(レポ) [修斗] 5.9 ハワイ:須田、イーゲン秒殺し二冠王に。KID復帰戦は白星
エクストリーム・スポーツ・プロダクションズ "Super Brawl 29" 2003年5月9日(金) 米国ハワイ州ホノルル・ブレイズデイル・アリーナ 認定:インターナショナル修斗コミッション [→掲示板・修斗スレッド]
レポート:井原芳徳 (情報源:フルコンタクトファイター誌ニュースページ)
第9試合 修斗&スーパーブロウル世界ライトヘビー級選手権 5分3R ○須田匡昇(日本/クラブJ/修斗世界ライトヘビー級王者) ×イーゲン井上(米国/グラップリング・アンリミテッド/修斗世界ライトヘビー級1位・スーパーブロウル世界ライトヘビー級王者) 1R 0'27" KO
スーパーブロウルの修斗公式戦としては最後となるこの大会。そのトリとなったのは、修斗初の日本以外でのタイトルマッチだった。昨年7月のスーパーブロウル25で地元の英雄・イーゲンはマルタイン・デ・ヨングを1RハイキックでKO。引退説を払拭し、ライトヘビー級王者・須田匡昇への挑戦に名乗り出た。その後両者のスケジュールや体調の面で調整がつかず時間がかかったが、ようやく実現。だが試合は待たされた時間が嘘のように、あっけなく幕が下りることとなる。 ゴングが鳴ってから周りを回り続けるイーゲンに対し、須田は一瞬の隙を突き右フック一撃を放つと、これがなんとイーゲンの頭部にクリーンヒット。マットに倒れたイーゲンに須田が上からパンチラッシュを仕掛けたところで鈴木レフェリーが試合をストップ。その時間わずか27秒だった。 須田は修斗世界ライトヘビー級王座の防衛に成功。ISCの管轄外だが、プロモーターの意向でイーゲンの持つスーパーブロウル世界ライトヘビー級王座も賭けられていたため、須田は二冠王となった。
第8試合 ライト級 5分2R ×エディ・ヤギン(米国/グラップリング・アンリミテッド) ○ジョー・ジョーダン(米国/エクストリーム・インパクト) 判定0-2 (19-19,19-20,19-20)
第7試合 ライト級 5分3R ○山本“KID”徳郁(日本/PUREBRED東京/3位) ×ジェフ・カーラン(米国/リンクス) 判定3-0 (30-27,30-27,30-27)
KIDは昨年9月の横浜文体大会で起こした乱闘によるライセンス停止処分が明けて以来初の試合。当初、同横文大会で植松直哉に判定勝ちしたバオ・クアーチが相手に決まっていたが、クアーチが4月のカリフォルニアの試合で負傷したため、クアーチ、バレット・ヨシダにも勝ったことのある強豪・ジェフ・カーランが抜てきされた。試合内容の詳細は不明だが、KIDは余裕の判定勝ちをおさめたようだ。
第6試合 ライト級 5分3R ○ステファン・パーリング(米国/ジーザス・イズ・ロード/1位) ×マーク・ホーミニック[Mark Hominick](カナダ/チーム・トンプキンス) 1R 0'16" TKO (ドクターストップ:カットによる)
第5試合 ミドル級 5分2R ×ビリー・ラッシュ(米国/ミート・トラック) ○コロ・コカ(米国/グラップリング・アンリミテッド) 1R 4'59" KO
第4試合 ミドル級 5分3R ○弘中邦佳(日本/SSSアカデミー/7位) ×マーク・モレノ(米国/ブルス・ペン) 1R 2'50" cradle neck crank ※レイ・クーパー(米国/ジーザス・イズ・ロード/1位)が直前に脇腹を負傷したため、第1試合に出場予定だったモレノに変更
第3試合 ライト級 5分3R ×ジャスティン・メルカド(米国/グラップリング・アンリミテッド) ○ラミ・ボウカイ(米国/ネクスト・ジェネレーション) 1R 2'47" 三角絞め ※バレット・ヨシダは17日からのアブダビ本戦に専念するため欠場し、メルカドに変更
第2試合 ウェルター級 5分2R ×ポール・ラガ[Paul Laga](米国/ブルス・ペン) ○ブランドン・キーン[Brandon Keen](米国/グラップリング・アンリミテッド) 判定0-3 (16-20,16-20,16-20)
第1試合 ヘビー級 5分2R ○ティム・タイナン[Tim Tynan](米国/808ファイト・ファクトリー) ×レイ・セライユ[Ray Seraille](米国/グラップリング・アンリミテッド) 判定2-0 (20-19,19-19,20-18)
Last Update : 05/10
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