OCEANS 6.4 ガーデンベルズ延岡(レポ):福岡出身の庄司啓馬、地元宮崎の梅田光一郎に判定勝ちしM-1 JAPANライト級王者に。河野直次郎、タイ人選手下しスーパーフェザー級王者に
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CLIMB GYM主催「OCEANS(オーシャンズ)」
2023年6月4日(日)宮崎・ガーデンベルズ延岡
記事提供:CLIMB GYM
宮崎県発、宮崎県唯一のプロキックボクシングイベント『OCEANS』。2018年12月にアマチュア大会からスタートし、プロ大会は今回で3度目(アマチュア大会は8度開催)となり、今大会では『M-1 JAPAN』の二階級による王者決定戦が行われた。
第6試合 M-1 JAPANライト級王者決定戦 3分3R(延長1R)
×梅田光一郎(CLIMB GYM)
○庄司啓馬(TEAM TEPPEN)
判定0-2 (29-29/28-29/28-30)
※庄司が王者に
M-1 JAPANライト級王者決定戦に挑む梅田はOCEANSを主宰するCLIMB GYMの看板選手で、プロデビューから7戦勝ち星なしだったが、ここ数戦はKOで連勝中。ミドルキック、首相撲、ヒジを得意とするムエタイスタイルで戦績は12戦4勝4敗4分。
対する福岡出身の庄司は、那須川天心の父・那須川弘幸会長率いるTEAM TEPPEN所属のアグレッシブファイター。ここ数戦はKNOCK OUTを主戦場にし、昨年12月にはINNOVATIONライト級王者・大谷翔司と対戦経験もある。戦績は14戦5勝(1KO)9敗。
1R、左右の蹴りを散らす庄司に、梅田も蹴りを返し互角の展開。終盤には庄司が梅田をコーナーに詰めて首相撲を仕掛けてヒザを入れていく。
2R、庄司はミドル、右アッパーを当てて組んでのヒザ。上背の梅田は強引に振り回してこかして抵抗するも、庄司が首相撲で主導権を握る。
3R、庄司が左ミドルで距離を取ると、逆に梅田が組んでいき離れ際にヒジを見舞う。組みの展開では庄司がヒザを入れ、距離を取れば左ミドルを当てる。
最後までペースを握り、判定勝ちした庄司は初のベルトを巻き、「宮崎の皆さんはじめまして。遠くから来てくれたら仲間たちのおかげで勝つことができました。TEAM TEPPENには風音、(白鳥)大珠とか強いプロ選手は20人ぐらいいます。僕も上を目指して頑張りますので、宮崎の皆さんも僕のことを応援してくれたらと思います」とマイクアピールした。
第5試合 M-1 JAPANスーパーフェザー級王者決定戦 3分3R(延長1R)
○河野直次郎(CLIMB GYM)
×ユッタガーンノー・ワンランヤー(タイ)
判定3-0 (30-29/30-28/30-28)
※河野が王者に
河野は24戦10勝(3KO)12敗2分の戦績があり、パンチ主体のファイター。ここ最近はムエタイスタイルに順応しているという。対するユッタガーンノーは、ラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)出場経験がある31歳。
1R、右ロー集中打の河野に対し、ユッタガーンノーはゆったりしたリズムから左右ミドル。2Rになると、ユッタガーンノーは首相撲を積極的に仕掛け、河野は左右フック。ボディブローを効かせた河野はパンチ連打を浴びせてKO寸前まで追い込む場面を作り優勢をアピールした。
3R、ユッタガーンノーをコーナーに詰めた河野は右ローからパンチ連打。ユッタガーンノーは打たれながらもテンカオを返していく。タフなユッタガーンノーを最後までKOすることはできなかったが、河野が判定勝ちしベルトを巻いた。
第4試合 キックボクシングルール(肘無し) 64kg契約 3分3R(延長1R)
○徳永三哲(CLIMB GYM)
×裕希(RAOU GYM)
2R 0’46” KO (右フック)
この試合が引退試合となった徳永は1Rから一気にパンチ連打を仕掛けて裕希をKO寸前まで追い込む。2Rもラッシュを浴びせる徳永は右フックでダウンを奪い、さらに右フックをクリーンヒットさせKO!
マイクを握った徳永は「引退試合に来てくれてありがとうございました。自分は福岡でキックボクシングを始めて宮崎に帰ってきて、15年近く前に、近田(哲二)さんの道場では、当時中学生だった河野直次郎、まだ高校生だった主催者の金井(裕介)代表、第3試合の杉本(祥)選手といったみんなに出会い、金井代表が用意してくれたステージで試合ができたことで凄く幸せに思います。引退に試合に向けて努力するにあたり、迷惑をかけた妻と家族に感謝を申し上げます」と感謝の意を述べた。
第3試合 キックボクシングルール(肘無し) 59.5kg契約 3分3R
○杉本 祥(TARGET SHIBUYA)
×MEGUMI(BEGINNING)
判定3-0 (29-28/30-27/30-28)
現在、TARGET SHIBUYAに所属する宮崎県延岡出身の杉本が凱旋試合。1Rからテンポよくパンチを当てるMEGUMIに、杉本はゆったりしたリズムから左ミドル、ボディブロー、左フックをヒットさせる。2Rも、くねくねするトリッキーな動きの杉本は左ミドル、二段飛びヒザ、パンチを当て主導権を握る。3R、意地を見せるMEGUMIはパンチを返すが、杉本は左ミドル、組んでのヒザを当て判定勝ちした。
第2試合 ムエタイルール スーパーフェザー級 3分3R
×YUZUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)
○拳太(MSJ KICKBOXING GYM)
判定0-3 (28-29/27-30/28-29)
宮崎vs他県を主軸としたカードが並ぶ中、この試合のみ大分出身のYUZUKIvs福岡出身の拳太の一戦となった。1Rから拳太が積極的に首相撲を仕掛けてヒザ蹴り。2R、YUZUKIはヒジを出しながら組み付いてヒザ。お互いに首相撲を仕掛ける展開が続く。3Rには拳太がバックスピン。YUZUKIはヒジから首相撲を仕掛け、お互いに譲らない攻防を見せる。最後まで首相撲で優位に試合を進めた拳太が判定勝ち。
第1試合 キックボクシングルール(肘無し) 60kg契約 3分3R
○河野萌希(CLIMB GYM)
×野原 心(緑蹴会)
2R 1’04” TKO (コーナーストップ:パンチ連打でダウン後)
1Rから河野が左ローをこつこつ当て、ワンツーにつなぐのに対し、野原もパンチで対抗。2R、一気に仕掛けた河野が左ハイでダウンを奪う。さらにパンチ連打でダウンを追加。ラッシュを浴び続ける野原にセコンドからタオルが投入され、河野がTKO勝ちした。