シュートボクシング 2.10 後楽園ホール:イモト・ボルケーノ&手塚翔太、米国MMA大会COMBATE GLOBAL勢とのOFGマッチ向け意気込み語る。RYOTARO、K-1 -70kgトーナメントに意欲
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SHOOT BOXING 2024 act.1(2月10日(土)後楽園ホール)に出場するイモト・ボルケーノ、手塚翔太、RYOTARO、小林大樹のインタビューがシュートボクシング協会から届く。
イモト「今年は全試合全フィニッシュ。どんなルールでもオファーがあればやりたい」
オープンフィンガーグローブマッチ 65.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
パトリック・ルヘイン(アイルランド/COMBATE GLOBAL推薦)
2023年はOFGマッチでMMAファイターを相手に2連勝しており、他団体でも盛り上がりを見せているライト級戦線にインパクトを残すような戦いを見せるか。
――2023年は2戦2勝と全勝でしたが、ご自身にとってどういった一年でしたか。
イモト 試合ではそんなにインパクトを残せていたわけじゃないので、自分としてはまだやれたかなと心残りのある1年でした。
――6月の芦田崇宏戦は約1年ぶりの試合となり、試合期間が空いたのは?
イモト その前のシンパヤック戦で肩を脱臼してしまい、手術を2回して半年後にリハビリをしていたので試合ができずでした。
――練習できていない期間はどういう思いで過ごしていたんですか?
イモト 全く練習していなかったわけではなく、骨が外れたまま練習してましたね。ウエイトトレーニングができなかったのでフィジカルに関しては落ちましたが、その間もずっとプロ練にも出ていたので不安はなかったです。ただ、6月の復帰戦までに1年間ブランクが空いたことで試合感覚の面でやりづらさはありました。
――シンパヤック戦では5連勝中からの久しぶりの負けでした。
イモト 落ち込んだりも特になく、次にやったらやり返してやろうという気持ちもあったので、リベンジする機会をいただけたらやり返したいと思ってますし、やられた時に次どうしようというのはその日から考えていました。
――復帰戦はOFGマッチでしたが、初のOFGでの試合は問題なかったですか?
イモト もともと僕はブロッキングをよく使うスタイルなんですが、ちょっとその距離でOFGで試合をするのはリスクが大きいので、いろいろ自分の中で試行錯誤してきました。試合中、頭1個分、拳1個分でパンチを外す距離感を掴むまでに、ちょっと時間がかかってしまい、結局延長戦までもつれ込んでしまいましたね。9月の試合(樋沼朝光戦)では、それが割と修正できたので、今は打撃のトレンドはOFGなので、OFGでSBを盛り上げれたらなと思っています。
――今回3連続でMMAファイターと対戦することになりました。
イモト OFGだったらグローブでの戦い以上にやれる技が増えるので、次は何で倒そうかな? という感じです。
――対戦するパトリック・ルヘイン(アイルランド)についてはどのような印象がありますか。
イモト 映像を見たところ、空手がバックボーンのような動きをしたり、タイプが自分に似てるなと。ということは、自分が苦手なことは多分、彼は苦手だろうし、得意なところが多分一緒だと思うので、恐らく噛み合う試合になるのかなと思います。国外渡航者向けの海外Wi-Fiレンタルブランド名と同じく“イモト”というリングネームでやっているだけに、なぜかご縁があって、タイ、韓国、ミャンマーと世界の色んな選手と対戦してますけど、欧州の選手と初めて対戦することになり、フィジカルの違いとかもちょっと楽しみです。
――どういうフィニッシュを考えてますか?
イモト パンチ、キックだけで倒そうという考えはなく、MMAファイターが相手だけにタックルして投げてこようとしたら絞め技で勝つことも考えてますし、どんな展開でも仕留めてもいいかなと思っています。ボルケーノというリングネームが付いている以上、爆発的な試合も見せたいです。
――ちなみにどういう由来でボルケーノが付いたのですか?
イモト 以前に他団体出場が決まった時に、僕に付けられた異名が“シューティングボルケーノ”だったんです。相手が怪我して試合が流れたこともあったこともあって、周りからめちゃくちゃいじられて(苦笑)、それまでは本名のイモトで試合していましたが次の試合発表時にはいつのまにかイモト・ボルケーノに変わっていました(笑)。今は「ボルケーノ!」と応援してくれる方もいて、このリングネームで良かったなと思います。
――2024年はどういう1年にしたいですか?
イモト 去年は負けなかっただけの年になったので、今年は全部内容にこだわって、全試合全フィニッシュで終われるように頑張ります。どんなルールでもオファーがあればやりたいですね。僕はプロになる前にアマチュアMMAの試合に出ていたのでMMAにも挑戦して、二刀流で結果を残したいですね。
――それは2019年5月に対戦している鈴木千裕選手がMMAに挑戦しRIZINで活躍していることも影響を受けていますか?
イモト そうですね。彼の活躍でモチベーションが上がってますし、同じ階級なので悔しさもあります。
――以前インタビューした時に、笠原弘希選手がライト級からスーパーライト級に階級を上げてベルトを狙いたいと言われていたのですが、意識はしていますか?
イモト あんまり考えていなかったんですけど、機会があれば全然やります。彼のデビュー戦の頃から試合を見ていてどういうタイプの選手というのは全部頭の中に入っているので、対策は立てやすいかなと思います。
――他団体では65kg戦線が盛り上がってますが、そこに関しては?
イモト 自分が今65kgのSBのチャンピオンなので自分がSBを盛り上げていかないといけない意識があります。今MMAでも65kgのフェザー級戦線が盛り上がっているので、そこに自分も飛び込んで中心になって引っ掛け回したいなと。まずは次の試合に集中します。今大会はONEの元チャンピオンとかいっぱい来るんですけど、自分が一番おもろい試合をするので注目してください!
手塚翔太「打撃面でも圧倒。SBを体現する試合に」
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級1位、香港Energy Fight同級王者)
ミハエル・レイズ(米国/COMBATE GLOBAL推薦)
昨年12月には初の海外遠征試合で香港Energy Fightスーパーフェザー級タイトルを獲得し、勢いに乗る手塚は2024年初戦でどんなインパクトを残すか。
――昨年はご自身にとってどういう1年でしたか。
手塚 6月に1年半ぶりの復帰戦をして、いいペースで試合をしたんですけど、特に大きな怪我はなく、12月に中国でタイトルを獲れたので2024年に向けていい勢いを付けることができたと思います。
――6月の試合までに1年半のブランクがあったのは何かあったのでしょうか。
手塚 笠原友希選手との2回目のタイトルマッチとなったSB日本スーパーフェザー級王座決定戦(2021年12月26日)で負けたら辞めようと決めていたぐらいその試合に懸けていましたが、そこで落としてしまって気持ちが切れちゃいました。
――復帰しようと思ったのは、どういうきっかけがあったんですか?
手塚 自分の周りに格闘技をやっている友達が怪我でできなかったり、3つ上の兄は空手をやっていてちょうどその時期に膝の半月板を怪我して動けず、そういう二人を見て、怪我もなく身体は動くのにやる気の出ない自分に対してイライラしました。あと、自分が休んでいた期間にシュートボクシングの試合を毎回チェックしていて、笠原友希選手や山田ツインズ、海人選手といったシュートボクサーの活躍している姿を見るとケツを叩かれた気分になり、また頑張ろうと思いました。復帰戦となった6月の土井涼雅選手と試合をしてめちゃくちゃ気持ちが良かったです。
――その後、2連続KO勝ちとなりました。
手塚 1年半くらいの休養期間を得て、周りから言われるくらい練習に対する意欲も変わりましたね。高いチケット代を払って観に来てくれる方もいる中、見ていてつまらない試合をすることはできないと思うようになり、これから倒す試合をしようと心掛けるようになったことでファイトスタイルも変えた結果、KO勝ちが続きました。これからKO数も増やしていこうと思います。
――その結果が評価されて中国での12月の香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦につながるわけですね。初の海外での試合はどうでしたか。
手塚 一番いいコンディショニングを整えることができずに試合に臨むことになり、海外で試合をする難しさを学べたので凄く勉強になりました。計量がある前日の昼に水抜きした状態で日本を出て香港空港に到着しても、中国に入国するまでにバスで長時間移動があり、フラフラな状態でホテルに着いたのは夜中でめちゃくちゃきつかったです。前日計量では対戦相手が挑発してくれたので、テンションが上がりましたね。
――延長にもつれ込む中、スタンディング肩固めを決めてキャッチポイントを獲得したことで判定勝ちでした。
手塚 会場の演出が凄く豪華だったのでめちゃくちゃテンション上がりましたね。対戦相手は気持ち、パンチも強ったですね。キャリアが浅いだけに圧勝できるかと思ったんですけど、地元の声援を受けて意地も感じました。試合前はあまりベルトに興味はなく、初の海外試合だったので何か勉強になれればいいなと思っていたのですが、ベルトを腰に巻いたら重みもあり、豪華なデザインでめちゃくちゃ嬉しかったです。海外でベストな状態で試合ができない状態で3分6Rやれたこともいい経験ですし、自分自身に自信が付いたので、凄く貴重な経験をさせていただいたシュートボクシング協会の関係者の皆さんには感謝しています。現状に満足せず、もっと強い奴を倒すことに照準を定めていきます。
――今回はオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチになりました。
手塚 OFGでオファーをいただき、やっぱりOFGの試合は盛り上がるので受けました。グローブとは距離感が全く違うので、対戦相手がMMAの選手なので立ち状態でのレスリングとかも練習して頑張っています。
――対戦相手のミハエル・レイズ(アメリカ)はアメリカのMMA団体「COMBATE GLOBAL(コンバッテ・グローバル)」からの刺客で16戦9勝6敗1ノーコンテストの戦績があります。どういった情報がありますか?
手塚 試合映像を見たら、サウスポーでキックの選手のようなファイトスタイルではなく、まさにMMA選手のようなファイトスタイルでしたが、打撃面でも圧倒できる自信があります。
――MMAの選手だとキックボクサーとは違う打撃に関しては警戒していますか?
手塚 普段から色んなジムに出稽古に行き、いろんな選手と練習させてもらっているので、そこは問題ないかと思います。MMAファイターはフィジカルも強いと思いますが、僕もパーソナルトレーニングでフィジカルを強化しているので問題はありません。OFGだけに絞め技や投げ技をやりやすいですし、僕はもともと投げ技とかは得意なので、シュートボクシングを体現する試合にします。
――中国での試合後、中国人の女性ファンからたくさん囲まれていたそうですね。今回の試合はアメリカでも放送される可能性もあります。魅了する試合をしてアメリカ人女性も虜にしますか?
手塚 そうですね。金髪女性は大好きなのでアメリカ人女性も虜にしちゃいます(笑)。
――今回勝って2024年はどういう1年にしたいですか?
手塚 ここでしっかりインパクトのある倒し方をして、いいスタートを切ります。そして、SBのタイトル挑戦も視野には入れつつ、一戦一戦をしっかりクリアーしていきたいと思います。
RYOTARO「70kgのトーナメントがあるならどこでも出たい。K-1さんにもアピール出来たら」
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本ウェルター級(67.5kg)1位、元KROSS×OVER KICK同級王者)
龍生塾に移籍し昨年9月にSB初参戦を果たしたRYOTAROは実力者・風間大輝から3度ダウンを奪って大差の判定勝ちを収めた。SB 2戦目で更に進化した姿を見せるか。そして2024年に見据えていることとは!?
――龍生塾に移籍後、昨年9月にSB初参戦し橋本道場の風間大輝選手から判定勝利しました。
RYOTARO 風間選手は強い選手でしたが、自分はもっと上のレベルにいると思っているので勝ったのは当然の結果で、KOできなかったのは悔しいです。初めて投げ技、絞め技、首相撲が認められる試合に出て戸惑った部分はありましたが、ずっとそういう練習をしてきましたし、SBデビュー戦でもう慣れたと思うので、次で僕の本来の姿は見せられると思います。
――前回の試合を踏まえて現在の練習で強化していることはありますか?
RYOTARO 今回の相手に関しても特に対策はしてなく、龍生塾とチーム吉鷹で練習して全体的に自分の実力をアップする練習をしています。特にスタミナ、組み力、パンチのスピードも上がっていると思います。
――RYOTARO選手はチーム吉鷹代表で元SB日本スーパーミドル級王者の吉鷹弘さんから相当評価されているようですね。
RYOTARO ありがとうございます。吉鷹さんからは「もっとエエもん持っているんだからもっと練習しろ」と言われていて(苦笑)、もっと練習して今以上に評価していただけるように、結果を出していきます。そして、自分の強さを色んな人に知ってもらえるように証明していきたいと思います。
――SB初試合では、風間選から払い腰を決められてシュートポイントを奪われる場面もありましたが、普段から投げ技や絞め技も練習していますか?
RYOTARO 練習に来ている中学生の体重の軽い子を捕まえて特にバックドロップを練習しています(笑)。
――バックドロップ!? プロレスの大技の1つでもありますが、誰か好きなプロレスラーを意識して練習したりもしていたり?
RYOTARO プロレスラーは全然知らないのですが(苦笑)、これで投げてみたいと自分の中でイメージしているバックドロップがあるのでチャレンジしたいと思います。でも無理に投げようとしたら疲れるので、タイミングが合えばやってみようと思います。
――絞め技も狙っていますか?
RYOTARO スタンディングバックチョークを練習していて、これもタイミングが合えば極めにいきたいと思います。
――今までキックボクシングで16戦のキャリアがありますが、SBルールはご自身に合っていると思いますか?
RYOTARO そうですね。SBは立ち技のバーリトゥードと言われているように何でも攻撃が認められている競技の方が自分的には戦いやすいと思います。
――今回の相手、都木航佑選手にはどういう印象がありますか?
RYOTARO 空手ベースの選手だけに、蹴り技からパンチにつなげるのが上手い印象を受けましたが、自分のレベルではないかなと。前回、僕は全然蹴れていなかったのですが、自分は蹴るのは得意なので蹴りで勝負しても問題はないです。階級下のウェルター級から上げて、僕との対戦オファーを受けているので少し舐められているのかなとも思うので、圧倒的に差を付けて心を折るKOをしたいと思います。
――2024年はどういう1年にしたいですか?
RYOTARO 現在空位のSB日本スーパーウェルター級のベルトを獲って、他団体に出撃して“SBのRYOTARO”の強さを証明したいと思います。
――世界王者には海人選手が君臨しています。以前に海人選手とスパーリングしたことがあるんですよね?
RYOTARO 3年前ぐらいにTEAM F.O.Dに出稽古に行かせていただきスパーをお願いしたのですが、手が8本ぐらいあるんとちゃうか!? と思ってしまうぐらい手数は多く、スピード、テクニックも僕とは別次元の選手で3年前の恐怖心が今でもあります(苦笑)。海人選手はまだ僕のことは眼中にないと思うので、僕がもっと上のレベルで勝負して国内の強い選手を全員倒していき、海人選手を振り向かせるぐらいまでいかないといけません。
――他団体の選手を意識しているということですが、先日のK-1では3月20日に東京・国立代々木競技場第一体育館で16人参加の「K-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメント」を開催することが発表されました。
RYOTARO 70kgのトーナメントがあるならどこでも出たいと思っていて、出たら自分の強さを見せられると思うので、ぜひK-1さんにもアピール出来たらと思います。次の試合で判定勝ちするようでは何にもならないと思うので、派手に倒して僕の名前を世間にアピールしたいと思います。
――チーム吉鷹には元K-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級王者の和島大海選手も練習に来ていますよね。トーナメントに出場したら対戦する可能性もあると思いますが……。
RYOTARO そうですね。練習仲間でもあるので、対戦することになればめちゃくちゃやり辛いのですが、世界トーナメントなのでほとんどの確率で外国人との対戦になるかと思います。勝ち上がって当たった時は当たった時にどうするか考えるということで。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
RYOTARO 龍生塾に移籍して、日に日に強くなっているのを実感しているので、次の試合でRYOTAROがどう強くなっているのかを楽しみにして下さい。
小林大樹「今回勝ったら次はタイトル挑戦もあるんじゃないかな」
バンタム級(52.5kg契約) 3分3R(無制限延長R)
小林大樹(龍生塾/SB日本バンタム級3位)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
2022年にプロデビューし、今回6戦目となる小林だが、キャリアで上回るRISE上位ランカーとの試合を前に絶対の自信を見せている。3連続KOなるか。
――後ろ髪が長く髪型は凄く特徴的だと思うんですけど、誰かを意識しているんですか?
小林 全然誰も意識していません。後ろ髪が長いのは今流行っていると思うので、ただ流行に乗っかっているだけです(笑)。最近は前よりもちょっと長さを短くしているのですが、戦いながら見た目がいい髪型を意識したらこうなりました。SNSを見たらドミニク・ミステリオ(アメリカのプロレス団体「WWE」のプロレスラー。父はレイ・ミステリオ)の髪型に似ているという声もありますが、僕は知らない選手です。あと、色白だと女性受けも良いと思うので、そこにもこだわっています。
――小林選手が格闘技を始めたのはいつからですか。
小林 強くなっていじめられないような子に育ってほしいという親の想いがあって5歳の時に、よく食べに行っていた回転寿司のお店の方が通っていた龍生塾を紹介してもらい入会しました。最初の頃は、道場で友達ができたので遊びに行く感覚で楽しく通っていて、小学2年ぐらいの時に、龍生塾に所属していたファントム進也さんが他の場所で指導されていて、そこで学んだことがきっかけで練習を真面目にするようになり、試合でも勝つようになりました。
――格闘技に関して小さい頃からセンスはある方でしたか?
小林 小さい頃はわかんないんですけど、去年までは練習はしんどいので練習しなかった時期がありました。周りからは「センスがあるのに練習しないのはもったいない」と言われていて、今年から真面目に練習するようになりました(苦笑)。
――なぜ今年から真面目になるようになったんですか?
小林 別のお仕事の調子が悪くなってしまい、僕にはもう格闘技しかないと思えて、これ一本で頑張ろうと思いました。
――現在4連勝中ですが、今まであまり練習してなかったんですか?
小林 そうですね。試合が決まった時だけ少し練習していて、一応勝てていたのでギリギリセーフかなと思ってます(苦笑)。以前は月4日しか練習してなかったのですが、今は週3日に増え、1日だけ2部練しています。練習は変わらずしんどいですけど、今はもうやる気に満ち溢れてます。
――今まで練習していない中でもずっと結果を残せているので、さらに練習することでいい結果が期待されますね。
小林 もうそんな気しかしてないです。やばいかもしれないです(笑)。
――急に真面目に練習をやるようになって周りの方は驚いているんじゃないですか?
小林 まだ試合前ですし、試合が終わってもこの練習が続いていたら驚いてもらえるかもしれないです。
――試合が終わっても続けられそうですか?
小林 ちょっとだけ休んで続けます! 最近、思ったことがあって、チャンピオンになったりとか、一旦行けるところまで行ってからサボろうと思ったんですよね。サボろうと思えばいつでもサボれるので、とりあえずチャンピオンになるまでは真面目にやっていきます。
――そういうやる気に相応しく、今回は小林選手のキャリアの約3倍、18戦11勝(6KO)6敗1分の戦績でRISE上位ランカーの翼選手が相手となりました。
小林 そうですね。RISEで花岡竜選手に勝ったり、SB王者の佐藤執斗選手と2回戦ったりと名前もあって美味しい相手ですよね。僕の負ける要素も多いと思うんですけど、絶対に勝てない相手じゃないです。「小林って誰やねん!」とみんなから思われているかもしれないですけど、今回もKOで終わらせられるかなと思っています。
――今回はOFGマッチになりますが、そこも問題ないですか?
小林 OFGにはちょっと興味があったので良かったんですけど、最近はめて練習したら指の部分がちょっと気持ち悪かったので嫌だなと思ったぐらいです(苦笑)。周りのみんなは以前から僕のスタイルはOFGマッチに合っていると言われているので、いけるんじゃないかな、と思っています。
――翼選手の試合を見てどのような印象がありますか?
小林 めっちゃ前に出てくる印象があります。道場のみんなは根性がある選手だと評価してました。
――佐藤選手は翼選手に2回勝ってますけど、勝ち方とかは意識しますか?
小林 佐藤選手を余裕で超える勝ち方を見せて、その勢いでタイトル挑戦をアピールしたいですね。佐藤選手は連勝してますが、僕の一発が当たれば終わると思います。
――2024年の目標はありますか?
小林 プロデビューする前からチャンピオンに勝つ自信があったので、今回勝ったら次はタイトル挑戦もあるんじゃないかなと思っているので、すぐベルトは巻きたいですね。気が向いたら多団体の選手も倒したいと思います。
――2022年6月のプロデビュー戦では笠原直希選手と対戦し、2Rに偶発性のバッティングで小林選手は左目上をカットしたことで試合続行不可能となり、それまでの判定で負けています。笠原選手へのリベンジは考えてますか?
小林 ちょうど直希選手は成長期でずっとバンタム級では試合していないので、もう落とせない体重なんじゃないかなと思っています。リベンジはしたいですけど、階級を上げてくれたら一番邪魔な人が消えるので、それでもいいのかなと思います。僕はバンタム級でタイトルを獲ってからスーパーバンタム級のベルトを狙うのもアリかなと。バンタム級の下のフライ級(51.5kg)でも減量は余裕で、他団体では盛り上がっているのでそこの階級も考えています。その階級だと吉成名高選手がいますが、今の僕だと半年の準備期間をいただければワンチャンいける気もします。
――本日はありがとうございました。
小林 最後に対戦相手にメッセージはなくていいんですか? 僕は真面目に練習しているので、翼選手もその期待に応えてもらいたいです。ガッカリさせるような試合内容にはしてほしくないです。
対戦カード
メインイベント スーパーウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦)(肘有り) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー[Petchmorakot Petchyindee Academy](タイ/元ONEムエタイ・フェザー級(70.3kg)王者、元ルンピニー認定スーパーフェザー級&ミニフライ級王者)
60.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元フェザー級(57.5kg)王者)
ソン・ジェミン(韓国/K-COMBATライト級王者)
58.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗[こたろう](シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
ペットシートーン・ソーサクナリン(タイ/True4U 54kgトーナメント優勝)
オープンフィンガーグローブマッチ 65.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
パトリック・ルヘイン(アイルランド/COMBATE GLOBAL推薦)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級1位、香港Energy Fight同級王者)
ミハエル・レイズ(米国/COMBATE GLOBAL推薦)
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本ウェルター級(67.5kg)1位、元KROSS×OVER KICK同級王者)
スーパーウェルター級(70kg)(肘有り) 3分3R(無制限延長R)
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級3位)
小原俊之(キング・ムエ/HOOST CUP日本EXミドル級王者)
バンタム級(52.5kg契約) 3分3R(無制限延長R)
小林大樹(龍生塾/SB日本バンタム級3位)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.1
日時 2024年2月10日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円(完売) SRS席15,000円(完売) RS席10,000円 S席7,000円 小中学生シート2,000円(当日販売のみ/要身分証明書) ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス SB公式ネットショップ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/