W clutch 8.22 大阪 ホテルリバティプラザ:璃久、キックデビュー戦の空手強豪・小野寺天汰にTKO勝ち。4階級で王者決定|次回は新団体「西日本キックボクシング協会」旗揚げ戦に
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
W clutch.2
2021年8月22日(日) 大阪・堺 ホテルリバティプラザ
記事提供:W clutchプロモーション
(編集部注:大会の通常ルールはキックボクシング)
第6試合 ダブルセミファイナルII 70kg契約 3分3R
○璃久(志真會館/シュートボクシング日本スーパーウェルター級(70kg)4位)
×小野寺天汰(KICK LAB/正道会館全日本2018中量級優勝、新極真会全世界2017中量級5位、全日本テコンドー協会全日本学生選手権2017 74kg級優勝)
2R 2’36” TKO (コーナーストップ)
世界・日本を問わず数々の空手タイトルを獲得してきた「空手界のスーパースター」小野寺天汰のキックデビュー戦。小野寺の参戦で今大会の注目度が一気に増した。キックデビュー戦で前評判通りの活躍を見せられるか。対する璃久はSB日本ランカーの猛者。デビュー戦にして注目を集める小野寺にプロとしての意地を見せられるか。
1R、序盤からデビュー戦とは思えない落ち着きで、鋭い蹴りを璃久にヒットさせる小野寺。中盤まで小野寺優勢で試合が進むが、璃久もようやくエンジンがかかり接近戦から顔面へのパンチをヒットさせていく。徐々に小野寺のペースから顔面へのヒット数を増やす璃久のペースに流れが変わり1R終了。
2R、距離を取りたい小野寺は尚もキレの良い蹴りを璃久にヒットさせるも、璃久も距離を詰めてパンチで応戦。途中激しい打ち合いの中、璃久のパンチがヒットし小野寺がダウン。何とか立ち上がった小野寺は蹴りで応戦するも璃久の猛攻は止まらず、パンチの連打を浴びた小野寺は2度目のダウン。堪らずセコンドがタオルを投入し、注目の一戦は璃久に軍配が上がった。
勝利した璃久は更に注目を浴びることは間違いなく、今後の活躍に期待がかかる。敗れた小野寺はやはり顔面パンチへの対応が課題となるが、デビュー戦ながらSB日本ランカー相手に途中まで互角以上の戦いを見せたポテンシャルは流石の一言。今後更にキックボクシングへ順応すれば手がつけられなくなる可能性が高い。両選手の良さが光った一戦であった。
第9試合 トリプルメインイベントIII W clutchミドル級初代王座決定戦 3分3R
○寿希也(KGM KICK BOXING GYM)
×フェリッペ・ナラサキ(ブラジル/EFFORT GYM)
2R 1’48” KO
※寿希也が王者に
寿希也はW clutchプロモーション代表、和田祥嗣氏に師事し、アマチュアタイトルも複数獲得する実力者で堺では知らない者はいない「堺のスーパースター」。今回、2年ぶりの復帰戦でいきなりのプロタイトル戦。対するは名古屋を拠点に数々の大会に参戦する実力者フェリッペ・ナラサキ。寿希也にとっては復帰戦+タイトル戦、何より師事する和田氏の現役時のキャッチコピー「暴走台風」の襲名式も兼ねた大一番。
試合は寿希也が1Rからカーフやボディを散らし相手を圧倒。明らかにナラサキは効いている素振りを見せる。2Rは更にギアを上げ、カーフが効いて足が止まったところでボディを立て続けにヒットさせ、ナラサキはたまらずダウン。そのまま立ち上がれず2RKOで寿希也がW clutchミドル級王者と「二代目 暴走台風」の称号を獲得し、見事メインを締めた。
第8試合 トリプルメインイベントII W clutchスーパーライト級初代王座決定戦 3分3R
○尾崎昌士(M-BLOW/WMC日本スーパーライト級4位)
×ディエゴ・ツボイ(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON 65kg級王者)
判定2-1
※尾崎が王者に
尾崎は長年関西格闘技界で活躍し、これまでGO-1キックS.ライト級王者を獲得し、現在もWMC日本同級4位にランクインする実力者。対するツボイはISKA世界王者ダニロ・ザノリニの弟子であり、FIGHT DRAGON65kg級王者。
試合はキック対パンチの正にキックボクシングを体現する激しい試合となった。相手の攻撃を交し、上下に蹴りを打ち分ける尾崎に対して持ち前のフィジカルで前に出てパンチをヒットさせるツボイという展開が3R通して行われる激しい試合となった。
勝敗は判定に委ねられたが蹴りのヒットポイントが評価された尾崎が判定を物にし、W clutchスーパーライト級王者となった。
第7試合 トリプルメインイベントI W clutchライト級初代王座決定戦 3分3R
×一嘉(KGM KICKBOXING GYM)
○セルヒオ・ハノ(SAMURAI GYM)
判定0-3
※ハノが王者に
一嘉はメインを務める寿希也と同門。長身を武器にカウンターを得意とし、対するセルヒオはアグレッシブに前に出るファイトスタイル。正に技対剛のぶつかり合いとなる一戦。
試合はセルヒオが序盤から前に出て仕掛ける。一嘉も応戦し、打ち合いの中でセルヒオのフックがヒットし、一嘉がダウン。立ち上がった一嘉に尚もセルヒオはラッシュを仕掛けるも一嘉も応戦し、1Rは終了。2Rは一嘉もリーチを生かした蹴りでセルヒオを中に入らせない。
3R、ダウンポイントを取られている一嘉は蹴りから攻め込みたいが、セルヒオも前に出ることを止めない。一嘉の蹴りも確実に効いているもののセルヒオも前に出てパンチをヒットさせる展開で試合終了。1Rのダウンポイントを守りきったセルヒオがW clutchライト級王者に輝いた。
第5試合終了後、W clutchプロモーション代表 和田祥嗣氏の父であり関西格闘術連盟 顕修塾創始者の故 和田修司の1周忌セレモニーが行われた後、和田祥嗣氏より「西日本キックボクシング協会」(West Japan Kickboxing Association/略称:WJKA)設立の発表があり協会会長には和田氏が、最高顧問に競拳インターナショナル代表理事で若獅子会館会長の若野康玄氏が就任することが発表された。同時に、次回大会が西日本キックボクシング協会旗揚げ戦となり、今後は西日本キックボクシング協会主催興行として行うことが併せて発表された。「西日本から世界に」をキャッチフレーズとする新団体なだけに、今後の活動に注目が集まる。
第5試合 ダブルセミファイナルI W clutch MMAバンタム級タイトルマッチ 3分3R
―オスカル・サンチェス(EFFORT GYM)
―グスタボ・アキラ(ブラザーフットTEAM KZT)
中止
※サンチェスが怪我のため欠場し試合中止。アキラをW clutch MMAバンタム級暫定王者として認定
第4試合 ヘビー級 3分3R
×YABU(フリー/元S-1ヘビー級王者)
○サイトウ・マム(ブラジリアンタイ)
判定1-2
第3試合 バンタム級 3分3R
×ED俊(若極連)
○柴田直哉(FFC)
1R 1’14” KO
第2試合 スーパーライト級 3分3R
○湊 真大(R.S-GYM/ハリケーンジム)
×藤本健斗(COMRADE)
1R 2’11” KO
第1試合 フェザー級 3分3R
×湧太(極真 西田道場)
○金守直樹(HAYASHI boxing GYM)
判定0-3