KPKB 8.9 アクロス福岡(レポ):熊本県八代市で被災の丸山公豊、インターナショナルヘビー級王座防衛。プロ初戦の15歳TSUMUGI BRAVELY、修斗ランカー宝珠山桃花に判定勝ち

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KPKB vol.29
2026年8月9日(日) アクロス福岡イベントホール
記事提供:九州プロキックボクシング実行委員会
オープニングでは7月28日に熊本で発災した令和8年熊本地震で被災された方の追悼の意を込めて、大会関係者、ご来場の皆様と共に黙祷を捧げた。
ゲストとしてRISEのYURA、K-1の木村萌那、朝久泰央、朝久裕貴が来場した。
第12試合
KPKBインターナショナルヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
王者 ○丸山公豊 (宮田ジム/初代KPKBヘビー級王者、第2代KPKBインターナショナル同級王者)
判定3−0(29−27.30−28×2)※丸山が王座初防衛
挑戦者 ×中平卓見 (北眞舘 北斗會中平道場/第3代KPKBヘビー級王者)
メインはKPKBインターナショナルヘビー級タイトルマッチ。
王者の丸山公豊(なおと)は、令和8年熊本地震で最大震度6強を観測した八代市在住。
八代市では多くの建物が倒壊したほか、現在も市全域で断水の影響が続いている。
本人も被災者ながら、試合前まで積極的に炊き出しなどの支援活動を行なっていた。
前日会見では「地球が怒ったのかと思うぐらいめちゃくちゃ揺れて命の危険を感じた。正直、試合に向けての気持ちは作れてない。でもこの逆境を全部力に変えたい」とコメント。
挑戦者の中平卓見は強烈なカーフキックで2試合連続KOしており、相手の足を折ったこともある。
試合は戦前の予想通り、カーフでダメージを与えていく中平に、丸山は強烈なパンチを放つ。
地震以降は満足な練習ができていない丸山だったが、しっかり動いて距離を潰していき、なぎ倒すようなフックでダウンを奪う。
中平はカーフや与座キックで挽回していくが、最後まで丸山の気持ちは途切れず、判定勝ちで王座防衛。
セコンドについた朝久館長と喜びを分かち合うと涙が溢れた。
この日色んな方々から頂いた支援物資を八代に送り届けた丸山は、「これからも被災された方達の復興、復旧、炊き出しをしていこうと思いますので協力してください」と呼びかけている。
第11試合
KPKBバンタム級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
王者 ○早田吏喜 (TEAM3K)
判定2−0 (29−29、29−28×2)※早田吏喜が 2度目の王座防衛
挑戦者 ×虎 (CMG)
セミファイナルはKPKBバンタム級タイトルマッチ。
王者 早田吏喜(りき)に、前戦でKNOCK OUTクロスポイント大泉の渡部惺にKO勝ちした虎(たいが)が挑む。
先手を取ったのは虎。スピードで翻弄し、顔面に前蹴りをヒットさせる。
早田は徐々に動きを読み、時折得意の左ストレートや膝蹴りを絶妙なタイミングで打ち込む。
両者攻め続けて判定となったこの戦いは、早田に軍配が上がり、苦戦しながらも王座防衛となった。
第10試合
KPKB第6代ウェルター級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×ダルビッシュ黒木 (DAR/第2代KPKBスーパーライト級王者)
3RTKO (2:18)※那稀が第6代KPKBウェルター級王者に
○那稀 (拳心会)
KPKB第6代ウェルター級王座決定戦はベテランのダルビッシュ黒木(くろぎ)と無敗の那稀(なぎ)の対決。
1Rから強烈な蹴りとパンチで相手を翻弄する那稀。
ダルビッシュの顔は徐々に赤く染まり、ドクターチェックが入る。
反撃を試みるも打ち合いで出血は酷くなり、フラつくダルビッシュにレフェリーが試合を止めた。
那稀が無配のまま第6代ウェルター級王者に輝いた。
第9試合
KPKB63kg 雄大引退試合 3分3R
△雄大 (JACK GYM/第5代KPKBスーパーフェザー級王者)
判定0−1(28−29、29−29×2)
△山口秀虎 (M-3SPORT KICKBOXING)
第5代KPKBスーパーフェザー級王者の雄大は引退試合を行った。
相手はハイキックでKOを量産する期待の若手、山口秀虎が選ばれた。
熊本在住の山口は地震で被災しながらも、しっかりこの日のために仕上げてきた。
「相手に花を持たせる気はない」とコメントしていた山口は、強烈なローキックで攻める。
雄大はダメージを負いながらも、力強いパンチを返しペースを握らせない。
会場の大声援もあり、最後まで互角に戦い抜き、結果はドローに。
やりきった表情で引退の10カウントゴングを聞いた。
第8試合
KPKB 女子バンタム級 3分3R(延長1R)
○TSUMUGI BRAVELY (BRAVELY GYM)
判定3−0(30−27.30−28.30−29)
×宝珠山桃花 (赤崎道場A-SPIRIT/プロ修斗女子ストロー級世界ランキング1位)
Hotaruの欠場により、急遽出場となったTSUMUGI BRAVELYはまだ15歳のムエタイ少女。
アマチュアで実績を積み重ね、今回がプロデビュー戦。
対する宝珠山桃花は修斗女子ストロー級世界ランキング1位で、キックとの二刀流を目指した一戦。
試合は長い手足を上手く使うTSUMUGIが優勢に進め、中に入りたい宝珠山はボディから攻める。
途中額から出血するも突進する宝珠山。しかし最後までTSUMUGIの攻撃は止まず、見事なプロデビュー戦を飾り、ムエタイシンデレラガールの誕生となった。
第7試合
KPKBフェザー級 3分3R(延長1R)
○YU-KI (隆真ジム)
判定2−1(30−29.29−28.28−29)
×嶋拓実 (K-1ジム横浜チームオルカ)
YU-KI vs 嶋拓実はスピードで上回る嶋がパンチと蹴りでペースを握る。
体格で上回るYU-KIは「効かないよ」とアピールし、重いローキックで動きを止めていく。
ヒット数の嶋とダメージのYU-KIで判定は割れ、2-1でYU-KIが勝利した。
第6試合
KPKBヘビー級 3分3R(延長1R)
×山下豊 (BOSS GYM)
判定1−1(30−28.28−29.29−29)延長判定0−3(8−9×3)
○YASU BRAVELY (BRAVELY GYM)
因縁のある山下豊とYASU BRAVELYの一戦は、山下が序盤から大きくぶん回して攻め込む。
YASUはローキックやミドルで返していき、動きを止めにかかる。
本戦判定はドローで、延長へ。最後までもつれた戦いはYASUに軍配が上がった。
第2試合
KPKB 女子バンタム級2分3R
○希美 (Lion GYM)
判定2−0(30−28×2.29−29)
×凜夏 (fumikaGYM)
「可愛くて強い」を目指す元アイドルの希美は、凜夏に対し長いリーチを生かした戦いを見せる。
前蹴りやバックハンドブローを上手くヒットさせ、プロデビュー戦を白星で飾った。
第5試合
KPKBスーパーライト級 3分3R
×藤本光 (team HIKARU)
2R KO(2:57)
○雅奏 (JACK GYM)
第4試合
KPKBスーパーウェルター級 3分3R
○戸高尚輝 (隆真ジム)
3R KO(2:23)
×渡辺弘規 (Kick Earth)
第3試合
KPKBスーパーフェザー級 3分3R
○牟田健治 (ヒデズキック福岡)
判定2−0(30−29×2.29−29)
×裕亮 (fight B)
第1試合
KPKBバンタム級 3分3R
△早田威喜 (TEAM3K)
1−1(30−29.29−30.29−29)
△羚真 (K-1GYM BLOWS)
その他、JACK GYMの雅奏 は藤本光にKO勝ち。
多数の応援団を引き連れた戸高尚輝は渡辺弘規をKO。
KPKBバンタム級王者 早田吏喜の弟の早田威喜は、K-1GYM BLOWSの羚真と熱戦を繰り広げ、結果はドローとなった。
次回開催は11月1日(日)アクロス福岡イベントホールで行われる。詳細は大会公式サイト参照。

















