「武蔵境の町にこのジムが根付くようにしたい」元RISE王者・吉本光志氏、“夢”と“恩返し”胸に「UP&SET GYM」オープン[PR]
元RISEスーパーライト級王者で、数多くの激闘を繰り広げ、2016年に引退した吉本光志氏が、東京のJR中央本線「武蔵境」南口徒歩2分にキックボクシング&フィットネスジム「UP&SET GYM(アップアンドセットジム)」をオープンした。
2000年にデビューし、国内外の数多くのトップ選手としのぎを削り、ノンストップの前進ファイトで観客を沸かせ続けた吉本氏が引退したのは、プロ50戦目となる16年1月31日のRISE後楽園ホール大会でのザカリア・ゾウガリー(モロッコ)戦。当時の吉本氏は35歳で、ゾウガリーは吉本氏がデビューした歳と同じ弱冠20歳。ゾウガリーは既に宍戸大樹、裕樹、鈴木博昭といった王者クラスを圧倒しており、無謀な挑戦と言われた。だが吉本氏は「強い者に勝つとか、不可能を可能にするのが僕の理想の格闘家像だったので、最後もそこを貫きたい」という思いを胸にゾウガリーに立ち向かい、2Rに左膝蹴りでTKO勝ちし、有言実行を果たした。
試合後の引退セレモニーで吉本氏はこう話した。
「強い男になりたくて格闘技を始めましたが、一人じゃ強くなれません。皆さんの助けや声援があるからです。今日で引退しますが、これからも後進の育成で格闘技界に貢献します。最後に強い自分に育ててくれた両親、しがない自分を支えた妻に感謝します。夢は男を大きくします。これからも格闘技のことをよろしくお願いします」
引退後、吉本氏はその言葉通り、指導者の道を進み、約2年半の月日を経て、武蔵境に自身のジムをオープンすることに。その思いをこう語る。
「選手時代にお世話になった方たちに恩返しできるよう、社会的・経済的に力をつけることが第一歩のモチベーションです。引退した今でもキックボクシングに関わる仕事ができる幸せを噛み締め、社会人としての初心を大事にしつつ突き進みます。武蔵境の町にこのジムが根付くようにしたいです」
ジムの場所は武蔵境駅の南口から徒歩2分。駅前のイトーヨーカドーの真裏の交差点の角のビルの3Fで、地域の人はもちろん、国分寺、国立、立川といった武蔵野市よりも西に住む人たちが帰宅時に立ち寄るのにも適している。平日は夜10時までオープンし、土日祝日も営業。木目や緑を活かした爽やかで清潔感のある内装で、カフェのようなエントランスは「現役時代に応援してくれた工務店の社長がデザインしてくれました」といい、「髪はこのビルの2階の美容室で切ってきました」と、吉本氏は少し照れ臭そうに話す。昔からの縁と、新しくできた縁が武蔵境の地でうまく交差し、吉本氏の第二の人生での“夢”“恩返し”の原動力になっていきそうだ。
ジムは5月21日にプレオープン、6月1日にグランドオープンしたばかり。初心者・女性・子供向けのキックボクシングクラスが別々に設けられ、「TRX」と呼ばれる自分の体重と重力を利用した新しい体幹トレーニングができるクラスや、ダイエット主体のクラス、年配の方向けの体操を主体としたゆっくり動けるクラスなどもあり、吉本氏は「子供から大人、年配の方まで、そして男性にも女性にとっても敷居の低いジムにしたい」と話す。
中には「男気キックボクシング」という吉本氏らしいクラスも。「男性だけじゃなく女性でも入れます。汗をかいて交感神経が興奮して、心もポジティブになれるようなクラスです。シゴキとかは無いので安心してください(笑)」とのこと。
プロ志望者も歓迎で「選手の個性を活かし、良さを引き出せるトレーナーになりたいです。大会の主役を張れるような選手を作りたい。弟子には全然自分を超えてもらいたいですね」「私が選手時代にお世話になったヌンサヤームさん(ムエタイの聖地・ラジャダムナンスタジアムの元2階級王者)から教わった『チャイスー』(強い気持ち、折れない心を意味するタイ語)を選手たちに伝えたいです」と話す。
現在先着30名限定で、入会金無料・月会費割引・ボクシンググローブorオリジナルノベルティをプレゼントするキャンペーンを実施中。体験の申し込みも下記の電話やメールフォームで可能。オープンしたばかりのため、トレーナーも募集しているとのことだ。
◆UP&SET GYM(アップアンドセットジム)
〒180-0023 東京都武蔵野市境南町2-9-1 ビジネスセンター山口ビル3F
JR中央本線「武蔵境」南口徒歩2分
Tel. 0422-30-5596
ホームページ http://upandset.com/ (メールフォーム http://upandset.com/?page_id=36 )
Facebook https://www.facebook.com/UPandSET/
Instagram https://www.instagram.com/upandset_gym/
◆吉本光志(よしもと・こうじ)プロフィール
1980年2月6日生まれ 東京都出身
元RISEスーパーライト級(65kg)王者、元IKMF東洋ライト級王者
2000年7月31日、20歳でプロキックボクシングデビュー。03年に当時の全日本キックのエースだった小林聡と死闘を繰り広げ話題を呼ぶ。05年に韓国でIKMF東洋ライト級王座を獲得。
06~07年にはMMA(総合格闘技)に挑戦し8戦5勝1敗2分の成績を残し、07年のパンクラスの新人王トーナメント「ネオブラッド・トーナメント」で優勝した。
その後はキックに戻り、梶原龍児、カノンスック、大石駿介、渡辺理想、麻原将平といったトップ選手に勝利。
09年から参戦したRISEでは2戦目で菅原勇介を破り65kg級王座(現在のスーパーライト級王座)を獲得。12年12月2日の東京ドームシティホールでのビックイベントのメインイベンターを務め、ラズ・セルキシアンに判定3-0で勝利する。
タイ、中国でのK-1の大会にも参戦し、戦いのフィールドを広げるが、15年8月のシュートボクシング(SB)で宍戸大樹に敗れ、次の50戦目での引退を決意。SBの強豪・ザカリア・ゾウガリーを最後の相手に指名し、16年1月31日の引退戦で2R TKO勝ちし、有終の美を飾った。キック通算戦績50戦30勝(4KO)17敗3分。