和田良覚氏がMMAレフェリングセミナー「スキルを後世に伝えていくのも大事な仕事」。サムライTVで10月26日(金)初回放送
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国内の数多くの格闘技大会でのレフェリングに長年携わっている和田良覚(りょうがく)氏のMMAレフェリング・セミナーが13日、東京・江東区のスカパー東京メディアセンターで行われた。今年春に本格始動した日本MMA審判機構(JMOC)が主催、FIGHTING TV サムライが協力。セミナーの模様は同局の「月刊 格闘無双」で放送される。(初回放送10月26日(金)午後8:00~午後10:00)
進行役として同番組司会のやべきょうすけ氏、ゲストとして高阪剛も登場。前半にはフィジカルトレーナーだった和田氏がレフェリーを務めることになったきっかけ、リングス時代の高阪との破天荒なエピソードの数々、四半世紀以上に渡るレフェリーのキャリアで思い出深い試合、フリーのレフェリーとして各団体の立場に流されずに裁くポリシー等が語られた。
後半には最近のRIZIN、プロ修斗、DEEP JEWELSの試合映像を流しつつ、ストップのタイミングの見極め方、反則やアクシデントや負傷への対応方法、リング下のサブレフェリーやドクターとの連携の取り方が語られた。
和田氏はWBCムエタイの試合のレフェリーを務める上で、同団体のレフェリング・セミナーを受講しており、ムエタイのレフェリングのノウハウをMMAにも活かすことも提案され、それ以外にも今後のMMA業界のレフェリング技術向上のための提言もいくつか行われた。
和田氏は現在55歳。「リング上で動けなくなったらやめる。レフェリーができるのもあと10年ぐらいだと思う。このスキルを後世に伝えていくのも大事な仕事だと思って今回の講師を受けました」と話す。セミナー中に度々和田氏の口から出てきたのは、「選手の命を守る」という言葉。過去の自身の失敗事例についても率直に語り、苦い思いをした選手たちを気遣う発言もいくつか出てきた。
そういった和田氏の人を思いやる姿勢や蓄積されたノウハウは後輩レフェリーたちの手本になっており、セミナー中にはJMOCの豊永稔会長と松宮智生副会長がJMOCの相談役就任を和田氏に依頼し、和田氏も快諾した。和田氏のJMOC相談役就任で、JMOCの活動が今後より充実したものとなりそうだ。