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Report

seido第3回ウェイト制オープントーナメント 全日本空手道選手権大会
主催・正道会館
2001年9月2日(日)大阪府立体育会館

【自分との闘い=試し割りドキュメント】

・決勝トーナメントに於いて、再延長戦でも勝敗が決しない場合、瓦の試し割りを行う。(試合規約第4条(4)の(a)より)
・試し割り判定になった場合、審判員は両先取に対し瓦をセットするが、その枚数は選手の申告によるものとする。(試合規約第4条(4)の(e)より)
 

 今大会では5回の試し割り判定が行われた。できれば試合で勝敗が決まればと思うが、強くなる程に差が出ないのだろうか。
 本戦、延長戦、再延長戦と闘ったあとの瓦割りは、演武とは違う。肉体的、精神的な疲労を越えて自分との戦いに入るのだから、より強い精神力と集中力が要求される。今大会の試し割りをまとめてみた。

<重量級準々決勝にて>
▼森貴史(東京本部)vs若林寿治(総本部)
両者共に20枚を申告。19/20と14/20

▼加藤達哉(東京本部)vs神谷友和(士道館)
両者とも21枚を申告。21/21と9/21
ちなみに、申告通りの枚数を割ったのは、加藤だけだった。東京本部の鈴木がていねいに瓦割りの指導をしていた。

<中量級準決勝にて>
▼工藤健太郎(埼玉)vs 宇城大介(総本部) 
両者ともに20枚を申告。18/20と17/20

 
<軽重量級準決勝にて>
▼外岡真徳(総本部)vs 子安慎悟(東京本部)
両者ともに30枚を申告。16/30と12/30
 お互いの意地が枚数を重ねさせた。まず、子安が20枚を申告。外岡は25枚を。それを受けて子安が30枚と申告。ここは外岡も30枚を申告。枚数が多くなるとそれだけ力を垂直に出すことが難しくなる。もしも、20枚ならばどうだったかと、考えさせられる場面だった。

<軽重量級決勝にて>
▼外岡真徳(総本部)vs沢田秀男(東大阪)
両者ともに25枚を申告。13/25と16/25
 外岡は2回目の瓦割となった。準々決勝で3戦。準決勝で3戦と試し割り。そして決勝3戦と試し割り。一番辛い条件で試し割りに臨むことになった。外岡の割った瓦の合計は29/55。

 今大会で 積まれた瓦の枚数 232枚。
 今大会で 割られた瓦の枚数 155枚。


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レポート:仲村直  写真:井田英登

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