修斗 11.10 ブルーライブ広島:神田T800周一×金物屋の秀、岡田剛史×野瀬翔平 直前インタビュー
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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プロ修斗 闘裸男25(11月10日(日)ブルーライブ広島)のメインとセミ、バンタム級・神田T800周一(広島/パラエストラ広島)vs. 金物屋の秀(神奈川/HAGANE GYM)、フェザー級・岡田剛史(広島/TKエスペランサ)vs. 野瀬翔平(福岡/マスタージャパン福岡)の4選手のインタビューが主催者から届いた。
神田T800周一「広島修斗は人生においての大切なイベントだと思っています」
―――今回が修斗2戦目、念願かなって地元広島のメインとなりました。去年無かった広島大会を神田選手が呼び込んだ感じもありますね。
神田「広島は政令指定都市なんですけど、「やる、観る、支える」どの関わりにおいても全然格闘技が足りていないなと思います。そんな中で本物の格闘技「修斗」が来るということは、本当に意味があることだと思っています。メインとして興行自体をしっかり盛り上げて、広島の格闘技シーンも盛り上げられたらと思います。」
―――これは前回にも聞いたと思うのですが、関東にいた時代、T-BLOODで川尻達也の下で練習していた時に比べ、練習環境や内容などに変化はありましたか?
神田「やはりプロ選手がまだ広島には少ないので、正直なところを言うとスパーリングパートナーの質と量は下がっていると思います。その一方で自分が攻めて行く、攻撃に関して練習がたくさん出来るようになっているという点は、非常に良いと思っています。」
―――選手のタイプとして関東に比べて広島の選手はどうでしょうか?
神田「師匠の冨樫健一郎氏はMMAを常に研究して体現しているのですが、他の広島の選手はレスリング的な要素が乏しいと思います。アマチュアボクシングと柔術のミックスが今の広島スタイルかなと思います。少しレスリングが抜けているという印象がありますね。つなぎがなくて、そばとキャベツが分かれてる、広島のお好み焼きと同じです(笑)」
―――パラエストラ広島で練習していて独特な優位性とかは感じられますか?
神田「やはり一番は師匠の冨樫さんが凄く研究熱心なことです。選手個別の特性を理解した上で指導してもらえるという点はありがたいです。また、総合格闘技として各要素がうまく混ざりあっている選手は少ないと先ほど言いましたが、柔術、キックボクシング、ボクシング各競技の横のつながりは強いのはパラエストラ広島の強みです。冨樫さんの格闘技愛に賛同して多くの専門家が集まります。」
―――念願叶ったメインの相手が「金物屋の秀」となりました。
神田「関東、全日本に響く試合をしたいというのが私の願いでした。金物屋の秀選手は修斗の強豪のベテラン選手です。広島まで来てくれてありがたいと思っています。選手としてはしつこいグラップリング、バックを取ってからのキープとフィニッシュが優れているという印象です。試合の最後まで良く動きますね。」
―――プライベートでは試合の1週間前、11月3日に披露宴だと聞きました。
神田「はい。これは前から決まっていました。日程はもう動かせないし(笑)。広島修斗も私としては人生においての大切なイベントだと思っていますので、両方を盛り上げて成し遂げたいと思います。」
―――念願の広島大会のメインイベンターとして、最後に一言、意気込みを聞かせて下さい。
神田「本物の格闘技が広島に来ます。人間と人間のぶつかり合いから何かを感じてもらえると嬉しいです。」
明日で2周年ですが結婚式を挙げました#闘裸男0次会 pic.twitter.com/sLQJzAuoVK
— 神田T800周一 (@ktc_mma) November 3, 2019
金物屋の秀「後輩たちにもしっかりいいとこ見せたいという気持ちになっています」
―――地方興行に出場されるのは珍しいと思うのですが?
金物屋「はい、やはり神奈川で活動しているので、都内の興行に呼ばれることは多いです。
今回はこのような貴重な機会をいただいて、折角なので出場を決めました。地方の選手が都内で試合する時は、遠征で宿泊とか移動時間、それに減量が大変だと思うので、逆に僕もそういう立場になってやってみないと分らないこともあるので、今回のオファーは受けさせてもらいました。」
―――青森大会に2回出場されていますよね?
金物屋「やっぱり減量中の移動時間に苦戦しました。慣れない環境の調整は難しく、大変勉強になりました。」
―――「闘裸男」にはどのような印象を持たれていますか?2015年9月に新宿FACEで開催したTORAO/TOKYOでは、寝試合(グラップリング)で出場されています。
金物屋「地方で名前の上がる興行で、修斗の発展にすごく貢献されているという印象です。新宿でのTORAO/TOKYOでは選手ごと団体で来られていて、その行動力は凄いと思いました。」
―――広島で対戦する神田選手についてはどのような印象ですか?
金物屋「他団体で新人王を獲られている選手ですよね。パッと見た時の第一印象は『カラダすげぇな!』ということを思いました。チョット引いちゃうぐらいとんでもないカラダです。(笑)。スタイル的にはスイッチしたり、トリッキーな部分も感じています。攻略に難しそうな気がしています。あと新宿大会の時はDVD化されてましたけど今回はどうなんですか?」
―――「闘裸男」のここ最近の試合はYouTubeにアップしています。TORAO/TOKYOのDVDは大変よく売れました(笑)。「FORCE」はずっとDVDが出ています。
金物屋「やはりDVDみたいに形に残るのはうれしかったですね!」
―――また考えてみます。では次の質問ですが、ジムがリニューアルされ代表に就任して最初の試合です。
金物屋「ジムは受け継いだ形ですけれども、同じ場所でやっているのでリニューアルとかそこまでの心機一転という実感は無いですが、名称も変わって私が代表になって気を引き締めて、後輩たちにもしっかりいいとこ見せたいという気持ちになっています。」
―――最近の修斗バンタム級、ランキングを見るとすごい階級になっていますね。
金物屋「ランキング10位に入った時には、『これ超えられるのかな』と正直思いましたね。戦ってみたい選手とかはいなくて、試合が組まれれば、試合はやりたいという気持ちの方が強いですね。誰とやりたいとかではなくて。」
―――ランキングは下から上まですごいですよね。
金物屋「濃いですよね(笑)」
―――最後にこの闘裸男25にご来場されるファンの皆様に向けて試合への意気込みと、大会のアピールをお願いします。
金物屋「広島大会で広島の選手ということで、僕的には完全にアウェーな状態で挑むつもりですが、僕と神田選手との試合を見ていただいて、広島のお客さんもファンにするぐらいの熱い試合をしたいと思っています。」
岡田剛史「噛み合うんじゃないかなと思いますよ、スクランブルでもよく動くから
―――昨年7月1日の山口大会以来、1年4ヶ月ぶりとなる修斗での試合です。試合が決まった経緯とその時の気持ちを聞かせて下さい。
岡田「マネージャーに全てお任せしてるんで(笑)マネージャーに試合しろと言われたからやるだけです。」
―――それだけ?(笑)
岡田「それだけ(笑)それ以外ないです。」
―――ここ数年は修斗や柔術のレフリーとして、またプロレスラーとしての活躍が多いですが、MMAへの区切りは考えていますか?
岡田「僕の役割的なものは分っているつもりなので。僕はMMAでこの選手とやりたいとかここでやりたいとかは無いんです。いつMMAのキャリアが終わってもいいと思っているんですよ。当然MMAは好きだし面白いんですけど、趣を置いているところが僕はプロレスなので。そこが最終目標だったので。」
―――MMA選手は辞めてもレフリーとかで関わって行くというスタンスは変わりませんか?
岡田「そうですね、今よりもっと動きやすくなるんじゃないかなと思いますね。
選手の育成だったり、プランは自分の中であります。」
―――長きに渡り選手として広島修斗を牽引して来た訳ですが、現状の中国地方と広島の状況をどのように見ていますか?
岡田「中国地方というより広島修斗に関して言えば、熱を感じませんね。全体で取り組んで上げて行こうとか無いですね。他の地方では熱を感じるんですけど。福山は別ですけど、みんなが同じ方向を向いていないと言うか。広島でプロ修斗の興行があるというありがたさが分っていないですよね。昔やっていた僕と同世代の選手達は分っているけど。プロ修斗興行がせっかくあるのに、ここで熱く反応しないのはプロとしてダメなんじゃないのかなと思いますね。ホントもったいないですね。」
―――そして今回の対戦相手は修斗のホープ的な存在である野瀬選手です。どのような印象を持っていますか?
岡田「組技もしっかり強いし、寝技も動きがあって打撃も思いっ切りがいいですね。無敗というところも含めて凄く凄くいい選手ですね。まだまだ若いし注目の選手です、ホントにいい選手です。噛み合うんじゃないかなと思いますよ、スクランブルでもよく動くから。そこは一つ自分でも楽しみではあります。」
―――では最後に会場に来られるファンの皆さんに意気込みと、大会のアピールをお願いします。
岡田「普段プロレスやってますけど、こうして僕が試合をすることによって、お客さんが修斗の面白さを分ってくれたらいいですね。修斗も面白さを伝えて行くことも僕の役割だと思います。修斗は凄くシビアな競技なので、その魅力を、試合を通じてお客さんに伝えて行けたらと思います。ハートを掴むような試合をします!」
野瀬翔平「自分の動きをすれば勝てると信じています。でも特に一発の極めは警戒しています」
―――今年6月の福岡大会では1Rで1本勝ち、続いて9月の修斗パンクラス対抗戦となったRoad to ONE:CENTURYでは3-0で圧勝。今年をここまで振り返ってみて自身ではどのように感じていますか?
野瀬「6月の福岡大会では僕の中でもいい勝ち方が出来たと思います。ONEの時は反省点の多い試合でした。振り返ると半々、自信と反省とが半々です。特にONEでは、自分の思っていた動きが出来なかったのもあります。バタついた感じの動きになってしまいました。空回りしていましたね。」
―――地元の方が動きは良くなるとか感じていますか?
野瀬「場所は関係ないと自分では思っているのですが、、遠方からわざわざ応援に来てもらっているとか思うと、気合が空回りしてしまう部分があるのかも知れません。メンタルの弱い部分ですね。」
―――そして広島大会の相手はグラップラーの岡田選手です。ここまでキャリアのある選手で、タイプ的にも珍しいトリッキーな動きの相手は戦ったことが無いと思いますが?
野瀬「もう大先輩です。戦績とかも全然違うし。でも僕がこの試合は勝たないといけないと思っています。打撃でも寝技でも臆することなく自分の動きをすれば勝てると信じています。でも特に一発の極めは警戒しています。」
―――来年以降戦ってみたい相手はいますか?
野瀬「正直僕のこの戦績でこいつとやらせろとか無いです(笑)頂いた試合を確実に勝って行くことが今の僕に出来ることです。」
―――地方在住の若手選手として今の九州の状況をどのように見ていますか?
野瀬「試合のチャンスは関東に比べると少ないと思います。でも九州だから関東の選手には敵わないとかは絶対に無いと思います。いい指導してくれる先生がいて、自分でも努力すれば九州からも強い選手が出てくると思っています。現に僕の道場にいる選手はアマのプロもモチベーションが高くて、凄く盛り上がっていると感じています。」
―――最後にご来場されるファンの皆様に野瀬君から意気込みと大会のアピールをお願いします。
野瀬「広島大会ではベテラン選手が相手ですが、全局面で僕が圧倒して勝ちたいと思います!ぜひ闘裸男25にご来場ください!」
対戦カード
第8試合 メインイベント バンタム級 5分3R
神田T800周一(広島/パラエストラ広島)
金物屋の秀(神奈川/HAGANE GYM)
第7試合 セミファイナル フェザー級 5分2R
岡田剛史(広島/TKエスペランサ)
野瀬翔平(福岡/マスタージャパン福岡)
第6試合 フェザー級 5分2R
里本一也(広島/パラエストラ広島)
前口緑一色(岐阜/NASCER DO SOL)
第5試合 フェザー級 5分2R
小田光二(山口/マスタ-ジャパン山口宇部)
沖 高志(福岡/ MMA RANGERSGYM)
第4試合 バンタム級 5分2R
近藤洋平(広島/総合格闘技道場BURST)
倉信洋一郎(山口/毛利道場)
第3試合 ストロー級 5分2R
阿部 剛(広島/TKエスペランサ)
九州力(福岡/パーソナルスタイルス)
第2試合 女子アトム級 5分2R
古澤みゆき(広島/総合格闘技道場BURST)
檜山美樹子(愛知/ナゴヤファイトクラブ)
第1試合 ライト級 5分2R
八嶋剛司(鳥取/PUREBRED鳥取)
久保昌弘(北海道/帯広レスリングクラブ)
オープニングファイト アマチュア修斗トライアウト フェザー級 3分2R
中澤卓也(TKエスペランサ)
南 紀州(ASH)
概要
大会名 令和元年台風19号災害チャリティー プロフェッショナル修斗公式戦広島大会「闘裸男25」
日時 2019年11月10日(日)開場・14:00 開始・15:00
会場 ブルーライブ広島 http://bluelive.jp/ 広島市南区宇品海岸3丁目12-69 広島電鉄5号線「海岸通」徒歩7分
チケット料金 SRS席9000円 RS席7000円 S席6000円(完売) A席(立見)4000円 ※3歳以上はチケットが必要となります。 ※大会当日は全席種500円増し ※ご入場の際1ドリンク代別途要
チケット販売 チケットぴあ(Pコード594-730) 出場選手・所属ジム
お問い合わせ TORAO NATION STATE 岡山事務局 0868-24-8037 TORAO NATION STATE 087-887-5348 http://toraonation.com/