Krush 10.31 後楽園ホール:バンタム級王座決定戦はシルバーウルフ同門対決。大平龍「翔は永遠のライバル。いつか絶対超えてやると思っていた」×長野翔「龍は時代を作りますよ。俺に負けて這い上がってから」

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Krush.193(10月31日(土)後楽園ホール)の第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント決勝戦で対戦する大平龍と長野翔のインタビューがK-1 GROUPから届いた。両選手ともK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ所属で同門対決となる。
第9試合 セミファイナル 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
長野 翔[かける](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
大平龍
―― いよいよトーナメントも決勝戦となりましたが、大平選手は一回戦から3試合を勝ち上がってきました。ここまでの3試合はどうでしたか?
大平 自分的には、このトーナメントの中で成長できたなっていうのがけっこうあるんですけど、その中でも前回の石郷慶人選手との試合では、試合の中ですごい成長を感じることができました。一番は、攻撃力が上がった部分です。
―― 攻撃力は元からあったとは思いますが、さらに上がったと。
大平 はい。東京に来て、大宮司さんの指導のもと、すごく上がったなというのは感じますね。それが試合の中でも、形になって出せてるなと思います。
―― 今回のトーナメントは、最初から長野翔選手と大平選手の両方が、シルバーウルフからエントリーされていました。決勝で当たる可能性があることについては、どう思っていましたか?
大平 別ブロックに翔がいて、そのブロックからは絶対に翔が上がってくるなっていうのはもう分かってたので、僕が上がれば絶対にやるなと思ってました。僕は、むしろやりたいなと思ってたので、想像通りというか。
―― 同門とかは関係なかったんですか?
大平 関係なくはないですけど、でも僕からすると翔ってメチャクチャ強いし、本当にうまいし攻撃力もあって、ずっと僕の中ではライバル的存在ではあったので、この日が来てよかったなと思いますね。
―― ちなみに、トーナメントが決まる前、長野選手とは仲はよかったんですか?
大平 仲よかったですね。ごはんにも行ったりしてましたし、もちろん翔にいろいろ教わることも多かったですし。翔のスパーだったりミットだったりを見て「すげえな」って思うことも多かったですね。それだけに、「いつか絶対超えてやる」っていう思いはすごくありました。試合が終わったら、また仲よくやれると思うんですけど、永遠のライバルというか、そういう気持ちはずっと変わらないですね。
―― 実際に対戦相手になってみて、一番厄介だなと思うのはどういうところですか?
大平 会見では「試合が面白くない」って言いましたけど、やっぱり本当にすごい技術がありますし、メチャクチャ強いっていうのは重々承知してます。一番厄介なのは距離の取り方とか、攻撃の精度、パワー……全てすごく強いなと思います。
―― タイプとしては、やりづらいタイプですか?
大平 いや、どうなんですかね。僕の動きとかもたぶん分かってるし、でも逆に僕も翔の動きとか特徴を分かってるので……やりづらいタイプかどうかは分かんないですけど、いい試合になるんじゃないですか。
―― 実際、長野選手をどう攻めてどう勝ちたいと思ってますか?
大平 今回は王座決定トーナメントの決勝戦という形ではありますけど、僕的には翔が王者で僕が挑戦者みたいな感覚だと思ってるので、本当に自分の持ってる力を全てぶつけようと思っています。
―― 今までと同じように、早い段階から仕掛けていく?
大平 はい。もう思いっきり、1Rからぶっ飛ばしていこうかなと思います。
―― 同門対決なので、練習も時間をずらしたりしてるんですよね。けっこう大変なのでは?
大平 いや……一番大変なのは大宮司さんなんじゃないかなと思います。僕たちは本当に、ジムの皆さんに支えてもらってやれているので、別に大変ではないですけど。
―― 大宮司さんは、その上に児玉兼慎選手のタイトルマッチもありますしね。
大平 はい。本当にすごく体を張ってくれて、時間も割いてくれてるので、僕たち2人で盛り上げて、そして兼慎さんにもベルトを獲ってもらって、シルバーウルフに2本のベルトを持っていきたいです。
―― 勝てばいよいよチャンピオンです。上京した目的の一つでもあったと思いますが、目の前に迫ってきての実感はどうですか?
大平 本当にこの1ヵ月間はベルトのことだけを思って動いてきたので、やっとだなという思いですね。
―― 長野選手に勝ってチャンピオンになるのに、最後に一番必要なものは何だと思ってますか?
大平 本当に最後は気持ちの問題になってくると思います。気持ちで負けない強さが、最後は絶対必要だと思いますね。
―― その後のことについては?
大平 チャンピオンになって、またマイクで言いたいこともたくさんありますし、そこからですかね、まずこのタイトルに全てを懸けて頑張るだけかなという感じです。
―― では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
大平 上京してシルバーウルフに入って、最初の頃に比べたら、応援してくれてる人もたくさん増えました。本当に僕は格闘技がないとダメだと思ってるぐらい、何もできないですけど、このKrushのタイトルがまずは応援してくれてる人みんなへの恩返しの一つ目なのかなとも思うので、本当に今までの集大成を全てぶつけて、必ず勝ちます。
―― 分かりました。ありがとうございました!
長野翔「龍は時代を作りますよ。俺に負けて這い上がってから」
―― ここまでトーナメントでは2戦を闘ってきましたが、早田吏喜戦と東虎之介戦はどうでしたか?
長野 いや……いつも通り、普通だなって感じでしたね。
―― 結果もいつも通り、判定勝利でしたよね。ただ、早田戦の前には「アイツだけはぶっ倒す。今回だけはKOで」と言っていたと思うんですが……。
長野 いや、相手の血が見えた瞬間に「気持ち悪いな」って思って。たぶん、血がちょっと苦手なんですよ。だから、まあ勝てるし、倒さなくてもいいかな、みたいな。
―― そうですか(笑)。
長野 何か、ちょっとかわいそうに見えてきちゃったんですよ。あれ、レフェリーが止めてもよかったですよね。あれはレフェリーが悪いっすわ。
―― まあそれはともかく(笑)、このトーナメント2試合で自分が成長できたなと思う部分はありましたか?
長野 スパーリングとかで練習している成果をちょっとずつ出せてこれたところですかね。はい、はい。例えばどんなとこですか。いつも試合だとビビって、あんまり近い距離で闘えないんですけど、早田戦、東戦と2試合とも近い距離で闘えていて、練習中と同じ距離で闘えてるかなと思います。
―― そもそも優勝候補と言われてきたし、自分でもそう思っていると話してきた中での2試合でしたが、実際、プレッシャーはありましたか?
長野 いや、やっぱりありましたね。今でもあるというか、今回は特にあります。やっぱり同じジムで、年齢は一緒ですけど、後輩ですし。もう絶対負けられないじゃないですか。そのプレッシャーが半端ないですよね。
―― 選手数の多いトーナメントではありましたが、大平龍選手と2人でエントリーしていた時点で、決勝で当たることは覚悟はしてましたか?
長野 してましたね。むしろ当たると思ってました。最初はエントリーされてた大夢が、引退でいなくなったじゃないですか。あの時からもう、たぶん向こうからは龍が上がってくるなと思ってました。
―― 普通は同門対決ってやりたくないものだと思うんですが、そこは気持ち的にはどうでしたか?
長野 イヤでしたね。「ナメてんな」って思ったので。
―― あ、そっちの意味での「イヤ」だったんですね。
長野 まあでも、それが普通じゃないですか。いくら同門でも「翔がいるから、勝てないので出ないです」とか言う後輩よりは、向こうにもプライドがあるから「絶対勝ちます」って言ってくれたほうが、こっちも気持ちがいいので。だから龍の選択は、別にいいと思いますね。
―― ただ8月の会見では「試合が面白くない」と、かなり厳しい言葉を浴びてましたよね。実際、あの会見の場ではどう感じてたんですか?
長野 いや、あの会見は別に正直、何も思ってないです。俺も、ただ会見を盛り上げたいっていう気持ちだけだったんで。アイツがいいヤツだってことは知ってるし。ただ、今回は敵だから、何を言われてもしょうがないなと思ってますし。
―― 逆に先輩として、あの言葉を受け止めるだけの余裕みたいなものがあった?
長野 いや、それはなかったですね(笑)。年齢はタメだし、ここまで上がってきた実力とかも含めて、もう同等として見てたので。でも、他の人からの見られ方は、やっぱり「先輩・後輩」になるじゃないですか。自分の方が先にジムにいて、追われる立場なので。だから難しいところはありますよね。
―― なるほど。そんな大平選手の、ここまでのトーナメント3試合の闘いはどう見てるんですか?
長野 もう天晴れですよ。でも、龍が闘ってきた松谷梛も板橋武留も正直、トーナメントなんて出ちゃいけないレベルの雑魚じゃないですか、正直。
―― いや、雑魚ってことはないと思いますが。
長野 板橋に至っては代打で計量オーバーしてたじゃないですか。でも松谷も板橋もちゃんとKOしてるし、さらに石郷慶人から2回ダウンを獲って勝ったのは、すごいことだと思うんですよ。だから天晴れです。プロとしてすごいし、やっぱり伸びてるなと思いますね。
―― 大平選手の成長も実感してるんですね。
長野 はい。一緒に練習して、一番目の前で見てますからね。やっと龍に対しての、みんなの評価がついてきたかなと思います。普通に、メッチャ強いですからね。アイツは時代を作りますよ、たぶん。そんな感じがします。
―― では今回、同門の先輩を乗り越えて、チャンピオンになって時代を作ってしまう?
長野 いや、ここでは負けます。そこからもう1回這い上がってきて、時代を作るんですよ。そうじゃないと面白くないですよね?
―― そこは分からないですけど(笑)。実際、対戦相手として一番警戒ししたいと思っているのはどういう部分ですか?
長野 やっぱりパンチですかね。ストレートもフックも全部強いですから。
―― それに対して、どう闘おうと思ってますか?
長野 アイツのパワーがアダになる闘い方ですね。おお、俺かっけー。
―― それを言わなければ、もっとカッコよかったですけどね。その中身は、試合を見れば分かるという感じですか。
長野 分かります。だからアイツがぶん回してきたら、もう俺の勝ちです。チェックメイトですよ。
―― 毎回聞くようで申し訳ないんですが、この決勝ぐらいは倒して勝ち……。
長野 (遮って)判定で。
―― やっぱり(笑)。
長野 いやでも、マジで一発、狙ってる技があるんですよ。それが当たったら……。
―― KOですか?
長野 いや、判定で。
―― 結局(笑)。ところで同門対決なので、練習とかはやりづらいですか? ジムでは時間をズラしているという話でしたが。
長野 そうですね。そこは、大宮司さんに感謝ですよね。自分たちのためにわざわざ時間までズラしてくれて、自分たち一人一人に向き合ってくれてるので、そこはメチャクチャ感謝してます。
―― では時間をズラしているだけで、大宮司さんとやっている練習内容には変化はないんですね。
長野 そうですね、そこはいつも通りです。2人とも別の場所に行ったりもしてないし。
―― いよいよ、あと一つ勝てばチャンピオンですね。
長野 イージーですね。もうベルトは俺のものですよ。龍のことはぶっ倒すので。あ、「ぶっ倒す」はダウンって意味ですけど。
―― あくまで判定勝ちなんですね。そして、勝った先は?
長野 この王座を防衛していってベルトの価値を高めたいですね。その先は、いつかK-1チャンピオンにもなりたいです。K-1って今、ちょっと他団体からもナメられてるところがあるじゃないですか。だから勝っていって、K-1の強さを世界に証明していきたいんですよね。
―― では最後に、改めて今回の一戦への“決意”をいただけますか?
長野 リスペクトを持って、ぶっ倒します。ぶっ倒すっていうか、ダウンで。
―― 分かりました(笑)。ありがとうございました!
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(team VASILEUS/王者、元Bigbangライト級王者)※2度目の防衛戦
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/挑戦者)
第9試合 セミファイナル 第10代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
長野 翔[かける](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第8試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
三宅祐弥(Hacker GYM/KPKBスーパーフェザー級王者)
関口功誠(ALONZA ABLAZE)
~休憩~
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
鬼山桃太朗(team VASILEUS/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
龍翔(EX ARES/元ジャパンカップキック・スーパーバンタム級王者)
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
寺島 想[こころ](AX GYM/K-1カレッジ2020 -60kg優勝)
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
SEIYA(POWER OF DREAM)
斎藤祐斗(JK TRIBE)
第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
内田 晶(チーム・タイガーホーク)
藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
瑠唯(リーブルロア)
第2試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
加藤りこ(Stinger)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
原田ゆうな(SHINE沖縄)
第1試合 女子-46kg契約 3分3R(延長1R)
坂上りま(岡澤道場サイクロンジム大船)
田口永真[えいしゃ](POWER OF DREAM/全国高校ボクシング選抜2023女子ライトフライ級 優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
森川 絆(POWER OF DREAM)
高橋玲音(K-1ジム五反田チームキングス)
プレリミナリーファイト第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
ケンジ・ザノリニ[Kenji Zanolini](ブラジル/ブラジリアン・タイ)
サミール“ヒマラヤンデビル” マハラジャン[Samir Maharjan](ネパール/Y’s glow)
概要
大会名 Krush.193
日時 2026年10月31日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/





