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[TITANS] 4.28 代々木:武田、前ラジャ王者と対戦|サムライで当日OA

TITANS "TITANS 3rd" 2006年4月28日(金) 代々木第2  【→カード&チケット】 [→掲示板]

(4/14 up) 武田幸三の復帰戦の相手が、ラジャダムナン・スーパーライト級1位・前王者のジョームタップ・クランセーンマハーサラーカムに決まった。
 ジョームタップは03年11月、ラジャでの新日本キック主催大会で石井宏樹を下したことがある強豪。今年1月のMAキックで武藤孝行と対戦予定だったが、12月にブーヌン・サックホームシンに王座を奪われたため、ブーヌンが代わって来日し武藤と戦いTKO勝利した。ちなみにブーヌンは02年に武田にTKO勝ちした過去がある。
 今回の武田戦は肘無し・70kg契約・3R制のK-1 MAXに近いルール。武田にとって有利だが、12/18の試合から半年ぶりの試合の相手としては手強い。武田が試合勘をどれだけ維持できているか、また、軽量のジョームタップのスピードに武田の体と手術した目がどれだけ反応できるかが試合のポイントとなるだろう。
 これで全カードが決定。なお、菊地剛介が3月の後楽園大会で新日本キック・日本フェザー級王座を失ったため、試合順が変更。TURBΦとの一戦がセミの第9試合から第5試合に格下げされた。契約体重もフェザー級から58kgに変わっている。(井原芳徳)

サムライTVがTITANSを当日放送

 SkyPerfecTV!他で放送中の24時間プロレス&格闘技専門チャンネル「FIGHTING TV サムライ」では、今回のTITANSの模様を大会当日の23時〜25時に放送する。武田幸三 vs. ジョームタップ、石井宏樹 vs. 西山誠人、ガオグライ・ゲーンノラシン vs. 天田ヒロミ、菊地剛介 vs. TURBΦ、新田明臣 vs. アリ・グンヤーなど、格闘技ファン注目のカードが揃った今大会をぜひともサムライでチェック!
 この放送を記念して、サムライTVホームページの「動画配信」コーナーでは、武田が99年にタイでムエタイ現役ランカー(当時)のヨンサックと対戦した時の映像を無料で配信している。

武田・石井・西山・菊地・TURBΦが抱負語る

(3/22 up) TITANS 3rdの記者会見が21日、東京・代官山の伊原道場で行われ、主な出場選手が試合に向けての意気込みを語った。

 大会最大の目玉となるのは、新日本キックのライト級王者・石井宏樹 vs. J-NET同級王者・西山誠人と、新日本のライト級王者・菊地剛介 vs. 元NKB同級王者・TURBΦの、団体外部の日本人トップ選手を迎えての2試合だろう。
 伊原信一・新日本キック代表は「協会は10年前に他団体との交流をしないことを決めたが、『夢のある試合・興行をやってほしい』という要望が多く、執行部に話をしたところ、各ジムの会長も快諾してくれた」と実現の経緯を語る。
 石井は「互いのプライドを賭けた戦いになる。レベルの違う戦いを見せる」、西山は「K-1のヘビー級やMAXの選手も出ますが、石井選手との試合でキックの凄みを現したい」と語り、TURBΦも「1キックファンとしても選手としても、ありえない試合を組んでもらいうれしいです。菊地選手と戦うことが夢だったので、思いっきりぶつかりたい」と話すなど、選手たちのやる気の高さが伝わって来る。
 対戦相手の印象について、石井は「正直西山選手の試合を見た事が無いのですが、肘が上手いと聞いているので、肘を喰らう前に当てます」、西山は「石井選手は日本で一番テクニックと実力のある選手。ビデオで何試合か見ましたが、スピードが速く全てが上手いので気をつけたいです」と話し、テクニック合戦を繰り広げることを互いに約束した。
 菊地とTURBΦは打ち合い勝負を約束。菊地は「当日は全力で戦います」と静かに抱負を語り、TURBΦのパンチ力に注意していることを明かした。5日後の後楽園大会での日本王座防衛戦を控えているためか、菊地はいつもに増して物静かだった。

 復帰戦となる武田幸三は「これだけの選手が集まった中でトリを務められて光栄です。目の手術をしてどれくらい戻っているか楽しみと不安がありますが、キックボクサーである以上、試合をしてナンボ。必死で練習してこの日を迎えたいです」と抱負を語った。
 武田は12/18の試合の4日後に目を手術。1月中旬からウェイトトレーニングやランニングを始め、2月中旬からジムワークを再開。今は普段通りの練習ができているという。目はメスを入れて2〜3か月で元に戻ると言われており、「だいぶ見えるようになった」と話す。
 対戦相手は未定だが、伊原代表は「我々としては正直、武田がやりやすい相手と組みたい気持ちがありましたが、本人が『やるなら強い選手とやりたい』と言ってくれたので、すばらしい相手を用意します」と発言。「誰もが納得する強豪選手」と交渉中だといい、発表が待たれる。

 残りカードもほぼ決定。内田ノボルは1月に日本ヘビー級王座防衛戦を行った相手であるリュウと再びタイトル戦。前回はリュウがバックドロップを放ち反則負けに終わっており、今度は完全決着が期待される。オープニングファイトには元NKBウェルター級王者の白虎が登場し、新日本キック同級9位の金狼正巳と2R制で対戦する。(井原芳徳)

石井×西山、菊地×TURBΦ。夢の対決が実現

(3/1 up) J-NETWORKのエース・WFCA世界ライト級王者の西山誠人と、IKUSAのスピードマスター・元NKBフェザー級王者のTURBΦのTITANS初参戦が決まった。西山は新日本キックのライト級王者・石井宏樹と、TURBΦは同フェザー級王者・菊地剛介と対戦する。いずれも3分5R・肘有りの純キックルール。
 西山は昨年より「他団体王者狩りツアー」をスタートし、3月にMAキック王者の木村允、6月に全日本キック王者(当時)の白鳥忍(現・アマラ忍)と対戦。今年1月にはNJKF1位の山本雅美に圧勝し、同王者の桜井洋平との対戦を熱望していた。
 こちらの実現が近いとも思われたが、西山に転がり込んできたのは同じNewから名前の始まる団体でも「新日本」のからのオファーだった。とはいえ石井は桜井以上に実力が評価されてきた選手で、新日本の選手が他団体王者と戦うこと自体が貴重なため、桜井には悪いが桜井戦よりも話題性の大きいカードが実現したといえる。
 話題性では菊地とTURBΦの一戦も全く劣らない。TURBΦも西山同様、他団体王者と戦うことを志向したが、一昨年にNKB王座を返上しフリーの身に。去年は1月のMA王者(当時)の大高一郎戦を皮切りに、IKUSA GPの一回戦では全日本キックの現スーパーフェザー級王者の石川直生、9月の決勝大会ではシルバーウルフの大宮司進と対戦し、フェザー級戦線で話題を振りまいてきた。
 菊地も石井同じく、その階級の中で最強との声も多かった選手。他団体王者と対戦経験豊富な選手と対戦することで、その実力のほどがはっきりする。新日本キックの今回の英断は、今年上半期のキック界の最重要ニュースとなるだろう。
 他にもガオグライ・ゲーンノラシン×天田ヒロミ、ジョン・ウェイン・パー×オームシン・シットクヴォンイム等の注目カードが決定。武田幸三の復帰戦も予定されており、3度目のTITANSは1回目2回目を上回るスケールのイベントとなりそうだ。(井原芳徳)

 

TITANS事務局 "TITANS(タイタンズ)3rd"
2006年4月28日(金) 東京・代々木競技場第2体育館
開場・16:30 オープニングファイト開始・16:45(予定) 本戦開始・17:15(予定)
認定・新日本キックボクシング協会

第10試合 肘無し 70kg契約 3分3R
武田幸三(治政館)
ジョームタップ・クランセーンマハーサラーカム(タイ/ラジャダムナンSライト級1位・前王者)

第9試合 63kg契約 3分5R
石井宏樹(藤本ジム/新日本キック・日本ライト級王者)
西山誠人(アクティブJ/WFCA世界&J-NETWORKライト級王者)

第8試合 新日本キック・日本ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
内田ノボル(ビクトリー/王者)
リュウ(韓国/市原/1位)

第7試合 肘無し ヘビー級 3分3R
ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/伊原道場/K-1アジアGP 2004優勝)
天田ヒロミ(コシ・トラスト/K-1ジャパンGP 2004優勝)

 〜休憩〜
 〜少年キック・エキシビジョン〜

第6試合 73kg契約 3分3R
松本哉朗(藤本ジム/新日本キック・日本ミドル級王者)
ファブリジオ・ベルガミーニ(イタリア/チームMサンディエゴUSA/イタリア・ミドル級王者/32勝2敗1分)

第5試合 58kg契約 3分5R
菊地剛介(伊原道場/新日本キック・日本フェザー級1位・前王者)
TURBΦ(FUTURE_TRIBE ver. OJ/元NKBフェザー級王者)

第4試合 70kg契約 3分3R
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/WKBA世界スーパーウェルター級王者)
オームシン・シットクヴォンイム(タイ/伊原道場/タイ国プロムエタイ協会ウェルター級王者)

第3試合 肘無し 70kg契約 3分3R
後藤龍治(伊原道場/IMFスーパーウェルター級王者)
ルイス・バイオ(メキシコ/チームMサンディエゴUSA/ITBOメキシコ・ミドル級王者/5勝1敗)

第2試合 肘無し 70kg契約 3分3R
新田明臣(バンゲリングベイ)
アリ・グンヤー(トルコ/アルフィットジム/WFCA世界ミドル級王者)

第1試合 肘無し ヘビー級 3分3R
セルゲイ・シェメトフ(ロシア/サ・スピリットジム・タイガーズ・デン/IAMTF世界ヘビー級王者/39勝4敗1分)
ギョクハン・ギュルジュ(トルコ/ヘクター・プロモーション/トルコ・ヘビー級王者/14勝1敗)

オープニングファイト第2試合 ウェルター級 3分2R
金狼正巳(尚武会/新日本キック・日本ウェルター級9位)
白虎(レンジャー品川ジム/元NKBウェルター級王者)

オープニングファイト第1試合 ヘビー級 3分2R
マイク(アメリカ/伊原道場)
柴田春樹(ビクトリー)


■チケット
SRS席 ¥20,000/RSアリーナ席 ¥15,000/RSスタンド席 ¥15,000/S席 ¥10,000/A席 ¥7,000
ローソンチケット(Lコード38196)、チケットぴあ(Pコード594-670)等で販売

■お問い合わせ
TITANS事務局  Tel. 03-3461-4300

Last Update : 04/14 16:48

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