UFC 10.3 ユタ(レポ):シェフチェンコ返上の女子フライ級王座、ナタリア・シウバがワン・ツォンに判定勝ちし奪取

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UFC 332: Silva vs Wang
2026年10月3日(土/現地時間)米国ユタ州ソルトレイクシティ:デルタセンター
レポート:井原芳徳
第14試合 メインイベント UFC女子フライ級チャンピオンシップ(王者決定戦) 5分5R
○ナタリア・シウバ(1位)
×ワン・ツォン(8位)
判定3-0 (48–47/48–47/49–46)
※シウバが王者に
今大会ではフライ級王者のヴァレンティナ・シェフチェンコがナタリア・シウバを相手に3度目の防衛戦を行う予定だったが、シェフチェンコが負傷欠場し、1年欠場する見込みであることから、王座を返上し、1位のナタリアと8位のワンによる第5代王座決定戦が組まれた。
ナタリアは29歳。ブラジルのジャングルファイトの元フライ級王者で、22年からUFCに上がり8戦全勝(2KO)で、最近3試合はジェシカ・アンドラージ、アレクサ・グラッソローズ・ナマユナスと、元王者相手に3連続で判定勝ちしている。
ワンは34歳。中国の散打をベースとし、キックボクシングではクンルンファイトの王者となり、22年にMMAデビュー。24年からUFCに上がり、5戦4勝(1KO)1敗で4連勝中で、今年に入ってから2月にエドゥアルダ・モウラ、7月にトレイシー・コルテスに判定勝ちし、早くも王座戦の機会が巡って来た。カリフォルニアのチーム・アルファメールに所属する。

SALT LAKE CITY, UTAH – OCTOBER 03: Natalia Silva of Brazil punches Wang Cong of China in the UFC flyweight championship fight during the UFC 332 event at Delta Center on October 03, 2026 in Salt Lake City, Utah. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
1R、両者見合う状態が続き、中盤過ぎからナタリアが左フックを当て、ワンの蹴り足をすくって倒して印象を作る。しばらくナタリアがワンを金網に押し込んでテイクダウンを狙い、残り30秒、離れ際に右肘を当てる。ナタリアは左の掛け蹴りも当てる。記者採点はナタリア。
2R、見合う状態が続くが、中盤過ぎ、またもナタリアが右ストレートをあ手てから、左ハイを当ててダウンを奪う。立ったワンをナタリアは金網に押し込み、脇を差して足を掛けて倒す。ナタリアはグラウンドでコントロールしパウンドを当てる。立たれても押し込んで倒す展開を繰り返す。残り30秒、スタンドに戻り、ワンは右カーフキックを当てるが、その先につなげられない。記者採点はナタリア。
3R、スタンドで見合う状態が続く。両者攻撃が少ない。劣勢のワンが圧を強め、これまでよりはパンチと蹴りを積極的に出すが、ヒット自体は乏しい。お互い右カーフは当てるが、十分な効力を発揮しているとは言い難い。記者採点は僅差だがワン。ジャッジは2者がナタリア、1者がワンにつける。

SALT LAKE CITY, UTAH – OCTOBER 03: Wang Cong (R) of China kicks Natalia Silva (L) of Brazil in their flyweight bout during UFC 332: Silva v Wang at Delta Center on October 03, 2026 in Salt Lake City, Utah. (Photo by Alex Goodlett/Getty Images)
4R、ナタリアが前後左右の細かいステップで距離を取り、随所で左ミドルを当てる。終盤にはバックスピンキックをボディに2度当て、二段蹴りも当てる。最後、ワンも左フック、三日月蹴りを当てるが、攻撃が少ないまま終わる。記者採点は僅差だがナタリア。ジャッジは割れ、2者がナタリア、1者がワンにつける。
5R、後の無いワンが前に出てパンチを振うが、ナタリアは付き合わず距離を取り続ける。軽めだがワンがパンチを当て、終盤には押し込んでから離れ際に右肘を当てる場面もあるが、ナタリアが回って逃げ続けて終わる。記者採点はワン。合計48-47でナタリア。ジャッジ3者もナタリアを支持し、ナタリアが判定勝ちでUFC王座を獲得し、ベルトを巻いて大喜びした。

SALT LAKE CITY, UTAH – OCTOBER 03: Natalia Silva of Brazil celebrates after defeating Wang Cong in the UFC flyweight championship fight during the UFC 332 event at Delta Center on October 03, 2026 in Salt Lake City, Utah. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
第13試合 コーメインイベント バンタム級 5分3R
×デイヴソン・フィゲイレード(9位、元フライ級王者)
○ペイトン・タルボット(12位)
1R 2’09” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

SALT LAKE CITY, UTAH – OCTOBER 03: Payton Talbott punches Deiveson Figueiredo of Brazil in a bantamweight fight during the UFC 332 event at Delta Center on October 03, 2026 in Salt Lake City, Utah. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
第12試合 ライト級 5分3R
×キング・グリーン
○エステバン・リボヴィクス
1R 4’08” TKO (レフェリーストップ:左フック)
※リボヴィクスが計量0.5ポンドオーバー。グリーンにファイトマネーの20%を譲渡
第11試合 ウェルター級 5分3R
○ロベルト・ソルディッチ
×ケイオス・ウィリアムス
判定3-0 (29-28/29-27/29-27)
第10試合 ミドル級 5分3R
×アテバ・グーティエ
○ロマン・コプィロフ
1R 3’12” TKO
第9試合 フライ級 5分3R
○イマノル・ロドリゲス
×アルデン・コリア
1R 3’11” TKO
第8試合 ミドル級 5分3R
○デミアン・ピナス
×アンドレイ・プリャエフ
1R 1’15” KO
第7試合 フェザー級 5分3R
○マーカス・マギー
×アンソニー・ロメロ
1R 4’58” TKO
第6試合 ヘビー級 5分3R
○アンソニー・ウィント
×ルーカス・アルマンド
1R 0’23” TKO
第5試合 ヘビー級 5分3R
○ジョニー・ウォーカー
×ミック・パーキン
1R 3’35” KO
第4試合 ウェルター級 5分3R
○ジャコビー・スミス
×ブルース・ワイトヘッド
1R 1’32” KO
第3試合 ライト級決 5分3R
×ハファエル・ドス・アンジョス(元王者)
○アレクサンダー・ヘルナンデス
2R 3’12” TKO
第2試合 ミドル級 5分3R
×マーヴィン・ヴェットーリ
○イスマイル・ナウルディエフ
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第1試合 ウェルター級 5分3R
×コート・マクギー
○エリック・ノーラン
3R 3’26” KO
