スック・ワンキントーン 10.13 後楽園ホール(レポ):星拓海、2R KO勝ちでバンタム級王座初防衛。カミ シロ、セーンアティットから逆転ダウン奪い判定勝ちしスーパーライト級王者に。健太、肘で切られTKO負け。Mickeyが引退
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2025年10月13日(月/祝)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
カミ シロ、セーンアティットから逆転ダウン奪い判定勝ちしスーパーライト級王者に。
第12試合 メインイベント スック・ワンキントーン・スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
×セーンアティット・スターライトジム(タイ/スターライトジム/王者、元ラジャダムナン認定フェザー級6位、元ルンピニー同級5位)※初防衛戦
○カミ シロ(PHOENIX/挑戦者、WMC日本ライト級王者)
判定0-2 (47-48/48-48/47-49)
※カミ シロが王者に
37歳のベテラン・セーンアティットは4月の後楽園大会で健太に判定勝ちし王座を獲得し、今回初防衛戦を行った。カミ シロも33歳で30代対決となる。
1R、両者右ローを時折蹴るが、まだ攻撃が少ない。記者採点はイーブン。2R、セーンアティットが首相撲からの膝蹴り、離れた展開での右ミドルのヒットを増やす。カミ シロはプレッシャーをかけるが攻めあぐねる。記者採点はセーンアティット。
3R、カミ シロはプレッシャーをかけ、時折一気に詰めて右フックを振るう。セーンアティットはその都度すぐに組み付き、膝蹴りを何発も当てて差を印象付ける。離れればセーンアティットは左右のミドルも当て続ける。記者採点はセーンアティット。
4Rも似た構図で、カミ シロが前に出続けパンチを当てる場面もあるが、セーンアティットがミドル、膝を返し続けて猛攻を封じる。記者採点はイーブンだが評価が割れそうだ。
5R、後の無いカミ シロはセーンアティットをロープ際に詰めると、左フックがクリーンヒット。セーンアティットがひるんでロープに引っかかって起き上がるがダメージが大きい。さらにカミ シロが右ミドルを放つと、セーンアティットは蹴り足をつかんだが、カミ シロがそのまま右ストレートを当てて倒し、ダウンを奪う。その後はセーンアティットが首相撲を繰り返し、膝を当て続け、さらにダウンを奪わせず終える。8-10でカミ シロ。合計48-48でイーブン。タイ人のジャッジ3者のうちジャッジは1者がイーブンとしたが、2者はカミ シロを支持し、カミ シロが判定勝ちし、見事逆転勝ちでベルトを奪取した。
星拓海、2R KO勝ちでバンタム級王座初防衛
第11試合 セミファイナル スック・ワンキントーン・バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○星 拓海(IDEALGYM/王者、WBCムエタイ日本バンタム級王者)
×ローマ・ルークスワン(タイ/挑戦者、IMSAスーパーフライ級王者)
2R 2’10” TKO (レフェリーストップ:右ローキックでダウン後)
※星が初防衛
星は12戦9勝2敗1分の20歳。6月のNJKFで嵐をKOしWBCムエタイ日本バンタム級王座を獲得し、今回はがスック・ワンキントーンの防衛戦を行った。
1R、サウスポーのローマに対し、星はプレッシャーをかけ続け、右の奥ローを主体にしつつ、ミドル、ハイも絡め、左の前蹴りも当てて優位に進める。ローマも左ミドル、肘を返す場面もあるが攻撃が少ない。記者採点は星。
2R、ローマは開始すぐから組んで膝を連打してくるが、星はブレイクを誘って離れると、顔面狙いの左前蹴りをヒット。さらに星が右ローを効かせつつ、右三日月蹴りを当てると、ローマは顔をしかめて後退する。星はローマをロープ際に詰め、パンチラッシュの中で右ローを強打すると、ローマがバランスを崩したところで、ノッパデッソーン・レフェリーはダウンを宣告する。ローマは背中を向けて足を引きずり後退し、レフェリーがストップし、星のTKO勝ちとなった。
初防衛に成功した星は「この試合のために会長のキツいミットを乗り越えて良かったです。まだまだこんなもんじゃないので、もっと強くなって皆さんの前で試合したいです」と話した。
Mickeyが引退
Mickey引退エキシビションマッチ 1分2R
Mickey(Y’s Promotion/スック・ワンキントーン女子スーパーフライ級王者)
1R 狂猫yokko(BRING IT ONパラエストラAKK/スック・ワンキントーン女子ミニフライ級王者)
2R 辻井和奏(BRING IT ONパラエストラAKK/スック・ワンキントーン女子フライ級王者)
◆Mickey「このような場を設けていただきありがとうございます。yokkoさん、和奏さん、痛かったです、やり返せなかったですね。2人と最後にリング上で過ごせたことをうれしく思います。一生忘れないと思います。私は20代後半からダイエット目的でキックボクシングを始め、あれよあれよとハマり、自分の人生をより濃くしようとアマから始めました。22年4月にデビューしてから翌年9月にスック・ワンキントーンのスーパーフライ級チャンピオンになれました。短い期間で辛いこともたくさんありましたが、今ここで笑顔で立てているのは、会長や一緒に練習してくれた仲間のおかげです。たくさんの方が応援してくれました。かけがえのない格闘技の期間だったと思います。これまであまり取れなかった家族や友人との時間を大事にし、仕事も頑張り、より濃い人生にしたいです。私に関わってくださった皆さんに心から感謝します。これからもスック・ワンキントーンの発展をお祈りしております。本日はありがとうございました。」
健太、肘で切られTKO負け
第10試合 64.5kg契約 3分3R
×健太(E.S.G/元スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本ウェルター級王者、元NJKFウェルター級&スーパーウェルター級王者、元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
○ピラポン・ギャットガムポン(タイ)
3R 0’01” TKO (コーナーストップ:左肘打ちによる右まぶたのカット)
1R、サウスポーで距離を取るピラポンに対し、健太はプレッシャーをかけ続け、右ロー、左フックを随所で当てる。ピラポンは左ミドル、前蹴りを返し続け、右フック、左ハイも絡め、強打がやや目立つ。
2R、ピラポンは変わらず回って距離を取りつつ、左ミドル、前蹴りを当て続ける。健太はパンチ主体だがブロックされ空振りが多くなかなか追い詰められない。終了間際、ピラポンはロープを背負いながら左ミドルを蹴り続けると、最後、健太がパンチ連打で詰めて来たところで、ピラポンはブロックを解除して左肘打ちをクリーンヒットする。健太は右まぶたを切られ出血して終了する。
健太の傷は深かったようで、3R開始直後、健太陣営からタオルが投入され、ピラポンのTKO勝ちとなった。
第9試合 58.5kg契約 3分3R
○須藤誇太朗(フジマキックムエタイジム/スック・ワンキントーン・スーパーフェザー級1位)
×樹(治政館/ジャパンキック・フェザー級2位)
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)
1R、両者ミドル主体で蹴り合いつつ、蹴り足キャッチからの崩しも駆使する。須藤の左右のミドルの強打がやや目立つが、樹も終盤は蹴りを増やし、差を縮める。
2R、樹が左右のミドルを当てつつ、左インローも増やし、随所で右のストレートも絡め、手数差を広げる。最後は崩しも決めて差をはっきり印象付ける。
3R、ややパンチ寄りになった樹に対し、須藤は右ミドルのヒットを増やし巻き返すが、終盤、須藤が首相撲で膝を連打し、最後は右ローも強打し、挽回して終了する。ジャッジは割れ、2者に支持された須藤が判定勝ちした。
第8試合 女子フライ級 2分3R
×芳美(OGUNI GYM)
○NAO.YK(YKジム)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第7試合 61kg契約 3分3R
○岩城悠介(RIKIX/スック・ワンキントーン・スーパーフェザー級2位、元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
×ブーン・sports24(タイ/sports24)
1R 2’36” TKO (レフェリーストップ:右肘打ち)
第6試合 フェザー級 3分3R
×安河内秀哉(RIKIX)
○赤土公亮[こうすけ](D-BLAZE)
判定0-3 (28-29/29-29/28-29)
第5試合 57kg契約 3分3R
○44[シーシップシー]・キアウスア ルークロンタン(リバイバルジム/IMSA日本スーパーバンタム級王者、パトンスタジアムインターナショナルスーパーバンタム級王者)
×タクリ・ロスビン(ONELINK)
判定3-0 (28-27/28-27/28-27)
※1R右ストレートでロスビンに2ダウン
第4試合 スーパーフライ級 3分3R
×荒谷壮太(アントジム)
○赤土剛琉(D-BLAZE)
判定0-3 (28-29/28-30/27-30)
第3試合 62kg契約 3分3R
○大河内佑飛(RIKIX)
×ユウキ・オーチャロンチャイ(Teamクンタップ)
2R 2’29” TKO
第2試合 フライ級 3分3R
○山下夢歩(LEGEND GYM)
×翔夢(teamS.R.K)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第1試合 62.5kg契約 3分3R
○神谷斗夢(SUNRISE GYM)
×伊藤陸哉(BRING IT ONパラエストラAKK)
3R 0’23” TKO





















