RISE 3.29 両国国技館:-61.5kgトーナメント開幕戦。中村寛「初めて当たり前のように実戦をこなしてきた」、笠原友希「パヌワットとは刀で切り合うような試合になる」、常陸飛雄馬「ムエタイを取り入れ進化した姿見せる」
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RISE ELDORADO 2025(3月29日(土)両国国技館)での「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦」に登場する、中村寛、笠原友希、常陸飛雄馬の日本勢3選手のインタビューがRISEクリエーションから届いた。大会の模様はABEMA PPVにて生中継される(視聴料3,200円)。
第8試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
中村 寛[かん](BK GYM/RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
チャンヒョン・リー[Lee Chanhyeong](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位・元王者)
第7試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級王者)
パヌワット・TGT[Panuwat TGT](タイ/TARGET/RISEスーパーフェザー級(60kg)1位、RISEスーパーフェザー級漢気トーナメント2024優勝)
第6試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/RISEスーパーフェザー級(60kg)3位)
シャクリヨール・ユラエフ[Shakhriyor Juraev](ウズベキスタン/Temur Kurbanov team/WMF -63.5kg級王者)
第5試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
エン・ペンジェー[Yuan Pengjie](中国/仏山温拿拳館)
レダ・ベラーセン[Rida Bellahcen](モロッコ/オランダ/ファイトチーム・リンガー/Enfusionバンタム級(61kg)王者)
中村寛「はじめて当たり前のように実戦をこなしてきた」
―― SNSを拝見していたら今回の試合は本当にワクワクしている感じですね。
中村 ワクワクしているというか自分自身に期待しています。
―― 過去に1度対戦している相手ですが、今の時点ではどんなファイトになりそうですか?
中村 それが分からないからワクワクしているんですよ(笑)。それが分かったら面白くないじゃないですか。
―― ご自身でもそれは当日のお楽しみという感じですね。
中村 そうですね。それまでじっと辛抱して、もう少しで結果が分かるのでそれをめっちゃ楽しみにしています。
―― 減量も順調で、仕上がってきていますか?
中村 減量はあまりハードではないので、マイペースにしっかり食べてしっかり運動してパフォーマンスを上げています。できる限り体脂肪を「あともうちょっと削って」とじりじり調整しています。ウエイト的には1ヶ月半前から仕上がっています。
―― その間に愛媛県まで出向いて、元RISE王者の山田洸誓さんの所でも練習をされていますよね?
中村 遠慮なく胸を借りさせていただいて、みっちり朝晩稽古をしていただいて、チャンヒョンを倒すための対策も一緒にやっていただいたので洸誓くんにも感謝しています。洸誓君だけではなくて、緑川(創)選手のところへ練習に行ってアドバイスをいただいたり、道化倶楽部に行ってガチガチの何も考えれない山口裕人くんと戦わせてもらったりとか(笑)、色んな方と一緒に練習をさせていただいて、初めて当たり前のように実戦をこなしてきました。海外でONEのライトヘビー級の人とかムエタイに出ている強い人とか、色々な方と一緒に戦ったりしました。
―― 結構色々な方と練習しているんですね。
中村 初めて勝ちに行っているので、全面的に今までは難しかったことも、色んな方の協力のもとできるようになって、今良い状態でしっかりできています。あとはDEEP☆KICKのタイトルマッチで戦った、今はMMAで活躍している谷岡祐樹選手にも、背丈が一緒なのでがっつり練習に来ていただいて、稽古をつけてもらって胸を借りさせてもらいました。なので良い状態です。あと1週間研ぎ澄ませるので、油断せずにやっていきます。チャンヒョン選手が強いことも分かっているし、そんな簡単に倒れてくれないと思うので、良い勝負はしたくないので、油断だけせずに仕上げ切りたいと思います。
―― 前回チャンヒョン選手と戦った時と今回で、中村選手が一番変わった部分はどこでしょうか?
中村 変わり過ぎて跡形がないですね。
―― 跡形がないですか(笑)
中村 見た目だけ一緒なんですよ。全てが変わっています。見ていただいている方からしたら、去年の9月の試合が終わってから全くの別人になっています。
―― それはテクニック的にということですか?
中村 テクニック的に?皆んな最近、小手先の技術が上手くなれば強くなっているって言われていますけど、そういう問題ではないんですよね。それよりももっと大事な部分があって、見えているものが全てではないので、それを試合で体現して会場にいる皆さんとPPVを買って見てくださる皆さんに伝えられたらと思っています。
―― チャンヒョン選手と真正面から打ち合って勝ちたいと思っていますか?
中村 真正面から打ち合って勝ちますよ。ゴングが鳴ってコーナーに戻っている最中に背後からしばきましょか?違うでしょ(笑)。それで効かしたら批判しかないでしょ。そんなの自分も嫌ですよ。
―― そういう意味での“真正面”ではないんですよ。まともにガンガン打ち合うのかなという質問でした。
中村 あ!そういうことですか(笑)。それは楽しみにしていてください。自分が今まで戦ってきた、みんなが想像する中村寛の魅力っていうものを全面に出して、それに色んな気が乗って、みんなの愛も背負って倒します。イメージ湧いてます?
―― イメージというかすごく楽しみになる言葉でした。
中村 みんなと一緒に勝ちに行きますよ。
―― トーナメントってとにかく勝ちたいという気持ちで、慎重になって固くなる選手が多いですけど、中村選手はそうはならなそうでしょうか?
中村 みんなと一緒の魅力だったらみんなと一緒ぐらいしか僕は数字を取れていないですよね。みんなより数字を取っているし、みんなより魅力的な選手なわけじゃないですか。つまりそういう事ですよ。
―― 一緒にするなという事ですね。
中村 一緒にならないですよ。一緒だと思ったら一緒と思っておけばいいので、分かる人には分かるんじゃないですかね。それをより多くの人に、今年1発目の体現を見てもらえたらと思います。
―― RISE ELDORADO 2025では他にも豪華なカードが並んでいるのですが、その中でも一番面白い試合になる自信はありますか?
中村 それぞれだと思います。でも勝手に僕に引き込まれていくと思っています。
―― 先ほど「1ヶ月半前から体重は仕上がっている」と話していましたが、今までの試合で前々から体重が大丈夫という試合は結構あったんですか?
中村 1戦1戦更新をして、どんどん集中できる環境を作っていって、良くはしていっていたんですけど、体の部分だけを見ると最低でも1週間か2週間前に「前のところを更新した」とギリギリちょっとでも良くなるくらいでした。
―― じゃあ今回の体重に関しては、試合直前の不安は全くないんですね。
中村 いつも不安な要素っていうのはないんですけど、とにかくパフォーマンスを上げるために、もっと良い状態で動けるように努力し続けてきたので、3月29日に全てが一致します。
―― 中村選手の言葉を聞くと毎試合成長しているような印象を受けるのですが、ピークはまだ先って感じがしますか?
中村 落ちたら辞めようと思っているんですけど、一向に上がっていくんですよね。だから終わりそうにないって感じですね。
―― 例えば何歳くらいまで自分はキックボクサーでできそうですか?
中村 “できそう”だったら死ぬまでできるんじゃないですかね。自分はこの歳になったら辞めるっていうのを決めているので、色々聞いていただいているメディアでは話をしていますけど、自分は決められた期限に対して全力でやると決めています。その期限になるまで、やりたいやりたくないとかじゃなくて、決めた事をここまでやったという事の一つとして今格闘技という職業を選んでいるっていうだけです。
―― あらかじめ設定したゴールに向けて、逆算式で自分を高めていっている感じなんですか?
中村 そういう感じよりかはとにかく今を全力で生きて、一つの手段を格闘技として選んで、死ぬまで人としての成長を追求している感じですね。「いつまでにこうなりたい」って期限を決めても、上手い事いかないのが人生なので。
―― 差し支えなければ、キックは何歳までと決めているか教えていただけますか?
中村 何歳までに辞めるっていうのは決めてないです。あと2年で僕は引退する時期を決めます。っていう感じが一番近いですね。だからあと2年以内に自分が辞めるタイミングだったり、「もう辞めます」なのか「引退試合をします」なのかは分からないですけど、キックボクシングを辞める時はそのうち来るんじゃないですかね。僕の試合はあと何回も見れないですよ。
―― では要チェックで中村選手の試合を今後は見ていかなければいけないという事ですね。
中村 見たいならね(笑)。見たくなる試合をするので、見たくなくなるような心構えでの試合だったり、勝手な感じで自己満足だけでやっていた自分もいるので、何とも言えないですけど。でも今後それを結果で塗り替えていくというか、「こいつを応援したい、任せてもいいな」という気持ちになるような試合をしていきます。それをここから見ていてください。全ては3月29日に嫌でも結果で分かるので、「こいつがやっぱりMVPだったな。こいつがいないと成り立たないな」というぐらいのものをこの一戦で見せるのか、これから先続けていってやっと分かってもらえるのかは分からないですけど、まずは目の前のチャンヒョンを倒すことだけを考えているので、楽しみにしていてください。
―― 最後に応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。
中村 ABEMAとRISEからYoutubeに上げてもらった密着映像とかでも、自分の素直な感情を話したりして楽しみにしてもらっている皆さんも多いと思いますけど、自分の感情の浮き沈みだったりとか、自分の良いも悪いも持っている性格だったり、まず自分を知る事をとにかく追求し続けて、メンタルもしっかり安定してここまで仕上げる事ができました。と言っても今はまだ皆んなには分からないかもしれないですけど、29日の結果を楽しみにしていてください。PPVの金額分よりも、もっと払っても「中村寛の試合を見たい」って思ってもらえるような試合をして、会場に来てくれている時間だったりお金を使って見に来ていただいている方のパワーも、テレビ越しで見てくれているパワーだったりとかも全て背負って倒しにいくので楽しみにしていてください。一緒にリベンジマッチを果たして、そのまま世界一の景色を見ましょう。ありがとうございました。
笠原友希「パヌワットとは刀で切り合うような試合になる」
―― サングラスをかけたままの公開練習って非常に珍しいと思いますが、何か理由があったんですか。
笠原 他団体なので、キャラ変をしようかなと。っていうのは冗談で、練習で顔をケガしちゃったので、どうせならサングラスかけてやっちゃおうみたいな感じです。
―― 左目の方の視界とかは大丈夫なんですか?
笠原 全く問題ないです。ただ内出血が広がってるだけなので痛いとかもないですし、練習も問題ないです。
―― 試合前に怪我してしまうこともあるんですか。
笠原 ちょくちょくありますね。どっかしら痛めたり。
―― 怪我をしてしまうということは、追い込みすぎて身体がしんどくなったりすることもありますか?
笠原 今回はトーナメントなので気を張りますし、試合までの期間が長かったので、ずっと練習して追い込みをやってきました。疲労がすごく溜まって身体が死んでいた時期もありましたが、最後の方はしっかり調整して仕上げてきたのでそこら辺は問題ないです。
―― もうスパーリングを打ち上げたタイミングだと思いますが体調の方はいかがですか。
笠原 体調はいい感じです。土曜日に最後に追い込んだんですけど、その疲れがちょうど今きています。今日明日で疲労を抜いてやれば当日はベストかなと思ってるので調子はいいです。
―― 減量の方もばっちりですか。
笠原 減量もばっちりです。これから最後の水抜きが待っていますけど、頑張って乗り越えます。
―― 計量クリアしたらまず最初に何を口にしようと考えていますか。
笠原 好き放題、ラーメンとか食べたいですけど、そういうわけにもいかないので、まずはしっかりお母さんが作ってくれるお粥を食べてリカバリーして、そこからいつも焼肉を食べるルーティンなので、いつものルーティン通りにやっていこうかなと思ってます。
―― お母さんはタイ料理屋も切り盛りしてると聞きましたが、計量後にタイ料理を食べたりはしないんですか。
笠原 計量後にはさすがに食べないですね。辛いのを食べて腹壊したりとかするのが嫌なので。さすがにそこまでタイ料理じゃないっていうか、もうバリバリ日本人なので。
―― ちなみに今回の対戦相手パヌワットの対策はばっちりですか。
笠原 そうですね。しっかりスパーリングもやってきたし、ムエタイの選手とも練習させてもらって、環境を変えてやってきたので、しっかり対策はできています。
―― 笠原選手は過去何人ものタイ人選手と対戦経験がありますが、今回の対戦相手のパヌワット選手がタイ人という部分は意識しますか。
笠原 多少は意識しますが、今までのタイ人と違って、RISEさんのルールに仕上げてやってきているのでそこら辺も警戒しつつやってます。
―― 今回は舞台はRISEになりますが、その辺はいかがですか。
笠原 ルール的には問題ないし、僕はどのルールでもやっていける自信もあるし、やっていきたいので問題ないです。12月26日のSBでのGUMP選手との試合では、組みを指摘される場面が多くて。でもあれは僕が下がらないようにやっていたら相手もぶつかってくるので、しょうがないのかなと自分では思ってたんすけど、僕だけが注意されたので、難しいなって思いながらそういうところも意識してやります。
―― 今、話に出た昨年12月のGUMP戦は、ホームのSBのリングで戦いましたが、今回はRISEのリングということで、若干のアウェー感ってのも感じますか?
笠原 ONEのときはアウェーでしたけど、RISEのリングでは今までアウェーに感じたことはないです。リングに上がっちゃえば、ぶっちゃけどのリングも一緒だと思っていて、目の前の相手に集中するだけなので特に問題はないです。
―― 今回の対策を明かすことはできないと思いますけど、どんな試合になることを予想しますか?
笠原 パヌワット選手も踏み込みとか、距離がすごく上手だし、瞬発的な動きもしてくるので、殴り合うよりかは切り合うような試合になるかなと思っています。
―― お互い、一瞬の隙を見つけて切り合うという感覚ですか。
笠原 そうですね。剣道とか、侍の刀じゃないけど、そんな感じで切り合うような対戦になるかなと思います。
―― でしたら今回のこの一戦は武蔵と小次郎みたいな感覚で見た方がいいですかね。
笠原 もうその感覚でばっちりです。
―― 計量当日までにはその左目の周辺のあざは、綺麗に治りそうですか?
笠原 治ってくれたら嬉しいですけど、ワンチャン残るかもしれないし、しっかり温めて治したいですけど、こればっかりはわからないです。
―― 笠原選手、日本にいるタイ人のネットワークはとても深いですけれど、ダムさん(シーザージムのトレーナー)とパヌワットの交流はどうなんでしょうか?
笠原 お互い知っているとは思いますけど仲が良いとかではないと思います。
―― ダムさんからはどういったアドバイスがありますか。
笠原 ダムさん自身も相当警戒しているし、気合を入れて練習してくれているので、変な動きをしてくるとかそういうのは気をつけろよっていう感じです。
―― 過去に対戦してる常陸選手もトーナメントにエントリーしていますけど、そこは意識していますか。
笠原 しっかり意識しています。
―― リベンジしたいっていう思いは強いですか。
笠原 そうですね。別ブロックなので、そこで上がってきてもらって、決勝で勝つっていうのが一番盛り上がると思っているので上がってきてほしいですし、意識もしてます。
―― トーナメントで注目選手の中村寛選手に関してはいかがでしょうか?
笠原 中村選手ももちろん上がってきて欲しいなって思っています。相手の選手も強いけど、日本でやるので日本人対決が盛り上がると思うので、僕も1回戦で上がって2回戦目で中村選手、3回戦目で常陸選手で、僕が優勝っていうプランでいきます。
―― 他団体に乗り込むだけにSBの強さを見せたいっていう意識も強いですか。
笠原 そうですね。ばっちり見せなきゃいけないですし、海人選手もしっかりそれを証明してきたので、次は俺だぞっていうのを見せたいです。
―― 最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
笠原 いよいよ大会まであと5日に迫ってきました。もう最後までばっちり仕上げて勝つので、皆さん両国の会場で応援よろしくお願いします。
常陸飛雄馬「ムエタイを自分に合うように取り入れ、進化した姿見せる」
―― 今回のトーナメントに向けてタイで単身修行していたという話を聞きましたが、どこに行かれたんですか?
常陸 1週間行ってきたんですけど、前半がパパにあるスッサコーンという会長のジムで、後半がバンクにあるペッティンディーにで修業をしてきました。
―― タイに行った目的は何だったんですか?
常陸 いつも試合決まったら相手に近い想定でスパーリングをやりたいので、自分や会長の(宮城)大樹さんが探してくれたりするんですよ。スパーリングは対戦相手に近い人とやるのが一番いいんですが、今回探してもサウスポーでムエタイの選手がいなくて。そうなったときにときに、大樹さんが急遽、「行ってくれば?」と言ってくれて、確かにそうだなと思いました。タイはムエタイの本場ですし、ムエタイとキックでは少し違うので、本場の強い相手とやることで次の相手の対策になるかなと思って、タイに練習に行ってきました。
―― 今回の対戦相手であるシャクリヨール選手のようなサウスポーもいたってことですか?
常陸 どうですかね。そこはわからないですけど、サウスポーのムエタイに対する対策をやってもらいました。あと、ムエタイという競技の強さも弱さもわかりました。最初はうまくいかなかったですけど、 徐々にやり続けることで少しずつ方向性というか兆しが見えてきました。今までとは違う自分を出せるんじゃないかなと思いますね。
―― 現地でジムに寝泊まりしながら練習したと聞きましたがいかがですか?
常陸 パタヤの方はジムの横にホテルがあって、行き来していました。ペッティンディージムは綺麗なホテルみたいでジムに寝泊まりできました。選手もそこに住んでいて、ヨーロッパからの選手たちも住み込みで練習していました。朝6時から走って朝練して寝て、また夕方練習してみたいな、本当にいい環境で練習できました。
―― その成果が今回のトーナメント1回戦で出せそうですか。
常陸 間違いなく出せます。
―― 新しい自分の何かを出したいって気持ちも強いですか。
常陸 そうですね。今回の相手選手も今まで自分が苦手としてきたスタイルの選手なんです。前回のエンペンジェー選手もですし、これからも未知なる海外の選手や、若い子たちもどんどん出てくると思います。そういったときに常に進化していないと、絶対に追い抜かれていくので。自分にできることだけをやっていても駄目なので、そこを伸ばしつつ、自分のスタイルはブレずに、新たなムエタイのいいところを自分に合うように取り入れているので、「進化した常陸飛雄馬」を見せます。
―― RISEはキックボクシングですけど、似て非なる格闘技のムエタイをうまく落とし込んだ上で今回戦うってことになりますか?
常陸 やれたらいいですね。自分に足りないところもあったので、本当に行ってよかったです。
―― 今回、同門のYA-MAN選手も、一緒に試合ですけど刺激はありますか。
常陸 そうですね。一緒の試合のときはいつもと違う感覚です。いつもセコンドで指示を出してくれたり心のつながりがあるので、セコンドにいないっていうことは少し違和感を感じます。今回は一緒に戦うってことなので、2人ともしっかり勝ちたいと燃えています。
―― ところで今日、自動車学校の卒業試験に落ちたという噂を聞きましたが。
常陸 今ショックなんですよ。卒業検定落ちて萎えてます。
―― 試合の直前にあまりよろしくない事態なんじゃないすか。
常陸 いやそれとこれとは別なので。そこで運を使ってないのかもしれないって思いこませようとしています。(笑)
―― 今回RISEの大会の中で初めてのPPVっていうことなんですけども、買って損はさせないっていう決意表明をお願いします。
常陸 絶対に買って観てほしいですね。特に自分の場合は地方の福岡出身なので、地元からの応援もいつもみんなしてくれていて、九州の方も全国の方もみんな買って絶対損はさせないので、みんな買って応援して欲しいですね。
―― 常陸選手のときは特に福岡からの視聴者数がすごい数になりそうですね。
常陸 今から連絡します。
―― 最後にRISEファンの皆様へのメッセージと、あとPPVで買ってくれたファンの皆様へのメッセージをお願いします。
常陸 3月29日 RISE ELDORADOで世界トーナメントの1回戦があるので、その日は1試合ですけど、絶対に3試合全部KOで圧倒的に優勝するので、当日は会場とペーパービューで応援よろしくお願いします。楽しみにしてください。
対戦カード
第13試合 メインイベント オープンフィンガーグローブマッチ 65kg契約 3分3R
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEオープンフィンガーグローブマッチ-65kg級王者、RISEスーパーライト級(65kg)4位)
ミゲール・トリンダーデ[Miguel Trindade](ポルトガル/マンバ・ファイトクラブ/GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX 2025準優勝、GLORYフェザー級(65kg)1位、MFC -65kg級王者、元ISKAムエタイ欧州スーパーライト級王者)
第12試合 セミファイナル 第5代RISEスーパーライト級(65kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/2位、元ライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝)
麻火佑太郎(PHOENIX/3位)
第11試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛[けんと](FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者、GLORYフェザー級(65kg)10位)
イ・ソンヒョン[Lee Sunghyun](韓国/RAON/RISEスーパーライト級1位、元ミドル級&ライト級王者)
第10試合 52kg契約 3分3R(延長1R)
那須川龍心(TEAM TEPPEN/RISEフライ級(51.5kg)王者)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー[Kumandoi PetchyindeeAcademy](タイ/ペッティンディーアカデミー/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級&バンタム級王者)
第9試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ユン・ドクジェ[Yoon Deokjae](韓国/RAON/元KTK‐57kg級王者)
第8試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
中村 寛[かん](BK GYM/RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
チャンヒョン・リー[Lee Chanhyeong](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位・元王者)
第7試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級王者)
パヌワット・TGT[Panuwat TGT](タイ/TARGET/RISEスーパーフェザー級(60kg)1位、RISEスーパーフェザー級漢気トーナメント2024優勝)
第6試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/RISEスーパーフェザー級(60kg)3位)
シャクリヨール・ユラエフ[Shakhriyor Juraev](ウズベキスタン/Temur Kurbanov team/WMF -63.5kg級王者)
第5試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
エン・ペンジェー[Yuan Pengjie](中国/仏山温拿拳館)
レダ・ベラーセン[Rida Bellahcen](モロッコ/オランダ/ファイトチーム・リンガー/Enfusionバンタム級(61kg)王者)
第4試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/元RISEスーパーフライ級王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC&ルンピニー日本フライ級王者)
アレスター・タグレ[Alester Tagure](フィリピン/WCCSフィリピンBALDUGANチーム)
第3試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
宇佐美秀メイソン(カナダ/team VASILEUS/RISEウェルター級王者、ISKAインターコンチネンタル・ウェルター級(67kg)暫定王者)※クレイスから所属変更
ジェラルド・ヴィーラーデ[Jerald Villarde](フィリピン/WCCSフィリピンBALDUGANチーム)
第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ 65kg契約 3分3R
山口裕人(道化倶楽部/元WPMF世界暫定・WBCムエタイ日本統一・INNOVATIONスーパーライト級王者、元DEEP☆KICK -63kg・-65kg級王者)
YURA(ダイアタイガージム/RISEスーパーライト級(65kg)7位、BreakingDownフェザー級(66kg)王者)
第1試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
細越竜之介(team AKATSUKI/RISEスーパーフェザー級(60kg)4位)
GUMP(TEAM TEPPEN/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位)
オープニングファイト3 フライ級(51.5kg) 3分3R
伊藤琉之助(EX ARES/CKC 2024 -51.5kgトーナメント優勝)
水野夢斗(TEAM TEPPEN/Stand Up King of Rookie 2024 -51.5kg級優勝)
オープニングファイト2 ウェルター級(67.5kg) 3分3R
琉樺(LA GYM JAPAN)
純樹(KSR GYM)
オープニングファイト1 フェザー級(57.5kg) 3分3R
志水 薫(マスタージム)
羅粋[らいき](TARGET)
概要
大会名 RISE ELDORADO 2025
日時 2025年3月29日(土)開場・12:00 オープニングファイト開始・12:30 本戦開始・13:30
会場 両国国技館 [HP]
中継 ABEMA PPV(3,200円)
チケット料金 VIP 80,000円 アリーナSRS 25,000円 アリーナRS席 12,000円(完売) マスS席 8,000円 2階スタンド席 6,000円 小中高生シート 2,000円(当日券のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/