スック・ワンキントーン 2.19 新宿フェイス(レポ):伊藤紗弥、WPMF王者ドゥオンダウノーイに攻めを封じられ判定負け。鈴木真治&桂英慈はタイ人選手をKO
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ノーナクシンムエタイジム東京主催「SUK WAN KINGTHONG(スック・ワンキントーン)confrontation」
2023年2月19日(日)新宿フェイス
レポート:井原芳徳
https://www.youtube.com/watch?v=IcdqkuXmvow
(伊藤戦は上の動画の1時間42分ごろからスタートする)
第6試合 女子47.5kg契約 2分5R
○ドゥオンダウノーイ・ルークサイコンディン(タイ/WPMF世界女子ミニフライ級王者ほかムエタイ7冠王、元プロボクシングOPBF女子ミニフライ級王者)
×伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
判定3-0 (ノッパデッソーン49-47/アラビア49-48/チャンデット49-47)
伊藤は5月に尚武会主催したムエローク八王子大会でナムワン・ソーコンクラパンに判定勝ちしIPCC世界女子アトム級王座を獲得。10月にはタイで開催されたMUAYTHAI SUPER CHAMP -50kgトーナメントに参戦し準優勝の成績を残した。
ドゥオンダウノーイはムエタイ65戦40勝20敗5分の24歳。きょうだい16人みなムエタイ選手というムエタイ一家に育ち、ムエタイで7本のタイトルを獲得。ONEのトライアウトの50kgトーナメントで準優勝している。ボクシングでも活躍しOPBF女子ミニフライ級王座を獲得した実績がある。伊藤とは16年に戦う予定だったが、お互いの怪我で2度試合が流れていた。両者7年経ち大幅に成長して初対決する。
試合はドゥオンダウノーイがテクニックを駆使し伊藤の攻めを封じる内容に。1R、伊藤がプレッシャーをかけ、ドゥオンダウノーイが距離を取る構図が続き、残り1分から蹴りの打ち合いが増える。伊藤はその中で最後に蹴りを当てたり、右ローでドゥオンダウノーイをスリップさせたりと、まずまずの滑り出しだ。
2Rも伊藤が前に出続けるが、ドゥオンダウノーイは回ってジャブと前蹴りで距離を取り、伊藤に入らせない。蹴りの応酬はあるが、伊藤は1R終盤ほど打たせてもらえなくなり、ドゥオンダウノーイが少しずつアジャストしている様子だ。
3R、序盤にドゥオンダウノーイが首相撲に持ち込み左膝を当てるが、伊藤はドゥオンダウノーイが足を上げた状態の間に崩して倒す。するとドゥオンダウノーイが組まなくなり、2Rまで同様に距離を取って前蹴り、ミドルを当てるスタイルに戻す。伊藤も強引にテンカオで詰めたりするが、なかなかクリーンヒットに繋げられない。
4R、伊藤が変わらず前に出て、序盤にはドゥオンダウノーイの蹴りのタイミングで右ローを当ててバランスを2度崩させる。コンビネーションからの右ローも当たるように。だがドゥオンダウノーイも随所で左ミドルを返し、最後の首相撲では崩しに来た伊藤を逆に崩してみせる。
5R、伊藤は後がないことを意識してか、より圧力を強め、積極的に攻撃を出すようになるが、ドゥオンダウノーイの左前蹴りで後ろに大きく突き放され、印象を悪くする。終盤にはドゥオンダウノーイが右のバック肘も当て、場内をどよめかせる。最後は流しに入りつつ右ミドルも強打し終了する。在日タイ人のジャッジ3名はドゥオンダウノーイを1~2点差で支持し、ドゥオンダウノーイの判定勝ちとなった。
第9試合 メインイベント 65kg契約 3分5R
○鈴木真治(フジマキックムエタイジム/スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元J-NETWORK同級王者)
×コンデート・ギャットプラパット(タイ/市原ジム/元BBTVスーパーフェザー級王者)
3R 2’28” TKO (レフェリーストップ:右ローキックで2ダウン後)
第8試合 54kg契約 3分3R
○桂 英慈(クレイン/スック・ワンキントーン・バンタム級王者)
×タナデー・ウォーワンチャイ(タイ/元ルンピニー認定フライ級1位、元プロムエタイ協会同級1位)
2R 1’57” TKO (レフェリーストップ:左ストレートでダウン後)
第7試合 67kg契約 3分3R
×吉田 敢[すすむ](BRING IT ONパラエストラAKK/スック・ワンキントーン・ウェルター級王者)
○シュートン・ヨーユットムエタイジム(タイ/ヨーユットムエタイジム/WMOムエタイ・インターナショナル・ミドル級王者)
1R 2’15” TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる顔面のカット)
第5試合 67kg契約 3分3R
○スーパーボーイ・ルークプラバーツ(タイ)
×KAZU(GTジム/KOSウェルター級王者、元WMC日本ウェルター級王者)
1R 2’59” KO (左肘打ち)
第4試合 59kg契約 3分3R
×角谷祐介(NEXT LEVEL渋谷/スック・ワンキントーン・スーパーフェザー級2位)
○近藤 拓(sports24/スック・ワンキントーン・スーパーフェザー級5位)
判定0-3 (27-29/27-29/27-30)
第3試合 52kg契約 3分3R
×カズキ・シッソー(トースームエタイジム)
○竜輝(LEGEND GYM)
判定0-3 (26-30/25-30/25-30)
第2試合 女子49kg契約 2分3R
○安部 纒(エイワスポーツジム)
×YURIKO SHOBUKAI(尚武会)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第1試合 50.5kg契約 3分3R
△JHO(MSJキックボクシングジム)
△秋田巴琉(キング・ムエ)
判定1-1 (29-28/28-29/29-29)