TFC DREAM×Fighting NEXUS 3.31 韓国：5vs5対抗戦で岸野紘樹・村田純也が1R勝利（試合動画あり）

TFC DREAM 5 × Fighting NEXUS vol.12
2018年3月31日(土) 韓国・チョンジュ（清州）・忠北大学校コンベンションセンター

　　
　　レポート：井原芳徳　　写真提供：TOP FC、Fighting NEXUS
　　
　　
　Fighting NEXUSと、提携する韓国のMMA大会「TOP FC」の下部組織「TFC DREAM」の合同興行で、日韓対抗戦が行われた。
　先鋒戦では村田純也が相手をタックルで倒してから素早くバックを取ってチョークを極め17秒で勝利し幸先のいいスタートを切る。
　次鋒戦の山中憲次は元々フライ級ながら約6kg重い63kg契約での試合となり、体格で勝る相手のプレッシャーをかわしきれず判定2-0で敗れた。
　中堅戦の西川大和はバックハンドブローの奇襲に成功し相手をひるませたが、そこからパンチの打ち合いに乗ってしまうと、連打で攻め込まれ逆転KO負け。
　副将戦の房野哲也は、相手の左の指が目に入って、痛みを訴えるがブレイクがかからず、苦し紛れのタックルを潰されてパウンドを浴び無念の40秒でのTKO負け。
　この時点で韓国勢の勝ち越しが決まっていたが、大将戦の岸野紘樹は1R、スタンドの打撃戦が続いた終盤、右フックをクリーンヒットして相手を沈めTKO勝ちし、最後に一矢報いた。
　勝った日本人2選手・村田と岸野の敵地での集中力の高さが光り、負けた3選手でも西川はチャンスを先に作り、山中と房野は少し不運な形だった。TOP FCサイドの選手の充実ぶりや活気も伝わる大会で、今後の両団体の交流は良い相乗効果をもたらすだろう。
　　
　　
韓日対抗戦 5vs5 大将戦　ウェルター級　5分3R
×ジ・サンウォン（韓国／パラエストラ・チョンジュ）
○岸野紘樹（トイカツ道場）
1R 4’40” TKO (レフェリーストップ：右フック)

韓日対抗戦 5vs5 副将戦　バンタム級　5分3R
○イ・ジンセ（韓国／チームJ.S.）
×房野哲也（リベルダージ）
1R 0’40” TKO (レフェリーストップ：グラウンドパンチ)

韓日対抗戦 5vs5 中堅戦　ライト級　5分3R
○ジャン・チョンヒョク（韓国／コリアン・トップチーム）
×西川大和（POD）
1R 3’12” KO (スタンドパンチ連打)

韓日対抗戦 5vs5 次鋒戦　63kg契約　5分3R
○バン・ジェヒョク（韓国／CKジム）
×山中憲次（フリー）
判定2-0

韓日対抗戦 5vs5 先鋒戦　フライ級　5分3R
×イ・サンホ（韓国／チーム・エース）
○村田純也（鈴木道場）
1R 0’17” TKO (チョークスリーパー)