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4.30 colosseum 「尾崎社長、“ルール白紙撤回”を要求」
4.29 colosseum 「ヒクソン来日。ヒジ打ち・頭突きは拒否」
4.28 「ケァー、PRIDE完全制覇を約束」
4.28 「4.22北九州大会結果」
4.26 colosseum 「全カード決定。須藤はペデネイラスと対戦」
4.23 shooto 「5.22後楽園決定カード」
4.18 colosseum 「コロシアム2000特番&UFC-J放映スケジュール」
4.18 pancrase 「鈴木みのる、新ルールで初試合」
4.17 pride 「桜庭、猪木直伝スリーパーでホイス葬宣言」
4.17 rings 「金原欠場、フルトン参戦。ルールも変更に」
4.14 rngs 「山本、パンクラス王者シュルトと対戦」(ほか1本)
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colosseum 4月30日 記者会見

「尾崎社長、“ルール白紙撤回”を要求」

▼ パンクラスの尾崎社長が30日の横浜文化体育館大会開始直前に、急遽記者会見を開き、「コロシアム2000」(5月26日・東京ドーム)のパンクラス勢の試合に関する“ルール白紙撤回”を主催者に要求したと発表した。

 コロシアム2000のメインイベント、船木誠勝 vs ヒクソン・グレイシーは、対戦発表当初からルール問題で難航してきた。当初、対戦ルールは、パンクラスが採用していたパンクラチオンルールを基本として交渉を進めていたが、無制限ラウンドの採用、グローブの形状、試合のストップの基準(ドクターストップ・レフェリーストップなし)インターバル2分(元は1分)など、ヒクソン側の要求はエスカレートしてついには、近藤有己VSサウロ・ヒベイロ戦の試合時間(15分)、判定ジャッジ無し、試合順は第一試合に、などと本来プロモーターが決定すべき内容にまで踏み込んだ要求を出すようになったという。パンクラス側ではこれらを全て飲む形で、「ヒジ、頭突き」を有効とするという条件のみを最終防衛線に、交渉を進めてきた。

 尾崎社長が明らかにした所によれば、ヒクソン側は、契約を交わした去年10月段階ではヒジ打ち・頭突きを拒否しなかったという。しかし、12月にはいって突如、ヒジ打ち・頭突きの禁止を要求、そして3月上旬にロサンゼルスのヒクソン邸を訪ねた主催者がヒジ打ち・頭突きを認めるよう求めたところ、出場拒否を盾にして自己の主張を押し通したという。水面下でのこうした交渉の一方で、格闘技雑誌でのインタビューでは、一転「ヒジ打ち・頭突きはオッケーだ」と答えるなど、矛盾した態度を見せるヒクソンに、パンクラス側は態度を硬化させていた。こうした中、昨日の来日会見の席で、ヒクソンと主催者が「ヒジ、頭突きの禁止」をほぼ既成事実として発表、パンクラス側に一方的な受諾を要求した。

 尾崎社長としてはこれらの条件もさることながらは、主催者側のヒクソン主導に傾く姿勢に不信感を深めているようで、「バイオレンスが駄目だというのであれば、レフェリーストップ、ドクターストップの禁止を求めるのはおかしい。ヒクソンはヒジ打ちと頭突きが使えないだけじゃないのかと思う。全てがプロモーターじゃなくヒクソンの一存で決まっている。昨日の会見では本来中立な主催者がヒクソンと同じ意見で語っているようだった」と語った。

 またヒクソンが自らコロシアムに送り込んだサウロ・ヒベイロの試合についても、ルールデザインを要求していることに触れ、対戦する近藤有己の試合、さらに須藤元気の試合も含めて、この日来場したコロシアム2000の関係者にルール白紙撤回を要求、今後、再度交渉を行うと述べた。ただし、出場拒否等の対処は考えていないという。

 会見の終盤、感極まった尾崎社長は「船木が命賭けてやっているのに、このままだと何もしてあげられない。彼に何の武器も与えてあげられないなんて...」と涙を見せ、立ち去る瞬間には持っていた資料を机に叩き付けて退場するなど、いらだちを隠せない様子だった。
 
 一方、当事者である船木は、横浜大会終了後、記者の問いに対し「もうそういうことには疲れました。どっちでもいいです。全て尾崎社長に任せてますんで」と語り、現在はヒジ打ち・頭突きあり・なし両方に対応した練習をしているとコメントした。また気になる出場に関しては「ちゃんと5月26日の夜8時から10時ごろには東京ドームで闘っているはずなので、心配しないでください」とファンへのメッセージを送った。

(井田英登)

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colosseum 4月29日 記者会見

「ヒクソン来日。ヒジ打ち・頭突きは拒否」

▼ 「コロシアム2000」(5月26日・東京ドーム)に出場するヒクソン・グレイシーが29日来日し、成田空港近くのホテルで記者会見を開いた。長旅の疲れも感じさせず爽やかな表情で登場したヒクソンは、この後5月2日に長野県白馬に移動し、3日から恒例の山篭りをスタートする。「特に目標は定めていないが、これまでやってきたことを確かめつつ、自分の内面の平和を保ち、自然からエネルギーを吸収したい」と意気込みを語った。大会の前日あるいは前々日に全出場選手を集めての記者会見が都内で開かれるが、山篭りはその直前まで続くという。
 また、対戦相手の船木誠勝がヨガの特訓をしたことについて、ヒクソンは「ヨガを学んだ者に何らかの向上があることは間違いない。だが一朝一夕でどうにかなるというものでもないということも一言付け加えたい」と指摘。だが船木が「よく切れる日本刀を手に入れた感じだ」と語っていることについては「二人の格闘家が渾身を込めてぶつかることを観客は期待していると思うので、そういう感触を得たのなら喜ばしいことだ」とエールを送った。

 なお、この試合で大きな焦点となるのが未だ決定しないルールの問題。大半の部分は両者の合意はできているが、ヒジ打ち・頭突きありのルールを船木側が求めているのに対し、ヒクソンは残酷性の点から反対している。実際吉村直明プロデューサーがロサンゼルスのヒクソン邸に訪問した時も、ブラジル等で行われているヒジ打ち・頭突きありの試合での流血シーンの映像を見せられ「こんなシーンをテレビで放送できるのか?」と釘を刺されたという。またヒジへのサポーター着用という折衷案についても「サポーターがずれた場合はわざわざ試合をストップするのか?」と拒否されたという。ヒクソンはこの日の会見でも「ルール自体はさして重要ではなくて、コロシアムというイベントをいかに未来まで持続していくか、美学を保っていくかが一番大事だと思う。だから私としては広い視野を持ち、将来に向けて何か新しい格闘技を創造していくことを考えていきたい」と話す等、プロデューサー的な立場でコロシアム2000というイベントに関わる姿勢を示しており、吉村プロデューサーも「船木戦の勝敗に関わらず今後もコロシアムに関わっていくだろう。目指したい物をコロシアムで実現できるのなら一生付き合ってもいいと思っているのではないか」と語った。

■ 現在確定している船木vsヒクソンのルール

■ ほぼ確定の事項

▼ この大会の模様は大会当日の5/26(金)夜10:00〜10:54テレビ東京系列で放送される。

(井原芳徳)

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pride 4月27日 直接取材

「ケァー、PRIDE完全制覇を約束」

▼ 5月1日東京ドームで開催されるPRIDEグランプリ決勝戦を目前に控え、マーク・ケァーが都内でスパーリングを披露、さらには決勝でのイゴール・ボブチャンチンへのリベンジを誓った。

 6カ月前に結成したという「チーム・ケァー」のリコ・ロドリゲススティーブ・ジャドソンデビッド・ドッドを引き連れて会場に姿を表したケァーの頭は丸坊主。「霊長類最強の男」により説得力を増させるようなその風貌だが、「マットに擦れると痛いから剃った。かっこいいだろ?」とケァーは屈託のない笑顔で答える。チューブを使ったウォーミングアップの後、ロドリゲスがケァーの体をマッサージ。するといつのまにか二人のスパーリングが始まっていた。下からの三角絞め、トップポジションからのパス等、一つ一つの場面での動きをゆっくりと確認していく。そして徐々にエンジンがかかり始め、次第に実戦さながらのスピーディーな攻防に変わっていった。10分余りの寝技の練習の後、たっぷり汗をかいたケァーはTシャツを脱ぎ、グローブを装着して、ミットに向かってキックとパンチを繰り出す。本人も「コンディションは最高」と話すとおり、トーナメントに向けて万全を感じさせる内容だった。

 スパーリング後は記者会見。まず対戦する藤田和之がケァーに対抗し『哺乳類最強』と自称しているのに対し「それは女性の中でかい?」とジョークで返す。ホイス・グレイシーvs桜庭和志は「3Rで桜庭が勝つ」と予想。ホイスのルール変更要求については「学校のいじめっ子のようだね。校庭で『僕のボールで遊びたいのなら僕の考えたルールじゃないと帰るよ』と威張ってるようなもんだよ」と揶揄した。そして決勝でのイゴール・ボブチャンチンとの再戦を希望し、PRIDE完全制覇を約束した。[右写真:チーム・ケァー勢ぞろい。左からロドリゲス、ケァー、ドッド、ジャドソン]

(井原芳徳)

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kingdom 4月28日 公式情報

「4.22北九州大会結果」

キングダム・エルガイツ -U・W・F SOUTHERN CROSS -
4月22日(土) 北九州市西日本総合展示場新館
観衆 1220人(満員)

第6試合 時間無制限1本勝負
○入江秀忠 (4分13秒 チョークスリーパー) グレゴリー・クック×
第5試合 30分1本勝負
○藤原喜明 (5分44秒 腹固め) 布施智治×
第4試合 20分1本勝負
○ジョージ高野 (1分13秒 フロントチョーク) 大塚裕一×
第3試合 20分1本勝負
○中野巽耀 (5分30秒 逆えび固め)内藤恒仁×
第2試合 20分1本勝負
○村浜武洋 (6分35秒 TKO) タノムサク鳥羽×
第1試合 15分1本勝負
○稲野岳 (5分55秒 TKO) 幸村ケンシロウ×

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colosseum2000 4月26日 公式情報

「全カード決定。須藤はペデネイラスと対戦」

▼ 5月26日東京ドームで開催される「コロシアム2000」の全対戦カード7試合が決定した。近藤有己は既に参戦に決まっていたサウロ・ヒベイロと対戦。須藤元気は強豪アンドレ・ペデネイラスと激突する。ペデネイラスといえば98年のバーリトゥードジャパンで、猪木アリ状態で寝ている佐藤ルミナの顔面に蹴りを打ち落としノックアウトしたシーンが印象的。また昨年7月UFC XXIのライト級王者決定戦では、顔面のカットによるレフェリーストップという結果に終わったものの、パット・ミレティッチ相手に奮闘した。このように須藤は油断の許されない難敵に挑むこととなった。
 なお近藤と須藤の試合のルールは「コロシアムルール」となっているが、まだ詳細は決定していない。船木vsヒクソンのルールも未定である。

(井原芳徳)

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 4月23日 公式情報

「5.22後楽園決定カード」

▼ プロフェッショナル修斗5月22日後楽園大会のカードが現時点では7試合決定している。12日の北沢大会で鮮烈な膝蹴りKO勝ちを見せたライアン・ボウがアブダビコンバット本戦にも出場した八隅孝平と対戦。「浪速のプリンス」こと池本誠知がプロとしては初の東京での試合をする。

プロフェッショナル修斗公式戦「R.E.A.D 〜2000 shooto〜」
5月22日 後楽園ホール 主催:イーフォース・ジャパン
※試合順はメイン以外未定

メインイベント ウェルター級5分3R
桑原卓也(PUREBRED大宮/5位)
イアン・ジェイムス・シャファ(AUS修斗・スパルタンジム)

ライト級 5分3R
大石真丈(K'z FACTORY/5位)
バレット・ヨシダ(アメリカ:グラップリング・アンリミテッド/8位)

[NEW] ライトヘビー級 5分3R
郷野聡寛(無所属/4位)
アンディ・ウォン(アメリカ:グラップリング・アンリミテッド)

ライト級 5分2R
井上和浩(無所属)
戸井田カツヤ(和術慧舟會)

[NEW] ウェルター級 5分2R
石川真(PUREBRED大宮)
竹内幸司(シューティングジム横浜)

[NEW] ウェルター級 5分2R
八隅孝平(パレストラ東京)
ライアン・ボウ(無所属)

[NEW] ミドル級 5分2R
和田拓也(K'z FACTORY)
池本誠知(ライルーツコナン)

[BoutReviewではこの大会のチケットをこちらで販売中です]

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 4月18日 公式情報

「コロシアム2000特番&UFC-J放映スケジュール」

▼ 今後のテレビ東京でのコロシアム2000特別番組放送スケジュールは以下のとおりとなっている。

5/3(水・祝) 13:30〜13:35
5/4(木・祝) 9:55〜10:00
5/5(金・祝) 13:25〜13:55
5/20(土)  13:00〜13:30 (全てタイトルは未定)

▼ また、4月14日開催された「UFC-J」のテレビ東京での放送(東京ローカル)が決定した。

タイトル「UFC-J特番(仮題)」
4月23日(日) 25:45-26:40
実況:島田弘久(テレビ東京アナウンサー)
解説:朝岡秀樹(格闘技通信編集長)
ゲスト解説:近藤有己(パンクラス)

■ 「コロシアム2000」(5月26日東京ドーム)対戦カード(全7〜8試合を予定)

船木誠勝(パンクラス)vs ヒクソン・グレイシー(ヒクソン・グレイシー柔術センター)
田村潔司(リングス・ジャパン) vs ジェレミー・ホーン(リングスUSA)
金原弘光(リングス・ジャパン) vs マリオ・スペーヒー(カーウソン柔術アカデミー)
鈴木国博(極真会館)vs ルシアーノ・バジレ(ブラジル勢和会)
魔裟斗(シルバーウルフ/フリー)vs メルチョー・メノー(アメリカ)


■ 他参加予定選手

近藤有己(パンクラス)、須藤元気(パンクラス/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
サウロ・ヒベイロ(ブラジル・グレイシーウマイタ)

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pancrase 4月18日 公式情報

「鈴木みのる、新ルールで初試合」

▼4月30日のパンクラス横浜大会に、鈴木みのるの出場が決定した。
 鈴木はグローブ着用となった新ルールでは初の試合。パンクラチオンマッチにも出場していないため、オープンフィンガーグローブを着用してリングに立つのはこれが初めてとなる。
 対戦相手はUFCに出場経験もあるショーン・ダグディ。キックボクシングで14戦全勝のキャリアがあるため、グローブでの打撃には一日の長がある。鈴木が98年6月以来の勝利をあげる事ができるかどうか注目される。

PANCRASE 2000 TRANS TOUR
4月30日(日)横浜文化体育館
開場15:00/開始16:30

【全対戦カード】
第8試合 KOPタイトルマッチ20分一本勝負
 セーム・シュルト(オランダ:デーブ・ヨンカース道場) vs 高橋義生(パンクラス東京)
第7試合 10分一本勝負
 國奥麒樹真(パンクラス横浜) vs ショーニー・カーター(アメリカ:オール・アメリカン・マーシャルアーツ・ジム) 
第6試合 10分一本勝負
 ジェイソン・デルーシア(アメリカ) vs ボブ・スタインズ(アメリカ:B.C.I.)
第5試合 10分一本勝負
 渋谷修身(パンクラス横浜) vs 太田浩史(RJW/CENTRAL)
第4試合 10分一本勝負
 鈴木みのる(パンクラス横浜) vs ショーン・ダグディ(アメリカ=心技体ナショナルヘッドクウォーターズ)
第3試合 10分一本勝負
 佐藤光留(パンクラス横浜) vs マイケル・サ・ジン・クォーク(グラップリング・アンリミテッド) 
第2試合 10分一本勝負
 冨宅飛駈(パンクラス東京) vs 渡辺大介(パンクラス横浜) 
第1試合 10分一本勝負
 窪田幸生(パンクラス横浜) vs マッシブ・イチ(パンクラス東京)  

(慈村弓太)

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pride 4月17日 直接取材 (25日写真追加)

「桜庭、猪木直伝スリーパーでホイス葬宣言」

桜庭和志の所属する高田道場を藤田和之アントニオ猪木U.F.O.会長が訪問し、公開合同スパーリングが行われた。
 グローブを着用した桜庭と藤田が、タックル、ポジション取り、グラウンド状態でのパンチ等を、実戦を想定した形で目まぐるしく繰り広げていく。それを少し離れてじっと見つめる猪木会長。しばらくしてカメラマンが「桜庭に藤田がチョークスリーパーを仕掛ける様子を見守る猪木会長」という構図を求めた所から、猪木会長が動きだした。「スリーパーというのはこうやるんだよ」、ジャケットを脱ぎネクタイを外した猪木会長が桜庭に実際にスリーパーを仕掛け、桜庭にも「思いっきり絞めてみろ」とスリーパーを掛けさせる。そして藤田にも同様にスリーパーを指導し、さらにヒールホールドも伝授、約20分の猪木教室が終了した。「オチそうになりました(笑)。あわててタップしましたけどね」と予想以上に熱のこもった猪木会長の指導に驚いた様子の桜庭だったが、「参考になりました。あれでホイスを落とします」と今日の成果を生かすことを宣言した。

 なお先週の記者会見でホイス・グレイシーに提案した“勝者ギャラ総取りマッチ”について、桜庭は「記者会見の二日後ぐらいに家族会議を開いて受けないと決めたそうですね。本気で言ったわけじゃないので別にいいんですけど」と語り今回は断念した様子だった。

(井原芳徳)

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rings 4月17日 公式情報

「金原欠場、フルトン参戦。ルールも変更に」

▼ リングス4.20代々木大会を金原弘光ヴォルク・ハンが欠場することとなった。金原は右足首のねん挫による欠場。3月30日のコロシアム2000参戦発表記者会見では松葉杖をついて登場し、この時点では症状は軽いと語っていたが、結局完治には至らなかった模様だ。金原はレナート・ババルには万全の体調で対戦に臨みたいとしており、今後の対戦が期待される。だが代わって登場するのがパンクラスやUFC等でお馴染みのトラヴィス・フルトンであり、ババルとの対戦は見逃せない物となりそうだ。
 また久々の試合となる予定だったヴォルク・ハンはインフルエンザによる体調不良の為欠場。代わってボリス・ジュリアスコフがボビー・ホフマンと対戦する。

 なお今大会よりKOKトーナメントのルールを基にした新ルールが採用される。オープンフィンガーグローブ着用も選択可能、グラウンドでの顔面打撃は一切禁止といった点は踏襲されているが、ラウンド制は1R10分/2R5分(公式戦及びランキング戦)と両ラウンドで時間の長さが異なっているのが特徴だ。またジャッジは3名で、2名による優勢の指示が得られない場合は引き分けとなる。

(井原芳徳)

Millennium Combine
4月20日(木)国立代々木競技場第二体育館
開場17:30/開始18:30

【対戦カード】

メインイベント リングス無差別級王座タイトルマッチ
田村潔司(王者:リングス・ジャパン)
ギルバート・アイブル(挑戦者:リングス・オランダ)
セミファイナル ランキング戦
山本宜久(5位:リングス・ジャパン)
ジェレミー・ホーン(リングスUSA/ミレティッチ・マーシャルアーツセンター)
第5試合
アンドレイ・コピィロフ(リングス・ロシア)
ヒカルド・アローナ(ブラジル/カーウソン柔術アカデミー)
第4試合
レナート・ババル(リングス・ブラジル/ファス・バーリトゥード・アカデミー)
トラヴィス・フルトン(アメリカ/シーダー・バリー・プロフィットネス)
第3試合
ボリス・ジュリアスコフ(リングス・ブルガリア)
ボビー・ホフマン(アメリカ/ミレティッチ・マーシャルアーツセンター)
第2試合
坂田亘(リングス・ジャパン)
ブランドン・リー・ヒンクル(アメリカ/ハンマーハウス[チーム・オバケ])
第1試合
滑川康仁(リングス・ジャパン)
アリスター・オーフレイム(リングス・オランダ)

【ルール概要】

<試合形式>
●試合は全て1本勝負とする。
●オープンフィンガーグローブ着用も選択可能
●着用した場合はスタンドでの顔面打撃は有効。但し、グラウンドでの顔面打撃は一切禁止。
<試合時間>
公式戦及びランキング戦
2ラウンド(1R10分/2R5分)一本勝負 インターバル1分
タイトル戦
2ラウンド(1R15分/2R5分)一本勝負 インターバル1分
<勝敗の決定>
1. ギブアップ(タップアウト)
2. K.O.(ノックアウト)
2. K.O.(ノックアウト)
3. T.K.O.(テクニカルノックアウト)
4. ファール(反則)による負け
5. ジャッジメント(判定)
 判定として
 (1) ダメージ(グラップリング、ストライクによる攻撃を受けた内容)
 (2) アグレッシブ(攻勢による優位)
 (3) ファール(イエロー、レッドカードによるペナルティー)
 (4) テクニカル(ポジショニング・テイクダウン・サブミッション・ストライクによるスキル)
 を基準に優劣を決定する。

※ ジャッジは3名で三者三様とし、採点は10点法とする。
 ・規定2ラウンド終了時における判定の基準
  ジャッジ2名以上の優劣の指示を得たものを勝者(判定勝ち)とし、他を敗者とする。
  もし、それが2名による優勢の指示が得られない場合はドロー(引き分け)とする。

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rings 4月14日 公式情報

「山本、パンクラス王者シュルトと対戦」

▼ 6月4日オランダ・ウトラクトホールで開催されるリングスオランダ大会で山本宜久が現キングオブパンクラシストのセーム・シュルトと対戦する。日本ではほぼ不可能と考えられるドリームマッチを実現できたのも、1年前にシュルトとリングスオランダ最強と言われるギルバート・アイブルの対戦を実現させたオランダ大会ならでは。シュルトはもし4月30日の横浜文化体育館大会で高橋義生を破れば、パンクラス王者として山本と対戦することとなり、パンクラスの威信をかけ必勝が求められることとなるだろう。一方の山本はブラッド・コーラーに肋骨を破壊されてから6カ月ぶりとなる試合を4月20日の代々木大会で行うが、その後も5月13日にはアメリカでWorld Extreme Fightingにも出場。よって復帰後1カ月半の間にいきなり3試合のハードスケジュールに挑むこととなる。
 なお両者の対戦は、リングスオランダルールが採用される。

「成瀬、5月ロシアで復帰戦」

成瀬昌由が5月20日、ロシアのエカテリンブルグにて行なわれるリングス・ロシア大会で復帰する。成瀬の最後の試合は昨年6月後楽園大会での金原弘光戦。その後8月に腰椎間板ヘルニア第5腰椎分離症となり以後休養を余儀なくされた。そして約1年ぶりの復帰戦でいきなり強豪イリューヒン・ミーシャと対戦する。ミーシャには98年5月の札幌大会で13分52秒、足首固め敗れているため、復帰とともにリベンジを果たすことができるか楽しみだ。なおルールはリングスルールが採用される。

(井原芳徳)

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