5月の世界空道選手権を延期。ロシアのウクライナ侵攻の影響で。長田賢一大道塾塾長「世界大会は世界の塾生が祝福できる形であるべき」
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全日本空道連盟は4日、5月28日・29日に予定していた世界空道選手権の延期を発表した(中止の可能性もあり)。新型コロナウイルス感染対策の水際対策の緩和が進み、同連盟はスポーツ庁等に外国人の入国についてのヒヤリングを行うなど準備を進めていた。だが2月24日からロシア軍がウクライナへ侵攻したことで事態が急変した。両国とも空道が盛んな国で、これまでの世界大会に多数の選手を送り込んでいる。
全日本空道連盟の主管団体である大道塾の長田賢一塾長は関係者に向け、以下のメッセージを発表している。(一部略)
◆長田氏「連日の報道やSNSでの情報でご周知の通り、ウクライナでは毎日一般人も含め多くの人々が戦禍により亡くなり傷ついている映像を目にしています。深夜までSNSでつながっているウクライナ支部の皆さんと連絡を取り合っておりますが、ただただ皆さんの無 事を祈るばかりです。また、ロシアの支部長、塾生も傷つき将来の不安の中にいると思います。年末にもご挨拶させて頂きましたが、塾生の喜びや支部の発展が大道塾の発展です。世界大会は世界の塾生が祝福できる形であるべきです。(中略)
まだまだ、新型コロナウイルスの感染拡大の渦中ではありますが、ウクライナとロシアの戦争状態も含め、武道人としてどうあるべきかが同時に問われていると思います。 闘いを止める。対立軸を作らず全てを受け入れる。そのために自分を高め、あらゆることと共感できる自分のあり方を求める。そのことを、武道を通して一人一人が前に進めることで世の中は変わるのではないかと信じています。大道塾の役割はそこであり、東先生(※編集部注:空道創始者で昨年4月に亡くなった東孝氏)の想いであると思います。(後略)」
なお、世界選手権を予定していた5月28日~29日には、1月に予定されていたもののコロナの影響で中止となっていた「2022全日本体力別選手権」を、予選なし(申し込み書での選考のみ)のオープン大会として、開催することが内定している。
大道塾の飯村健一さんのツイートしていたウクライナの支部の写真は読売新聞のこのぺージですね。https://t.co/QucgdgoISl
5枚目ほどにこの写真。
「ウクライナ南部のマウリポリのシェルターに避難した人たち(2月27日)=AP」との脚注。
奥には吊るされたサンドバッグ、ガラス窓に爆風対策の目張り。 pic.twitter.com/8KRA8SVjpv— BOUTREVIEW/バウトレビュー (@boutreview) March 4, 2022