シュートボクシング 12.26 TDCホール:笠原弘希「ONEで肘有りで負けたから肘有りでやり返さないといけない」、笠原友希、RISE 61.5kgトーナメント見据え「上手いだけじゃなく怖さがある勝ち方をしたい」
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-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT- GROUND ZERO TOKYO 2024(12月26日(木)TOKYO DOME CITY HALL)に出場する、笠原弘希・笠原友希のインタビューがシュートボクシング協会から届いた。
第10試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
ジャック・ジャックムエタイ[Jack Jack Muaythai](タイ)
第6試合 RISEルール 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級(57.5kg)王者)
GUMP[ガンプ](TEAM TEPPEN/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位、DEEP☆KICK -60kg王者)
笠原弘希「ヒジなしは逃げ。ヒジありでやり返さないといけない」
―― SBのビッグマッチ『GROUND ZERO』参戦が決まりました。4度目の『GROUND ZERO』ですが、ご自身にとってはどういう思い出がありますか(2015年12月1日:甘中雄大に2RTKO勝ち、2017年11月22日、深田一樹に延長判定負け。2019年12月3日、重森陽太に4RKO負け)。
弘希 3度目の参戦の時に重森選手にヒジで斬られて負けて悔しい気持ちだったことを覚えています。
―― その2年後にリベンジを達成しましたね。今は練習ではどういったことを強化されていますか。
弘希 今回は友希、直希、山田ツインズとシーザージムのメンバーの出場が決まって、メンバー全員でより盛り上がった練習ができていますね。前回10月の長谷川祐也戦の前に8カ月間、ブランクが空いてしまったので、できるだけ以前の自分により戻すような練習をしています。あと、ブランクがあったので色んな技の吸収が良く今回の相手はムエタイ選手なので、よりムエタイの戦いにも対応できるようにヒジ打ちも強化しています。
―― 前回、長谷川戦では久々に動いてみた手応えはどうでしたか。
弘希 最初はずっとスイッチが入らなくて、長谷川選手に殴られてからスイッチが入った感じだったんで、あの一発をもらっておいて良かったなと(苦笑)。フラッシュ気味にグラッとしたぐらいでダメージは全然なかったです。
―― 一発もらったということで、弘希選手のキャリアと比べると長谷川選手はかなりの格下相手だったことで油断はなかったんですか。
弘希 スイッチが入らなかったところは油断だったかなと。やっぱり強敵だと試合前からなんか戦うモードに入るんですけど、その入りがちょっと遅かったというか。動きに関しては、別に何も違和感なく動けたのでブランクは大丈夫でした。でも、まだ6、7割しかまだ調子は戻っていなく、スタミナや当て勘に関しては以前の自分だと、もっとあったと思うので急ピッチで仕上げています。今はだいぶ仕上がっているのでいい方だとも思います。
―― ライト級からスーパーライト級に階級を上げた感触はどうでしたか。
弘希 65kgなので減量は楽でしたし、よりパワーも出ると感じたので、よりこの階級でやっていけるなという感触は掴めました。
―― スピードが落ちることはなかったですか。
弘希 僕はスピードよりもパワーを重視しているのでそこは特に気にしていません。試合では、練習でいつもミット打ちをしているパワーの感覚がそのまま試合に出ている感じがしますね。
―― 次の相手に関してはどういった印象がありますか。
弘希 サウスポーで、勝った試合はKOでパンチ強い選手なので、ガツガツ僕も打ち合っていこうかなと思っています。また被弾覚悟で行きます。自分は全然もらっても効かないと思うので大丈夫です。
―― 今回はRIZIN MMAルール、KNOCK OUT-BLACKルール、RISEルールといろんなルールの試合がありますが、ご自身はどういったところをアピールしたいですか。
弘希 2月のONEではちょっと無様に完封負けしちゃったので、65kgという階級で新しい僕を見せていけるように、今回はKO勝ちしてやりたいと思っています。
―― 今回もヒジあり、オープンフィンガーグローブ着用とSBで最も危険なルールでの試合になりますが、ヒジありにこだわる理由はありますか。
弘希 ONEではヒジありで負けたので、ヒジありでやり返さないといけないという、ただ僕の意地だけです。僕はずっとヒジなしでやってきたのでヒジなしの方が戦いやすいのですが、ヒジありの試合で負けたのに、それからヒジなしの試合をやるようになるのは僕としては逃げたことと同じになります。
―― なるほど。
弘希 昔から変なところで負けん気が強いんですよね。
―― そのONEで負けた相手、ワラポン・ソー.デッチャパンにもやり返したいという気持ちもありますか?
弘希 相手は62.5kgの選手で僕は65kgに階級を上げたので、逆にもう手が付けられないというぐらい強くなればいいかなと思っているのでその相手へのリベンジにはこだわってないです。
―― 先日のRISEではまさにご自身の階級で世界トーナメントが開催され、以前対戦しているチャド・ゴリンズ選手が出ていました。
弘希 僕も次の試合でしっかり勝って、次にまた同じような世界トーナメントが開催されるのであれば、そこに食い込めるように、みんなが無視できない存在になれるように頑張りたいなと思っています。チャド選手と日本人であんな渡り合った奴もいないだろうし、タイミングが合えば今回も出たかったのですが、優勝したペットパノムルン選手ともやりたいですし、今の僕なら絶対勝てる自信もあります。チャド選手は残念ながらベスト4止まりでしたが、僕は負けたままでは終われないのでチャド選手とも来年にどのタイミングでもいいので、試合を組んでいただきたいですね。
―― では最後に、ファンにメッセージをお願いします。
弘希 オープンフィンガーグローブ着用でヒジ打ちありのルールでやるのは僕の1試合だけなので、ヒジありならではの激しい試合、カットある試合にして、僕が倒して終わるので応援よろしくお願いします。
笠原友希「もう手に負えないぐらいの強さを見せたい」
―― 前回10月のONE FFでのソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー戦では惜しくも敗れてしまいました。
友希 相手も強かったのですが、僕は全局面で負けていたわけではないですし、僕がやりたいことも通用したのでまたONEにはリベンジしに行きたいと思います。
―― 今回の試合がRISEで来年に予定される61.5kg世界トーナメントのセレクションマッチということですが、最初に聞いた時の心境を教えてください。
友希 RISEさんのトーナメント開催が発表されて、自分の階級に近いこともあったし自分が出たほうが盛り上がるなと思っていました。そしたらSB協会から、ちょうどRISEさんから来年のトーナメントへのオファーをいただいてると聞いて、今回GROUND ZEROでそこに向けた前哨戦としてGUMP選手と戦うことになりました。対戦相手としても申し分ないし、絶対に落とせない試合になると感じました。
―― 今大会はSBのビッグマッチ『GROUND ZERO』ということで、通常のSBの公式戦とは異なり、様々なルールの試合が組まれ、公式戦に出ることがない他団体の選手が一堂に介する大会であり、笠原選手の試合はRISEルールになります。今までのキャリアで2度RISEルールを経験してますが、RISEルールに関しては特に問題はないですか。
友希 僕はいろんなルールでの試合をやってきて、全然順応しているので問題ないです。RISEルールだと近距離での攻防が多くなり距離感も違ってくるという選手もいますが、僕は特に気にしていないです。
―― 笠原選手はキャリアの4敗のうち、那須川天心選手、常陸飛雄馬選手のRISEの2選手に敗れていますが、RISEの選手に対してはどのような思いがありますか。
友希 RISEの選手だから特にどうとかいう意識はないです。ルールは違っても個人の力だと思うので、ただ単に僕の強さを見せつけたいですね。
―― 通常のSBルールとは違って、練習内容は変わったりしますか?
友希 スパー中だとSBルールを意識しないようにやったり、首相撲の展開にならないように気を付けているぐらいですね。
―― 対戦するGUMP選手についてはどういった印象がありますか。
友希 GUMP選手は今年しっかりベルトも獲ってるし、すごく上り調子で来てるいい選手だなと。11月のRISEの60kgの試合(GUMPvs岩郷泰成)でこの勝者とやるかもと言われていたので、会場で見ていたところ、すごく良い勝ち方をしていて、『この子と多分決まるのかな』と思っていました。
―― 攻撃やテクニックで印象深いものはありますか。
友希 独特なローキックと距離を潰すようなフィジカルがあの試合では印象的でした。スタミナも相当自信ありそうでしたけど、僕もしっかり仕上げていけるのでそこは問題ないです。
―― 記者会見でRISE・伊藤隆代表は「通常は3分3R延長1Rですが、今回は無制限延長R、完全決着ルールです。一番重要なのはどのような試合内容を見せてくれるか」とのことでした。どういった勝ち方をイメージしていますか。
友希 今回は上手いだけじゃなくて、“笠原友希には驚異的な強さ、怖さ”があると思わせるような勝ち方をしたいなと思います。
―― GUMP陣営には、過去に対戦している那須川天心選手や那須川弘幸会長もいるだけに笠原対策は研究済みかと思われます。
友希 作戦もすごい練ってくると思うし、僕の対策をガンガンしていると思うので、そこは警戒する部分ではあると思うんですけど、戦うのは選手だし、その対策を超えるような試合をしたいなと思っています。
―― 笠原選手を攻略するのは難しいと。
友希 そうですね。もう手に負えないぐらいの強さを見せたいですね。ちなみにトレーナーのダムさんからは今回の試合に関して特に言われていないのですが、RISEルールをダムさんもしっかり把握していた上でミットを持ってくれています。
―― ここで勝って次のトーナメント出場が決まれば、中村寛選手、常陸飛雄馬選手、チャンヒョン・リー選手、大雅選手といった出場が噂されている選手との対戦する可能性もあります。この中で意識している選手はいますか。
友希 誰が出るのかは分かりませんが、噂されている選手全員を意識しています。
―― 一度敗れている常陸選手へのリベンジは特にこだわってないですか。
笠原 そうですね。トーナメントで巡り合わせがあれば必然的にやるだろうし、僕が優勝すればその結果が全てなのでリベンジに関しては特に考えていないです。
―― 今回勝って2025年はどういった1年にしたいですか。
友希 今年をさらに上回る結果を残していきたいと思います。まずは次の試合でバッチリ勝って最高の形で年末を締めくくるので応援よろしくお願いします。
対戦カード
第11試合 メインイベント スーパーウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ゲリック・ビレット[Guerric Billet](フランス/元GLORYライト級3位、WAKO-PRO世界ミドル級(75kg)王者)
第10試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
ジャック・ジャックムエタイ[Jack Jack Muaythai](タイ)
第9試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
ンガオパヤック・アドソンパトン(タイ)
第8試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
シッティチャイ・ソーデッチャパン[Sitthichai Sor.dechapan](タイ)
第7試合 ムエタイ(オープンフィンガーグローブ着用) スーパーフライ級(52.16kg) 3分3R
吉成名高(エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者・元フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ダイヤモンド・スーパーフライ級王者、同ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・LPNJ・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
バックチョー・シックンナ(タイ)
第6試合 RISEルール 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元同フェザー級(57.5kg)王者)
GUMP[ガンプ](TEAM TEPPEN/RISEスーパーフェザー級(60kg)7位、DEEP☆KICK -60kg王者)
第5試合 RIZIN MMAルール フェザー級(66kg) 5分3R
白川ダーク陸斗(JAPAN TOP TEAM)
奥山貴大(NEX SPORTS/GSB/SB日本ウェルター級(67.5kg)王者)
第4試合 KNOCK OUT-BLACKルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 53kg契約 3分3R(延長1R)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本バンタム級(52.5kg)王者)
柿﨑 瑠[るい](クロスポイント大泉)
第3試合 女子44.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(45kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者
撫子(GRABS kickboxing studio/ミネルヴァ・ピン級(45.36kg)王者)
第2試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級(57.5kg)1位、香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王者)
成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
第1試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級(70kg)1位、元KROSS×OVER KICK -67.5kg王者)
ピラポン・ノーナクシン[Peerapong Nornaksin](タイ/ノーナクシンジム)
オープニングファイト第2試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)1位)
庄司理玖斗[りくと](拳乃会/NJKFスーパーバンタム級6位)
オープニングファイト第1試合 51.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
片山 魁[かいと](TEAM FOREST)
和田修虎(橋本道場)
概要
大会名 -SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT- GROUND ZERO TOKYO 2024
日時 2024年12月26日(木)開場・16:00 開始・17:30
会場 TOKYO DOME CITY HALL
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VVIP 10万円 VIP 8万円 アリーナSRS 5万円 アリーナRS 3万円 アリーナS 15,000円 第1バルコニー 15,000円 第2バルコニー 10,000円 第3バルコニー 7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 楽天チケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/