NJKF 9.25 枚方市総合文化芸術センター(レポ):甲斐元太郎、ISKAムエタイ・インターコンチネンタル王座戦はベルギーの選手に判定負け。優心・塚本望夢・寺西大輝、タイのゲッソンリット勢に3人ともTKO負け
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理心塾主催「NJKF 2022 west 4th」
2022年9月25日(日) 大阪・枚方市総合文化芸術センター 別館メセナホール
記事提供:NJKF
2nd Stage
第6試合 メインイベント ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・バンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R
×甲斐元太郎(理心塾/元NJKFバンタム級王者)
○モハメッド・カルーア(ベルギー/DCボクシングジム/WFMCヨーロッパ・フェザー級王者)
判定0-3
※カルーアが王者に
1st Stageと2nd Stageの2部構成で行われた今大会、大トリとなる2nd Stageのメインに組まれたのは、ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・バンタム級王座決定戦。主催の理心塾所属で前NJKFバンタム級王者の甲斐元太郎と、ベルギーから来日したWFMCヨーロッパ・フェザー級王者モハメッド・カルーアの間で王座が争われた。
2ヵ月前には「PRO-KARATEDO達人Neo」に出場し韓国人選手を1RTKOして好調の甲斐。地元・枚方市で行われる初のキックボクシング・イベントとあって、大会中には伏見 隆・枚方市長も挨拶しエールを送る中で、初の国際タイトル挑戦となった。
笑顔を浮かべてリングインした甲斐は、カルーアがミドルキックを打ってくる中、1Rから組んでのヒザを繰り出す。組みの展開ではやや甲斐が優勢の中、カルーアは左右ミドルで応戦し、ヒジも繰り出す。ラウンド終盤には甲斐のローが少し効いた様子も見せる。
2R、左右フックで前進するカルーアの勢いを組んで止める甲斐。パンチを中心に攻めるカルーアはボディをヒットする。
ここから3Rにかけてはカルーアのパンチでの前進を甲斐が組んで応戦という展開が多くなるが、徐々にカルーアのパンチが優勢に。だが3R後半に甲斐のヒジがヒットし、カルーアは左目の上をカットする。
4Rにはカルーアのアッパーがヒット。そして中盤過ぎ、カルーアが組んで浴びせ倒すと、甲斐は後頭部をリングに痛打。立ち上がるとフラつくほどで、ここから大きく失速。それでもヒジを当ててカルーアはさらに頭部をカット、ドクターチェックが入るがここは続行する。
5Rはカルーアがミドル、ローを出して攻め、お互いにパンチを出すと組む展開が多く見られるが、甲斐の消耗は激しく、大きな見せ場は作れないまま試合は終了する。
フルラウンドの戦いとなった試合は、ジャッジ三者ともに支持されたカルーアが判定勝利を飾り、新王者に。甲斐は地元でベルトを勝ち取ることはできなかった。
第5試合 セミファイナル NJKFフェザー級王座挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○笹木一磨(理心塾/NJKFフェザー級3位)
×魁志(VIGOR KICKBOXING GYM/NJKFフェザー級6位)
判定2ー0(30-29/29-29/29-28)
甲斐と同じく7月の「PRO-KARATEDO達人Neo」で韓国人選手に1RTKO勝利した笹木一磨が、NJKFフェザー級挑戦者決定戦に登場。相手は7月末にRIZINさいたま大会に出場して龍聖と対戦した同級6位の魁志。笹木は同級3位だが、1位の大田拓真はK-1グループに参戦中、2位の大輔は引退を表明と、事実上トップランカーの座にあり、ここはしっかりと勝って挑戦につなげたいところ。
笹木はローとミドルを皮切りにパンチも積極的に繰り出すが、魁志も正面から応戦。試合は接戦となったが、パンチ、蹴りともにわずかに上回った笹木が2ー0の僅差で判定勝利。王者・前田浩喜への挑戦権を掴んだ。
第4試合 ライト級 3分3R
○蓮YAMATO(大和ジム/NJKFライト級4位)
×TONE K’s GYM(タイ/理心塾)
判定3-0(30-28/30-28/30-28)
第3試合 62.5kg契約 3分3R
○光太郎(誠至会)
×光井泰地(理心塾)
判定3ー0(30-28/30-28/30-27)
第2試合 フライ級 3分3R
○黒川佑哉(理心塾)
×水流添正太(道場373)
判定2-0(30-29/29-29/29-28)
第1試合 フライ級 3分3R
○爽良(健心塾)
×髙木雅己(誠至会)
判定3-0(30-29/30-29/30-28)
プロ空手提供試合ヤングファイト 70kg契約 3分3R
○椋橋秀太(理心塾)
×テツオ・コニシ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
判定3-0(29-28/29-28/29-28)
1st Stage
第5試合 トリプルメインイベント3 フライ級 3分3R
×優心(京都野口ジム/NJKFフライ級王者)
○マッファン・ゲッソンリット(タイ/ゲッソンリットジム)
2R 1’20” TKO(膝蹴りで目を負傷)
1st Stageではトリプルメインイベントとして、日泰国際戦3試合が組まれた。日本側は3人とも初めての対タイ人戦という大きな挑戦となった。
日本側の大将としてリングに上がったのはNJKFフライ級王者・優心。1Rにはマッファン・ゲッソンリットの蹴り足を掴んでコカしたり、パンチでアゴを上げさせるなど、王者らしくマッファンと互角に渡り合ったが、2R、ロープ際で体勢が崩れたところにマッファンがヒザ蹴りをヒット。これで優心は左目を負傷し、ドクターチェックを経て試合はストップ。ヒザ自体はレフェリーがストップをかけた直後だったが、流れの中だったためインプレーとみなされ、マッファンのTKO勝利となった。
第4試合 トリプルメインイベント2 フライ級 3分3R
×塚本望夢[もうむ](team Bonds/DEEP☆KICK -51kg級王者)
○ソンチャイノーイ(タイ/ゲッソンリットジム/S1ジュニアバンタム級王者)
1R 1’36” TKO(右ストレート)
塚本はジュニアで11冠を獲得し、プロでもデビューから6連勝を記録した16歳。4月のRISE初参戦で初黒星を喫したが、8月のRISE大阪大会で勝利して再起。2ヵ月連戦で初のタイ人戦となったが、相手のS1ジュニアバンタム級王者ソンチャイノーイが強烈な強さを発揮。出入りを駆使して攻撃の糸口を図る塚本の蹴り足を掴むと、右ストレートを叩き込んでダウンを奪う。ここは立ち上がった塚本だったが、ソンチャイノーイはさらに右を叩き込むと、塚本は2度目のダウン。レフェリーが試合をストップし、わずか96秒で初のTKO負けを喫した。
第3試合 トリプルメインイベント1 フライ級 3分3R
×寺西大輝(田頭道場/NJKFフライ級7位)
○ティンディ・ゲッソンリット(タイ/ゲッソンリットジム)
2R 2’30” TKO(膝蹴り連打)
寺西はティンディ・ゲッソンリットの蹴りで足指が目に入るというアクシデントもあったものの、首相撲に対応できず2Rにヒザ蹴り連打で3回のダウンを喫してTKO負け。日泰国際戦はタイ側の3戦全勝で、日本陣営には厳しい結果となった。
理心塾初の「NJKF west」興行で枚方市での開催も初となった今大会には1st Stage、2nd Stageとも多数の観客が詰めかけ、盛況の内に終了。理心塾では来年以降も「PRO-KARATEDO達人Neo」と並行して、「NJKF west」大会の開催を予定してるという。
第2試合 57kg契約 3分3R
○繁那(R.S-GYM/DEEP☆KICK -55kg級 9位)
×西村昌真(聖空会館)
3R 1’05” TKO(パンチ連打)
第1試合 フェザー級 3分3R
○坂本直樹(道場373)
○瑠稀士(R.S-GYM)
判定2-0(30-29/29-29/29-28)
◆オープニングファイト(アマチュア)
第6試合 一般 55kg契約 1分30秒2R
○原 廉生(拳正会)
×児玉夢澪(理心塾K’s GYM)
判定3-0(20-18/20-18/20-19)
第5試合 一般 57kg契約 1分30秒2R
△佐藤浩輝(理心塾)
△木本礼央雅(拳正会)
判定0ー1(19-20/19-19/19-19)
第4試合 50kg契約 1分30秒2R
○山中涼惺(大阪キックT.B.NATION)
×糀 佑大(理心塾)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)
第3試合 45kg契約 1分30秒2R
○坂口眞悠(立志會館)
×柳浦謙心(大阪キックT.B.NATION)
判定3-0(20-19/20-19/20-19)
オープニングファイト第2試合 ジュニア 40kg契約 1分30秒2R
○長滝颯真(KICKーSTYLE)
×糀 敦志(理心塾)
判定2-1(20-19/19-20/20-19)
第1試合 ジュニア 42kg契約 1分30秒2R
△太田陽斗(理心塾K’s GYM)
△前田大晋(M-BLOW)
判定1-0(19-19/19-19/20-19)