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[DEEP] 9.15 大田区:須田&マッハ、リラックスして計量クリア

DEEP事務局 "DEEP 12th IMPACT" 2003年9月15日 (月/祝) 大田区体育館  [→掲示板・DEEPスレッド]

(9/14 up) 12th IMPACTの前日計量とルールミーティングが都内で行われた。契約体重のある選手のうち、メインで防衛戦を行う上山龍紀のみが欠席し、佐伯繁・DEEP事務局代表は「ある意味(上山の師匠の)田村さんに似てきましたね」と苦笑いしたが、挑戦者の須田匡昇は平常心。契約の82kgをちょうどいいぐらいに下回る81.6kgで計量をパスし、「試合が待ち遠しい。ケガもなく体調は凄くいい」とさわやかな笑顔を見せた。

 セミで対戦する桜井“マッハ”速人と長南亮の試合は-80kg契約で、マッハは79.8kg、長南は78.7kgで一発パス。マッハのDEEP過去2戦は-77kg契約だったが、今回-80kg契約となったのは、-82kgとなりそうな10月のPRIDE武士道出場をにらんでのもののようだ。過去2戦の前日は減量に苦しみナーバスだったマッハだが、今回は余裕でクリアし、リラックスした様子で記者団の質疑に応じる。「長南選手は強い選手だし、失礼なのはわかってるけど、明日は“試合の前の試合”だからね、怪我をしないように気をつけて。でも防御に徹すると逆に怪我しちゃうこともあるからね。昔試合中に拳の骨を折って、一生懸命殴ってるんだけど、殴ってる俺の方が痛いっていう、ハハハ。(武士道の相手は?)グレイシーの誰かになるんじゃないですかね? 僕もこれでデビューして10年。殴られ蹴られ、勝った負けたでようやくここまでやってきましたけど、明日もまた、がんばりますよ」

 第4試合の三島☆ド根性ノ助 vs. 加藤鉄史は修斗ウェルター級と同じ70kg契約だが、同級で活躍していた三島が2度目の計量でパスしたのに対し、元々6kg重い修斗ミドル級の加藤は、上の右写真のような絞まったボディで69.7kgで一発クリア。この試合への気合いの入り方では加藤の方が数段上のようだが、三島もPRIDE武士道参戦を前に「こっちが本番」と気を引き締めた。

 他の注目は第1試合で総合格闘技デビューするアマレス出身の鋼侍(こうじ)。セコンドを務める小原道由もルールミーティングに列席した。契約体重は無いが、リングアナウンス用に体重計に乗り、106kgをマーク。相手の石井淳には失礼かもしれないが、石井とは対照的な均整の取れた肉体を披露し、月曜の試合に期待を持たせてくれた。今回のDEEPは第1試合から要注目である。当日券は13時から発売される。(井原芳徳)


ドス・カラスJr、少し早めの来日で必勝を期す

(9/9 up) ドス・カラスJrが8日夕方、無事成田空港に到着した。今回はいつもより少し早めの来日で、日本で最終調整に入るとのこと。「昨日までロスでマルコ・ファスやグスタボ・シムと練習を行っていました。ケガもなく、体調もとても良いので、すばらしい試合をお見せすることができることでしょう。ぜひ期待してください!」とコメントを発表している。

コンバットレスリングの強豪・甲斐がフューチャー戦出場

(9/7 up) フューチャーファイト3試合が発表された(一覧はページ後半)。注目は第2試合の甲斐俊光。ZSTで活躍する花井岳文と同じ静岡の養正館所属で、レスリングは10年のキャリア。コンバットレスリング-84kg級では02年オープン大会優勝、03年選手権では竹内出と接戦を繰り広げ準優勝を遂げている。今回を機に総合に本格進出を始めるようだ。

長南亮、マッハのPRIDE武士道参戦に待った!

(9/4 up) 桜井“マッハ”速人とセミファイナルで対戦する長南亮が、マッハのPRIDE武士道参戦決定に対し怒りをあらわにした。DEEPオフィシャルサイトによると、長南は「僕との試合の3週間後の試合に出場を決めるなんて、なめられてるとしか思いません。最低でも10月の武士道にだけは出させないようにします!」と発言。元来血の気の多い長南が、9.15大田区大会ではより一層ヒートアップすることは間違いない。
 なお、今大会の模様がスカイパーフェクTV!で完全独占生中継される。詳細はこちら

上山&須田、ミドル級タイトル戦に向け好調アピール

(8/27 up) 東京・水道橋のファイティングカフェ・コロッセオで23日、メインイベントのミドル級タイトルマッチの調印式が行われた。
 王者の上山龍紀は、ここ1年毎試合怪我が治らないまま戦っていたが、今回は怪我がなく好調だという。スタミナ重視のトレーニングで体重が73kgまで落ちてしまったといい、当日までの調整が課題となりそうだ。PRIDE-GP開幕戦では田村潔司のセコンドに付き、目の前で師匠が負けた悔しさもちょうどいい発奮材料になったという。挑戦者の須田匡昇については「世界のトップレベル。穴がなく、1秒も気が抜けない」と警戒。「チャンピオンになって防衛するのが目標だったので、防衛に成功したら一区切りをつけたい」と語ったが、次の目標は明かさず、須田に勝ってから発表する考えだ。
 一方の須田は地元の淡路島から調印式のためだけに上京。日帰りで戻ったらすぐ練習を再開する熱の入れようだ。唇の左端を腫らしていたが、練習中に内出血してしまったため。最近レスリングの実力者がジムに入ったことで、いっそう充実した練習ができているという。島を離れて出稽古もしており、シュートボクシングの後藤龍治とも練習している。もしDEEPのベルトを取れば、修斗、スーパーブロウルに続く三冠となるが、「上山選手と闘えることが光栄。ベルトは後からついてくるもの」と欲は薄い。上山の6th IMPACTでのギルソン・フェレイラ戦を見て対戦を志願してから1年。ようやく標的に辿り付けたことのほうが、須田にとっては重要のようだ。
 なお、当初は一本かKOで決着しないと王座が移動しないというルールも検討されていたが、DEEP事務局の佐伯繁代表と上山らが相談した結果、判定でも移動する通常どおりのルールに落ち着いた。佐伯代表は「防衛戦の期限は1年以内。今後は75kg以下、70kg以下のベルトも新設する」と語り、DEEP存続への意欲を示した。(井原芳徳)

全カード決定。三島は加藤鉄史と対戦

(8/13 up) 三島☆ド根性ノ助の対戦相手がプロ修斗世界ミドル級4位の加藤鉄史に決定した。他にMAX宮沢 vs. 百瀬善規、桜井隆多 vs. 藤沼弘秀、石井淳 vs. 鋼侍(こうじ)の3試合が決定している。
 加藤はプロ修斗戦績15戦12勝3敗。過去PUREBRED京都の選手がCLUB DEEPに出場していた縁もあり、大宮ジムの加藤のDEEP参戦が実現した。今回は修斗ミドル級より6kg軽い修斗ウェルター級と同じ70kg契約で試合に臨む。
 12日に都内で行われた記者会見には三島が出席。加藤のことは同じプロシューターなのでよく知っており、「地味だけど強い。相手の光を消すタイプ」と分析する。「(去年12月の)五味とのタイトル戦が終ったら、楽しい世界が待っていた」と語る三島だったが、今回の加藤戦のオファーを聞かされた時は「また修斗のようなシビアな試合をするのかと思い、ガーンっていう感じでした」といい、「勝ってもメリットの方が少なく、リスクの方が大きい」と苦笑いを浮かべる。
 だが10月5日のPRIDE武士道への出場がほぼ確実なため、ここで黒星は許されない。10日のPRIDE-GPさいたま大会では猪木コーナーに登場。大舞台の雰囲気を味わうことができ、発奮材料になったという。「加藤に勝つのは当然だけど内容も大事。PRIDEにつなげるため、向こうのペースに飲まれないよう、面白い試合をしたい」と話し、連戦についても「(00年8月の)フェイトーザ戦の時も(前のウィスニエフスキー戦から)中3週間だったのでなんとかなる」と不安説を否定した。
 PRIDE武士道の話が出たせいもあり、佐伯繁・DEEP事務局代表にはこの件の質問が集中。具体的な提携内容について明言を避けた佐伯代表だが「武士道のコンセプトは面白い。逆にうちが盛り上げて行きたい。DEEPの選手がPRIDEでも通用することを証明したい」と改めて提携への熱意を示し、さらには突然思いつめた末、「長い物には巻かれろ、ということですよ」と意味深な言葉も残した。

 三島戦以外も注目カードが続々決定。百瀬善規は昨年5月のプレミアムチャレンジ大会でパンクラスのエース・近藤有己に勝ったことのある実力者。昨年9月から負傷欠場していたが、DEEPマットで復帰を果たす。桜井隆多と藤沼弘秀は前回のDEEPの試合では敗れたが、パワフルな激突が期待できる。石井淳 vs. 鋼侍は揃って120kgの超ヘビー級対決。石井はパンクラス等での試合でも地元・町田からの大応援団を大量動員することで有名で、今回も大田区体育館を熱くすることだろう。対する鋼侍はプロレスラーの小原道由が主催する道場「破天荒」のプロ第1号格闘家で、レスリング出身の22歳。DEEP事務局の発表によると「アジア選手権3位、世界選手権出場」の実績があるといい、正体が気にかかるところだ。(井原芳徳)

マッハ戦に向け長南、早くも興奮。ドスJr.は鉄人と対戦

(7/29 up) 東京・水道橋のファイティングカフェ・コロッセオで29日、記者会見が行われ、桜井“マッハ”速人 vs. 長南亮、ドス・カラスJr. vs. ブラッド・コーラーの2試合が発表された。
 佐伯繁・DEEP事務局代表は、DEEP生え抜きの長南を「DEEPの最終兵器」と表現。マッハ戦は前々から構想していた夢のカードだったという。「最強で最高の相手と戦えることに今から興奮しています」と語る長南にとっても、マッハは一ファンの頃から憧れで別格の存在だ。「まだ僕は試合で本当の恐怖を味わったことがない。日常では出会えない恐怖を味わいたいから、僕は戦っている」「勝ち負けを越えた戦いをしたい。無心になれる瞬間が欲しい。『あしたのジョー』じゃないけど、試合で燃え尽きられたら最高」と、一言一言に熱がこもる。復帰戦となった7.13大阪大会での久松戦では、あえて突進型ファイトを封印し、いろんな技術を試合で確かめた。「挑戦する側だからやりやすい。ガンガン行くだけ」と、エンジン全開でマッハを越えるつもりだ。
 気合いが入りまくりの長南とは対称的に、マッハは会見に20分遅れ、眠そうに目をこすりながら登場。6.25後楽園のメネー戦、7.13大阪のタッグ戦が終わり、すっかりリラックスモードに突入しているようだ。だが大阪大会の長南の試合を見ただけで既に強さを確認済み。「まだ知名度のない選手だが、手を抜かないよう頑張る」と気を引き締めた。
 
 ドスJr.の相手に選ばれたコーラーは、UFC-J、リングスKOKトーナメントに来日経験があり、99年KOK1回戦ではグラウンドパンチで山本宜久(現・憲尚)の肋骨を破壊したことで知られる。コーラーの「アイアンマン」とドスJr.の「スカイハイ」の入場テーマ曲の競演も、プロレスマニアの佐伯代表が期待する見所だ。
 なお、既に発表済の上山龍紀 vs. 須田匡昇のDEEPミドル級タイトルマッチは、メインイベントとして行われることも決まった。全8試合を予定し、お盆開けに発表の模様。三島★ド根性ノ助の相手は日本人を予定し、日本人同士の超巨漢対決も計画しているという。佐伯代表が「あのバカ」と呼ぶ入江秀忠の試合も、代表の頭を悩ませるところだ。女子の試合は今回は行わないが、12月都内で予定の13th IMPACTでは行う模様だ。(井原芳徳)

 

DEEP事務局 "DEEP 12th IMPACT in OHTAKU"
2003年9月15日 (月/祝) 東京・大田区体育館
(JR蒲田駅東口から徒歩15分または「大森東五丁目」行バスで体育館下車
 京浜急行京急蒲田駅下車徒歩10分または梅屋敷駅下車徒歩5分)
開場・14:00 開始・15:00(フューチャーファイト14:30開始)


メインイベント DEEPミドル級タイトルマッチ -82kg契約 5分3R
上山龍紀(U-FILE CAMP.com/王者)
須田匡昇(CLUB J/挑戦者)

セミファイナル 80kg契約 5分3R
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
長南 亮(U-FILE CAMP.com)

第5試合 -105kg契約 5分3R
ドス・カラスJr.(メキシコ/AAA)
ブラッド・コーラー(米国/チーム・エクストリーム)

(15分休憩)

第4試合 -70kg契約 5分3R
三島☆ド根性ノ助(総合格闘技道場コブラ会)
加藤鉄史(PUREBRED大宮)

第3試合 契約体重なし 5分3R
MAX宮沢(荒武者 総合格闘術)
百瀬善規(禅道会)

第2試合 -86kg契約 5分3R
桜井隆多(総合格闘技R-GYM)
藤沼弘秀(荒武者 総合格闘術)

第1試合 契約体重なし 5分3R
石井淳(超人クラブ)
鋼侍(総合格闘技塾 破天荒)

<フューチャーファイト>

第3試合 契約体重なし 5分2R
保坂忠広(メガトン)
TOSHI ENDO (フィットネスIWAKI)

第2試合 -86kg契約 5分2R
甲斐俊光(養正館)
白井祐也(アンプラグド)

第1試合 -70kg契約 5分2R
杉内 勇(Team-ROKEN)
金原正徳(武蔵村山道場)




<入場料金> (当日券は全席種500円増し。13時より発売)
SRS    \15,000
アリーナA  \10,000
アリーナB  \8,000
2F特別席  \10,000(完売)
2F指定席  \7,000
3F指定席  \5,000

<発売所>

DEEP事務局   052-339-0303(大会前日まで受付。当日受渡)
チケットぴあ   0570-02-9977(Pコード:594-750)
ローソンチケット 03-5537-9999(Lコード:39246)
e+ (イープラス)(パソコン&携帯)
ticket JEB
後楽園ホール   03-5800-9999
ファイター    03-3354-1903
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン  03-3962-6443
レッスル渋谷   03-3464-0078
レッスル池袋   03-3989-0056
プロレスマニア館 03-5276-0304
デポマート    03-3515-6507
TOKYO文庫タワー  03-5784-4900
チケット&トラペルT−1   03-5275-2778
ビデオショップチャンピオン  03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋  03-3265-4646
格闘技プロショップ東京イサミ 03-3352-4083
パンクラス    03-5792-0815
 
※ぴあ(ファミリーマート、セブンイレブン、サンクス)、ローソンチケットは全国各地の窓口でもお買い求めいただけます。

<大会についてのお間い合わせ> DEEP事務局 Tel. 052-339-0303

Last Update : 09/14

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