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[修斗] 8.20 横浜文体:マッハの相手は青木真也に|ハンセンも出場

サステイン "プロ修斗公式戦" 8月20日(土) 横浜文化体育館 【→カード&チケット情報】 [→掲示板スレッド]

(8/8 up) 桜井“マッハ”速人の相手が青木真也(パレストラ東京)に決まった。元ミドル級王者のマッハに対し、青木は現在ミドル級世界8位・環太平洋5位。7/30後楽園大会にも出場したが、金的をもらい、わずか35秒で試合が終わってしまったため、今回はその無念を晴らすには十二分の相手といえよう。
 マッハの9/25のPRIDE武士道ライト級(73kg)GP出場をにらんで、青木戦は通常の修斗ミドル級(76kg)ではなく、75kg契約で行われる。だが青木は柔道の元ジュニア強化選手で、組技の強さは日本トップクラス。1月のプロ修斗デビュー戦では、立ち関節技で相手の肘を破壊し、ファンに衝撃を与えた。2年前の夏、マッハはDEEPで長南亮にやられ、武士道参戦を阻止されたが、その悪夢が再現されても不思議ではない。(井原芳徳)

ヨアキム・ハンセン、環太平洋9位の冨樫と対戦

(8/5 up) 修斗世界ウェルター級元王者で現在2位のヨアキム・ハンセンが、同級環太平洋9位の冨樫健一郎 (パレストラ広島)と対戦することが決まった。
 ハンセンの修斗参戦は昨年7月のジェシアス・カバウカンチ戦以来約1年ぶり。その後は今年3月のHERO'Sで宇野薫、7月のPRIDE武士道で今成正和をKO等と、修斗以外で勝利の山を築いてきた。今回の試合会場となる横浜文体は2年前、当時無敗だった五味隆典に土をつけ世界王者となった縁起のいい場所でもある。9/25のPRIDE武士道のライト級(73kg)GPの出場候補にも上がっており、怪我無くこの試合をクリアしたいところだろう。
 対する冨樫は7/30後楽園大会からわずか3週間の連続出場。後楽園での天突頑丈戦は3R地味な打撃戦に終始したが、相手の突進をかわして的確に右のジャブとフックを叩き込み、パンチ技術の向上を印象づけた。柔術は茶帯で6月のプロ柔術関西にも出場。4月の修斗博多大会では三角絞めで一本勝ちする等、立って良し寝て良しの選手だ。
 大会を主催するサステインの坂本一弘代表は「サウスポーで下からの攻撃も長けた両者ですが、ヨアキムの死角から飛び出す膝蹴りをどう防ぐかがポイントとなるでしょう。冨樫の分が悪いことは明白ですが“何かやってくれる”と期待出来る選手なだけに、簡単にヨアキムに首を狩らすことはしないでしょう」と分析。好勝負が期待できそうだ。
 他にもライトヘビー級新人王決定トーナメント決勝・余膳正志(シューティングジム大阪) vs. 佐藤隆平(R-GYM)が決定。対戦相手の発表の待たれる桜井“マッハ”速人の試合を含め、残り1〜3試合が組まれる模様だ。(井原芳徳)

6戦全勝のリオン、カナダの7戦全勝新鋭と激突

(8/1 up) ライト級環太平洋8位のリオン武(シューティングジム横浜)が、初来日の米大陸1位・アントニオ・カルバーリョ(カナダ/シャオ・フランコ・マーシャルアーツ)と対戦することが決まった。リオンは04年ライト級新人王で、新人王のMVPも獲得3月の後楽園大会のクラスA初戦では風田陣をチョークで仕留め、プロデビュー以来の連勝記録を6に伸ばした注目株だ。対するカルバーリョも総合7戦全勝(プロ修斗2戦2勝含む)の成長株。全てがTKOまたは一本勝ちで、中でも三角絞めを得意とする。9/19にはインディアナでジェフ・カランと米大陸王座決定戦を行うことが決まっている。リオンもカルバーリョも世界ランキングには入っていないが、将来世界タイトル戦でぶつかっても不思議ではない顔合わせだ。(井原芳徳)

ルミナ×メレンデス決定。勝者がペケーニョに王手

(7/12 up) ライト級3回戦・佐藤ルミナ(K'zファクトリー/世界3位&環太平洋王者) vs. ギルバート・メレンデス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術/世界1位&環太平洋1位)が正式決定した。この試合はルミナの6/21の会見での対戦を希望する発言にメレンデスが応じて実現したもの。勝者がアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/修斗ブラジル道場/世界王者)への挑戦に王手を掛けることは確実だ。

マッハ2年8ヶ月ぶり出場。PRIDEと協力促進

(6/21 up) 修斗第4代ミドル級(-76kg)王者・桜井“マッハ”速人が、横浜文化体育館大会に出場することが決まった。対戦相手は未定。マッハの修斗公式戦出場は、02年12月のジェイク・シールズ戦以来2年8ヶ月ぶり。
 マッハは21日、東京・新宿のホテルでの記者会見に出席。冒頭、「言いたいことは色々あるけど、3時間位かかってしまうので」と話し場内を和ませた後、「次の試合では全力をかけて相手を倒します。その後のトーナメントでも優勝して、ふるさとに恩返ししたいです」と話した。「修斗は聖域」ともマッハ本人が語るように、修斗復帰は単なる顔見せではない。PRIDE武士道ライト級(-73kg)トーナメントを控えているため、修斗で戦う階級は未定だが、将来的には世界ミドル級現王者・菊地昭との対戦にも意欲的だ。サステインの坂本一弘代表によると、ライセンスは現在コミッションに申請中で、発行の確約は取れているという。

 今回のマッハ参戦は、PRIDEの修斗への急接近が背景にある。5月のPRIDE武士道に修斗ウェルター級(-70kg)世界王者の川尻達也が参戦した際、PRIDEを主催するDSE(ドリームステージエンターテイメント)の榊原信行代表は「逆に武士道で活躍する選手が修斗さんに上がることになってもいいと思います」と話しており、それが早くも実現した形だ。
 この日の会見場にはDSE社員の姿も。会見告知のプレスリリースも、DSEの様式のものがDSEから発信され、両組織の接近を強く印象づけた。さらにDSEからマッハの修斗復帰にあたってのメッセージが発表された。その中では「修斗さんとタッグを組む」「現在『PRIDE武士道』のリングを主戦場とする修斗出身の選手が、再び修斗のリングに戻って闘える機会も作っていきたい」等と記されている(以下全文)。

 現在『PRIDE武士道』を主戦場とする桜井“マッハ”速人選手が、出身リングである修斗のリングに戻り横浜文化体育館大会への出場が決まったことを非常に嬉しく思います。
 昨今、選手を引き抜いた、引き抜かれたといった話題が注視されがちですが、こうして修斗さんと前向きな話ができ、そしてカードが実現したことはまさしく望外の喜びです。
 我々はPRIDEの発足の理念である「何色にも染まらない純白なリング」というテーマを今一度、見直したいと思っております。それは、そもそもジャンルやバックボーンや国境を越えて、このリングに集うことを意味しています。PRIDEのリングで注目を集める熱い闘いを見せ、その熱を自身のリングに持って帰る。…この循環ができれば、それは間違いなく両者にとってプラスの環境となるでしょう。現実的には様々な壁が存在することは言うまでもありませんが、今回を機に、こうした交流が実現していけば、その障壁を乗り越えていけるでしょう。
 もちろん、今回の桜井“マッハ”速人選手の参戦を嚆矢(こうし)として、今後もより積極的な交流を進めて参ります。選手を発掘し、そしてお客さんを悦ばせる選手を育てることは一朝一夕にはいきません。我々は修斗さんとタッグを組むことで、より多くの選手が活躍できる場所を提供して行きたいと思います。また同時に、現在『PRIDE武士道』のリングを主戦場とする修斗出身の選手が、再び修斗のリングに戻って闘える機会も作っていきたいと思います。
 『PRIDE武士道』を前大会より、中軽量級に特化した大会にリニューアルさせました。この階級には多くの日本人ファイターが存在し、今後も新たな日本人ファイターが輩出される可能性を無限に秘めています。我々は、さらに『PRIDE武士道』を魅力ある大会にし、多くのファイターが目指すべき場所にして参ります。そこに出場した選手が、「ファンの声援」という最大の財産を、再び自身のバックボーンとなるリングに持ち帰れるような環境を作りたいと思います。

 サステインの坂本代表はPRIDEとの協力関係について「(日本修斗)協会や(インターナショナル修斗)コミッションが動くのじゃなく、プロモーターの私が動く形なので、修斗のルールが歪むことは無い」と説明。具体的な協力内容についても「特にというものは無い」とし、「今回桜井が戻ってきたことが一つ」「選手の大会出場のスケジュール調整がしやすくなる」とだけ話した。PRIDEとライバル関係にあるHERO'Sとの交流についても「今後の話し合いで、ちゃんとやって頂けるんじゃないかと思っています」と述べている。
 なお会見では、日本修斗協会が作成した修斗の競技普及を啓蒙するためのパンフレットも配布された。その中では修斗の3Rの基本理念(Real Fighting / Respectable Sport / Rebirth of Pankration)、ランキングやクラス等のシステム、各機関の仕事と役割、海外への普及、創始・佐山聡の掲げた理念が記されていた。

ルミナ、世界王座目指しメレンデス戦を希望

 会見には横文大会に出場の決まっている佐藤ルミナも同席。盟友・マッハの参戦について「久しぶりに同じ舞台に立てることがうれしいです。修斗四天王と言われた時代の思い出が蘇ります。修斗に求心力のあった頃のような風が吹き始めた感じです」と喜びの言葉を口にした。
 他団体との交流についても「選手が一番望んでいること」と歓迎。だが自身の出撃については「今は修斗ライト級(-65kg)の世界ベルトのことしか頭にない。その時になってみないとわからないです」と答えた。王者ペケーニョのHERO'S参戦については「出るからには優勝して欲しい。70kg契約は厳しいと思うけど、優勝できる力は持っていると思うし、例え負けても彼の価値は落ちないと思う。僕が一個一個試合をクリアをすれば戦えると思っているので焦りは無い」と答えた。
 現在、ライト級世界3位&環太平洋王者のルミナの相手には、ギルバート・メレンデス(シーザー・グレイシー柔術/世界1位&環太平洋1位)が候補に上がっている。主催のサステインはメレンデスにルミナ戦のオファーを出している。もしメレンデス戦が決まれば、世界2位の高谷裕之が12月にメレンデスに敗れたため、勝者が王座挑戦に大きく前進する。
 ルミナはメレンデスについて「世界でベスト5に入る凄い選手。僕は打撃に自信がついてきたので、スタンドで勝負したい。けど、まだ相手の試合は4試合しか見ていないし、まだ若いので1戦1戦成長していると思うので、ヤマをかけると危ない」と評価している。

 他にもウェルター級・石田光洋(チームTOPS/世界4位・環太平洋1位) vs. 中蔵隆志(シューティングジム大阪/世界5位・環太平洋2位)、ライト級新人王決定トーナメント準決勝・中尾享太郎(シューティングジム横浜) vs. 西岡裕(パレストラ千葉)が決定している。
 会見には石田と中蔵が出席。石田は「マッハ選手、ルミナ選手に負けない、僕と中蔵選手にしかできない熱い試合をしたい」、中蔵は「この試合は(朴光哲の持つ)環太平洋王座次期挑戦者決定戦と思っているので、絶対に落とせない。目の前にいる石田選手をしっかりと倒したい」と意気込みを語った。
 チケットはイープラス等で6/19より販売がスタートしている。(井原芳徳)

 

サステイン "クリムゾン・プレゼンツ プロフェッショナル修斗公式戦"
2005年8月20日(土) 神奈川・横浜文化体育館
認定:インターナショナル修斗コミッション
開場・15:00 開始・16:00


第7試合 メインイベント ライト級 5分3R
ギルバート・メレンデス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術/世界1位&環太平洋1位)
佐藤ルミナ(K'zファクトリー/世界3位&環太平洋王者)

第6試合 セミファイナル 75kg契約 5分3R
青木真也(パレストラ東京/ミドル級世界8位・環太平洋5位)
桜井“マッハ”速人(マッハ道場/元ミドル級王者)

第5試合 ウェルター級 5分3R
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/チーム・スカンジナビア/世界2位・欧州3位)
冨樫健一郎 (パレストラ広島/環太平洋9位)

第4試合 ライト級 5分3R
アントニオ・カルバーリョ(カナダ/シャオ・フランコ・マーシャルアーツ/米大陸1位)
リオン武(シューティングジム横浜/環太平洋8位)

第3試合 ウェルター級 5分3R
石田光洋(チームTOPS/世界4位・環太平洋1位)
中蔵隆志(シューティングジム大阪/世界5位・環太平洋2位)

第2試合 ライトヘビー級(新人王決定トーナメント決勝) 5分2R
余膳正志(シューティングジム大阪)
佐藤隆平(R-GYM)

第1試合 ライト級(新人王決定トーナメント準決勝) 5分2R
中尾享太郎(シューティングジム横浜)
西岡 裕(パレストラ千葉)


◆チケット料金 ※当日500円増し
SRS ¥15,000/RS ¥10,000/S ¥8,000
2階パノラマ ¥8,000/2階A ¥6,000/3階B ¥5,000

◆前売りチケット発売所
イープラス http://eee.eplus.co.jp/battle/ 03-5749-9911
チケットぴあ 03-5237-9999
ローソンチケット 03-5537-9999
CNプレイガイド 03-5802-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
フィットネスショップ水道橋店 03-3265-4646
後楽園ホール 03-5800-9999
東京イサミ 03-3352-4083
チケット&トラベルT−1 03-5275-2778
KEEL CAFE 03-5725-7338
e-ticket http://www.e-ticket.net/

◆問い合わせ サステイン 03-5725-7338

Last Update : 08/08 11:55

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