[修斗] 7.9 ハワイ:ペケーニョ、ビザの問題で欠場▼ (7/7 up) 世界ライト級王者で“ペケーニョ”ことアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラがビザの問題で欠場することとなった。ペケーニョのマネージャー、トニコ・ジュニオール氏から主催者のサステインにあった報告によると、ブラジル・リオデジャネイロ・アメリカ総領事館からペケーニョにビザが降りるのが、大会開催日の9日を越えてしまうとの通達があったという。当初ペケーニョの相手はハワイのデビット・ヨン(HMC)に決まっていた。 世界ミドル級王座決定戦・ジェイク・シールズ vs. レイ・クーパー アンデウソン・シウバが返上してから長らく空位となっていたミドル級王座がようやく決定。シールズとクーパーは02年8月にハワイのウォリアーズ・クエスト大会の修斗公式戦で対戦し、クーパーが判定2-0の僅差で勝利している。 須田は昨年5月のイーゲン井上戦に続き、2連続でハワイでの防衛戦となる。挑戦者のデニスは、プロ修斗3勝1分の選手で、02年9月に竹内出に判定勝ち、03年2月に山下志功と引き分けている。修斗以外では01年8月のDEEPで郷野聡寛と引き分け、03年7月のAFCで小路晃に判定負けしている。唯一の黒星は小路戦で、修斗も含めたMMA戦績は8勝1敗2分。 ウェルター級王者・シャオリンを巡っては、3月に川尻達也と宇野薫が挑戦権を賭け壮絶なファイトを繰り広げたばかりだが、川尻と同門の世界10位・石田が、突然対戦権を得てしまった。石田は3月の北沢大会でクラスA初戦を突破し、6位のブスカペとの対戦をとりあえずの目標に定めるつもりだったが、その目標を一気に越え、いきなりトップとの激突となる。無謀な試合にも思えるが、ライト級戦線に目を向けると昨年新人王・高谷裕之が2位のホーキと引き分け、1位のパーリングをKOしたばかり。石田も粘っこいレスリングと折れないハートを武器に、シャオリン相手にビッグサプライズを繰り広げるか注目したい。 修斗の枠を越え世界中のMMAファンの注目を浴びそうなのがパーリング vs. パルバー。パーリングは高谷の左ハイに敗れてしまったが、試合中見せた左ジャブのスピードは抜群。対する元UFC王者パルバーも3月の植松戦で強烈なボディブローを見せ、観客の度胆を抜いた。今回の激突では、現在のMMAで最高峰のボクシングが繰り広げられることだろう。 ルミナ vs. クアーチは環太平洋ライト級王座トーナメント準々決勝として行われる。ルミナは5月3日の後楽園で流血戦の末に白星をあげたばかり。同トーナメントで既に準々決勝を突破した戸井田カツヤがルミナに対戦アピールをした反響も大きいことから、ルミナには是非勝ち上がってもらいたいところだ。ルミナとハワイのブレイズデイル・アリーナといえば、00年4月のイーブス・エドワーズ戦の18秒の秒殺勝利。ルミナにとって相性のいい舞台といえよう。 他にも世界ライト級王者・アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラの出場も決定。サステインではアフターパーティにも参加可能な観戦ツアーを実施する予定で、詳細はX-SHOOTOで後日発表される。(井原芳徳) サステイン "SOLJAHファイトナイト" Last Update : 07/07 |