KROSS×OVER 12.17 東京 GENスポースパレス(レポ)TRY HARDの本田ななか、登島優音を下しKICK女子フライ級初代王者に。中平卓見、工藤勇樹にリベンジしKICKヘビー級王者に。テレカ∞、石川章太郎を逆転KOしKICKライト級王座獲得
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KROSS×OVER.24 -2023 CLIMAX
2023年12月17日(日)東京・GENスポースパレス
記事提供:KROSS×OVER
ダブルメインイベント
第14試合
KROSS×OVER PRO-KICK 女子フライ級(-50.8kg)初代王座決定トーナメント決勝戦3分3R
×登島 優音(NEXT LEVEL渋谷)
○本田 ななか(TRY HARD GYM)
判定0-3(28:30 28:30 28:29)
※本田がKROSS×OVER PRO-KICK 女子フライ級(-50.8kg)初代女王の座を獲得
8月から始まったKROSS×OVER PRO-KICK 女子フライ級(-50.8kg)初代王座決定トーナメントの1回戦で、登島は足立麻衣子を相手に一方的な展開の後、1RKOで勝利を挙げ圧倒的な決定力の差を見せつけると、準決勝では足立と同門である荻原愛にも壮絶な打撃戦で打ち勝ち決勝戦に進出して来た。
一方、本田は本来本トーナメントにエントリーをしていなかったが、欠場者が出たためデビュー戦ながら急遽参戦すると、いきなり優勝候補筆頭である片岡真秀を破り、関係者を驚かせた。そして続く準決勝では、登島と同門であり、アマチュア時代に黒星を喫している小笠原綾子を多彩な攻撃で翻弄し、決勝戦へと駒を進めた。
1R、細かいローから入る本田は、右ストレートを先に当て登島をグラつかせる。
小柄な登島は正面に立つと分が悪いか。それでもラウンド終盤には登島の右ストレートから返しの左フックが本田の顔を捕える。
2R、どっしりした構えから右ストレート、そして左の膝蹴りを本田は放って行く。登島は身体ごとぶつけるような右ストレートで応戦。しかし本田は距離感を読みクリーンヒットを許さない。登島も打ち終わりに攻撃を返し、ハイレベルな攻防が展開される。
3R、自信を持って前に出る本田は左右のパンチから膝蹴りで登島を追い込む。
登島は必死に攻撃を繰り出して
いくが、段々とバランスを崩し転倒をする場面が増えてくる。そのまま最終回が終了し、ジャッジはヒット数で上回っている本田を支持。
デビュー戦から非凡な才能を見せつけると、そのまま完成度を増しながら優勝し、KROSS×OVER PRO-KICKフライ級女王となった本田は初タイトルに涙した。
今後女子格闘技界を引っ張っていくであろう、ニューチャンピオンの本田ななかに期待だ。
ファイナル メインイベント 第30試合 KROSS×OVER認定 KICK ヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×工藤 勇樹(エスジム/王者)
○中平 卓見(北眞館/挑戦者)
※ 2R 1’59” TKO カーフキック
※工藤はパンチの連打にてダウンあり
※中平が第3代KROSS×OVER PRO- KICK ヘビー級王座を獲得。
両者は2年5ヶ月前にKrush.127で対戦しており、その際は工藤が2Rにバックスピンキックをボディに放ちKO勝利を挙げている。
リベンジ、そしてタイトル戴冠に燃える中平。そして2度目の防衛戦に成功し、“絶対王者”として今回もKOでの返り討ちを目指す工藤。
1R、中平は強烈なローキックから積極的にパンチを振るっていく。様子を見ている工藤は軽く受け返すような対応。しかし勝機と見た中平は残り半分のところで左右のフックに膝蹴りを混ぜたラッシュで先にダウンを奪う。その後も強振のフックを叩きつけ、KO目前まで工藤を追い詰める。
2R、やや攻め疲れのある中平に対して、スロースターターの工藤は中平のガード上からパワフルな左右のフックと膝蹴りを当てに行く。しかし、工藤の体重が乗っている前足に中平のカーフキックがタイミング良く当たり、再び工藤はダウンを喫してしまう。立っているのがやっとの工藤に対して中平はカーフキックを追撃し、工藤がバランスを崩して立てなくなったところでレフリーが試合をストップ。
見事リベンジ戦を制し王者となった中平は試合後のマイクの中で、37歳で格闘技を始め、半年前にアキレス腱断裂など紆余曲折がありながらも44歳での戴冠となった事を語り、喜びに顔をほころばせた。
ダブルメインイベント 第15試合
第3代 KROSS×OVER PRO-KICK LIGHTWEIGHT(-63kg)王座決定トーナメント決勝戦3分3R(延長1R)
○テレカ∞(NEXT LEVEL渋谷)
×石川 章太郎(GRIT)
※3R 1’21” TKO パンチ連打
※テレカ∞がKROSS×OVER PRO-KICK LIGHTWEIGHT(-63kg)王座を獲得。
10月より開催された『第3代 ライト級 王座決定トーナメント』決勝戦となるこの一戦は、
キャリアで勝るテレカと、KOを量産している石川の一戦となり、どちらにせよKO決着間違いなしの一戦となる。
1R、重い左ミドルでペースを掴んだのは石川。開始1分でテレカの脇腹が赤くなる。サウスポーの石川は右回りから左ミドル、インローで試合をコントロール。テレカは右ストレートから入るも単発で捕まえきれない。
2R、テレカは右ミドルを使い始め、攻撃のリズムを立て直す。石川は変わらず左の蹴りを上下に打ち分け、試合を組み立てていく。石川は足払いのような右カーフキックも効かせたか。ラウンド終了間際にボディパンチでコーナーに押し込むのはテレカ。それに対し石川はパンチで応戦して突き放す。
3R,テレカは何度も石川の強烈な左ミドルを受けながらも、前進を止めず圧力をかけ続ける。このまま石川が左の蹴りでポイントを重ね続けるかと思われたが、テレカは右フックで石川をグラつかせると、そのまま猛烈なパンチの連打を叩き込み石川を倒し切った。
劣勢に立たされながらも一回のチャンスをものにし、見事逆転でライト級チャンピオンに輝いたテレカ∞に今後も注目だ。
第29試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAMWEIGHT(-55kg)FIGHT 3分3R
○星 憂雅(IDEAL GYM/初代KROSS×OVER KICKバンタム級 現王者)
×Ryusei.(T-KIX GYM)
※ 1R 2’51” TKO 右ストレート Ryusei.は左フックにてダウンあり
1R、開始から素早いステップでジャブ、インロー、パンチの上下打ち分けをテンポよく放つのはRyusei.。対する星は冷静に右の蹴りを中心に返していく。残り1分のところでRyusei.のインローがローブローとなり試合が中断する場面も。
試合が再開すると、距離を詰めにきたRyusei.に対して叩きつけるような右ストレートに飛び膝蹴り、左フックでダウンを奪ったのは星。
根性で立ち上がったRyusei.だが、星は冷静にコーナーに詰めると、Ryusei.を鋭いラッシュで滅多打ちにし、最後は右ストレートでマットに沈めた。
※そのほかの試合のレポートはKROSS×OVE公式ブログに掲載されています。
第28試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI -60kg FIGHT 3分3R
○青木大好き(OZジム)
×花田 太一(KIZUNA本部道場)
判定3-0(30:28 30:28 30:27) ※花田は1Rにフック連打にてダウンあり
第27試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI -61.5kg FIGHT 3分3R
×コムキョウ・シットポーチョーウォー(ノーナクシンジム/イサーン・スーパーフェザー級王者)
○雅也(T-KIX GYM/MAキック2016年フェザー級新人王)
※ 3R 0’13” TKO 右ストレート コムキョウは1Rに左フックにてダウンあり
第26試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI SUPERBANTAM WEIGHT(-55.34kg)FIGHT 3分3R
○渋江 健司(Y’ZD GYM蒲田)
×コウキ・オーチャロンチャイ(BTC GYM)
判定3-0(30:29 30:29 30:28)
第25試合 KROSS×OVER PRO-MMA -60kg FIGHT 5分2R
○柔龍(Battle King)
×Khasan Dunasheev(ウズベキスタン共和国/UFC GYM JAPAN)
※1R 1’04” 一本 腕ひしぎ十字固め
第24試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERFEATHER WEIGHT(-60kg)FIGHT 3分3R
×直哉(team AKATSUKI)
○仙一(フリー)
※1R 2’05” TKO 左膝蹴り
第23試合 KROSS×OVER PRO-KICK FEATHERWEIGHT(-57.5kg)FIGHT 3分3R
○佳功(ZEEK GYM)
×池田 智史(teamCheme)
※1R 1’01” TKO カーフキック
第22試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI -51.5kg FIGHT 3分3R
×REIJI(楠誠会館)
○星 幸樹(IDEAL GYM)
※2R 0’22” TKO 右ストレート
第21試合 KROSS×OVER PRO-KICK -52kg FIGHT 3分3R
×陸刃(楠誠会館)
○平原 陸(TRY HARD GYM)
※3R 1’16” TKO
※陸刃は1Rに左フック、3Rに膝蹴りにてダウンあり。
第20試合 KROSS×OVER KICK -80kg FIGHT 3分2R
×阿部 修(RBアカデミー)
○鬼山 健(士衛塾)
※1R 2’16” TKO 阿部は右ストレートにてダウン×2
第19試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -65kg FIGHT 3分2R
×能戸 克浩(TSK japan)
○山口ジャックハンマー(BRING IT ON)
判定0-3 ※能戸は1Rに右ストレートにてダウンあり
第18試合 (株)イサミpresents
KROSS×OVER MUAYTHAI スペシャルマッチ -47kg FIGHT 2分3R
○髙橋 琉真(ウォーワンチャイプロモーション/ノーナクシン東京)
×山口 慶大(MIYABI GYM)
判定3-0
第17試合 (株)イサミpresents
KROSS×OVER MUAYTHAI スペシャルマッチ-32.5kg FIGHT 2分3R
×和賀 来輝(OZジム)
○田中 春翔(WIVERN)
判定0-2
第16試合 (株)イサミpresents
KROSS×OVER KICK スペシャルマッチ-37kg FIGHT 2分2R ※レガースのみ着用
×京極蓮(team AKATSUKI)
○渡部 要(サクシードジムteam EXCEED)
判定0-3
第13試合
KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK -52kg FIGHT 2分3R
○NA☆NA(エスジム/元NJKFミネルヴァスーパーフライ級王者)
×Rajina Bista(Nepal Erawan muaythai fight gym)
判定3-0(30:28×3)
第12試合 KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK -44kg FIGHT 2分3R
×ロウ・イツブン(NEXT LEVEL渋谷)
○Uver∞miyU(T-KIX GYM)
判定1-2(29:30 29:30 30:28)
第11試合 KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK FLYWEIGHT(-50.8kg) FIGHT 2分3R
○愛弥(NEXT LEVEL渋谷)
×二ノ峰 かなこ(KFG URAWA)
判定3-0(30:28 30:28 29:28)
※1R、二ノ峰が右ストレートでダウン
第10試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAM WEIGHT(-55kg)FIGHT 3分3R
△朝日 彗仁(TARGET SHIBUYA)
△蓮武(WSRフェアテックス西川口)
判定1-0(30:30 29:29 30:29)
第9試合 KROSS×OVER KICK -70kg FIGHT 3分3R
×石川 捺希(NEXT LEVEL渋谷)
○吉宗(心成塾/岡澤道場)
※2R 0’33” TKO 左ストレート
第8試合 KROSS×OVER PRO-KICK FEATHERWEIGHT(-57.5kg)FIGHT 3分3R
SAIGO(TARGET SHIBUYA)
SHOTA(TRY HARD GYM)
※1R 1’29” TKO 左ストレートにてダウン×2
第7試合 KROSS×OVER PRO-KICK -58kg FIGHT 3分3R
○マングース松崎(NEXT LEVEL渋谷)
×ソラ(Pegasus Project)
判定2-1(30:28 30:27 29:30)
第6試合 KROSS×OVER PRO-KICK -54.5kg FIGHT 3分3R
○小野 祥平(TARGET SHIBUYA)
×土谷 哲星(バンゲリングベイ・スピリット)
判定3-0(30:29 30:29 30:28)
第5試合 お取寄せスイーツ『CACIORI』presents 美陣Ⅱ
※ “女子だけの対抗戦”美陣Ⅱは、4-1でTeam GIRL’S WESTが勝利し、お取寄せスイーツ『CACIORI』様より賞品が贈られた。
Team GIRL’S EAST vs Team GIRL’S WEST 東西女子対抗戦
第伍戦
GIRLS KICK -55kg FIGHT 2分2R
×久保薗 彩(NEXT LEVEL上野)
○宇野 あいり(SB立志會館)
判定0-3
第4試合 お取寄せスイーツ『CACIORI』presents 美陣Ⅱ
Team GIRL’S EAST vs Team GIRL’S WEST 東西女子対抗戦
第肆戦
GIRLS MUAYTHAI -45kg FIGHT 2分2R※肘なし、布レガースのみ着用
×池田 想夏(MIYABI GYM)
○岩本 蘭(修徳会)
判定0-3
第3試合 お取寄せスイーツ『CACIORI』presents 美陣Ⅱ
Team GIRL’S EAST vs Team GIRL’S WEST 東西女子対抗戦
第参戦
GIRLS MUAYTHAI -45kg FIGHT 2分2R※肘なし、布レガースのみ着用
×金子 杏奈(ウエストスポーツ)
○湖雛(楠誠会館)
判定3-0 ※金子は2Rに前蹴りにてダウンあり
第2試合 お取寄せスイーツ『CACIORI』presents 美陣Ⅱ
Team GIRL’S EAST vs Team GIRL’S WEST 東西女子対抗戦
第弐戦
GIRLS MUAYTHAI -45kg FIGHT 2分2R※肘なし、布レガースのみ着用
○ゆっPーJSK(治政館江戸川道場)
×穂華(修徳会)
判定3-0
第1試合 お取寄せスイーツ『CACIORI』presents 美陣Ⅱ
Team GIRL’S EAST vs Team GIRL’S WEST 東西女子対抗戦
第壱戦
GIRLS MUAYTHAI -35kg FIGHT 2分2R※肘なし、布レガースのみ着用
×岩本 心(FACT MMA)
○北野 ひなた(楠誠会館)
判定0-3
オープニングファイト第3試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -60kg FIGHT 3分2R
○小山内 大輝(BAY SIDE KID KICKBOXING GYM)
×YOSHIHIRO(teamYU-TO)
※2R 2’28” TKO 左ストレート
YOSHIHIROは2Rに前蹴りにてダウンあり
オープニングファイト第2試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -55kg FIGHT 3分2R
×佐藤 力也(T-KIX GYM)
○飯田 陸斗(team YU-TO)
※2’00” TKO 右ストレート
オープニングファイト第1試合 KROSS×OVER KICK Sクラス -55kg FIGHT 3分2R
○タクリ・ロスビン(ONE LINK)
×佐藤 亮介(KIZUNA BASE GYM)
判定3-0
オープニングファイト第0試合 KROSS×OVER KICK Bクラス-55kg FIGHT 3分1R
△安田 実夏子(バンゲリングベイ・スピリット)
△石渡 里恵(LARF)
判定1-0
2024年KROSS×OVER 大会開催情報(予定)
1/28(日) KROSS×OVER-JUNIOR &KIDS アマチュア大会
3/3(日) GENスポーツパレス KROSS×OVER -NEXT.7- (アマチュア大会) KROSS×OVER-EXTRA.5(プロ興行)
4/21(日)新宿FACE KROSS×OVER.25 (昼夜プロ興行)
6/16(日) GENスポーツパレス KROSS×OVER-CAGE.3-(プロ興行) KROSS×OVER-CAGE.3-アマチュア大会
7/7(日)新宿FACE KROSS×OVER.26 昼夜2部制
7/27(土) 大田区産業プラザPIO KROSS×OVER-NEXT.8(アマチュア昼大会) KROSS×OVER.27 (プロ興行)
10/6(日)新宿FACE KROSS×OVER.28 (昼夜プロ興行)
11/10(日) GENスポーツパレス KROSS×OVER-CAGE.4(プロ興行) KROSS×OVER-CAGE.4(アマチュア大会)
12月場所・日付調整中 KROSS×OVER-NEXT.9(アマチュア大会)
12/15(日)大田区産業プラザPIO KROSS×OVER.29 (昼夜プロ興行)