GRACHAN 8.7 大阪 176BOX(レポ):39歳の鍵山雄介、新鋭・大搗汰晟に逆転TKO勝ちしフェザー級T準決勝進出。無差別級・荒東 怪獣キラー 英貴は1R勝利し7連勝
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GRACHAN 56
2022年8月7日(日)大阪・176BOX
レポート:井原芳徳 写真提供:GRACHAN 中継:GRACHAN放送局(1,500円/月)
GRACHAN 56(プロ)
第6試合 GRACHAN無差別級王者決定トーナメント1回戦 5分2R(延長1R)
○荒東[あらとう]怪獣キラー 英貴(パラエストラ大阪)
×岡本純一朗(JOKERS)
1R 3’10” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
GRACHANでは今大会から、無差別級とフェザー級で各8名が参加する王座決定トーナメントを開幕する。大阪では両階級の1試合ずつが行われ、8月28日 札幌大会、9月4日 千葉大会の3大会で一回戦全てが行われる。組み合わせと日程はこちらの記事参照。
荒東はタイ・バンコクに7年住み、日本企業の居酒屋のマネージャーをしていたが、19年に現地でMMAデビューして2勝し、コロナ禍の影響で2年前に帰国。GRACHANで誠悟、瓜田幸造ら相手に4連勝・2KO勝ちの快進撃を続ける。対する岡本はWARDOG等で1勝4敗の選手。
1R、岡本がまずは右ミドル、ロー、左ミドル、右フックを立て続けに当てて先手を取る。荒東は少しずつ左インローをお返しし、岡本のパンチの連打も着実にブロックし、左右のローを当てる。岡本は顔をしかめるようになると、荒東を金網に押し込み、足を掛けて倒そうとするが、脇を差していた荒東は、足を上げた岡本を押し倒し、ハーフで押さえる。
身動きの取れない岡本に、荒東がパウンドを当てていると、少しずつヒットが増える。荒東がサイドに移って左のパウンドを何発も当てると、岡本が防戦一方となったところでレフェリーがストップした。
プロデビュー以来の連勝を7に伸ばした荒東は「去年ここで勝って、GRACHANのヘビー級を引っ張ると言いましたけど、それはもちろんやけど、ジャパンMMAのヘビー級は僕が引っ張ります。SNSとかで僕をバシバシ推してください。一緒にRIZINに行きましょう」とアピールした。
第5試合 GRACHANフェザー級王者決定トーナメント1回戦 5分2R(延長1R)
○鍵山雄介(コブラ会)
×大搗汰晟[おおつき たいせい](宇留野道場)
3R 1’25” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
2R 判定0-0
GRACHANフェザー級では山本琢也が防衛期限を過ぎたことから王座を返上した。鍵山は20年12月のフェザー級王座決定戦で山本に2R TKO負けして以来、約2年ぶりの試合。8月1日で39歳になったばかりだ。大搗は天理大学柔道部出身で昨年MMAデビューし3勝1敗、GRACHANで高須将大と高橋孝徳相手に2連続KO勝ちと勢いに乗る。
1R、両者サウスポーで構え、鍵山のパンチに合わせ大搗が組み付くと、大外刈りで倒し、すぐさま袈裟固めで押さえ、序盤から勝利の体勢に持ち込む。大搗は時折鉄槌を当てるが、押さえたままその先に持ち込めず膠着気味に。鍵山は脱出できないまま終える。
2R、鍵山は右ミドルを当てるが、ここでも大搗が組み付くと、首投げ気味に倒して再び袈裟固めで押さえる。鍵山がブリッジで動くと、大搗はハーフガードに切り替え、再び袈裟を狙う。すると鍵山は脱出に成功したが、またもすぐに大搗が組み付くと、足を掛けて倒し、今度はマウントに。しかし鍵山は長時間キープさせずリバースし、ハーフで押さえ反撃の体勢に。鍵山はじわじわパウンドのヒットを増やすと、嫌がって体を反らした大搗のバックマウントを取り、パウンドを時折当てて大搗を苦しめる。
判定は3者ともドローで延長へ。疲れ気味で踏ん張りの効かない大搗に対し、鍵山はまだ5分間十分戦えそうな動きでプレッシャーをかけ、右インローを連打してから、右ミドル、右フックもヒット。左インローもカーフ気味に散らしつつ、パンチの連打から左ハイをヒット。大搗はぎりぎりブロックしたがそのまま後方に押し倒され、鍵山が金輪際で押さえながらパウンドを連打し、大搗が防戦一方となったところでレフェリーがストップした。見事な逆転勝ちに場内も大盛り上がりとなった。
鍵山は「僕も簡単にあきらめられない理由があるんで、セコンドのアドバイスを聞きながら立て直しました。このままタイトル目指して頑張ります」とアピールした。
第4試合 ライト級 5分2R
×林 RICE 陽太(パラエストラ森ノ宮)
○大宮 優(ALIVE)
判定0-3
第3試合 フライ級 5分2R
○永井美自戒(コブラ会)
×小林大介(ALIVE)
判定2-1
第2試合 バンタム級 5分2R
○今村 豊(宇留野道場)
×中嶋紳乃介(皇子山MMA)
判定3-0
第1試合 ウェルター級 5分2R
○青木忠秀(コブラ会)
×遠塚浩希(SPARK GYM)
1R 2’28” TKO (レフェリーストップ:右フック)
青木はアマチュア修斗で経験を積み今回がプロデビュー戦。1R中盤、青木がパンチの交錯する場面で左フックを当てて遠塚をダウンさせる。遠塚は立って金網に押し込むが、青木は顔面に左膝を当ててから突き放すと、遠塚が左手を突き出したところで右のフックをクロスさせてクリーンヒットして再びダウンさせ、ダメ押しの右のパウンドを一発クリーンヒットしたところでレフェリーがストップ。青木が打撃センスの高さを印象付けた。
なお、好評だった今大会のラウンドガールの衣装について、GRACHANの岩崎ヒロユキ代表は「秋葉原コンセプトカフェ人気店『マーメイド』さんと、ジュエリーブランド『アッシュポール』とのコラボとしてマーメイドさんの衣装をお借りしました。28日の北海道大会にてもお披露目されます」と明かしている。
GRACHANチャレンジ(アマチュア)
アマチュア部門にはK-1・Krushに出場していた川口拓真、パンクラスのプロで試合経験もある39歳の石田源、日本拳法第34回全日本学生個人選手権優勝の角野晃平といった選手も出場し、角野は最終試合でTKO勝ちしている。
第三十三試合 Aクラス ミドル級3分2R
×山田尚輝(Encounter)
○角野晃平(TEAM FAUST)
2R 1:55 TKO
第三十二試合 Aクラス ウェルター級3分2R
△富田善樹(総合格闘技道場コブラ会イースト)
△古谷宗太郎(TRI.H studio)
時間切れドロー
第三十一試合 Aクラス ウェルター級3分2R
△原田直人(総合格闘技道場コブラ会EAST)
△北野恵斗(パラエストラ天満)
時間切れドロー
第三十試合 Aクラス ウェルター級3分2R
兼崎 光(GOS×皇子山MMA)
中尾天丸(中尾受太郎総合格闘技スクール)
中止
第二十九試合 Aクラス ライト級3分2R
△花園大輝(パラエストラ天満)
△藤田大地(闇愚羅)
時間切れドロー
第二十八合 Aクラス フェザー級3分2R
△青山 準(皇子山MMA×gosMMA)
△前田 海(総合格闘技道場コブラ会イースト)
時間切れドロー
第二十七試合 Aクラス フェザー級3分2R
○関本龍翔 (パラエストラ東大阪)
×八木 匠(パラエストラ天満)
1R 0:24 TKO
第二十六試合 Aクラス フェザー級3分2R
△高松 愁(パラエストラ加古川)
△永岡耕平 (パラエストラ天満)
時間切れドロー
第二十五試合 Aクラス フェザー級3分2R
○野尻篤史(KING GYM KOBE)
×佐藤義博 (パラエストラ天満)
1R 1:25 TKO
第二十四試合 Aクラス フェザー級3分2R
△松浦稜生(総合格闘技闇愚羅)
△川口拓真(パラエストラ天満)
時間切れドロー
第二十三試合 Aクラス フライ級3分2R
×天野優央(上妻式武術考房)
○嶋村颯真(T.B.NATION JIU JITSU / GRACIE ALLEGIANCE MAMORU DOJO)
1R 1:57 アームロック
第二十二試合 Aクラス バンタム級3分2R
△古賀珠楠 (TEAM FAUST)
△川﨑聖太(総合格闘技闇愚羅)
時間切れドロー
第二十一試合 Aクラス バンタム級3分2R
×有木拓未(ASH)
○松元奏太(reversal gym osaka anne)
1R 0:33 TKO
第二十試合 Aクラス フライ級3分2R
△山本壮馬(パラエストラ和泉)
△大崎千弘(GRACIE ALLEGIANCE MAMORU DOJO)
時間切れドロー
第十九試合 Bクラス バンタム級3分2R
藤原浩太(キングジム神戸)
田中雄大 or梅本純平
変更により中止
第十八試合 Bクラス フライ級3分2R
△古川結都(ash )
△大原匡款(STYLE)
時間切れドロー
第十七試合 Bクラス バンタム級3分2R
×中尾慎太郎(リバーサルジム大阪anne )
○金原龍之介(KING GYM KOBE)
1R 0:49 腕ひしぎ十字固め
第十六試合 Bクラス バンタム級3分2R
×西村風人(reversal gym osaka anne)
○辻 朗寛(louts mma japan)
2R 2:51 腕ひしぎ十字固め
第十五試合 Bクラス バンタム級3分2R
×松村麗生(総合格闘技宇留野道場 )
○田中翔大(blows)
1R 1:31 三角絞め
第十四試合 Bクラス バンタム級3分2R
△石田 源(総合格闘技闇愚羅)
△藤原浩太(キングジム神戸)
時間切れドロー
第十三試合 Bクラス バンタム級3分2R
△橋本拓人(パンクラス大阪)
△白井稜三(パラエストラ森ノ宮)
時間切れドロー
第十二試合 Bクラス バンタム級3分2R
○高田康平(パラエストラ天満)
×塩川玲斗(フリー)
2R 2:10 TKO
第十一 Bクラス フェザー級3分2R
△藪中 慧(正道会館)
△岩城要(岩城ジム)
時間切れドロー
第十 Bクラス フェザー級3分2R
×堤 涼河(M3AFIT)
○森田敢流(パンクラス大阪)
2R 0:31 TKO
第九試合 Bクラス フェザー級3分2R
×工藤豪起(総合格闘技宇留野道場)
○山下龍馬(KING GYM KOBE)
1R 0:24 TKO
第八試合 Bクラス フェザー級3分2R
△中島佳祐(sisu)
△中嶋将太(KINGGYM)
時間切れドロー
第七試合 Bクラス ライト級3分2R
△日野陽信(コブラ会)
△中村斗軌(KING GYM KOBE)
時間切れドロー
第六試合 Bクラス 75㎏以下3分2R
△岡田英努(パラエストラ大阪)
△中門虎鉄(パラエストラ東大阪)
時間切れドロー
第五試合 Bクラス ライト級3分2R
△滝本勇仁(中尾寿太郎総合格闘技スクール)
△芝 慧悟 (KING GYM KOBE)
時間切れドロー
第四試合 Bクラス 無差別級3分2R
○須惠勝貴(パラエストラ大阪)
×ロンゴリア・リカルド(BRAVES MMA)
1R1:03 アームロック
第三試合 Bクラス 無差別級3分2R
△徳永大和(GRACE ALLEGIANC MAMORU DOJO)
△コンハド・フェリペ (BRAVES MMA)
時間切れドロー
第二試合 Bクラス バンタム級3分2R
×田中雄大(総合格闘技スタジオstyle)
○梅本純平 (パラエストラ森ノ宮)
1R 0:33 アキレス腱固め
第一試合 Cクラス フェザー級3分2R
△田村勝輝(パラエストラ東大阪)
△松谷流行(w-cross)
時間切れドロー