シュートボクシング 12.26 後楽園ホール:海人「問題なければ大晦日に久保優太選手と対戦したい」|笠原兄弟、MISAKIら直前談話も
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の会員さんがキック・柔術・MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival(12月26日(日) 後楽園ホール)に出場する海人、笠原弘希、笠原友希らのインタビューがSB協会から届いた。
第7試合 メインイベント スーパーウェルター級(70kg)(肘有り) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーウェルター級1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
ジョー・FELLOW GYM(タイ)※ジョー・セイシカイ 改め
第6試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長無制限R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)1位、元SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/KNOCK OUT-RED&WKBA世界ライト級王者)
第5試合 SB日本スーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/1位、元SB日本フェザー級王者)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/2位)
第4試合 SB日本スーパーバンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/王者)
竹野元稀(風吹ジム/1位)
第1試合 SB日本女子アトム級(46kg)初代王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級(48kg)1位、元J-GIRLSミニフライ級王者)
田渕涼香(拳聖塾/RISE QUEENフライ級(52kg)1位)
※ジョーと重森のインタビューは無し
メインに出場する海人「問題なければ大晦日に久保選手と」】
――対戦相手の調整に難航し、ようやく相手が見つかりました。
海人「シュートボクシング(以下SB)協会から年末か26日か確実に試合はオファーすると言われていたので準備はしていました。相手の映像は見ましたが、対策も何もないので今までやってきたスキルを大会までにアップできたらという気持ちで集中しています」
――いつもだと、大会出場が決まってから本格的に練習するのは大会の何日前からですか?
海人「12月の試合がすでに決まっていたのですが、11月のRISE(中島将志戦)で反省点がいっぱいあったので、そこを修正するために練習をすぐに再開しました。今回相手が決まってない段階でしたが、1カ月前から追い込み練習をやり始めていたので誰が相手であろうと準備はできていました」
――12月の試合が終わったら、来年2月の開幕戦出場が決まってますが、普通に練習も再開しますか?
海人「年末年始はジム自体が休みになるのでいつも通りの練習はできないのですが、自主練という形で普通にやります」
――完全にオフな日はあります?
海人「日曜日だけ完全に休むようにしています。祝日があっても練習は休まないですし、みんなが休んでいる時も練習をしないと上にはいけないと思ってやっています」
――そういう習慣はいつからなんですか?
海人「格闘技を本格的にやろうと決めた小学5年生の時からずっとこういう生活をしています。プロになってからも大きな怪我さえなければやり続けています」
――小学校だと修学旅行とか行事ごとがあったらどうしていたんですか?
海人「アマチュア大会後のオフと重なるようであれば修学旅行にいくこともありましたが、そうでもなければ練習を優先させていました。普通は親や先生が厳しくて学校行事を優先することになることになると思いますが。僕自身が臨んで練習していましたし、学校もあんまり行っていません(笑)」
――ちなみに日曜日は何をしていることが多いですか?
海人「釣りか野球です(笑)。日曜日は完全に格闘技から全く離れて自分の好きなこと、遊びを真剣にやるようにしています」
――海人選手とお兄さんの克真さんのYouTubeチャンネル「イケブラ」はいつ撮影されているんですか?
海人「練習中の合間や練習終わりにやっています。兄が仕事と重なっているときは撮影は難しいのですが、極力時間が合うときに撮影しています」
――試合の話に戻しますと、今回の相手についてはどういう印象がありますか?
海人「試合映像を見たら荒々しい攻撃をしてくる印象があります。でも今まで僕が対戦してきたムエタイの選手は凄いキャリアを持った選手が多かったので。そういった選手たちと比べた時にそこまで危険はないなというイメージを受けました。確認した映像だと結構首相撲を仕掛けてくるものだったので、僕は相手の土俵でも戦って組み勝ちたいという想いもあります。それを父に伝えたら『お前はアホやな』と言われたました(笑)。大会が近い中でも僕との対戦を受けたということは僕に勝つ自信があるからであって、ナメられているなと。相手の方が圧倒的に組みが強いというならそれに勝つために切り替えて首相撲の展開でも上回って、相手の心をへし折りたいと思います。ヒジ打ちで一瞬でも終わらせることも考えていて、僕と対戦することを後悔させたいと思います」
――9月のチャンスック・バーテックスジム戦の時は、新しく取り入れているというサウスポー構えで戦っていましたが、今回も取り入れますか?
海人「この1年で色んなことを試してきて、次の試合で全部の成果を出したいと思っているので、サスウポー、オーソドックスのどちらの構えでも見せていきたいと思います」
――今回の試合で新しく試したいこともあるんですか?
海人「ヒジ、ヒザの技術もそうですし、前回の中島戦(11.14RISE大阪)ではパンチが当たっているにも関わらず最後まで仕留められなかったのでそこを見直してきたり、サスウポー、オーソドックスがうまく合致した戦い方ができていませんでしたが、ようやく身に付いてきたのでそこも見せたいです」
――今大会は大会名にある通り、“チャンピオンカーニバル”ということで5つのタイトルマッチが組まれています。そういう中でのメインイベントに抜擢されました。どういう試合を見せたいですか?
海人「タイトルマッチがこれだけあると盛り上がりますし、選手自身も気合いが入っていると思いますが。自分がメインイベンターでこれまでも他の選手との差はしっかり見せてきたので、今回もその差を見せていきます」
――まだ外国人が来日できるかは分からない状況ですが、来年はどういう戦いをしていきたいですか。
海人「今年1年待った結果、コロナの影響で踏み止まってしまった1年だったので、来年こそは次のステップにいきたいと思います。こういう時期だからこそ、未だに交われていない団体の選手と交われば日本の格闘技界は盛り上がると思うので、そういうカードも組んでいただけたらと思います」
――今やりたい相手といえば誰でしょうか。
海人「RIZINに出場している久保優太選手はやれる可能性はありますよね? 久保選手がMMA一本でやっていくというのなら話が違ってきますが、久保選手がやっていただけるなら体重も合わせます。久保選手は野杁正明選手、木村ミノル選手、そして日本人で唯一ジョーダン・ピケオー選手に勝っている選手で間違いなく立ち技のトップ選手で、やれる可能性もある選手なのでアピールしたいです。本当は今年の大晦日のRIZINでやりたかったのですが、色々あったようで不思議な試合が決まってましたよね(苦笑)」
――以前からやりたい相手がいれば、65kg契約でも試合をしたいと言われてましたが、まさに久保選手がそのような魅力ある選手だったと。
海人「はい、65kgまで落とします! MMAルールだと諦めますが、オープンフィンガーグローブで立ち技のルールでもいいのでやります。大晦日の久保選手の相手がやる気のないような動画をアップしていましたよね? もし僕が今回勝って問題なければ、大晦日まで5日間しかスパンはありませんが、その選手の代わりに僕が出てもいいのでぜひ久保選手との対戦を実現させて下さい」
笠原弘希「同じ相手に2度も負けていられない」
重森とは2019年12月の『SHOOT BOXING GROUND ZERO TOKYO 2019』で対戦しており、この時は延長ラウンドで重森のヒジ打ちでカットされ、TKO負けを喫した。2年ぶりの再戦で笠原弘希はリベンジなるか。
――今大会は“チャンピオンカーニバル”と題され、各階級のチャンピオンたちが揃い踏みしタイトルマッチが行われるなか、笠原選手はワンマッチになりました。
弘希「SB日本ライト級チャンピオンの西岡(蓮太)選手は以前から怪我をしていて、今回相手は誰になるのかなと思っていたところ、KNOCK OUT現チャンピオンの重森選手に決まりモチベーションは高いです」
――来年にタイトルマッチは実現するかと思います。すぐにでもやりたかった想いは強いですか?
弘希「やはりそうですけど、西岡選手が全力を出せる時に僕もぶつかりたいですし、焦ってはいないので完治した状態でやりたいと思います」
――西岡選手については選手として見てどのような印象がありますか。
弘希「僕は最近2階級上げました。今までは対戦することは意識していなかった選手なので試合を見ていなかったのですが、最近になって試合を見て思ったことは、結構うまい選手だなと」
――同じ22歳ですが、ライバル視したことはないですか。
弘希「そうですね。階級が違うことで意識したことはありません」
――西岡選手にメッセージはありますか?
弘希「62.5kgのベルトを持っているのは西岡選手ですが、今回その階級の代表として恥ずかしくない試合をするので、僕の強さを見ていて下さい」
――2019年9月にSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチで深田一樹選手に勝利して以降、少しずつ体重を上げてライト級に階級を上げて試合をするのは他の選手と比べても早い方だと思うのですが、ご自身的にパワー、スピードは問題ないですか?
弘希「全然ないですね。今の階級の方が、練習通りの本来のパワーを発揮できていると思います。パワー寄りの戦いになっているのですが、スピード面に関しては対戦相手のスピードに対応できているので特に問題はないと思います。実際、階級を上げてから5戦して3KOしていることからも結果に現れていると思います」
――今回の相手は2年前の12月の『SHOOT BOXING GROUND ZERO TOKYO 2019』で対戦し延長戦でヒジ打ちによるカットでTKO負けしている重森陽太選手との再戦になりました。
弘希「同じ相手に2度も負けていられないのでここでしっかりリベンジしないといけないと思ってます。今までやられた相手に関してはほとんどやり返しているので、あの時から再戦したいと思ってました」
――今までの再戦を振り返ってみると、Phoenixx祥梧には初戦で2RTKO負けでしたが、再戦では3RKO勝ち。深田一樹選手には延長判定で敗れてましたが、再戦では2RTKO勝ちと、再戦では必ずリベンジに成功していますよね。
弘希「再戦に強いという意識は特にないのですが、一度負けたことを無駄にしたくないので、僕はなぜ負けたのかなど色々と考えるようになって成長につながっていると思います」
――重森戦での敗因は何でしたか?
弘希「もちろん重森選手は凄く巧い選手でしたが、自分の作戦ミス、練習の仕方のミスなど自分の中で考えさせられるものがありました」
――前回はヒジ打ちありでしたが、今回もそうなんですか?
弘希「そうですね。僕から同じ条件でやりたいとシュートボクシング協会に伝えました。特に重森選手が相手だからといって、ヒジ打ちを拒否する必要もなかったですし。前回の試合は重森選手のヒジを出したタイミングも良かったのですが、重森選手のヒジに自分で突っ込んだというか、カウンターを取られたので斬られてしまいました。逆にあそこで斬られたことでヒジ打ちの危ない間合いが分かったので得たものは大きかったです。もう同じ過ちはおかさないと思います」
――その試合以降、重森選手は笠原選手と同じく5連勝中です。最近の試合を見られていたら印象をお願いします。
弘希「スアレック選手とのKNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ(2021年7月18日)で判定勝ちした試合を見たのですが、さらに蹴りのパワーがアップしていて、スアレック選手を完封していたので強くなってノリに乗っている印象があります」
――さらに笠原選手はそのスアレック選手に2RTKO勝ちしているのでノリに乗りまくっている感じでしょうか。
弘希「そうですね。調子良くきていると思います。僕は対戦相手が決まったら最初は不安なんですが、練習でその不安をなくし試合の時は自信満々で臨みます」
――どういう試合になりそうですか?
弘希「まだ完全にイメージはできていませんが、勝ちは当たり前だと思います。ダムさんも『前回は作戦ミス。今回はマイペンライ(=タイ語で「心配無い」という意味)。絶対に勝つ』と言っていました」
――今回勝って来年はどういう1年にしたいですか?
弘希「今年重森選手にしっかり勝って、自分が最強だというのを証明したいのでRISEさん、KNOCK OUTさんでも僕の階級でトーナメメントがあるなら制覇していく1年にしたいですね。ここで重森選手を倒したら『KNOCK OUT』では相手がいなくなるので、RISEだと原口(健飛)選手、白鳥(大珠)選手、直樹選手と活躍が目立っていますが、僕もその選手たちにも勝てる自信があります。そして、SB三階級制覇して僕も次期SBエースとしてSBを引っ張っていけるようにしていきたいと思います。弟の友希は今回、二階級制覇がかかった試合になるので、兄弟でSBに名を刻んでいきたいですね」
――三男の直希君も間もなくプロデビューですよね?
弘希「来年の夏ぐらいにはデビューするのではないでしょうか。センスが凄く抜群で努力家です。僕たちがアマチュアの時よりも巧いのですが、身体の線がまだ細いので焦らずにデビューできたらいいなと思います」
――では最後にファンにメッセージを。
弘希「今回はタイトルマッチで盛り上がると思いますが、僕は今回しっかり重森選手にリベンジします。前回、重森選手に負けてから連勝ストーリーが作られています。さらにここから熱いストーリーを作っていくので応援よろしくお願いします」
笠原友希「しっかり倒してさらに強くなっているところを見せ付ける」】
両者はこれまでに2度対戦し、2019年4月の初対決の時は笠原が1RKO勝ち。2度目の対戦となった昨年11月のSB日本フェザー級王座決定戦ではお互いにダウンを奪い合う激闘を繰り広げた末に笠原が4RKO勝ちでベルトを奪取した。二階級制覇を狙う笠原の心境とは!?
――スーパーフェザー級(60.0kg)に階級を上げての初戦で手塚翔太選手とのタイトルマッチが決まりました。最初にこの試合のオファーが来たときはどういう心境でした?
友希「今までに2回対戦している手塚君も階級を上げるタイミングが被ったのですが、絶対にベルトを獲ろうという気持ちがさらに強くなりました。まさか手塚君と3回もやるとは思っていませんでした」
――2度目の対戦となった昨年11月のSB日本フェザー級王座決定戦では、笠原選手が4RKO勝ちでしたが、ダウンを奪い合う大接戦でした。ご自身の感覚でも競った試合だったと思いますか?
友希「そうですね。一発もらった押されてしまった場面もあり接戦になったことで、また今回組まれたのかなと思います」
――手塚選手との初対決は2019年4月。この時は笠原選手の1RKO勝ちでしたが、この時よりも手塚選手の成長は感じました?
友希「あの時よりも身体もできあがっていましたし、気持ちが強くなっているなと。対策もしっかりしてきたのを感じました。でも今回は僕がしっかり倒して、さらに僕が強くなっているところを見せ付けたいと思います」
――今回のタイトルマッチに向けた練習ではどういうところを強化していますか?
友希「全体的に強化していますし、試合では自分のペースで進められるような練習をしています。あと、僕は試合中に気を抜いてしまうことがあるので絶対にそうならないように集中した練習をしています」
――前回9月のポーン・シリラックムエタイジム戦で1Rに、笠原選手が圧倒していたところに不意打ちのパンチをもらってダウンを奪われたことは、その試合中に気を抜いてしまったことが原因でもありますか?
友希「それもあったと思います……。あの時は僕が一方的に攻撃し、油断が生まれ、倒してやろうという気持ちだけが先行してしまい、相手に余力があるにも関わらず何にも考えずにガードせずに突っ込んで攻めてしまったことで一発をもらってしまいました。ポーン戦はそういう自分の悪い点を気付かされた試合でもあったので、勝って得るものが大きかった試合だったと思いました」
――手塚選手にインタビューしたところ、「ポーン戦での笠原選手はまだ階級に適したパワーがないのを感じた」と言われていました。ご自身ではどう感じますか?
友希「あの試合以前にも同じ契約体重でタイ人と試合をしていて結果を残しているので、問題なくパワーは付いていると思いますし、動き自体もいい感じで動けていて、フィジカルトレーニングでずっと強化しているのでパワー不足はないと思います」
――今回のタイトルマッチ前に手塚選手は10月22日にRISEに参戦し、2RTKO負けを喫してしまいました。それについてはどう思いました?
友希「僕と対戦した時は凄く強かったのでいい結果を残してくれると思っていたのですが、KO負けしてしまい素直に悔しかったですね。でも凄く強かったのが伝わってきて、僕は手塚選手はあんなもんじゃないというのを知っているので特に油断はしていません」
――来年はどういう1年にしたいですか?
友希「まずこの試合に絶対に勝つことが前提なんですが、60kgのSBのチャンピオンとして、RISE、KNOCK
OUTといった他団体のチャンピオンをどんどん潰していきたいと思っています。組まれれば他団体のリングでもSBのリングのどちらでも構いません」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
友希「今回の試合はめちゃくちゃ気合いが入っています。しっかり最後まで仕上げて試合に臨み、僕が圧倒し“笠原強い”と思ってもらえる試合内容になるので期待していて下さい」
手塚翔太、3度目の笠原友希との対戦では「KO決着で終わらせる」
手塚は笠原とこれまでに2度対戦し、2019年4月の初対決の時は1RKO負け。2度目の対戦となった昨年11月のSB日本フェザー級王座決定戦ではお互いにダウンを奪い合う激闘を繰り広げた末にまたしても4RKO負けでベルト獲得のチャンスを逃した。再び王座を懸けた一戦に臨む手塚は3度目の正直で笠原を撃破なるか。
――今回タイトルマッチが決まりました。
手塚「友希君とは2回やって負けていて、今回3回目の対戦になるのでタイトルマッチというよりもリベンジマッチとい方が自分の中では大きいです」
――2度目の対戦の後、3度目の対戦もあると思っていました?
手塚「そうですね。いつかやり返してやろうと思っていたのですが、自分は階級を上げてまた友希君も同じタイミングで上げるとは思っていませんでしたが(苦笑)。前回、昨年の11月のSB日本フェザー級王座決定戦ではダウンを奪い合い流れの中、僕は負けちゃったので初対戦した時よりも手応えは凄くありました。またお互いに階級を上げて新しいベルトに挑戦できることを嬉しく思います」
――その時の敗因はどう考えてますか?
手塚「気の緩みでしょうか。ダウンを奪い合う展開の中で友希君は立て直して来て、4R目に攻めようと思っていたところにピンチになった場面があり、そこに対応できなかったことがダメだったと思います」
――その後、笠原選手は順調に勝って現在4連勝中です。最近の試合を見てどういう印象がありますか?
手塚「前回9月のタイ人のポーン・シリラックムエタイジム戦を見たのですが、だいぶパワーが付いているのを感じました。僕もパワーが付いて適応力が付いて噛み合う展開になると思います」
――現在、手塚選手はSBで2連勝中です。SNSを見ていると今注目の選手として手塚選手の名前を挙げている人もいます。ご自身も力が付いていると感じますか?
手塚「凄くありがたいです。試合が終わって反省点ばかりで強くなっている実感はないのですが、前回のタイトルマッチで負けたことが凄く悔しくて、その後は練習に対する姿勢を変えたことが一番大きいのかもしれません。例えば、疲れても膝に手を付かないとか、疲れたところを見せないとかを意識しています。以前は試合中にもそういうところを見せてしまう弱い面があったので修正することを意識しています」
――前回のタイトルマッチの前は志朗選手のBeWELLキックボクシングジムに出稽古に行かれていましたが、今回も行かれているのでしょうか。
手塚「今回は志朗選手が骨折をして手術したばかりなので出稽古に行けてないのですが、今はTARGETさんのプロ練に参加させてもらっています。友希君と同じサウスポーの宮崎就斗選手なのでサウスポー対策で行くようになりましたね。TARGETにはトップ選手が多いので質の高いスパーができ、いい環境でやらせてもらえて嬉しいです」
――今回の試合ではどういう部分に注目してほしいですか。
手塚「どこがというのは特になく、全部を見てほしいですね」
――今回“チャンピオンカーニバル“と題され、各階級のチャンピオンたちが揃い踏みしタイトルマッチが揃っています。他のカードも意識していますか?
手塚「自分が一番盛り上がるタイトルマッチにしたいと思いますし。一番盛り上げられる試合にする自信もあります。KO決着で終わらせる自信もあるので楽しみにしていて下さい」
――タイトルを獲って来年はどういう1年にしたいですか?
手塚「SB王者としてSBはもちろん、積極的に他団体にも出ていきたいですね。前回10月にRISEに出て負けてしまったので、絶対にやり返そうと思います。負けたままでは終われません!」
――では最後にファンにメッセージを。
手塚「今回はたくさんタイトルマッチが組まれてますが、どのカードにも負けないような熱い試合を見せるので応援よろしくお願いします」
植山征紀「竹野とはレベルの差を見せて勝つ」
竹野とは2017年6月に対戦し、判定勝利している植山は再戦でどのような勝ち方を狙うのか。そして王座防衛後に見えているものとは!?
――タイトル初防衛戦がきまりました。現在の調整はいかがですか?
植山「追い込みも終わって順調に良い感じで仕上がっています」
――練習ではどういうことを強化してきたのでしょう。
植山「前回11月のRISE(京谷祐希戦)で負けてから、試合では自分の動きができるようにそこを意識した練習をしてきました。京谷戦では1R中に距離感が合わなかったことで焦ってしまい、自分の悪いことでもあるのですが、そこでムキになって距離感とかも関係なく冷静さを欠けてしまい、自分のやりたいことが全然できませんでした。今の練習では、自分で試合を作っていくことを心掛けてやってきました」
――自分の思った通りの試合展開にはならず、さらに3Rに偶発性のバッティングで試合が止められ、そこまでの判定で負けたことで鬱憤が溜まっている感じでしょうか。
植山「そうですね。さらに地元大阪での試合だったので応援団もめちゃくちゃ来ていたのですが、不甲斐ない試合をしてしまったので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも今回の試合がすでに決まっていたので、すぐに気持ちを切り替えて練習を再開しました」
――今回対戦する竹野選手にはどのような印象がありますか?
植山「2017年に一度対戦した時は頑丈なイメージがあり、ガンガン前に攻めてきて気持ちが強いなと思いました。今はずっと勝っていて(現在5連勝中)、勢いはあるのかなと思います。ですが、今回はしっかりレベルの差を見せて勝ちます。竹野選手は2年間試合をしていない間、僕は4戦してきてやってきた相手も竹野選手とはレベルの違う相手だったので、そこでも差が出ると思います」
――竹野選手はタフさを売りにひたすら前に出てくるタイプの選手ですが、植山選手の強打で打ち砕く自信は?
植山「それもあります。パンチもそうですし、色んな武器を使って心をへし折ってやろうかなと思っています。自分がしっかり試合を作ることをテーマにしているので、今回倒せなくても圧倒したいですね」
――竹野選手は今回のタイトルマッチに相当懸けているようです。
植山「それは僕も感じています。2年も試合をせずに、このタイトルマッチに懸けていてハングリーな気持ちもでかいでしょうし、、そこは僕も十分に分かっているので、油断せずに臨みたいと思います」
――今回チャンピオンカーニバルということでタイトルマッチが並んでますが、どういう試合を見せたいですか?
植山「しっかり盛り上がる試合をします。久しぶりにSBでの試合でもあるので“やはり植山は強い。植山は面白い試合をする”と思われる試合をしてしっかり防衛したいと思います」
――タイトル防衛後に、来年に見据えているものはありますか?
植山「何が何でも勝たないと先がないと思っています。ここで勢いを付けて、他団体にやられっ放しでは終われないので、来年もガンガン他団体に出てしっかりやり返したいと思います。植山征紀とシュートボクシングの価値を上げるだけです」
――植山選手の階級の最強といえば、那須川天心選手です。もうキック2試合を最後にボクシングに転向してしまいます。
植山「僕は最強を目指しているので天心選手とやりたかったのですが……僕は前回のRISEで負けて何も言えません。ここからしっかり勝っていき、言いたいことを言おうと思っています」
――同じ龍生塾の川上叶選手が階級を上げてきたことで、同じスーパーバンタム級にいます。そこは意識しますか?
植山「叶がこのままスーパーバンタム級にい続けるのであれば彼の挑戦を受けます。練習仲間ですが、試合となれば僕は容赦なくやりますよ」
――最後にファンにメッセージを。
植山「久しぶりにホームリングに帰ってきました。しっかりチャンピオンとして差を見せ付けて圧倒して勝つので期待していて下さい。あと、僕のYouTubeチャンネル『SEIKIチャンネル』も開設してますので、ぜひチャンネル登録お願いします!」
竹野元稀、植山は「もうチャンピオンの器じゃない」】
リベンジに燃える竹野は王座挑戦権を懸けたリーグ戦で2019年10月に内藤凌太に勝利し次期挑戦権を獲得した。再戦で得たベルト獲得のチャンスを竹野は物にすることはできるか。
――今回タイトルマッチが決まりました。心境はいかがですか。
竹野「タイトルマッチというものはなかなか来ないものだと僕は思っています。最初で最後のチャンスを絶対に掴み取るために、負けたら引退するぐらいの覚悟を持って、練習も気合いを入れてやってきました」
――前戦は2019年12月の大桑宏章戦です。その後、大阪、名古屋で今回のタイトル戦が組まれたものの、コロナで延期になっていましたが、この2年間で他団体のリングでも試合をしていないのはどういった理由ですか?
竹野「一応、他団体からも試合の話が何度かあったのですが、延期した日程とかぶったのでタイトルマッチを優先したのですが、そのタイトルマッチも延期となり……それでタイミングが悪く、2年間も試合をしていません」
――タイトルマッチを前に2年間のブランクは不安材料にはなりませんか?
竹野「試合間隔は空きましたが、ジムでのミット打ちやスパーリングで全体的に進化しているのを感じていて、この2年間でしっかり強くなったのでそこは問題はありません。技術面では、パンチの種類、引き出しも増えています」
――この2年間で練習内容を変えたりもありました?
竹野「走り込みを増やしました。距離やダッシュの本数も変えていて、身体の面、スタミナ面も以前とは違うと思います。僕はこの大会に出るメンバーの中で一番技術のない選手ですが、気持ち、気負いは他の選手に負けない自信があるので、そこも強化してきました」
――竹野選手といえば、前に出続けるファイトスタイルが特徴的ですが、今まで以上に圧力はかけられそうですか?
竹野「3分5Rフルに手数を出し続けて前に出られます。拮抗した戦いになると思うので、延長戦でもひたすら動ける身体になっています」
――植山選手とは2017年に対戦し、3R判定負けを喫していますが、植山選手にはどういう印象があります?
竹野「植山選手と対戦する前はパンチの強い選手だなと思っていたのですが、実際に対戦してみて自分が思っているよりは、パンチは強くなかったですね。試合では負けましたが、効かされたパンチは特にありませんでした。今回も植山選手のパンチを受けても倒れない自信があるので、僕が倒すか判定までいくかという展開になります」
――植山選手の最近の映像は見ました?
竹野「早いタイミングで今回のタイトルマッチは決まっている中で、前回RISEに出て負けてましたよね。他団体に出るだったらしっかり勝って来いよとは思いましたが、もうチャンピオンの器じゃないですよね。ここ最近の試合も負けている試合の印象が強いですし、今回で連敗させてあげます。植山選手はこの前の試合でも京谷選手のパンチを受けてかなり効いていたと思うので、打たれ弱くもなっている印象があります」
――今回タイトルを獲ったら来年考えていることはありますか?
竹野「今はタイトルマッチだけしか見えてないですし、他のことは考えられません」
――SNSでは仲間たちとランニングしている写真がよくアップされていますよね。
竹野「一緒に練習してきた仲間たちのためにも僕は負けることはできません」
――植山選手に何かメッセージはありますか?
竹野「首洗って待っとけ!」
3度目のタイトル挑戦のMISAKI「これを逃すと私の格闘技人生は終わりという覚悟でいます」
現在3連勝と勢いに乗るMISAKIは、これまでSBのタイトルには2度挑戦してきたが、いずれも敗退している。自身の本来の階級で3度目の正直なるか。
――遂に念願のSBのタイトルマッチが決まりました。オファーが来た時の心境を教えて下さい。
MISAKI「6月の時点でチラッとタイトルマッチの話を聞いていて、いつやらせてもらえるのかな~とずっと待っていました(笑)。実際に発表されたニュースを見て“やっと来たか!”と。私は試合までにあんまり減量しないので試合の実感がないのですが、応援して下さるファンの方々の大会チケットを自分で用意している時に試合があるのを実感していくのでこれからさらに増していくんでしょうね」
――これまでにSBのタイトルには2度挑戦していますが(2018年2月10日MIOに判定負け、2019年7月21日、SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神選手に2RTKO負け)、3度目となるとベルトに懸ける想いは違ってきますか?
MISAKI「1度目はMIOちゃんにシンプルに負けましたが、2度目は試合中に怪我をして負け……今度こそはという想いが強いので、実際に試合になると硬くなりそうだと思います。今回は新階級が設立され、自分の適正階級の46kgでの試合ですし、ファイトスタイルをチェンジしてのタイトルマッチなので過去2回の私とは全然違う気持ちで臨みますし、今までとは全然違う試合を見せられると思います」
――3度目の挑戦ということでプレッシャーはないですか?
MISAKI「ジムの山村(教文)代表からは『MISAKIのためにSBが階級を作ってくれたようなものだから負けは絶対にないぞ』と言われています(苦笑)。自分でも負けられないというのは分かっているので、これがラストチャンス。これを逃すと私の格闘技人生は終わりという覚悟でいます」
――そんな大一番の相手が、強敵の田渕涼香選手となりました。
MISAKI「そうですね。SBのリングに最近、RISEの女子選手がよく上がってきてくれるのですが、あそこまで名前のある選手はSBに来てくれないのでRISEと田渕選手にはありがたい気持ちがあります。強い選手に勝って獲らない限り、ベルトの価値はないと思うので、相応しい相手が用意されて嬉しいです」
――田渕選手に関して、選手としてどういう印象がありますか?
MISAKI「私が今まで48kg契約で試合をしていた時は自分より大きい選手ばかりが相手でしたが、珍しく自分より身長の低い選手です(MISAKIが156㎝に対し、田渕は153㎝)。一発がある選手で、あの小林愛三選手が右ストレートでダウンを奪われた試合は生で観戦していました。一瞬の隙を突いて私も倒されるかもしれないと危機感を持ち、右手にピストルを持っている人と戦うつもりで試合をしないといけないと思います。なんなら昔のようなぐちゃぐちゃした猪突猛進スタイルで攻めた方が安全じゃないかなとは思いますが、それをするつもりはありません」
――手応えはどうでしょう?
MISAKI「山村代表の教えでは追い込みとスタミナ重視の練習がメインでしたが、今は出稽古先のOISHI
GYMでもお世話になっていて、自分の穴をどんどん埋めている段階であり、詳しくは話せませんが色んなことができるようになっています」
――適正階級ということで動きも違ってきます?
MISAKI「48kg契約の試合のときは46.9kgで計量をクリアーしていて、リングに上がる時のサイズ感はそんなに変わらないと思うのですが、私のサイズはそのままで相手のパワーは落ちるというイメージを持って試合に臨む感じになるかと。48kg契約で重い選手を相手に通用していたので、46kg契約だと私のパワーが発揮されて倒せるかもしれないし、圧力を掛け続けられるかもしれません。前回、7月の坂田実優戦の時は45kg契約で練習通りの動きができた上に、48kgでイリアーナ・バレンティーノやイシス・バービックといった海外勢ともやっているので、45kgの選手だと圧力ではこんなものか、これが私の適正階級だなとしみじみと感じてましたね。試合後は身体の疲弊やダメージもなく、猪突猛進スタイルの時の方が試合後はボロボロになっていました(笑)」
――坂田戦後に負傷箇所があって12月にタイトルマッチは延期になっていたとお聞きしました。今負傷箇所は大丈夫なんですか?
MISAKI「肩甲下筋を損傷して、痛みがなくなったら完治とお医者さんから言われていて、もう痛みがないので練習ではパンチをガンガン打ってます(笑)」
――ベルトを獲ったら来年はどういうビジョンが見えてますか。
MISAKI「山村会長からは『SBのベルトを獲らないと他の団体には出さないからな』と言われているので、今はどこの団体にも行けません(笑)。なのでここは絶対に獲ります。SBを盛り上げたいという気持ちは強いですし、私は第二のRENAになりたいので、RENAちゃんと同じくSBで世界チャンピオンになることが夢です。ベルトを獲ってからの1年で他団体に乗り込むなり、RISEチャンピオンの宮﨑小雪選手やBOMの伊藤紗弥選手といった46kgの強い選手を倒して、“そろそろ世界トーナメントを開催してもいいね”とSBに言ってもらえるよう、2年以内に実現させたいと思います」
――対戦をアピールしていたRENA選手とはその後、会話されました?
MISAKI「坂田戦の後にRENAちゃんがわざわざ控え室に来てくれて『今日は良かったやん、』と言っていただけたので、私は『生意気言ってすみません』とは伝えました(笑)。RENAちゃんからは『いつも売名しやがって』と言われて、本気には捉えられていない感じはします(笑)。RENAちゃんは引退撤回してくれたので、2年後でもRENAちゃんが格闘技界にいてさえくれれば、“そろそろMISAKIとやってもいいかな”と思ってもられるまでの期間が延びることになるので、RENAちゃんにこっちに振り向いてもらえるようにひたすら頑張るのみです」
――夢が実現するのを楽しみにしてます。では、最後にファンにメッセージを。
MISAKI「坂田戦から5カ月も空いて、年末にやっとみんなにタイトルマッチを見せられます。変わった姿を見せつつ、試合でも魅せつつ、確実に勝つのでかなり期待してもらって構いません。“怖い、強いMISAKI”を見せられるように強くなっているのでその姿を見に、会場にいらしてください」
SB初参戦の田渕涼香「強かったらどんなルールでも勝てる」
2020年12月にはプロ4戦目でRISEQUEENフライ級暫定王者・小林愛三からダウンを奪うアップセットを起こし一躍名を馳せた田渕がSB初参戦でタイトルマッチに大抜擢。MISAKIの野望を砕くのか。
――今回SB初参戦になります。これまでの格闘技歴を教えて下さい。
田渕「私が3歳の時に兄2人(次男の田渕神太はアクセルバンタム級王者)が入門するというので、拳聖塾に一緒に入門し空手を始め、もうキャリアは18年になります。小学1年生の時から数えると500戦ぐらいして、家にはたくさんのトロフィーがあります。高校生の時に総極真全日本チャンピオンシップで2度優勝、極真会館の全国大会で優勝したりと、全部で100回以上の優勝経験はあります」
――お兄さんもプロで試合されていて21歳で30戦近い戦績があります。兄弟揃って物凄い試合数をこなしていますね。
田渕「3日連続で全く違う空手の大会に出たことがありますし、それ以外は2日連続、一週間に1回の試合間隔でやるのは自分にとって普通のことです。去年12月に小林愛三選手と対戦した2日後に元々出場予定だったJKJO全日本空手道選手権大会に出て、一般女子中量級で準優勝しました」
――なぜそこまで試合をこなすんですか?
田渕「強くなりたいから格闘技をしているわけであって試合が続くからという理由や、相手が強いからという理由で試合に出ないというのは師範の教えにはありません。やはり道場でスパーをやるよりも試合に出て実戦経験を積むことが強くなる近道だとも教えられています。ちなみに試合でのケガは打撲ぐらいで、骨折などの大きなケガをしたこともありません」
――ちなみに12月26日のシュートボクシング(以下SB)の試合の前後に空手の試合予定は?
田渕「SBの大会の前に試合の予定はないのですが、来年1月9日に極真会館中崎道場主催のオープントーナメント極真空手大阪大会で型と組手の両部門に出ます」
――もうすでに試合の予定が決まっているとは……。今回SB初参戦が決まって心境はいかがですか。
田渕「相手はSBのエース格の選手なので緊張はしてますが、師範の教えでは『強かったらどんなルールでも勝てる』と言われているので問題はありません。SBでもしっかり勝ちたいと思います」
――今までにSBルールのように立ち関節技や投げ技の認められた試合経験はありますか?
田渕「今までにそういうルールは経験したことがないのでそこが楽しみでもあります。今はSBルール対策をしつつ、自分のスタイルで戦えるように練習しています。あと兄が何度かSBの大会に出ているので、どういう部分で気を付けるべきかを兄と師範にも教えていただいています」
――SB初参戦でタイトルマッチに抜擢されたことに関してはモチベーションも高いですか?
田渕「そうですね。やはりどんな選手もタイトルマッチというのは憧れの舞台なので恥じないようにしっかり戦いたいと思います」
――対戦するMISAKI選手にはどのような印象がありますか?
田渕「とにかく前に圧力をかけてくるイメージがあります。あまり詳しいことは言えませんが、戦いやすい相手だと思います」
――田渕選手は今まで上の階級での試合が多く、今回46kg契約での試合になります。この契約体重はご自身にとって戦いやすい階級になりますか?
田渕「今まで減量するのは1、2kgぐらいしてきて、46kgでの試合は初めての試合になるので、自分がどこまで変わるのかが凄く楽しみです。上の階級での試合になると相手との体格差はどうしてもでてくるのですが、階級が下がれば身長差もなくなり、似たタイプの体格の選手が相手になるので戦いやすいのかなと思います」
――来年はどういう1年にしたいですか?
田渕「SBのタイトルを獲って、RISEさんなど他の団体のベルトも狙っていきたいと思います。師範の教えには、戦いに階級差は関係ないものなので、自分の階級でまずは結果を残していき、SBでは憧れのRENA選手と戦えることも目標にしていきたいと思います」
対戦カード
第7試合 メインイベント スーパーウェルター級(70kg)(肘有り) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーウェルター級1位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者)
ジョー・FELLOW GYM(タイ)※ジョー・セイシカイ 改め
第6試合 セミファイナル ライト級(62.5kg)(肘有り) 3分3R(延長無制限R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)1位、元SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/KNOCK OUT-RED&WKBA世界ライト級王者)
第5試合 SB日本スーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/1位、元SB日本フェザー級王者)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/2位)
第4試合 SB日本スーパーバンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/王者)
竹野元稀(風吹ジム/1位)
第3試合 SB日本スーパーライト級(65kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
村田聖明(シーザージム/1位、元SB日本スーパーフェザー級王者)
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/2位)
第2試合 SB日本バンタム級(52.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
伏見和之(RIKI GYM/2位、元SB日本スーパーバンタム級王者)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/3位)
第1試合 SB日本女子アトム級(46kg)初代王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級(48kg)1位、元J-GIRLSミニフライ級王者)
田渕涼香(拳聖塾/RISE QUEENフライ級(52kg)1位)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival
日時 2021年12月26日(日) 開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ローチケ LIVE STREAMING(生中継/2,500円+手数料308円)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日券は各500円Up
チケット販売 チケットぴあ イープラス 後楽園ホール シュートボクシング協会 SB公式ネットショップ
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org