王者)
結城将人(TEAM TEPPEN/RISE 3位)
第7試合 第2代RISEウェルター級(67.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(67.5kg)2位、J-NETWORKウェルター級王者、極真会館2018全日本ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元WPMF日本ウェルター級&Krush -67kg王者)※ゴールデングローブから所属変更
第6試合 RISE World Series フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
イグナシオ・カプロンチ(アルゼンチン/ドージョー・セルピエンテ/RISEフェザー級(57.5kg)2位、WKN世界57kg級王者)
スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/PKセンチャイジム/プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&7ch王者)
第5試合 RISE World Series 64kg契約 3分3R(延長1R)
秀樹(新宿レフティージム/RISEライト級(63kg)2位、K-1 ULTIMATE VICTOR REVOLUTION FINAL -65kgトーナメント2017優勝)
パン・ジュヤン[Pan Jiayun](中国)
第4試合 66.5kg契約 3分3R
HIROYA(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
内村洋次郎(イングラム/パンクラス・フェザー級(65.8kg)12位)
第3試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/RISE 3位)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE 4位、元WPMF日本スーパーフェザー級王者)
第2試合 女子46kg契約 3分3R
百花(魁塾/ミネルヴァ・アトム級王者)
那須川梨々(TEAM TEPPEN)
第1試合 女子47kg契約 3分3R
平岡 琴(TRY HARD GYM/極真会館2014全日本女子選手権軽量級優勝)
樋田智子(リアルディール)
オープニングファイト スーパーライト級(65kg) 3分3R
森香津眞(チームドラゴン/RISING ROOKIES CUP 2018スーパーライト級優勝、K-1カレッジ2016 65kg級優勝)
TAIRA(智恵塾/TeamS.A.C)
概要
大会名 Cygaems presents RISE 129
スケジュール 2018年11月17日(土) ロビー開場&物販開始・14:00 客席開場・15:00 オープニングファイト開始・15:10 本戦開始・15:30
中継 GYAO!(無料生配信) スカイA(Part1 12/14(金) 19~21時/Part2 12/22(土) 21~23時)
チケット料金 VIP席 50,000円(完売) SRS席 20,000円 RS席 10,000円(完売) マス席 9,000円(完売) 2階A席 8,000円(完売) 2階B席 7,000円 2階C席 5,000円(完売) ※当日券は各500円アップ。13時より販売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス CNプレイガイド キョードー東京
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/ http://www.facebook.com/rise2003/