Eternal 6.8 オーストラリア:GRACHAN推薦の伊藤空也、ブラジル出身選手保持のバンタム級王座挑戦。松本光史も出場
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伊藤空也[くうや](BRAVE/元GRACHANバンタム級王者)がオーストラリアのMMAプロモーション「Eternal(エターナル)」のバンタム級王座に挑戦することになった。Eternal 85(6月8日(土)オーストラリア・パース・HBFスタジアム)のメインイベントで、バンタム級王者・ホド・コスタ[Rod Costa](ブラジル)に挑む。試合時間は5分5R。大会の模様はUFCファイトパスにて生中継される。
伊藤は21年12月、手塚基伸に1R腕十字で一本負けし、GRACHANバンタム王座から陥落したが、その後は22年3月のRIZIN LANDMARKで魚井フルスイングに判定勝ちし、GRACHANでも昨年12月にかけてイ・ハンヒョン、安部路人、高須将大、田中智也を下しMMA 5連勝中だ。今年2月にはTSUNEが手塚に判定勝ちしGRACHANバンタム級王者となり、12月22日の東京TFTホール500大会で伊藤はTSUNEの王座に挑戦する予定だが、その前に海外での試合機会が訪れた。
GRACHANのプレスリリースでは「伊藤空也選手のEternalMMA挑戦は、GRACHANとEternalMMAの間で、王者になった場合の防衛戦期間を共に調整しながら試合を組んでいくという協力関係のもと実現しました」「GRACHANは以前からEternalMMAへの選手派遣の話がありましたが、タイミングが合わずなかなか協力が実現しませんでした。しかし、今回のタイトル戦を機に、今後は積極的に選手派遣を行っていく方針です」と説明されている。
伊藤は「これまで全力で準備をしてきました。自分の全てを出し切り、必ず勝利を掴み取ります。日本からの皆様の応援が力になりますので、どうぞよろしくお願い致します」との談話をGRACHANを通じて発表している。
伊藤が挑む王者のホド・コスタは戦績14戦8勝(2KO/5一本)6敗。ブラジル出身で今大会の地元パースに住み、2020年にEternal 53から12試合Eternalに上がっているレギュラー選手。22年10月にEternalバンタム級王座を獲得すると、今年2月に初防衛している。王座を獲得した試合は裸絞めで勝利し、初防衛戦は肩固めで勝利と、柔術仕込みの極めの強さが持ち味で、下の紹介映像でも一本勝ちのシーンが多数収録されている。昨年は1階級上のフェザー級で2試合し、2R KO負けと判定負けに終わっている。
同じ大会には松本光史(M PLATIC/パンクラス・ライト級6位、元修斗世界同級王者)も出場し、16戦11勝5敗のオーストラリア人・ジャック・ベッカー[Jack Becker]と対戦する。松本は40歳のベテラン。3月のパンクラスで天弥に判定負けして以来の試合。海外では修斗参戦時代の12~13年にグアムのPXCで3試合した経験がある。