NJKF 10.25 岡山(レポ):佐野勇海、弟・克海の仇討ち果たしS1ジャパンヘビー級王者に。庄司翔依斗、則武知宏に2R TKO勝ち

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NJKF拳之会主催興行27th NJKF 2026 west 5th
2026年10月25日(日)岡山・倉敷市真備町・マービーふれあいセンター
記事提供:NJKF拳之会(レポート&写真:高崎計三)
27度目となるNJKF拳之会主催興行は、メインとWセミの後半3試合を拳之会の選手が固めた。4月大会に続いてエース・国崇が不出場となった中で、所属選手が後半の試合を固め、さらに全勝で終えたという点で、次世代への道筋が見えた大会となった。
メインイベント S1ジャパンヘビー級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
○佐野勇海(NJKF拳之会)
×Tyvon(米軍截空道/GFC future cageウェルター級王者)
判定2-0(48-46、48-46、47-47)
※Tyvonは5Rマウスピース吐き出しによる減点1
※佐野が王座獲得
メインは佐野兄弟の兄・佐野勇海が米軍截空道所属のTyvonを迎えてのS1ジャパン・ヘビー級王座決定戦。Tyvonは沖縄在住で現役海兵隊員の23歳。GFC MMAミドル級王者と、昨年7月に沖縄の大会で獲得した「佐山聡アルティメットシューティング・ヘビー級暫定王者」の肩書きを持ち、25年4月の拳之会・岡山大会では弟・佐野克海と対戦、克海の計量オーバーで減点2のハンデ付きながら判定勝ちを収めている選手。勇海にとっては弟の仇討ちにもなる一戦だ。
1R、前に出て左右パンチ、ローを放っていく佐野に対し、Tyvonは足を使いながらパンチで応戦。左ボディが入る場面が何度かあり、佐野はパンチやテンカオで返していく。このラウンドの採点は三者とも10-9でTyvon。
2R、佐野は捕まえてヒザを連打する場面もあったが、Tyvonは左ボディやスーパーマンパンチなどを繰り出し、右フックもヒット。だが125kgの佐野の圧殺に早くもスタミナを消費した様子で、終盤にはマウスピースを吐き出す。このラウンドの採点は一者が10-9で佐野を支持するも、パンチを当てていたTyvonを2者が10-9で支持。
3Rに入ると疲れの見えるTyvonを佐野がロープに詰める場面が増え、ヒザ、ヒジで攻めるも、佐野もスタミナを消費しており、押し込むも攻め切れない展開が続く。Tyvonは確実に疲れており、このラウンドでもマウスピースを吐き出したため、遅延行為で警告。採点は2者が10-9で佐野、1者は10-9でTyvon。
4R、佐野は変わらず前進してロープに押し込んで潰し、ヒザ、時折ヒジも繰り出す。Tyvonもパンチを返していき、バックブローも見せる。このラウンドは初めて3者とも10-9で佐野を支持。総ポイント数ではイーブンに。
5Rも同様の展開が続く中、またもTyvonがマウスピースを吐き出し、減点1に。しかしTyvonは再開後すぐにジャンピングハイを繰り出し、バックブローや左右のパンチで挽回を図る。一発ヒットし、佐野をのけぞらせる場面も。しかしダウンにはいたらず、試合は終了。最終的には1者がイーブンをつけたものの、残り2者は1ポイント差で佐野を支持し、佐野が勝利を収めた。
勝って初戴冠となった佐野は勝利者インタビューに用意してきた紙を取り出してお礼の言葉を読み上げ始めるが、3枚にわたる紙の順番が分からなくなり、途中で投げ捨てる。応援団の温かな笑いも起こる中、喜びを噛み締めていた。
WセミファイナルⅡ 交流戦 フライ級 3分5R ※ヒジあり
○庄司翔依斗(NJKF拳之会/S1世界ミニマム級王者)
×則武知宏(テツジム/NKBフライ級1位)
TKO 2R 2分0秒
※ヒジ打ちによるカット、レフェリーストップ
※則武は2Rに1ダウン
Wセミ第2試合で他団体の格上選手に挑んだのが、4月の岡山大会でS1世界ミニマム級王座を獲得した庄司翔依斗。国内ではミニマム級の対戦相手がほとんどいないため、主にフライ級で試合を行っている庄司だが、今回はNKBフライ級1位・則武知宏との対戦となった。
1R、持ち前のスピードを生かして素速く前に出る庄司は右ハイや右ストレートを繰り出し、早い段階からヒジも繰り出していく。則武はロー、パンチで応戦するが、終盤にコーナーでの攻防になると庄司がヒジを振り、則武が顔面をカット。ドクターチェックが入るも、ここは続行。
2R、左右のパンチからバックブローも繰り出して反撃を図る則武に対し、庄司はバックヒジを合わせてダウンを奪う。再開後、さらに庄司がヒジを浴びせると、則武の出血がひどくなり、レフェリーは即試合をストップ。庄司は岡山大会に続いて殊勲の星を得た。「9月に東京で負けて自信がなくなってしまったんですが、ジムの皆さんや家族に支えてもらって、また世界への道を歩めそうです」と語った。
WセミファイナルⅠ 交流戦 ヘビー級 3分3R
○佐野克海(NJKF拳之会/ISKA日本ライトクルーザー級王者)
×がやお(RTG)
判定3-0(30-29、29-28、29-28)
Wセミ第1試合では佐野兄弟の弟・佐野克海が登場。KROSS×OVERを主戦場とするがやおと対戦した。がやおは7月のKROSS×OVERで兄の勇海に敗れており、弟を倒して一矢報いたいところ。
試合は開始早々、佐野が突進し左右パンチを浴びせ、詰めるとヒザ。パンチ、ミドルを返すがやおだが、佐野の圧力の前に局面の打開には至らない。しかしオーバーウェイト気味の佐野は攻撃が続かず、ラウンド終盤になって復活。2Rにはがやおが右目から出血してドクターチェックを受ける場面もあったが、基本的に3Rまで同じパターンが繰り返され、佐野が判定勝ち。メインの兄に勝利でつないだが、試合後は「今日は見苦しいお腹してるんで、ちょっとずつまた練習して、このリングに帰ってくるので、応援お願いします」と、コンディションには反省しつつ、活躍を誓った。
この日、拳之会の選手たちはアマチュアも含めて全勝。11月23日、NJKF水戸大会に出場する国崇に全員でバトンをつないだ。拳之会の次回主催興行は2027年4月25日(日)岡山コンベンションセンター、10月24日(日)倉敷市・マービーふれあいセンターで開催される予定だ。
第5試合 交流戦 70kg 3分3R
○山口琉聖(平田道場)
×脇坂早俊(正道会館 戸田道場)
TKO 1R 59秒
※パンチによる2ダウン後、レフェリーストップ
第4試合 交流戦 フライ級 3分3R
×藤川夢太(平田道場)
○濵原秀隆(空修会館)
判定0-2(29-29、28-29、28-29)
第3試合 交流戦 Sフェザー級 3分3R
×松原 陸(ReBuild)
○井上知也(OU-BU GYM)
判定1-2(29-28、29-30、29-30)
第2試合 交流戦 ライト級 3分3R
×松下幸羽(ReBuild)
○濱田悠斗(正道会館 戸田道場)
判定0-3(三者とも27-30)
第1試合 NJKFミネルヴァ 52kg契約 2分3R
×双葉(OU-BU GYM)
○AKINA(NJKF TOP GUN GYM)
判定0-3(三者とも28-30)
〈 オープニングファイト 〉
NEXT☆LEVELジュニア日本統一王座決定戦 1分30秒3R
第8試合 -55kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×篠原 愛生(テツジム/中四国王者)
○長尾 杏虹(TEPPEN GYM大阪/関西王者)
ex判定1-2(10-9、9-10、9-10)
※長尾選手が王座獲得
第7試合 -50kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○藤澤 雄大(テツジム/中四国王者)
×道端 隆仁(小野道場/関西王者)
判定3-0(30-28、30-28、30-29)
※藤澤選手が王座獲得
第6試合 -45kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×田邊 寅之丞(武魂會/中四国王者)
○梶澤 明主(拳心會館/関西王者)
判定0-3(29-30、29-30、28-29)
※梶澤選手が王座獲得
第5試合 -40kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○長山 春翔(ツクモジム/中四国王者)
×矢野 翔斗(昇龍會/関西王者)
判定2-1(30-28、30-29、29-30)
※長山選手が王座獲得
第4試合 -35kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×岡本 空来(BOSS GYM/中四国王者)
○山本 大地(寝屋川ジム Team Badass/関西王者)
判定1-2(30-29、28-30、28-30)
※山本選手が王座獲得
第3試合 -30kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
○藤澤 だいち(テツジム/中四国王者)
×田中 空彪(ハリケーンジム/関西王者)
ex判定2-1(10-9、10-9、9-10)
※藤澤選手が王座獲得
第2試合 -25kg王座決定戦 1分30秒3R+ex1
×森田 隆也(日進会館 宮原道場/中四国王者)
○石原 光(Team FIST/関西代表)
TKO 2R 56秒
※レフェリーストップ
※石原選手が王座獲得
NEXT☆LEVEL提供試合
第1試合 一般 65.5kg 1分2R+ex1
×山﨑 大雅(NJKF RISSHIN GYM)
○岡野 司(NJKF拳之会)
判定0-3(三者とも19-20)







